若草学園の実践ブログblog

気持ちいいな。楽しいな。できた。

2022/09/16

3歳のT君は、言葉でのコミュニケーションは少なく、思いが伝わらないと寝転がって手足をバタバタさせて「ギャー」と泣いてしまいます。「おねがいでしょ」とお願いの言葉と一緒にサインをしてみせると手をパチンと叩いて「がい!」と自分のお願い事を伝えてくれる時もあります。お昼寝をしにお部屋に向かっている時でした。落ち着かずソワソワしている様子で遊戯室のドアを開けて欲しいと私の手をグイグイ引っ張ります。ギャーっとなる寸前です。「遊戯室に行きたいなら『お願い』だよね。」とサインを見せて話しかけるとちょっとだけ手を合わせて「がい・・」。「わかった。ピッピが鳴ったらおしまいね。」と約束をして遊戯室に入りました。気持ちが通じた事でT君は途端に笑顔になって走って行きました。

床には色んな感触の足型が並べてありました。その足型を踏みながら「ん~気持ち良い~」と言っているかのような表情です。「これをしたかったのか。何で今?」と疑問に思いましたがその時、T君が欲しかった刺激だったのでしょう。

人工芝の足型、ペットボトルのキャップを並べて貼り付けてある足型、プチプチの足型、ふわふわの足型を踏みながら足裏で色んな感触を楽しんでいました。ひとつひとつの足型を丁寧に踏み進めながら好きな感触と嫌いな感触を区別しているようでした。

3分程でタイムタイマーの音が鳴ると「T君、ピッピがなったね。おしまいね。お昼寝しようね。」と声を掛けると満足して手を私の方に伸ばして「抱っこして」のサインです。「T君抱っこ『お願い』は?」とサインと一緒に話しかけると「あーん」と言いながら手を小さくパチンとしてくれました。ほんのちょっとの時間のやり取りですが、大切なやり取りとなりました。

 

もう一つ。T君の足の裏から入った色んな感覚刺激はT君の脳に伝わっています。刺激を感じることは体と心にとって大切な事です。人が環境に対して適応的な意味のある反応を起こす為には目や筋肉、耳、皮膚から絶えず入ってくる刺激を脳が、まとめる必要があります。その一連の処理過程を感覚統合といいます。感覚統合は私達と環境(外界)をつなぐシステム、脳と体の動きを統合する役割を果たします。感覚統合の分かり易い例として挙げられるのが「バケツにつまずいた時、転ばない為にどの様な感覚が使われているでしょうか?」という場面です。水の入ったバケツにつまずいた瞬間に体と脳がその環境に適応的な意味のある反応をします。《触覚つま先で感じるツン・視覚「あっ、バケツ」・聴覚「ガッシャン!」

前庭覚(平衡)「おっとっと」・固有受容覚(筋肉や関節に感じる)グッと踏ん張る。》

 子ども達が色々な刺激をスムーズに統合されていることで適切な行動が取れるようになる為には、日常生活の中で「心地よい、快感、楽しい、達成感」を繰り返し経験していく事が大切になります。遊びを通して感覚統合がスムーズに行えるようサポートをしていきたいと思います。           (*参考文献 感覚統合Q&A 共同医書出版社)

放課後等デイサービス おひさまぷらす 吉田広子

私たちのお城?

2022/09/15

朝・夕は、随分過ごしやすくなりましたが、日中は、まだまだ暑い日が続いています。

学園の子ども達は、夏休みの生活リズムから日常の生活に戻り、元気で登校・登園しております。

 

さて、学園では3歳から19歳の子ども達の集団生活をしています。

最近では、プライベート空間の必要性をひしひしと感じている所です。

日常の様子では、6名いる就学前の子ども達は、お兄さん・お姉さんの持ち物に興味津々で・・・部屋に入り込んでノートや鉛筆、マジック、小物で遊んで体中に落書きしたりと嬉しそうにいたずらをして遊び、「〇○ちゃんがノートに落書きした」「ポスター破った―」「ゲーム触った―」と大騒ぎの日々が続いています。

 

そこで廊下の空間を分け、安心できる場所・幼児ゾーンを設けてみては?とみんなで考えました。

 

