若草学園の実践ブログblog

プチ★プチ運動会

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夏休みに突入してしばらく経ちました。

始めは夏休みになって喜んでいた

子ども達の中から少しずつ

「あ~暇~」

と言う声が時々聞こえるようになりました。

 

ある日、学園が購入した荷物が届きました。

結構大きい荷物だったので、

大きな段ボールをゲットすることに成功!

 

「これキャタピラにできるんじゃない?」

と誰かが言った言葉から

小学生の男の子の目が輝きだしました。

 

「え!じゃあそれで運動会しよう!」

 

職員と一緒に段ボールをガムテープで

貼り付け始めた子ども達。

早く運動会をしたくてたまらない様子。

 

「誰が一緒にするのか確認してね」

と伝えると

「一緒にする?」

と声をみんなにかけ回っていました。

 

参加する、しないで少しトラブルもありましたが、

準備が完了しプラザに早速移動。

 

「ゴールはどうする?」

「ここからスタートね」

とみんなで話し合いながらワイワイ盛り上がっていました。

 

そこで、「タイムを計ってみようか?」

と声を掛けると

「うん!」

といそいそと準備してキャタピラーの中に入っていました。

 

キャタピラー競争、かけっこ、ドッチボール・・・

自分たちで考え、楽しい運動会をすごしました。

 

子ども達の発想は面白いです。

ただ、やっぱり自分が経験した事からしか

発想は生まれません。

だから、「こういうやり方もあるよ」とか

「こうしてみたら?」というアドバイスを貰った時

「新たな発見!!」

というように目を輝かせ、

そこからもっと工夫をしていく

柔軟な考え方を子ども達は持っています。

そこで私は、何でも大人が

1から10まで決めてあげることが大事ではなく

子ども達がより楽しくなるように

スムーズに進める事が出来るように

ヒントやアドバイス、違った視点での考え方を

伝えてあげたり、場を整えてあげたり

そんなちょっとした後押しやサポートを

することも大事なんだなと感じました。

 

今後も子ども達の声も聴きながら、

サポートをしていきたいと思います。

 

 入所部 名前 藤本絢