若草学園の実践ブログblog

「ようこそ、若草学園へ」

2022/04/15

満開だった桜も黄緑の葉と入れ替わるように散ってしまいました。

でも、町のいろんな場所でつつじの花が、今か、今かとつぼみを膨らませて待っています。

また、私たちの心を癒してくれる綺麗な花が咲いてくれるでしょう。

 

さて、子ども達は春休みも終わり学校が始まり、朝の慌ただしいいつもの風景が戻って来ました。

 

そんな中、学園にも5名の男の子が入所してきました。

それぞれの事情は違いますが、親元を離れ知らない人たちや初めての環境での生活は、それは不安でしかないでしょうね。

 

その中の1人の高校1年生は涙、涙の別れをしてやっと部屋へ行き、落ち着く事が出来ても夜になると家庭が恋しくなってしまいます。

「僕は、家族と暮らしていたんです。」「寂しいです」「ねむれない」「休みになったら帰っていいですか」と夜になると廊下をウロウロしながら職員と話し不安をどうにか乗り越えようと必死です。

0時近くになるとあくびが出て「眠いねえ」と言うと「眠いです」「何回数えたら朝になりますか?」と言いながら寝てしまうと朝までぐっすり寝てくれるのでそこは、安心です。

暫くは、こんな夜が続くと思いますがいつか寂しさより、明日の楽しみが多くなることを祈っています。

 

「がんばれー!」と心からエールを送り続けたいと思います。

 

                                 入所 山下                      

 

生活困難者レスキュー事業

2022/04/14

社会福祉法人白川園では、社会貢献事業として熊本県生活困窮者レスキュー事業に登録しています。

生活困窮者レスキュー事業とは、生計困難者への心理的不安の軽減や公的な制度やサービス等への橋渡しを行うことを目的として、生計困難者に対する相談・支援を行う事業です。

事業としては、生計困難者が公的な制度やサービスなどを受けられようになるまでの間、必要に応じて生活必需品の給付、一時的な住まいや食事の提供等の経済的援助などがあります。

 

先日、飛び込み出産をしたケースの依頼が入ってきました。

赤ちゃんは生後10日程。母子家庭で、「今日飲む赤ちゃんのミルクがない」との訴えでした。実際には、お母さんと子どもが5人いました。0歳の赤ちゃんだけでなく、まだミルクを飲んでいる1才になったばかりの赤ちゃん、食べ盛り・育ちざかりの子どももいました。

 定期的に、食糧支援や生活用品の支援を行っているのですが、上3人の子ども達は、食糧を持っていく度にとっても嬉しそうな表情(心からの明るい笑み)を見せてくれます。特に男の子は、持って行った食パンを抱きしめて「これボクのー!!」と言って、手離しませんでした。

育ちざかりの子ども達の食欲は凄まじいようで、「とにかく量が欲しい」とのお母さんからの訴えがあった為、3回目の訪問の時には、フードバンクにも協力して頂き、沢山の食料を届けることができました。子ども達の心からの笑顔を見ると、本当に「よかった」と思う反面、生活保護が支給されるようになった後の子ども達の暮らしを考えると、何とも言えない気持ちになります。

 

 何らかの事情があり、レスキュー事業に繋がって来られる訳ですが、レスキュー事業での支援をするたびに、「普通(の暮らし)ってなんだろう?」と、シンプルな言葉について、真剣に考える機会となります。この飽食と言われる時代に、フードロスをなくそう!と叫ばれている時代に、なぜ子ども達が貧困に陥ってしまうのか。時代の流れと共に様々な生活背景や環境が考えられる社会問題ではありますが、生活環境を理由に、子ども達の人生が歪められない事を祈るばかりです。子ども達の人生、お母さんの人生、家族という枠組みだけに縛られ過ぎず、できることを一緒に考え、お節介オバサンになって、関わっていきたいと思います。

 

                  相談支援センターいちばん星

センター長 伊豆野良栄

小さな喜び

2022/04/11

春風が吹いて、花の香りを吸って、春の訪れを感じました。

子ども達は、春休みにどんな活動をしましたか。学校の宿題や学校の連絡帳を書いたり、ゲームやおもちゃで遊んだりする子どもの姿が見られました。

今日、Sくんと会った時、「先生、外で遊びたいです」「何時ですか」「ボールで遊びたいです」「ブランコで遊びたいです」と言ってきました。子どもが声を掛けてきた時の目は、「おねがいします!!」と願っている感じがします。その時、Sくんの行動を見て、私が幼いころ、子どもと同じような願いを持っていたことを思い出しました。

