若草学園の実践ブログblog

一歩ずつ成長

カテゴリー:若草学園の実践ブログ

 

入職して丸2年が過ぎました。私自身にとっての2年と園児にとっての2年は大きな差があります。大人は年取り子どもは日々成長!大きな違いです。子どもの成長は体もそうですが、心も大きく成長が見られます。特に今年の夏は猛暑と感染症で施設内で過ごす事が多く、係わる時間が多い中で、高等部のMさん夏季休みの前に「あ~暇」と呟いたところ、学校の先生から手芸の材料を貰ったけどどうしたらいいのと担当の職員に相談しカゴを編んでいましたが、プラスチック素材のバンドはとても扱いにくいし接着剤もつきにくいと大人でも苦戦する素材でした。職員もいろいろ試行錯誤しましたが、先生からせっかくもらったものだからと少しづつ小さなカゴを作成していました、その後、色んなアイデアを出し皆で取り組みました。2年前のMさんだったらここまで取り組めなかったと思います。毎日1時間かけて通学し本人は気付いていないかも知れませんが、大きく成長した姿が垣間見れました。学校が始まり出来上がった作品を先生に持って行くと「あーきれい、家に飾ってもいい、他の先生にもあげるね」と言われたと嬉しそうに報告してくれました。又、昨年の6月園にやってきたIくんは入所時、全く言葉を発する事は無かったのですが、8月で4歳になり今ではハッキリした単語やなん語ではありますが、きちんと紐付けできる単語を話すことが出来るようになりました。これは日々関わるスタッフがこまめに話しかけたり、他のお兄さん、お姉さんのかかわりであっという間に言葉を覚えたのではないでしょうか。まだまだ感染症で今まで通りの生活は戻りませんが、職場で係われる子ども達の成長に元気を貰いながら今年も残りあと4ヶ月過ごして行こうと思います。 

                                                                    

 

 

         入所部 看護師 米村郁子