もちろん大喜びで遊んでいるのは、就学前の子ども達です。

アンパンマンのテント、絵本・ブロック、ソファ、タブレットを思い思いに持ち出したり、昼寝用のベットに紙をちぎりポンポンとはねて大喜びしたりと自由な空間を楽しんでいます。

時には、お兄さん・お姉さんも一緒に遊んだり、ソファでゆっくりしたりと素敵な空間になっています。

これからも少しずつゾーンを分けながら子ども達が快適でプライベートな時間も過ごせるよう工夫していきたいと思います。

 

一人になりたいときもあり、誰かと一緒に居たいときもあるのは大人も同じです。

大人も一緒に楽しんで子供たちの笑顔と声が響く空間を広げていきたいと思います。

                       

                            入所 山下

インドネシアの大学の先生方との交流プロジェクト発動!!

2022/09/14

令和3年10月、インドネシア人であり日本文学博士のDewi氏が若草児童学園へ就職されました。 Dewi先生は、前任は、大分県別府市にあるAPU立命館アジア太平洋大学で日本語の講師をされていた方です。 約半年間、若草児童学園と児童発達支援センターおひさまでの現場業務、相談支援センターいちばん星のペアレント・プログラム等の業務に携わっていく中、法人の理念に基づいた様々な事業に高い興味・関心を持たれ、現在も大津町で生活されています。

 

令和4年3月、Dewi先生からの紹介で、「INTERNATIONAL SYMPOSIUM & SEMINAR ON JAPANESE STUDIES IN INDONESIA」という国際シンポジウムで、社会福祉法人白川園の取り組み、施設紹介、若草学園拠点の取り組みや大津町地域のことなどを発表する機会がありました。 その発表をきっかけに社会福祉法人白川園の取り組みに興味・関心を持たれたのが、タントリー先生とサンティ先生です。

 

8月24日に来日されたタントリー先生とサンティ先生は、これから11月迄の3ヶ月間、社会福祉法人白川グループの全事業所を見学していかれます。 また、大津町内の様々な文化施設や歴史を探訪されていますが、本当に気さくなお二人は、日本語がとてもお上手で、しかも抜群のコミュニケーション力! どこに行っても大歓迎していただいています。

 

白川の里、あかつき、若草児童学園、おひさまを見学されつつ、大津町のお地蔵さんの話や水車の事、子育て支援、絵本のこと、おもてなしの文化など、たくさんの日本の文化に興味関心を持たれ、行った先の話をされる度に、キラキラした目で、本当に素晴らしい!! と様々な感想をいただいています。 改めて日本の良いところ、おもてなしの文化(目配り、気くばり、思いやり)は、幼少期からの人との関わりの中や学校教育の中で、自然と身につけてきたことを感じる良い機会となりました。

 

9月下旬からは、白川認定子ども園、白川保育園、緑ヶ丘保育園、風の子保育園と回っていかれます。 これからも、おふたりの白川グループでの異文化交流、熊本県・大津町の探訪は続きます。

また、続きを報告したいと思います! お楽しみに!!

 

相談支援センターいちばん星

伊豆野良栄

                        

次の階段はどこかな?

2022/09/09

保育所等訪問支援員の中村と申します。平素より、保護者様、学校や保育園・幼稚園の先生方、並びに関係機関の皆様には、保育所等訪問支援事業にご理解・ご協力を頂きまして、心より感謝申し上げます。

 

今日は、「次の階段はどこかな?」というテーマでお話をしてみたいと思います。

 

子どもの成長は、階段を1歩ずつ上るように、一般的には段階を順に踏みながら進んでいきます。

お子様の発達に関する検査をさせて頂いていると、特にそれを実感します。

運動や指先の使い方だけでなく、見た物の理解、言葉や社会性の成長などにも、それぞれに段階があるのです。

 

考えてみれば、私も、5段とばしで階段を上ることはできませんが、1段ずつであれば、ある程度の段数を上ることができます。また、今日いきなり42㎞走るように言われても走れませんが、今日は200m、明日は250mといった具合に少しずつ距離をのばしていくと、42㎞走ることは難しくても、5㎞であれば私でも走れるようになるかもしれないなどとも思います。

 

