若草学園の実践ブログblog

おもちゃのやり取り

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先日、二人の孫と遊んでいた日の出来事で気付かされた事を書きたいと思います。 

私を含め三人でピタゴラスを組み合わせて遊んでいたところ、妹が手に持っていたパーツを上の子が黙って取り上げてしまい妹は号泣という兄妹でのトラブルになってしまいました。上の子に「まだ遊んでいたよ。使いたい時は貸してて言うんだよ。貸して、いいよが出来るかな?」と伝えましたが「まだ使ってる」と言い貸してくれませんでした。そこで、やり取りの練習をしてみました。

私が「貸して」と伝えると「嫌よ」と。(-_- 「だったら、いつ貸してくれる?いいよて言って欲しいな」と伝えると「まだ遊んでいるから嫌だー」と答える上の子。(よく考えたらそうだなー、まだ夢中になって遊んでいるよね)と思い、下の子にはお絵かきをしようと歌を歌いながらアンパンマンのお絵描きを促し他の事に興味を持っていったのですが・・・ これで良かったのかは分かりません。下の子と絵を書いたり上の子とピタゴラスをしていると突然、「はい、どうぞ」と丁寧に妹に渡してくれました。「かせたねー。えらいねー。ほら、喜んでいるよ。皆で一緒にすると楽しいねー」と上の子を褒め、下の子には「お兄ちゃん、かしてくれたねー。待つことが出来てえらいねー」と褒めると上の子は鼻の下を伸ばし照れ、下の子は手を叩いて喜んでいました。 褒めるって本当に大事ですね(^o^)

私たち大人は(おともだちとおもちゃのやり取りが出来るのかなー、トラブルになってないかなー。やり取りが出来るようになって欲しいな。)と思いや願いがありますが、子どもがそのおもちゃで満足しないと貸すことは難しく、言葉の意味の理解もどうかな?と思う所がありました。やり取りを伝えるのは大切な事ですが、強制では無くスムーズに貸し借りが出来るようなその子に合った声掛けや、満足と思える空間を作ってあげるのが大切なのかな?と私自身が振り返りや課題が出来た孫子守りの一日でした。

                                                       通所部 藤本