若草学園の実践ブログblog

今年度を振り返って

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年明け以降、県内全域において新型コロナウイルスの感染が拡大したことを受け、1月14日に県独自の緊急事態宣言が発令されました。その結果、1月中旬以降、感染者数は減少傾向となり、解除はされましたが、病床使用率については予断を許さない状況が続いています。皆様も先の見えない生活に不安を感じ、不要不急の外出を避け、色々と制限のある生活が続き、ストレスを感じていられることだと思います。当たり前に感じていたことが、当たり前ではなく有難いことなんだと感じることも多いのではないでしょうか?

おひさまでの活動も恒例になっている公園外出や外食など、子どもたちが楽しみにしているイベントを今年度はお弁当の日にしてテラスで食べたりと「出来ない」で終わらせるのではなく、どうやったら今までと近い形で「出来る」のかをスタッフで検討し、実施してきました。

昨年の4月に緊急事態宣言が発令され、利用を自粛された家庭もありました。利用したいけど不安…家庭で過ごす時間が多くなり生活リズムが崩れている等、家庭から様々な相談を受け、それぞれに必要な家庭支援グッズをお渡しさせて頂きました。

切り替えや先の見通しを持って生活できるようにスケジュール、手先の巧緻性や集中力を養う手指トレーニンググッズ、楽しみながら口腔機能を高めるグッズなどスタッフや保護者の方と話をしながら作成し、家庭で使って頂く中で内容を改善したり、ステップアップさせていきました。

「出来ることが増えてお手伝いに繋がりました」や「見通しを持って生活することで良い習慣が身についてきました」等、嬉しい声もたくさん聞くことができ、家庭と連携して取り組んでいくことの大切さを今まで以上に感じた1年でした。

私たちは「子どもたちにとってどうなのか?」「私たちが出来ることは何か?」を常に考え、子どもたちと関わっています。得意なことはもっと伸ばし、苦手なことは今どこまで出来るのか、どこが難しいのか細かく分析し、アプローチしています。子どもたちが持っている力を、社会で発揮できるようにこれからも丁寧に関わっていきたいと思います。

私たちは保護者さんの思いをどんどん聞かせて下さい。そして子どもさんの成長のお手伝いをさせて下さい。今やっていることが将来に繋がっていきます。日々を大切に…一緒に子育てを楽しんでいきましょう😊

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 宇藤