それは、お子様方も同様で、それぞれのお子様に、それぞれの発達段階があります。

療育や教育にあたっては、まずは初めに、今、お子様がどの段階にいて、次に上るのはどの段階かを見極めることは、大事な1歩目になるのです。

 

お子様方が無理なく楽しく、1つ1つ階段を上れるよう、「子どもは急(せ)かさず、大人は焦(あせ)らず」を合言葉に、そっとサポートしたいものです。

私も、微力ではございますが、その一助となれたら幸いです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

児童発達支援センターおひさま 保育所等訪問支援事業 中村

夏休みの思い出

2022/09/09

今年も猛暑が続き、昼間は日射しが痛く感じます。そんな中でも子ども達は元気一杯、ですが気軽に外出できない状況です。

そこへプールがプレゼントされ皆大喜び!ビニールプールなのでそれほど大きい訳でもないですが、小学生から高校生までギュウギュウになりながら遊び、それも楽しいようです。今では毎日の日課になりつつあります。

自分も小学生の夏休みは毎日プールに行き真っ黒に日焼けしていたな、なんて思い出しました。

「みんなで何かをする」機会が限られる状況ですが、夏休みの楽しい思い出の一つになってくれたらと思います。

 

入所部 前田

絵本の魔法

2022/09/08

子供たちは、夏休みに、色々な活動で過ごしていると思いました。入所のちび子たちは、絵本を読む活動に中心しました。毎日、午前一冊絵本を読ませたり、話したりしました。ある日、でっかい絵本をもらいました。ちび子たちは、ものすごく喜んで、「絵本を読ませて」と声を掛けました。でかい絵本の絵を見て、みんな「ふうあああ」とさけばれていました。話を始まって、みんなの目をじっと、でっかい絵本の絵を見ました。ニコニコしながら、「大好き 絵本!!」とひとりの子どもを言いました。次の日に、またお願いが出て、「でっかい絵本を読んで」と言いました。でっかい絵本を読んだ後、ちび子たちに、「うまちゃんが、なにをいすに置いていますか」と聞いてみたら、みんな、「どんぐり」と叫びました。「素晴らしい!!ちゃんと話を聞きましたね」と思いました。

子どもは、絵本をよんでもらいながら、いっしんに絵を見ています。子どもにとって絵本は、生まれて初めて出会う美術だと思います。美しいものへ感情を育て、美しい思いを心に残されていると思います。でっかい絵本は、たった今、1ヶ月間に読んであげました。ちび子たちは、まだまだ本を聞かせてほしいと言いました。その時読んだ絵本のお話は、暗記になりましたけれど、「でっかい絵本を読ませて!!」とお願いが出ました。絵本を読ませると、子どもの笑顔を見て、大変嬉しかったと感じがします。私にとって、絵本を聞いていると、不思議と穏やかな気持ちになると思います。「やっぱり絵本に魔法の力がありますね」と感じました。

 

                       

 入所部 デウィ

「エビフライ」

2022/09/07

 先日、入所棟の夕食にエビフライが出ていました。

一気に口へと頬張っていく子や普段通りに食べていく子と様々でしたが、エビフライは子ども達にとって嬉しいおかずの一品になっているのかな~と、ふと思ってしまいました。

 

というのも、私がエビフライで思い出すのは、小学校の運動会のお弁当です。とりわけ豪華なおかずが入っていたわけではないのですが、定番のから揚げ 卵焼き 大人が大好きな根野菜のお煮しめ、そして普段は食べることがなかったエビフライでした。前日の仕込みは私も手伝い、エビの殻を取り丸くなっている背骨を反らしてポキッ!そして小麦粉や卵パン粉で準備完了。また、特別な日になると食器棚の上から三段重やきれいな木箱を出して洗う祖母の横で「お殿様のお弁当箱みたい」といった顔見ていたように思います。朝は母が作るおかずの匂いで目が覚め、祖母も「新米だけんおいしかよ~」と言い、炊き立てのご飯を手が真っ赤になりながらおにぎりを作っていました。塩がきいたおにぎりにはパリッパリの海苔を巻き、重箱ぎっしり並んでいたことを思い出します。また、私の遠い子どもの頃は、10月第一月曜日が運動会と決まっていたので、秋の美味しい地元産の梨やブドウに栗、ミカンなど豊富に添えられていました。そんな運動会の朝を最高に心弾ませられたこと、またその時の記憶を鮮明に覚えていられることに本当に感謝しています。そのお陰で、私も母となり運動会のエビフライはもちろんのこと、おいしいものを作って食べさせてあげたい、喜ばせてあげたいという想いで日々頑張ってこれたように思います。すっかり大きくなってしまった我が子達ですが、欲するなら誰か(四人中)何か一つでも私の味を次の世代へ伝授してくれたら嬉しいな~と思っています。