私は、「じゃ、靴を変えて、外で遊びましょう」と言いました。

子どもは、とても喜んで、「やった!!」と叫びました。

ドアを開けた時に、春の風が吹いて、花の匂いがしました。

外の空気を吸って、元気になって、子どもの気分が変わっていると思います。

子どもの笑顔を見て、私も嬉しくなりました。

子ども達は、外で走ったり、砂で遊んだり、ブランコで遊んだりしていました。

子どもが幸せそうな表情をして笑っているのを見て、私も幸せに感じました。

入所部 デウィ

新たなスタート

2022/04/08

私が、この若草学園に入社させて頂いてからはや1年が経ちました。

この1年間は、私にとってとても大きな変化に気づかせて頂いた1年でありました。

専門学校を卒業して、私が社会でどれだけやっていけるのか、社会人としての基本を身に着けているのか、不安しかありませんでしたが、この若草学園の職員のみなさんは、とても優しくたくさんの事を指導してくださり、私の支えになってくださいました。私も少しずつ自信がつき、子ども達とも徐々に信頼し合える事ができ、とても楽しい学園生活を送る事が出来ました。

そして、本年度から通所のおひさまプラスに配属させていただく事になりました。

私自身にとって新たなスタートとなります。

おひさま・おひさまプラスを利用している子ども達の事をよく知り、仲良く、毎日楽しい日々を送れるようにしっかりと療育を学んでいき、子ども達の支援に一生懸命取り組んでいきますので、改めて宜しくお願い致します。

 

放課後等デイサービスおひさまプラス 白井

成長の瞬間

2022/04/07

私が所属している相談支援センターいちばん星は、児童発達支援センターおひさまと同じ建物の中にあります。今は春休み中なので、毎日朝から賑やかで、園庭で遊ぶ子ども達の姿を見るだけで元気がもらえます。

 

新年度になり、児童発達支援の子ども達が、相談の事務所にも探検に来てくれました。その中には、いつも先生に抱っこをされてネコに会いに来てくれるAくんもいました。この日のAくんは、大好きなネコには目もくれず、挨拶を済ませると先頭をきって教室へ帰って行きました。いつものように先生に抱っこを求める事もありません。自分より小さいお友だちが増えて、お兄さんとしての自覚が芽生えてきたのでしょうか。かっこいい姿を見せてくれました。通常の相談業務の中では、こうした成長に直接触れる機会が少ないので、嬉しく思いました。

 

いちばん星 太田黒

「Sちゃんのかわいい遊び」

2022/04/06

長いこと行方が分からなくなっていた

Sちゃんのお人形(ねねちゃん)が

最近やっと見つかりました。

 

クリスマスプレゼントでサンタさんに貰ったばかりの頃は

見慣れない人間そっくりなお人形に「こわいこわい」を連発し

遊ぼうとしませんでしたが、

久しぶりの再会を果たしたねねちゃんがかわいくてしょうがないのか

最近はずっと一緒です。

 

ねねちゃんにおままごとのご飯を食べさせるついでに

他の人形たちもおもちゃ箱から引っ張り出してきて

ご飯をあげているその光景があまりにも可愛らしくて

思わず写真を撮ってしまいました。

 

ねねちゃんが見つかったことをきっかけに

新しい遊び方を発見したSちゃん。

こんな風に子どもから遊びが生まれていくんだなと

Sちゃんの世界がまたひとつ広がった気がして

ほっこりしました。

 

これからも色んなものに興味を持って

いろんな遊びを創り出して

Sちゃんの人生がより豊かになりますように

 

 入所部 山本

「阿蘇の草原とともに暮らしています」

2022/04/05

緑たなびく阿蘇の草原を見たことはありますか?

 

私は阿蘇に生まれ東京や京都で暮らしていましたが、幼い頃の原風景が忘れられず、Uターンしてきました。

 

四季折々の草原の風景は、さまざまな色を子どもの私に教えてくれました。

野焼き後に芽生えた竜胆

野焼き後の草原に竜胆が花開こうとしています

春の草原では冬の寝ぼけた体を目覚めさせてくれるワラビやゼンマイといった山菜が採れます。

雨が降るにつれて背丈が伸びるススキは、もののけ姫の世界のように風にゆらめき、草の海のようです。

夏になれば盆花と呼ばれるサクラソウなどの希少植物があちこちで花を咲かせます。

私の住んでいる地区の原野には、草食のカヤネズミ(絶滅危惧種)も生息しており、草で作った巣を子ども達と探しに行くのが季節の風物詩となっています。

 

秋になるとススキが枯れはじめますが、日が沈むころになると金色の草原になり、風の谷のナウシカのワンシーンのようです。

 

