若草学園の実践ブログblog

家族の支え

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 私の母は還暦を迎え、昨年10月末に退職しました。職場からも「まだいて欲しい」と言って頂き、私から見てもまだまだ元気に働けるのにと思ったのですが、「しばらくはゆっくりしたい。」と、今まで時間がなくて出来なかった家のリフォームを依頼したり、趣味を楽しんでいます。

母はガーデニングが好きでいつも玄関先には季節の花々が綺麗に咲いています。

近所の方や散歩で通られる方に「ここはいつもお花が綺麗ねー!」「いつもここを通るのを楽しみにしてるとよ☺︎」「ここが見たくて1日に何回も通るとよ♫」と声を掛けてもらいます。

母が趣味でしていることですが、周りの方々にも、見て温かい気持ちになってもらえることは私としても嬉しく思います。

手芸も得意でエプロンやワンピース等色々なものを作ります。

私も仕事でエプロンを着ていますが、全て母の手作りです

(私はそんな母の性格とは真逆で、大雑把で飽きやすいので観葉植物も上手く育てられず、結局実家に持って行き、育ててもらうほどです(笑))

実家のすぐ近くに私は娘と住んでいますが、自宅にいても私が帰るまで一人になるので、学校が終わり、私が迎えに行くまで実家でお世話になっています。

 

 88歳の祖母は最近は身体がきつく横になっていることが多くなりましたが、娘が帰ってくる時間になるとおやつを用意し、一緒に食べることを楽しみに娘の帰りを待ってくれています。

毎朝寄り、顔を見て仕事に行くのですが、「今日は何時に帰ってくる?」と下校時間を尋ね、娘が時間を過ぎても帰って来ないと心配して何度も玄関から覗いているようです。

朝は必ず「今日も頑張ってねー。運転に気をつけてねー!いってらっしゃーい!」、帰ってくると「おかえりー!遠かけん大変ねー。今日もご苦労様。」と声をかけてくれます。

疲れている時は特にこの言葉がすごく有り難く感じます。

娘も祖母が大好きで、一緒に歌を歌ったり、トランプをしたり、一緒に過ごす時間を楽しみにしています。

そんな母や祖母からたくさんの愛情を受けて育った娘も、4月から高校生になります。自宅から通うことは難しいので、寮も考えましたが、数年後、進学や就職で離れなければいけない日が来るかもしれない、一緒にいれる間は出来る限り一緒にいたいと思い、高校に通いやすい所に引っ越すことを決めました。

母も祖母も娘のことを思い、賛成してくれていますが、毎日会っていたので寂しくなると言っています。

 今の職場は、子育て世代の私にとって、とても働きやすい環境です。人間関係もよく、毎日やりがいを感じながら楽しく仕事が出来ています。子どもたちと過ごせる毎日は本当に幸せです♡

 しかし、こうやって仕事が出来るのも家族の支えがあってこそです。家族への感謝の気持ちを忘れず、これからの娘の成長も楽しみながら、家族で一緒に過ごせる時間を大事にしていきたいと思います。

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 宇藤