 

 嬉しさのあまり大好きな物を頬張る学園の子ども達もいますが、「おいしいよね~」(笑顔で)とワクワク感に心で共感することも嬉しさを認める支援になるのかなと思っています。どうしても危険な行為ばかりに目を向けがちになりますが、心に寄り添える支援を心掛けていきたいと思います。

入所部 クレメンツ

 

夏祭りごっこ

2022/09/06

今月末で入社して半年がたちます。

新社会人として入社して、時間が経つのがとても早く感じています。それだけ充実した毎日を送らせて貰っているんだと改めて実感しています。

つい先日『夏祭りごっこ』を子どもたちとしました。
子どもたちと一緒に夏祭りで売る商品作りをし、店員さん役もしてもらいました。私自身初めての参加だったので、私も楽しみにしていました。

店員さん役は初めての子もいたので、「いらっしゃいませ」や「はいどうぞ」「ありがとうございました」など言う練習をしました。

実際に夏祭りごっこが始まり、お客さんが来ると、緊張で声を出せない子、声の音量を調節することが難しい子など様々でした。

日を追うごとに慣れていき、積極的に声を出すことが出来たり、練習した言葉以外のコミュニケーションをとる子、普段は発信が少ない子が「いらっしゃいませ」と伝えている場面を見て、とても嬉しくなりました。

お客さん側になったときも「これください。」「ありがとうございました」と店員さんに伝えることが出来ていてビックリしました!
店員さん側のお友達も、お客さん側のお友達も、みんなで作った焼きそばやビーズアクセサリーなどの作品を買ったり、魚釣りや輪投げなどのゲームをとても楽しそうにしてくれていて、私自身も嬉しく、楽しかったです!

これからも子どもたちみんなと一緒に何か一つの事を作り上げる喜びを共感しながら、且つ一人一人にあった支援をしていけるように日々努力します!

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 福守

夏を満喫

2022/09/05

子どもたちの夏休みが終わりとともに八月が終わり、もう九月が始まりましたね。

あっという間に子どもたちの夏休みが終わってしまったので、夏らしいことをしないまま秋がやってくるんだろうなと思う今日この頃です。

去年まで私は、大学生だったので九月に入っても夏休みがまだ半分も残っていました✨

夏を満喫していましたが、今年の夏は去年とは違った夏の終わりを迎えてしまいそうです。

八月に入ってからいつものように送迎車に乗り、子どもたちを迎えに行くとあずきのクラスのA君が顔の皮がむけるくらい真っ黒に日焼けをしていました。車の中で「A君、お顔が真っ黒になってるけど、どこかに出かけたの?」と聞くと「プールに行ったの!」と元気よく答えてくれました。それからとても楽しそうにプールに行った時の話をしてくれました。笑顔でお話をしているA君を見て、すごく楽しかったことが伝わってきて私自身も嬉しくなりました☺

A君以外の子どもたちからも夏休みのエピソードをたくさん聞きました。私自身はプールに行ったり、花火を見たりなどはしていませんが、子どもたちのエピソードを聞くだけでなんだか私も夏を満喫した気分になることが出来ました。子どもたちのおかげで何もしていない私の夏がとても充実した夏になりました(*’▽’)

来年の夏は、夏らしいことを一つでもして子どもたちと楽しい話題を共有できるようにしたいと思います!