冬になると、雪化粧をした草原でそり遊びをしたり、生き物の足跡探しをしたり。

風穴に行けば、冬でも地熱の影響で、雪の世界にそこだけ花が咲いているという不思議な風景を楽しむこともできます。

 

こんな草原に魅せられた私ですが、若い頃は地域の活動に出るのがとても嫌で逃げ回っていました。

自然保護活動が大事なことだとは分かっていても、私は地域の年配の方々に馴染むことができませんでした。
それでも大好きな草原の風景を守るために私にできることを考え、苦手だった地域の活動に30代後半で飛び込みました。

手作りの火消し棒

材料から調達して作る火消し棒

最初の頃は、残り火を消す係として火消し棒を持って最後尾を歩くところからのスタート。

初めて参加した野焼きでは数十メートル離れた火柱の熱風に圧倒されました。熱い空気は呼吸を妨げ、火に囲まれると熱くて身動きが取れません。身体がすくんでしまい、死傷者が出る阿蘇の野焼きの炎の恐ろしさを痛感しました。

野焼きに参加していくうちに火消し棒を自分で作れるようになろうと考え、野焼きボランティア講習会で火消し棒の作り方を習い、今年は家の近くで寒根カズラを集めて、竹を割って火消し棒(釘や針金は使いません!)の作り方を教えることもできました。

 

数年前からは、軽トラックに500リットルの水タンクと動力噴霧器を積んで、軽トラ消防車のドライバーとして参加し、野焼きの当日はあちこち走り回っています。苦手だったマニュアル車の運転も農作業や地域の活動で上達しました。

軽トラック

軽トラックを活用した消火用車両

こんな風に今までは野焼きだけに参加してきましたが、今年の春から牧野委員に就任しました。今まであんなに苦手だった地域の方との人付き合いも草原を守るという同じ目的を持つ人同士、分かり合えることを学びました。この先次の世代が引き継いでくれるまで、身体が動く限りあと10〜20年はこの草原を守る仕事は続きます。

これからは草千里の野焼きや野焼きの前の防火帯作りなど今まで以上に作業が増えますが、自分達が美しい阿蘇の草原を次の世代に受け継いでいく役割があるのだと思うと、これからの活動が楽しみでワクワクしています!

 

阿蘇がここまで魅力的な観光地であるのは、この草原の風景によるところが大きいですが、この草原は野焼きをしなければ藪化して、雑木林に変わっていきます。それを防いでいるのが野焼きなのです。

1000年の昔から受け継がれてきたと言われているこの野焼きの文化を子どもたちに受け継いでもらえるように、草原学習や地域体験活動で講師として野焼きや阿蘇の自然や文化について出前講座を行うようにもなり、講師依頼も増えました。

春の草千里

春の草千里

 

皆さんも阿蘇にお越しの際は、この風景を地元の牧野組合が守り継いでいるのだということを思い出してください。

もしかしたら皆さんのお住まいの地域にも、ご先祖様から受け継がれてきた地域の宝物があるかもしれませんね。

地域からのお声掛けがある限り、私は子どもたちや地域のためにお役に立とうと思っています。

私が社会福祉士として大切にしていること、「地域のために、子どもたちのために」「できることを、できる範囲で」続けていきたいと再確認した今年の春でした。

相談 井芹

「毎日の活力」

2022/04/04

春らしい陽気となり、桜や菜の花の綺麗な季節になりました。

 

3月の年度末から、総務では入職者・退職者の手続きや新年度予算、令和3年度の決算に向けての準備等が通常の業務に追加され、慌ただしい日々が続いています。

そんな中でも電話や来客者の対応では少しでも気持ちの良い対応が出来るよう、職員同士協力して取り組んでいます。

 

日々慌ただしく過ぎていきますが、ふとした時に見る桜や春の花々に癒されます(自分で育てることは苦手ですが、見るのは大好きです)。毎日仕事や家事育児に追われてついイライラしたり、余裕がなくなったりしますが、少しでも自分の癒される物やリラックスできる物、好きなことをしながらリフレッシュして毎日の活力に出来たらと思います。

 

 

 

 

入所部・総務 宇都宮

今年度もよろしくお願いします😊

2022/04/01

4月になり、桜が🌸綺麗な季節になりましたね!

