今年度から入所部の心理担当職員となりました、公認心理師の霍田と申します。
入所部に配属されて早半年・・・子どもたちのエネルギーに圧倒される毎日です。
学校から帰ってきた子どもたちに「おかえりなさい」と声をかけると、明るい声で
「ただいまー!」と返ってきます。元気な返事を聞くと“今日も楽しく過ごせたのかな”と私自身も少しホッとします。けれど時々、「あー疲れたー」と少し暗い表情で返事が返ってくることがあります。
きっと生活の中には、新しいことを学ぶ面白さ、お友だちと遊ぶ楽しさなどあると思います。しかし反対に、学習内容を上手く習得できなかったり、お友だちとケンカをしたりと、子どもたちも様々な経験や感情の中で一生懸命に生活をしているのだろうなぁ…とも思います。
楽しいことや好きなことと、嫌なことや辛いことのバランスが崩れ、ストレスが日々積み重なっていくと、イライラしやすくなったり、体調を崩したりなど、心や体の不調に繋がっていきます。しかし、生活の中にある様々なストレスは大人になるにつれて無くなっていく訳ではなく、これからも付き合っていかなければならないことです。そのため、ストレスを乗り越えるための工夫を身に着けていくことが大切です。
慌ただしい毎日ではありますが、「今日の学校はどうだった?」と帰園した子どもたちと何気ない話しをし、嫌なことを吐き出す機会を作ることを心掛けています。想いを言葉にすることが苦手な子どもたちも多いので、体を動かすことや好きな音楽を聞いたり、制作をしたり、ゆっくり休んだりと、言葉以外で発散できるものを提案したり、一緒に取り組むこともあります。すると、「イライラする。話そう」と声をかけてくる子どもたちも、少しずつですが増えてきたように感じます。
子どもたちがストレスと上手に付き合っていく力を少しでも身に着けていけるよう、これからも寄り添いながら支援していきたいと思います。
入所部 霍田