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 田代(あ)

夏休みの思い出

2022/09/02

学校によっては夏休みも終わり、二学期が始まって一週間が経とうとしています。おひさま放デイでは夏休みの日課から平日日課になり、一日療育のスケジュールから放課後のスケジュールに変わり、毎日の療育を楽しいものにすべく、職員みんなで話し合っているところです。みなさんは学校が始まって疲れていませんでしょうか?
さて、おひさま放デイでは長期休暇は9時から15時までのスケジュールで子どもたちの療育を行っています。普段は放課後の短い時間での療育を行っていたのに対して、昼食の時間や午前午後の二つの活動など、いつもの療育とは違う活動もある長時間の療育の中で、いろいろな子どもたちの違う一面を見ることが出来ました。夏休みの宿題を自分のペースで消化していく姿、お友達と一緒に楽しく遊んでいる姿、マクドナルドなどで昼食を注文する姿、プールで楽しそうに浮かんでいたり水鉄砲で遊んでいる姿、みんなで何をするか話し合いをしながら職員も一緒になってトランプなどのゲームで遊ぶ姿、子どもたちにとって少しでも楽しい思い出を提供することが出来たら幸いです。保護者の方々にはお弁当の準備など、大変お世話になりました。子どもたちとてもおいしそうにお弁当を食べていて、みんな自慢げにお弁当の中身について話をしてくれていましたよ。
これからまた忙しい毎日が始まります。夏バテに屈することなく、二学期も明るく元気なおひさま職員として頑張っていきたいと思います。

放課後等デイサービスおひさま  緑

なつやすみ

2022/09/01

 

9月に入り、夏休みも開けました。

子どもたちは、夏休みに、夜店、花火、お菓子作り、プール遊びなどをしたりと、楽しい事ばかりでした。

時には、学校に行く日よりも長い時間を学園の子と過ごすので子ども同士での揉め事もありました。

私は毎日違う顔を見せてくれる子ども達に今日はどんなことが起きるのかなと朝起きて考える事が楽しみでした。

 学校が始まり、生活リズムを戻していくのは難しく

、疲れた顔をして帰って来る子も多く、そんな表情を見て私が、学生の頃もそうだったなと思い出しました。

それと同時に、「お疲れ様」と声を掛けてくれる母親の一言で頑張れていた事を思い出しました。

私も、疲れて帰って来た子ども達が明日も頑張るぞと思える声掛けが出来る支援者になりたいと思った夏になりました。

                                                   

                                                        

                                                入所部 中矢

心は密に

2022/08/31

朝晩は、涼しい風が吹き、少しずつ夏の終わりを感じるようになった今日この頃。

8月も終わりますね、、、。

 

熱中症警戒アラートの発令や、先日の夏の甲子園では、宮城代表の仙台育英高校が、東北勢で初優勝し、深紅の大優勝旗がついに「白河の関越え」を果たし話題になった、暑い熱い夏でしたね。仙台育英高校の監督の言葉で「青春って密」という言葉が印象に残っていますが、コロナ禍の制限された過酷な環境の中、我慢と努力を続けてきた全国の球児達や青春時代と言われる青年達の思いを想像しながら、また、人との距離を保つ事が優先される世の中でマスク越しで表情や口の動きがわからなかったりと、これから成長していく幼い子ども達に、人とのコミュニケーションの経験を沢山積ませてあげたいのになかなか思う様にいかない現状の歯がゆさを重ねていたところでした。

 

そんな中、おもちクラスのA君の成長を感じる日がありました。

先週の活動で、夏祭りごっこをしました。すいかわり、的あて、魚つり、わなげのゲームコーナーと子ども達が制作活動で頑張って作っていたアクセサリー、クレープ、焼きそば、りんご飴、わたがしとお店屋さんが沢山並びました。

普段なかなか自分の思いを誰かに伝える事が苦手なA君。

困った事があっても誰にも助けを求める事が出来ず、そっと涙してしまうA君です。

しかし、その日は違いました。

お店屋さん役で、あるお友達とペアになってもらいました。B君です。B君は穏やかで心優しい子どもさんです。B君とだったら安心した様子で、時折A君の方からB君の肩を叩いて何かを伝えようとされていたり、二人でしっかりお店のお仕事を頑張ってくれました。

それが楽しくて、自信にも繋がったようで、その日はスタッフにも自分から「〇〇したよ」「〇〇だよ(手伝って)」等、自分からの言葉でコミュニケーションをとってくれました。

 

