若草学園の実践ブログblog

「心の声」

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小さな子どもがよく使う言葉。

 

「あんなもの欲しくないもん」とか、

「〇〇ちゃん、大嫌い!」とか・・・。

 

それを聞いた大人が、

「そう、□□なんて欲しくないんだね」

「そっか、〇〇ちゃんが嫌いなんだね」

と、答えたらどうでしょう?

 

子どもは、きっとこう思うでしょう。

「この人、私の気持ち(心)、何もわかっていない」と。

 

感情と事実(言葉)は異なることがあるのです。

私達は、自分の複雑な心境を、本当に正しく言葉で表現できているでしょうか?

どうしようもなく、深く傷つき悲しい時、私達は言葉で表現するものでしょうか?

 

相談支援を行う中で、常に意識しておかなければならない大切なことの一つです。

ご利用者さんの言葉だけを拾うのではなく、

「ご利用者さんの言葉に依らない心の声に耳を傾けられているか」

「ご利用者さんの奥にある色々な思いを感じ取れているか」・・・を常に意識した相談支援、プランの作成を行っています。

 

言葉の奥にある心を観ること、

感じることができる自分であること。

 

 

その意識を持っていれば、相手に対する言葉、態度というのは、きっと変わっていくと思います。相手に興味をもつこと、関心を持つことが、寄り添うためのスタートラインだと感じます。

 

心に寄り添い、心の声が聴ける相談員でありたいと思います。

 

相談支援センターいちばん星

伊豆野良栄