2月も半ばが過ぎました。あっという間に3月になることでしょう。
今回は、少し先取りをして、桃の節句について話をしようと思います。
「桃の節句」は本来は「上巳(じょうし、じょうみ)」の節句といい3月の最初の巳(み)の日を指していましたが、のちに3月3日に定まったそうです。
「桃の節句」と呼ばれるようになったのは旧暦の3月3日の頃に桃の花が咲くことや、桃は魔除けの効果を持つとされてきたことからだとか・・・。
桃の節句に食べるといい食べ物コーナー
○菱餅・・・ヨモギの緑・菱の実・くちなしの赤い餅を重ねてあり、厄除け・清浄・厄病除けの効果健やかな成長を願っています。
○雛あられ・・・関西風は餅を砕いて揚げたあられですが、関東風は米粒をあぶったものが原形で、倹約の心を表しています。
○白酒・・・本来は桃の花びらを浮かべた「桃花酒」で、百歳(ももとせ)を願いましたが江戸時代に白酒が出来て定着しました。
○はまぐり・・・潮汁にしていただきます。はまぐりは対の貝殻しか合わないため、相性の良い相手と結ばれて仲睦まじく過ごせますよう願います。
○ちらし寿し・・・長寿祈願の海老、見通しのいい人生を願うレンコン、健康勤勉を願う豆など、縁起の良い山海の幸を彩り良くちらします。
こんな感じで由来を知ると意味深い物を感じます。そして、この思いを大切な学園生活している子どもたちの命と共に育み・健やかな成長を願いながら、行事食頂きたいと思います。
厨房の先生方「ありがとうございます」
入所部 中林尚生