お友達と一緒なら勇気がでる!頑張れる!というA君の姿をとても嬉しく思いながら、心は密に、これからもA君やみんなの成長を応援していきたいと思っています。

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 田代(吏)

花火

2022/08/30

8月19日に夜店・花火大会を行いました。

一週間前からソワソワしている子供たち。H君は「夜店はいつですか」「晴れますか」と楽しそうに

聞いてきます。

しかし、みんなが楽しみにしているにもかかわらず天気は雨続き・・。

子供たちの表情も段々曇ってきました。

1日前になると、「天気予報観てください」と皆の口からそればかり。

予報は…雨。職員も今年は花火は無理そうかな~と話していました。

当日、子供たちの思いが伝わったのか天気は快晴!!!射的や花火、かき氷や焼き鳥等

普段食べなかったり出来ないことが出来て子供たちもとても楽しそうでした。

新学期も始まろうとしています。

皆が夏休み楽しかった!と学校の先生・友達に言えたらいいな~と思います。

新学期も切り替えて頑張ってほしいです!

 

                                      入所部 小﨑

おやつ作り

2022/08/29

 

子ども達も夏休みに入り、自由に過ごしています。楽しい夏休みがさらに楽しくなるように、先日、

おやつ作りを行いました。

子ども達もカップケーキを作るのは初の体験だったようで、私が実践して見せると「なにそれ!

楽しそう!」とわくわくした表情に(*^-^*)

カップケーキにホイップクリームを乗せたり、カラフルなチョコレートを乗せたり…

自由にトッピングを行いました!

かわいいカップケーキを「中島さん、見てみて!」と見せてくれることもあり、

わたしも嬉しい気持ちになりました!

子ども達が楽しめるような事を、またいろいろと考えてみたいと思います♪

                       

                                                                              入所部 中島

家族と過ごして

2022/08/26

8月も下旬となり、まだまだ暑いですが秋が近づいてきていますね。夏の楽しい思い出はたくさん出来たでしょうか?体調を崩しやすい季節になりますが気をつけて過ごしていきたいですね。

 

私は最近、親や兄弟と久しぶりに会う機会がありました。家族の存在は大きくて温かいものですね。実家が遠方なので余計にそう感じるのかもしれません。そこにいるだけ、何気ない会話だけでも気が楽になりホッとしました☺

そして、兄弟には子どもがいるのですが、毎日子育てに奮闘しているようです。甥っ子は泣いていても笑っていても、とってもかわいいです🤗子育てをしている兄弟はとても大変そうですが子どものために考え、悩み、そしてとても可愛いがっているのが伝わってきました。そうやって愛情たっぷりに育てられ、子どもはすくすくと育っていくのだなぁと感じました。それぞれのご家庭で、それぞれのかたちがあるのだろうなぁと思います☘私も子どもたちと関わり成長を見守る一員として、子どもたちのためにできることを考え行動して、楽しく成長を促していきたいと思います!

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 髙本

川遊び

2022/08/25

6月に土曜療育で矢護川に行ってきました✨

前日に雨が降っており、どうなるかとても心配でしたが無事に晴れてくれて、いい川遊び日和になりました\(^^)/

子どもたちみんな川遊びをとても楽しみにしており、「早く川に行きたい」や「今日川でお魚探す」など言って楽しみにしていてくれて、自分自身もとても嬉しく思いながら行ってきました。

いざ、川に出発する時にみんな「早く行きたい」とご飯を食べて川へ行く為の準備を万端にしておりました(^^)

矢護川に着いたら先生とのお約束を伝えてから、スタッフも混じってみんなで水の掛け合いをしたり、水生生物を探したりとみんなでそれぞれ川遊びを楽しんでおりました。(^^♪

 

 

放課後等デイサービスおひさまぷらす 白井

夏休み

2022/08/25

 入所の子ども達が楽しみにしていた夏休みが始まりました。

女の子も男の子も、小さな子も大きな子も、みんなに大事な夏休みの一日が

今日も始まる・・・晴れた日は、やっぱり水遊び、外遊び。いっしょに楽しめた日は、少しだけ私も満足し自宅に帰ります。

園児が多ければ、ケンカも絶えませんが、楽しい事も倍になる夏休み。

お盆も過ぎ、残りわずかな夏休み・・楽しいことがまだまだ続きますように!                                    