おひさまの近くの桜並木は、満開で送迎で通るたびに車内の子どもたちと「綺麗だね~」と話しています✨

 

3月は別れの季節でもあり、子どもたちの成長を感じ、嬉しい気持ちと卒業して会えなくなると思うと寂しい気持ちでいっぱいでした。

振り返ると色々なことがあり、4月当初は廊下を走りだしてしまったり、お集まりの時に座れなかったり、

「出来ない💦」「わからない!」「したくない」時に言葉で言えず、机の下に潜りこんだり、怒ったり……と様々。

その行動の裏にある子どもたちの気持ちを考えながら関わることを続けてきました。

3月に入り、子どもたちと過ごしていて、歩いて行動していたり、お集まりから活動まで離席なく集中する時間が増えていたり、困った時には、「先生、わからない」「手伝って下さい」等言葉で教えてくれるみんな✨✨

少しずつ成長していき、出来る事が増えていく子どもたち!

子どもたち同士のやり取りも増え、「入れて」「いいよ」「大丈夫?」「一緒に遊ぼう」等優しい言葉をたくさん聞くことが出来ました!

子どもたちの成長の速さに驚くばかりですね(*^-^*)

そんなみんなも4月から新しい環境へ…!

おひさまも新しい子ども達、新しい先生達、新しい教室!

大人も子どもも不安と楽しみでいっぱいかと思います。

初めての環境が苦手なお子さんも多いですよね!

無理はせず、まずは”おひさまは楽しい場所!”と思ってもらえるよう、努力していきたいと思います。

保護者の皆様も不安な事、心配な事ありましたら、遠慮せず行ってくださいね😊

今年度もみんなとたくさん活動し、楽しい時間を作り、保護者の皆様と一緒に子どもたちが成長する姿を見ていきたいと思いますので、宜しくお願いします。

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 服部

 

「卒園会食」

2022/03/31

 早いもので令和3年も終わりになりました。

今月12日に卒園会食が行われました。今年は8名の子ども達がそれぞれの学校を卒業し、学園を卒園されました。

 

 卒園する子ども達に最後の思い出として、リクエストされたメニューから

バイキング形式で会食となりました。

メニューはピザ(マルゲリータ・アスパラマヨコーン)・セルフバーガー・スパゲッティ(クリーム・ミートソース)・コブサラダ・串焼き・フライドポテト・チーズフライ・枝豆・デザートです。

セルフバーガーは、ハンバーガーかフライドチキンのどちらをはさむかを選んでもらい、

チーズとレタスと自分のすきなバーガーを作ってもらいました。

 

ピザは2種類、生地からソースまで全て手作りのピザで

焼きたてでチーズがとろとろの状態で提供しました。

チーズが大好きなR君は「チーズが沢山だ!!」と大喜びでした。

 

 

デザートはクレープとパフェのどちらかを選んでもらい、コーンフレークやいちご・バナナ・ケーキやアイスを選び、厨房職員が子ども達のデザートを盛り付けて渡しました。

 

子ども達からは「すごい」「きれい」「おいしそう!」などの言葉をもらい、卒園生の子ども達からは「今日はありがとうございました」とお礼を言って来る子もいました。

 

 

 

卒園しても時々学園の味を思い出してほしいなと思います。

卒園生の皆さん卒園おめでとうございます。

 

入所 村上

「『せんせーみて!』心と身体の成長!」

2022/03/30

日中が温かくなってきて、気持ち良い気候になってきましたね。しかし朝方や夜間は冷え

温度差が激しいですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて、卒業や卒園・進級を迎えようとしている子ども達。

大きくなっていくみんなの成長をどっと感じます。

 

ある日の出来事です。

「せんせーみて!」絵を描きニコニコで見せてくれたIくん。

いろんな色を使って絵が描かれていました。私は「いろんな色使って上手に描けてる!

何描いたの?」と聞くと…

「これはアンパンマンで~これは~ロボットで…」とIくんなりに一生懸命説明して

くれました❤

Iくんは幼稚園に通い毎日お友達との関わりや幼稚園での様々な経験をしていく事で言葉などを覚えていったり、色を選び考えながら絵を描く事ができるようになっているのだろうと思います。Iくんと会話したり、お絵かきをしている姿を見ているとこんなに今まで話せていたかな、色を選びながらお絵かきしていたかなと思うほど会話がしっかり成り立つようになっていて、絵も色を本人なりに「つぎはあか~!」「つぎ、あお~!」と選びながら描いており驚きを感じました。

   

Iくん自身も会話が続くのが嬉しい!楽しい!色を選びながら描くのって楽しい!と

感じているからか、いつもお兄さん・お姉さんや職員にお話をしてくれたり、絵を描きたい時は「かみ くださ~い!」「クレヨンくださ~い!」と教えてくれます。

大きな声でたくさんお話をすることがあるのでお兄さんたちから「うるさいよー!」

準備をしているのに何度も紙などを要求する為、

「ちゃんと待っていれば先生がくれるから静かに待ってて!」

と注意を受けてしまう事があります(^_^;)

