若草学園の実践ブログblog

ガラケー

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ある日、我が家の片付けをしていると昔使っていた携帯電話(ガラケー)が出てきました。

我が家の4歳の息子はそれを見て、「これ電話なの?」とキョトンとした表情をしていました。

そんなタイミングであるお笑いコンビが「ガ~ラケ~ ガ~ラケ~ パ~カパカできる~♪」

というネタをテレビでやっていました!

息子はそのネタをみて「これと一緒じゃん!!」と

まるで自分が流行の最先端の物を持っているかのように大興奮!

スマホ世代に生まれた息子にとってはガラケーがなんとも新鮮に見えたのでしょう😊

それから、休日出かける時はいつも息子のポケットに

(私にとっては今は使えない)ガラケーが入っています💕

でも息子にとってはとってもとっても大事なものなんですよね✨

 

そして先日、テレビで情報番組を見ていると『絶滅危惧動作』という企画をやっていました。

動作のイラストを見て何をしている動作かを推測するのですが、

過去の(しかも数年前の)自分がやっていた動作にも関わらず、

現在の生活の中で行わないとなかなか思いつかないものですね💦

その中には携帯電話がつながりにくく、電波を探して携帯電話を頭上で振る動作や

車の窓をノブを回して開け閉めする動作、カラオケで分厚い歌集から選曲し、

リモコンを操作する動作などがありました。

 

私が感じることや考えること、価値観などはあくまでも自分の基準です。

年齢や立場、生活環境やこれまでの経験などが異なれば

物事の感じ方や考え方、価値観は違って当然です。

普段から「先入観や固定概念にとらわれずに」と心がけているつもりですが、

ついつい自分目線になっていたなぁと気付かされました。

大人の考えや知識、経験が必ずしもいつも正解ではなく、

日々の子どもたち(我が子も含め)の反応や言動、疑問などからハッとさせられることや、

再認識されられること、忘れかけていた思いを思い出させてくれるきっかけになることが

たくさんあります。

これからもニュートラルに物事をとらえ、子どもたちの発想や考え方を大切にしながら

支援をしていきたいと思います。

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 佐藤朱加