 

                                  入所部  中道

大人の食べ物

2022/08/23

私は子どもの頃食べ物の好き嫌いが多く、特にゴーヤが苦手でした。当時は“ニガゴリ”が主流で、ゴーヤよりも苦味が強く、大人の食べ物として特に無理に食べさせられる事もありませんでした。ところがゴーヤブームが到来し、給食のメニューにもゴーヤチャンプルが登場したのです。大人しか食べない物だと思っていたのに、周りの友達が食べているのを見て、信じられない!と思ったこと、今でも覚えています。最近私もやっと大人になり、知り合いからゴーヤを頂く機会があると(買うことはないのですが)調理をして食べられるようになりました。

先日の子どもの発達セミナーで、食に関するお話しがあり、「食べられなくても、周りの人が美味しそうに食べているのを見るのも経験になる」と言われ、私自身も納得したところでした。ゴーヤの他にも突然食べられるようになった物は、たくさんあります。お子様の偏食で悩まれているご家庭は多いかと思いますが、給食でお友達が食べているのを見たり、家族が美味しそうに食べているところを見ることで、いつの日か食べられる物が少しでも増えるといいなと思いました。

 

いちばん星 太田黒

「初めてのキーボード体験」

2022/08/22

とある夜勤の日

早朝に起きてきたY君が

パソコンを打っている私の手元を

じっくりと興味深そうに見つめてきました。

文字を打ってみたそうな目をしていたので、

「自分の名前打ってみる?」と聞くと

「うん(^^♪紙に書いて!」とY君。

 

紙にローマ字を書いてあげると

勢いよく自分の名前を打ち始めました。

自分の名前がしっかりとパソコンに表示されたのを見て

とてもうれしそうなY君(^O^)/

その表情があまりにも魅力的で

他にもいろんな言葉の打ち方を伝授したくなりました。

 

Y君の初めてのキーボード体験に

立ち会う事が出来て光栄でした。

 

入所部 山本

 

少しの間、頑張ります!

2022/08/18

私事ですが、明日、下の子が2歳の誕生日を迎えます。
生後8ヶ月頃から保育園に預けた事もあり
「こんなに小さなうちから保育園へ預けるなんて可哀相」
「小さなうちは家で見てあげなんたい」
などなど言われた事もありましたが、祖父母、保育園の先生等たくさんの人たちに支えられて元気に成長してくれました。
今は兄と一緒に元気いっぱい走り回ったり、歌ったり、踊ったり(エビカニクスが今のお気に入りです)して毎日賑やかに生活しています。
私も職場復帰してすぐは子どもの体調不良で急きょ早退したり、お休みをいただいたりしましたが、その都度優しい言葉をかけてもらい、とても心が軽くなりました。

総務は現在3名体制で業務を行っていますが、1ヶ月弱、2名で業務を行うこととなりました。
事前に業務分担を行い、お休みの間心配される事の無いように引き継ぎも行いました。
私の育休中や、復帰してからもたくさん支えてもらったので、安心して戻って来られるように、少しの間ですが頑張りたいと思います!
                       
 

入所部 総務 宇都宮

感覚を楽しむ🎵

2022/08/17

毎日暑い日が続いていますね!水分補給をするなど意識して過ごしていきましょう😊

 

あずきのお部屋では夏ならではの活動も行っています✨✨

水遊びは、子どもたちが楽しみにしている活動の1つです!!

活動の中では、水遊びをするだけではなく、お着替えの練習だったり、洋服をたたんだり、水着の感覚、濡れる感覚を味わったり…と水遊びを通してたくさんの経験を積むことをねらいとしています🎵また顔に水がかかることが苦手、同じプールにお友達と入ることに抵抗があるなど苦手なことにもスモールステップでチャレンジしています。

Tくんは、集団が苦手、水着の感覚が苦手、慣れない場所は苦手…。

水着に着替える時間から涙していました。

1日目は、ズボンだけ着替えることができ、いざプールへ!