 

でも、そんなIくんを見ているととても微笑ましく感じてしまう私でした♪

そんなIくん、4月から年長さんです!楽しんで園生活を送ってもらいたいと思います。

子どもにとって、新しい事にチャレンジし経験を積んでいく事、友達との会話など多くの

刺激を受けていく事はとても大事だなと感じた瞬間でした。

卒園・卒業・進級が出来るのは子ども達の心と身体の成長をした証でもあると

私は思います。

子ども達がたくさんの事を長い期間に渡り学び、感じ、子どもたちなりに思いを発信していくからこそ心も成長できるからです。

 これからも子ども達の身体と心が大きくなっていく子ども達を見守り、支援していこうと思います。私自身も子ども達と関わって行きながら成長できればと思っています。

 

入所部 熊本

 

 

就職内定おめでとうございます。

2022/03/29

入学や卒業、就職や退職される方が多いシーズンが来ました。

今日は、特に就職する人に向けて、感じることを書きたいと思います。

以前から、言われていることですが、「まったく関係ないと思われる分野にも、発想や課題解決につながるヒントがある」ということです。

例えば、学生時代に、専門の勉強やボランティア、部活、趣味、ゲーム制覇等、人それぞれ時間を費やしてきた内容は違いますが、そこでの体験や失敗したことも含めて、何らかのヒントになり得るということです。

就職の内定をもらい、4月から新たな環境で、仕事をする人が多いです。仕事に慣れながら、自身が抱いていたイメージと違うと思うことも度々あるかもしれません。それでも、あなた自身が身に付けてきたことが、どこかで活かせる機会が、きっとあります。

身体を大切にしながら、仕事をしていきましょう。

 

相談支援センターいちばん星  はんざわ

 

新しい環境でも頑張ってね!

2022/03/28

あっという間に今年度も終わりを迎えようとしていますね💦

卒園、卒業を迎えられた皆様、おめでとうございます🌸

 

今年度、個別の言語訓練で関わっていたお子さんたちもこの一年間で、様々な経験を重ね、それぞれの成長がありおひさまを卒業されます✨

年度初めに立てた支援計画も達成できた項目が多く、少しでも個別の関わりを通して成長を促すお手伝いができたことを嬉しく思います。

訓練のプログラムを考える中で、「どうしたら興味を持ってくれるかな?」、「楽しく学ぶにはどんな内容がいいかな?」、「お家でもできることは何かな?」などなど・・・知恵を振り絞って考え、時には子どもたちにヒントをもらいながら取り組んできました。

 

分からないことがあると不安で黙りこんでしまっていたAちゃん、楽しいことからの切り替えが難しくお勉強に気持ちが向くのに時間がかかっていたBくん、自分の世界観に入ると自分のペースからなかなか抜け出せなくなってしまうCくん、遊びたい気持ちが強くそわそわして落ち着かなかったDくん、かわいいと思う物を目にするとどうしても手放せなかったEさん。みんなそれぞれの課題がありましたが、その課題と向き合い丁寧に、決して無理強いはせず、ひとりひとりのステップで進めてきました。苦手なところを伸ばすことはもちろんですが、良いところや得意なところはしっかり認め、子どもたちに達成感や楽しさを感じてもらい「またやってみたい!」、「次は一人でがんばってみよう♪」など意欲や自信につなげていきました。卒業を目前にした今、それぞれが課題を乗り越え、次のステップに進もうとしています🎵

子ども自身が自分の得意・不得意を理解できることは、これからの生活でも強みになると思っています。

週に1回という限られた時間ではありましたが、とても充実した時間を過ごせたと私自身は感じています。

子どもたちもそう感じてくれていたらうれしいです😊

 

これから、小学生になるといろいろと初めての経験や難しいなと感じることに直面することもあるかと思いますが、自分の力を信じて勇気を出していろんなことにチャレンジしていってほしいと思います!! 陰ながら応援しています🍀

 

お子さんとの出会いにそして、就学前の大切な時期に関わらせて頂けたことに感謝申し上げます。

ありがとうございました💕

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 言語聴覚士 佐藤朱加

「旅立ち」

2022/03/25

最近は暖かい日も続き春らしい陽気になってきました。

そして「春」と言えば旅立ちと出会いの季節。先日、学園では「卒園式」があり参加させていただきました。コロナ禍以前は保護者様も参加していたそうですが、昨年に引き続き在園児と職員での開催でした。

私は初めて参加したのですが、卒園生が一人ずつ皆の前に立ち学園での生活を振り返る言葉や周囲への感謝の言葉、下級生へ送る言葉を物怖じすることなく自分の言葉で自分の思いを伝えてくれました。ちょっぴり緊張感のある場を経験する事で本人たちも「旅立つのだ」という区切りが出来たのではないでしょうか?

