令和2年ももうすぐ終わります。
今年を振り返ると今までで一番手洗い・消毒・うがい・マスク着用の回数が多かった一年ではないでしょうか?
今までにない「自粛」生活を経験したのも初めてでした。不安と恐怖、苛立ちを抱えながらの慣れない生活をもう一年近く送っています。
学園でも外出・帰省の希望も叶えることが出来ない時もありました。子ども達も世の中の状況を感じとりどうしても外出する・帰省すると不穏になる事は少なかったのですが、「家に帰りたい」と泣き叫びイライラをぶつけてくる子もいました。
そんな時、現場の職員は「そうだね、帰りたいよね。でももう少し頑張れるかな?」と励まし保護者に電話をしたり、手紙を書いたりしながら家庭と繋がって子どもたちを支えています。
いつもみんなの事を見ているよ、思っているよという気持ちで子どもたちに何気ない事でも話しかけたりして支えているつもりでいました。
「つもり」というのは、先日の登校時「なんかきついと?」と子どもに声を掛けられ??
でしたが、少し疲れが出ていたときだったと思います。そんな変化も見ていてくれるんだと優しい言葉に涙が出そうになりました。
その後も甘酒・生姜湯なんか飲んだら元気になるよなど気を使ってくれます。
そんな、優しさを大事にしながらこの自粛生活も「いっぱい話せたね」「いっぱい笑えたね」
と話せるように意味のある関りをもっていきたいと思います。
入所部 山下