人の多さもあり、大号泣💦💦職員が抱っこして一度クールダウンし、状況を説明。

まずは、職員と洗面器に入った水を触り、水着が濡れる感覚に慣れることからはじ

食品ロス

2022/08/16

食品ロスとは、本来食べられずに捨てられてしまう食品のことです。

原材料の生産にも、調理にもエネルギーを使って食べられる状態になったにもかかわらず、

捨てられてしまう食材は、廃棄にも費用がかかるので、二重三重の資源の無駄遣いが生じています。

 

学園の厨房では、食材を無駄にしないために食材等を人数分量って作っています。

盛り付け時には、大きい子、小さい子、少しだけ食べられる子、食材が苦手な子もいます。

一人ひとり食べられる分量をつぎ分けていますので、子ども達も残さず、

きれいに食べてくれています。

体調不良等でどうしても食べられないときは、食べる前に減らしています。

減らした分は、食べられる子達のおかわりとして提供していますので、残菜が全くありません。

 

いつも美味しく食べてくれて、ありがとう。

 

 

                                                                入所  村上

『先生。無理しちゃだめだよ』子どもからの励ましパワー!

2022/08/15

暑さが厳しい時期です。熱中症対策をしながら過ごす毎日。汗だくで大変ですね。

 

さて、子ども達も夏休み中盤に差し掛かりゲームやテレビを観て過ごす毎日。

お友達同士のトラブルが出てきた時の対応をしたり、小さなお友達のお世話。

夏休み、大忙しで心も体も疲れてしまっていた私。表情に出ていたようで…。

ある日の夜の事。洗濯の仕分けをし、女の子の洗濯物干しをお手伝いしていると

高校生の女の子が「先生、ここ最近疲れとる?顔色がよくないばい。」と言うのです。

それを聞いた小学生や中学生の女の子たちも「確かに元気ないかも。大丈夫?」と言ってくれたのです。

私は「ありがとう😊確かに疲れて顔に出ちゃってたかも。だけど皆が心配の言葉を言ってくれたから、今疲れがどこかに行っちゃったみたい!」とニコニコで返しました♪

ニコニコで返したからか子ども達も「よかった!でも先生。無理しちゃだめだよ。

今日お仕事終わったら寝てね。」と安心した表情で言ってくれました。

その日はしっかりと眠りました。

子ども達は職員の顔をしっかり見ているのだなと感じた瞬間でした。

 

次の日、女の子たちに会うと真っ先に飛んできてくれて、

「先生!ちゃんと休んだ?」と聞いてくれたので「バッチリ!」とグーサインと共に伝えました🎵

可愛い子ども達の優しさに包まれ元気をもらいました。

 

子ども達は大人の表情・調子によって行動が変わる。

笑顔で大人が過ごせば子どもも笑って返してくれる。そう思います。

辛い時も、子どもの前ではEveriday Smileな保育士をモットーに頑張っていた私ですが、

笑顔を忘れてしまう日もやっぱりあるなと思いました。毎日笑顔って難しいですよね。

でも。笑って「大丈夫だよ、ありがとう😊」と返すだけでも子どもは安心すると思います。

調子よく過ごすにはまず自分自身の心・身体の休息を取りながら子どもと関わる事が大事だと思います。

私も帰ったら音楽鑑賞が好きなので、音楽をとにかくたくさん聴いて

心の休息をとるようにしています。

明るく調子よく関わるには、「いっぱいいっぱいになる前にまず休む」が大事ですね。

                       

                                      入所部 熊本

サンブリテニアスカーレットの花が咲きました

2022/08/12

数か月前、赤い花が冬を越せずに枯れたと思っていたら、春が来て芽が出たことを書きました。
その後の報告です
小さな赤い花、サンブリテニアスカーレットの花が咲き始めました。
冬の寒さで根がやられていたせいか、8月になっても例年より花の数が少ないです。いつもなら、最盛期で400から500ぐらいほど咲いていました。
でも、これからです。秋になっても、日差しと水、アンプル等で気にかけておくと、花が咲き続けます。

人間の体調もそうですが、状態が良くない時に無理をすればするほど、回復が遅くなります。
そういう時には、ゆっくり休みたいものです。
熱中症になりやすい暑さが続いています。気分が悪くて、ボーつとする、倦怠感などを感じたら危険信号です。アイソトニック飲料やお茶などをマメに摂って、体温の上昇に気をつけましょう。

               相談支援センターいちばん星  はんざわ