学園を出るまではまだ時間があり、彼らは束の間の自由時間を過ごしています。社会に出る「不安」があるのかと思いきや、今のところ一人暮らしへの「ドキドキ・ワクワク」の方が勝っているようです。

彼らの「旅立ち」を見送り、私達はまた新しい「出会い」と共にスタートです。沢山の笑顔を見る事ができるように、日々支援していきたいと思います。

 

入所部 前田ひろ子

自己評価結果の公表について

2022/03/25

今年度もアンケートへのご協力、ありがとうございました。

また、沢山のご意見をいただき、感謝申し上げます。保護者の皆さまの声を今後の療育活動にいかしていきたいと思います。

【保護者評価表】

保護者向け評価表(児童発達支援)

保護者向け評価表(放課後等デイサービスおひさま)

保護者向け評価表(放課後等デイサービスおひさま ぷらす) 

 

【自己評価表】

児童発達支援自己評価表(R3年度)

放課後等デイサービス(おひさま)自己評価表(R3年度) 

放課後等デイサービスおひさま ぷらす自己評価結果

1年間を振り返って

2022/03/24

年長児の皆さん、そして保護者の皆様、ご卒園おめでとうございます🌸

おもちクラスの年長児のみんなから、卒園式のお話しや卒園式の歌を聞き、寂しさと嬉しさで胸がいっぱいになりました😌

 

この1年間を振り返ると、4月は苦手だった事や難しかった事が、様々な活動と経験を通して出来るようになったのではないかと思います🍀

 

1年前は給食の時間の25分間、座って食べる事が難しく、途中で立ち上がり、動いていたA君。まずは座って食べ終わる経験を積む事が出来るよう、給食の量を減らし、時間も15分に設定しました。最後まで座って食べ終わる事ができた際には、たくさん褒めて、少しずつ給食の量と時間を伸ばしていきました。今では、給食は普通量で、時間も25分間座って食べる事が出来るようになりました✨

 

また、勝ち負けのある遊びを行う中で、負けると涙し、怒って気持ちの切り替えが難しかったB君は、事前に負ける事もあるという事や、負けても「あと1回あるから次頑張ろう!」と言葉で説明してもなかなか気持ちをコントロールすることが難しい様でした。そこで、イメージしやすいよう、活動前にB君と個別に勝ち負けのある遊びの練習を始めました。

例えば、リレーがある日は、遊戯室で事前にスタッフとB君でリレーの練習を行い、あえてスタッフが勝つことで、「こんな風に相手のお友達が勝つこともあるよね?」と伝え、「B君のチームが負けた時はどうしたらいいかな?」と一緒に考える時間を作りました。始めた頃は、「何で先生勝つのー!!」と怒っていましたが、繰り返す中で、少しずつ受け入れようとする姿が見られる様になりました。そして先日、初めてみんなと一緒に最後までリレーに参加することが出来、負けた時にも怒らずに終わる事が出来ました✨

 

ちょっとした出来事かもしれませんが、1年間を通して、その1つが出来るようになったこと、それだけでも十分だと感じました😌✨

 

毎日接していると、何気なく見逃してしまう行動もあるかもしれませんが、子ども達は着実に1歩1歩成長していますね😊

見逃さないようにしたいです🌸

 

子ども達の「出来た!」を次年度もたくさん見ることが出来るよう、頑張っていきたいです♪

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 東

卒業する子どもたちへ

2022/03/23

寒さも和らいで、昼間は半袖でもいいほどの暑さになってきました。

春は卒業シーズン!

おひさまの子どもの中でも、「今日、卒業式でした」と笑顔で挨拶に来てくれるのを見ると、成長したなぁ~と感動します。

おひさま放デイにも、何人かの卒業生がいます。

おひさまに来たくなくて、不機嫌な顔をして来所してくる子たちが、卒業も前にもなると、車に乗らない子に対して「行くぞ~!!」と言って待っている場面だったり、活動も苦手な事には参加できていなかった子が、何事にもチャレンジするようになっていたりなど、頼もしい場面が沢山みられるようになって、そんなところをみると、この仕事をして良かったと実感します。「卒業」は、寂しいことばかりではなく、嬉しい所も味わえる事なんだなぁ~と思います😊

これからも、そんなほほえましい子どもたちの成長を楽しみながら、療育をしていきたいと思います。

あと少しで…おひさま卒業おめでとう💐

 

