若草学園の実践ブログblog

「まっいいか!」

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猛暑・コロナ禍の中、子ども達は夏休みを迎えています。

例年にない工夫が必要な毎日が続いています。

公園や買い物への外出を自粛している状況の中、宿題・ゲーム・運動・プール・趣味の作り物などをしてなんとか一日を過ごしている子ども達です。

この状況は、学園の子ども達だけではなく家庭で生活している子ども達も大人も工夫しながら頑張っている日々だと思います。

 

さて、子ども達との遊びの中、特に勝ち負けが結果として出てくる遊びがありますね。

たとえば、じゃんけんやくじ引き、競争など。

どうして子どもは、負けるとこの世の終わりのように悔しがり、泣いてすねて、楽しいはずの遊びも暗い雰囲気になってしまいます。

こんな時どうしたものか?と考えながら気が収まるまで時間をかけて説得したり、違う遊びに切り替えたりと色々思考錯誤をしていました。

切替える事が難しい子ども達は、きっとつらい経験として残るのでしょう。

 

そんな時、あるネットの情報で「そういう事か」と納得する記事を目にとめました。

子どもとの遊びでじゃんけんをして初めは、わざと負け「まっいいか」を何回か繰り返し、

今度からは、普通にじゃんけんする事にし当然、勝ったり、負けたりする状況が発生します。

その時、勝った時は喜んでみせ、負けた時は「まっいいか」と大人がリアクションを変え、子どもが負けた時に悔しがったら「まっいいか」じゃない?と促しながら、そうだった「まっいいか」だったと自分のなかで消化出来る様な関わりをすることも一つの方法であり、そのことがすべてではない、他の選択肢もあるんだと学ぶ機会にも成り得るという事が記載されていました。遊びを楽しくする方法は、色々あると思いますが「たのしかったあ」と心から笑顔を見せてくれるよう私達も工夫し、この自粛生活を乗り切っていきたいと思います。

 

                               入所部 山下