小さな子どもがよく使う言葉。
「あんなもの欲しくないもん」とか、
「〇〇ちゃん、大嫌い!」とか・・・。
それを聞いた大人が、
「そう、□□なんて欲しくないんだね」
「そっか、〇〇ちゃんが嫌いなんだね」
と、答えたらどうでしょう?
子どもは、きっとこう思うでしょう。
「この人、私の気持ち(心)、何もわかっていない」と。
感情と事実(言葉)は異なることがあるのです。
私達は、自分の複雑な心境を、本当に正しく言葉で表現できているでしょうか?
どうしようもなく、深く傷つき悲しい時、私達は言葉で表現するものでしょうか?
相談支援を行う中で、常に意識しておかなければならない大切なことの一つです。
ご利用者さんの言葉だけを拾うのではなく、
「ご利用者さんの言葉に依らない心の声に耳を傾けられているか」
「ご利用者さんの奥にある色々な思いを感じ取れているか」・・・を常に意識した相談支援、プランの作成を行っています。
言葉の奥にある心を観ること、
感じることができる自分であること。
その意識を持っていれば、相手に対する言葉、態度というのは、きっと変わっていくと思います。相手に興味をもつこと、関心を持つことが、寄り添うためのスタートラインだと感じます。
心に寄り添い、心の声が聴ける相談員でありたいと思います。
相談支援センターいちばん星
伊豆野良栄