放課後等デイサービスおひさま 緒方

私の緊張体験😳

2022/03/22

日に日に寒さも和らぎ、春の陽気を感じる季節となりました🌸

外遊びにもちょうど良い気候で、「外行きたい!!」と言う子も増えてきました✨

「先生、鬼ごっこしよーよー!」と誘われ、「よーし!」と気合いを入れて臨みますが…

子どもたちの体力にヒーヒーなりながら💦鬼を繰り返しています💦

 

さて、先日、新入職員さんを迎えるオリエンテーションに参加させて頂きました☺️

プログラムの中の、”職員の声”でお話をさせて頂くことに😳当日は、新しく入られる職員さんとお会いするのをとても楽しみにしていましたが、そのような場でお話をさせて頂くということに、とても緊張していました😳💦

必死に平然を装いますが、心臓はバクバク!じっとしていられなくて、ウロウロ歩く…周りをキョロキョロ…緊張をほぐすために何度もお茶を飲み、お手洗いが近くなったりと、今思い返すと自分で笑ってしまいます(笑)

 

普段、子どもたちと関わる中で、子どもたちが苦手なこと・緊張すること・初めてのこと・不安なこと、、等に向き合うことがあります。その中で子どもたち一人一人の感じ方、向き合い方があります。今回、人前でお話をする立場を与えて頂き、久しぶりに普段とは違う緊張感を味わうことができて、子どもたちの気持ちに寄り添うヒントを得ることができたのではと感じています。

事前にどのような話をしようか考え、不安や緊張を抱える自分の気持ちをコントロールしながら向き合い、終えた時の達成感や「お疲れ様!」「よかったよー!」と声をかけて頂いた時の充実感…

・不安や緊張することに向き合う時の気持ち ・達成できた時の嬉しさ ・認めてもらえた時の充実感 を味わうことができました。

 

日常のいろんなところに子どもたちの関わりに繋がることは沢山あり、いろんな経験をして、感じて、学びの姿勢を大切にしていきたいと改めて感じました。子どもたちの”できた”の経験にこの自分の経験を活かしていけたらと思います🌟

放課後等デイサービスおひさまぷらす

守田

「ゲーム・スマホ~好きなものがあるとストレスとうまく付き合える~」

2022/03/21

子ども達のゲーム・スマホのやり過ぎは心配な事ですが

少し見方を変えると、それくらい熱中出来ること・好きなものがあるということ。

ゲーム・スマホ(好きなもの)があるのは素敵な事。

子ども達は様々なストレスを抱えています。

ゲーム・スマホがある事でリラックスしストレスとうまく付き合っているような気がします。

 

やり過ぎの声掛け。

「何時にやめるの?」

「ゲーム・スマホにはどんな楽しさがあるの?」

「そこにはどんな友達がいるの?」

と尋ねてみるなど優しく声掛けをしていきます。

 

入所部 樋口

「ひな祭り」

2022/03/17

3月3日のひな祭りは女の子の健やかな成長を願う行事で「桃の節句」とも呼ばれ、雛人形に桜や桃の花、雛あられ、菱餅などを飾ったり、ちらし寿司やはまぐりの料理を楽しむ節句祭りの1つです。

 

学園ではひな祭りのメニューとして、ちらし寿司・はまぐりの吸い物・すり身揚げ・雛あられ・ケーキを提供しました。

ちらし寿司は、まぜ寿司の上にたっぷりの錦糸卵を乗せて見た目も華やかで、毎年子ども達に好評の定番料理です。

すり身揚げは焦げやすいため、調理方法を工夫し、温度調節に気をつけながら作りました。

 

はまぐりのお吸い物には、春らしく菜の花を入れました。青菜が苦手な子も多いのですが、今年のは苦味もすくなく、柔らかい為食べやすかったようで「美味しかった!」といって食べてくれました。

 

 

 今年度の行事食がひとつ終える度に卒園児とのお別れが近づくの実感しています。もうすぐ高等部3年生は卒園し、社会へと巣立っていくのですが、行事食を通して季節の移り変わりを感じたりと、学園の味を思い出してほしいなと思います。

 

 

 

入所 徳丸

想像する力~美しい未来を信じて

2022/03/16

TVやネットのニュースで現在繰り返されるのは、コロナとウクライナ侵攻。

目にするたびに苦しくて、胸が押し潰される思いがします。

ウクライナ侵攻のニュースの中で第三次世界大戦の言葉を耳にしました。

そんなことが…と思いますが、現実に起こりうるかもしれない危機感を感じます。

昭和の昔、戦後何にも無くなってしまった時でもマンガの世界には鉄腕アトムが空を飛んでいました。

紙の上には今現在を見てきたかのような高層ビルや高速道路が描かれていました。

人の想像力は夢を現実にする力があります。

私はマンガ、アニメ好きで、深夜アニメを日々録画して週末に一気見するのがルーティンになっています。

今期、再放送されている「steins;gate 0」というアニメがあります。

主人公は偶然タイムマシンを開発してしまい、過去を改変した事により様々な問題に直面してしまいます。仲間を守るため、未来に引き起こされる第三次世界大戦を食い止めるために、タイムリープを繰り返すという内容です。

