「目指せグリーンランド!」(しらかわっこクラブ)
早いもので今年度も残すところ1ヶ月。そして3月といえば卒業シーズン、学童に来ている6年生達も学童で過ごす時間が残り少なくなってきました。ある日6年生の子が
「先生、6年生でどこか行きたい」
と言ってきました。と言うのもコロナ禍以前は毎年6年生達のお別れ行事としてラウンドワンへお出かけをしていたんです。初めは自分達の行きたい所に行くというものだったんですがラウンドワンに行くのが恒例になっていました。コロナも落ち着いてるし行けると思うよと話しをすると
「私達、グリーンランドに行きたい!」
この一言からある壮大なプロジェクトが始まったのです。
なんと予め6年生で話し合いをしていたらしく満場一致でグリーンランドに行きたいとなったようです。しかしラウンドワンと比べると距離もありますし何より予算的な話しも…💦
しかし!子ども達の想いを簡単に無下にはしません!そこで何よりもまず園長先生に話しをしてみよう!という事で
「私達6年生のお別れ行事でグリーンランドに行きたいんです!」
とお時間をいただき直接相談に向かいました。
「グリーンランドって入場料どのくらいかかるの?」
「入場料が1000円で、フリーパスが4000円です」
と下調べもバッチリ、さらに驚いたのは
「フリーパスじゃなくても良いんじゃない?そんなに沢山乗れるかなぁ?」
という質問にも
「前に家族で行った時は冬休みの平日だったけど10個以上乗れて、計算したらフリーパスの方がお得でした」
そこまで考えていたとは私もびっくり!
「今日の所は1度考えさせてね」
と園長先生に言っていただき終了。
「ダメとは言われなかったね」
と6年生もホッとした様子。しかしここでひとつ投げかけてみました。
「フリーパスが高いの気にしとらしたよね、どうしたら良いよって言われるかなぁ」
と聞いてみると
A「自分達でちょっとお金だしたら良いのかな?
」
B「でもそのお金はどこから用意するの?」
A「えー私はおばあちゃんに、お金ないんだーって言ったら小遣いもらえる(笑)」
C「皆の分ないじゃん!」
とあーだこーだ言っていると
B「あっ💡」
ここで天啓が!
B「なんか売ったら良いんじゃない?」
A「ぐる○る倉庫とか?」
C「私なんも売るのないよ」
B「じゃあお菓子でも作る?あっ!学童ポップコーンの機械あるじゃん!」
A「私わたあめ作る機械あるよ、いらないタオルとかも売っちゃえばいいかな?」
「いいね!」
こうして、グリーンランドに皆で行こう大作戦が始まったのです!そして決まってからの行動が早い早い、自分達で分担して材料を買っていたり、そのレシートの管理もしっかり行っていて売上からお金返そうと計画をしていました。
しかし少し突っ走り過ぎて
「明日早速やるよ!」
とすぐにも販売を初めそうな勢いだったのでそこは一旦私からのストップ!園長先生に許可もらってないし、お店やるのにも保健所で許可がいるんだよ、と話しをすると
「そっかぁ色々あるんだねぇ」
そして再び園長先生のもとへ
園長「それでは、プレゼンをどうぞ」
「プ、プレゼン!?」
園長「皆がやりたいことを私に説明してください」
「あぁはい」
手に持っているノートには私が言わずとも何の為に販売をするのか、何を売るのかしっかりと書いてあったので一生懸命説明をする女の子。私も立場上プレゼンをする機会は多いので6年生達の緊張がとてもよく分かります。するとそこで
園長「男の子達は何をするのかな?」
とちょっとボーッとしていた男の子達へ話しをふってくださいました
「あ、あぁ僕達は宣伝やポップコーンを作る手伝いをします」
園長「なるほど、でも手伝いじゃないよ?皆で行きたいんでしょう?貴方たちも主体的に頑張らないと」
と言っていただいてからの男の子、自分達もやるんだと自覚がでたのかしっかりと頷きながら園長先生の話しを聞き出していました。
無事に保育園での販売の許可もいただき後は保健所へ届出が必要かのどうかを調べるだけです。そこは私の出番ですね!
長くなってしまったので続きはまた次回でご紹介したいと思います!次回を乞うご期待!
学童 上田 ゆうた