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災害が起きて感じたこと

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 令和6年になり1ヶ月が経過しました。そして令和6年の幕開けと同時に石川県において地震が発生しました。この1ヶ月間、石川県の地震関連ニュースを耳にしない日はありません。

地震、津波、それらに伴う火災、土砂崩れ…テレビで見た鎮火後の様子は、まるで戦場のような状況でした。寒い地域での寒い時期の避難生活…言葉では言い表せないほどの状況だと感じます。そして、熊本地震を経験しているからこそ感じることが多くあります。ライフラインの、特に水がないことの大変さ、道路状況が悪い中での移動は何倍もの時間を要すること、助け合いのありがたさ、日頃の訓練の重要さなど他にも色々とありますが、その時の思いが蘇りました。

 

その中で、熊本地震の時とは異なり、現職の相談支援専門員として考えたことがあります。昨年11月、菊池圏域の相談支援部会に参加させていただいた際、BCPについての内容が取り上げられていました。2024年度から義務化させられるためですが、約2ヶ月後にこのような大きな災害が発生するとは思ってもみないことでした。

 相談員として、地域で障害福祉サービスを利用して生活されている方々と関わらせていただいていますが、視覚・聴覚・身体・知的・精神など様々な障がいの方々、またはそのご家族が避難所において、集団で避難生活を送ることはとても大変なことだと思います。もしまた、大きな災害が起きたら…ということを考え、今後の聞き取りの時には、以前の熊本地震の時にどのような避難生活だったのか、その際に不便だったこと、不安だったことは何だったのかを聞き取り、いざという時のために活かせるよう把握していきたいと思います。

 

相談支援センターいちばん星 廣瀬