若草学園の実践ブログblog

「伝え方の工夫」

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梅雨明けが待ち遠しい日々ですが、いかがお過ごしでしょうか?

4月より育休から復帰しました、東と申します。

長い期間職場を離れていたことで、復帰が近づくと不安でいっぱいでしたが、明るく迎えてくださった職場の先生方や、元気いっぱいな子どもたちのおかげで充実した日々を送らせてもらっています。

そして何より、初めての保育園生活で慣れない環境の中、息子も頑張っているかと思うと、より一層私も前向きになれています。

 

おもちクラスで活動を行う中で、活動の内容を説明する際にも、口頭で説明すると伝わる子や、絵にかいて説明すると理解できる子、実際に目の前でやってみせるとより理解が進む子など、一人一人捉え方も違います。日々、どう説明したら伝わりやすいか職員同士で相談し合いながら考えています。

そんな中、伝わって嬉しかった出来事がありました。普段から、歯磨きが苦手なA君、その日も歯磨きの時間になりますが、なかなか気が向かず、「ダメ」「行かない」と言う姿が見られていました。そこで、エプロンシアターを持ってきて、ばい菌や虫歯を見せながら「ご飯食べた後に歯を磨かなかったら歯がこんな風になるよ」と声を掛けると、「はっ!」としてすぐに歯磨きに行ってくれました。どうして歯を磨かないといけないのか伝わったんだと感じ、私も嬉しく思いました。「歯磨き出来てえらかったね、これでばい菌さんいなくなったね」とたくさん褒めると、次の日も歯磨きに行ってくれました。

 

一人一人への伝え方を工夫する事で、自分で出来る力を伸ばすことが出来ると改めて感じた為、日々の活動の中で子どもを観察し、伝え方を工夫していきたいと思います。

 

通所部 東