第一シリーズではオタク文化最盛期の様子が描かれ、メイド喫茶や二つ折りのガラケーが重要なツールになっているのですが、
二期目のシュタインズゲート0では未来の世界線において第三次世界大戦の様子も描かれています。
廃墟と化した秋葉原で、メイド喫茶で「いらっしゃいませニャン」などと言っていた登場人物がメイド服を戦闘服に変えて戦い、敵を撃つ姿がありました。

ウクライナの兵士もロシアの兵士も、パン屋さんだったり、会社員だったりするのでしょうか?

シュタインズゲートでは誰も亡くすことなく第三次世界大戦も起こらない世界線に行き着いて幸せな大団円を迎えます。

どうか現在の紛争も、これ以上酷い事にならずに1日も早く平和を取り戻してほしいと願います。

昔、何もなかった時代から、人々は想像力を働かせて夢を実現してきました。

マンガやアニメの中にはダークな物も沢山あります。パンデミックや終末世界を描く物も…
ダークな世界から生み出される文学や芸術も素晴らしいものがありますが、

どうか世界中のみんなが想像力を働かせて美しく平和な未来を思い描いていきましょう。

何もできないかもしれないけれど、一人一人が意識的に幸せな未来をイメージする事で繋がる事、ぼんやりとやり過ごさず少しでも不穏なことを感じたら正していく事、利己を捨てみんなの幸せを願う事、私自身がそう思い続けられるよう努めていきたいと思います。

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業  一山

小さな幸せ

2022/03/15

起きるのが辛かった寒い日も気付けば終わり、外にはかわいらしい黄色の花たちが通りを貼る模様へと変えてくれました。

年を重ねるごとに、自然の美しさに感動し、心を豊かにしてもらいます。

 

春は別れの季節でもあり、また年度終わりということから慌ただしく過ごすことも多いかと思います。花に感動する私は、花粉症でもある為、複雑な思いで花を眺めることもありますが……(-_-;)コツコツと成長し、開花させた花と思うと、やっぱり感動をもらいます。

 

菜の花の花言葉のひとつに「小さな幸せ」があります。忙しさや、寂しさに隠れた日々の小さな幸せを見逃さないように、この季節を過ごして行きたいと思います。

 

最後になってしまいましたが、卒業を迎えた皆様、ご卒業おめでとうございます✨

花たちも皆様の門出を一緒に祝っていますよ☆すてきな新生活になりますように✨

 

放課後等デイサービスおひさま 永田

「卒業・卒園おめでとう。」

2022/03/14

今年も卒業・卒園のシーズンがやって来ました。

去年は担当児童女子2名を無事に送り出す事が出来き、

今年は担当児童女子1名を送り出します。

毎年のことですが、幾度となく繰り返される出会いと別れのシーズン。

寂しさと、嬉しさを一度に味わいながら一喜一憂している毎日です。

 

 また、今月若草児童学園で卒業を迎える高校三年生8名の子ども達と同じく、

3月1日、わが子も無事に高校を卒業致しました。

同じ年に生まれ、同じ時代を生き、わが子と同じコロナ禍での高校生活。

今までの日常とは一変、通常の生活を送る事は難しくなり、

たくさんの我慢や悔しさも味わってきた高校生活の2年間だったと思います。

そんな思いで次男と8名の園児の成長を見守ってきた日々でした。

卒園児8名、それぞれの児童が、それぞれの場所やグループホームに巣立って行き、

それぞれの場所に就職します。

また、わが子も同じ様に、就職と自立に向け我が家を巣立って行きます。

 わが子と同じように成長していく8名の卒業生、卒園しても見守っています。

これからの人生も、幸多かれと願いながら。

 

                          入所部 髙木美奈  

季節の変わり目

2022/03/11

私はどちらかというと夏より冬が好きなタイプですが、今年の冬は本当に寒いなと感じる日々が多くありました。 

でも寒いながらでも自然は確実に変化しており、梅の花や寒桜の開花はニュースで耳にする様になりました。

コロナも第6波に入り、なかなか友人と会う事も出来ない日々ですが、温かくなり桜の花が咲くころには出来れば収束して花見が出来ればと願っています。日本は四季というすばらしい気候があります。暑かったり、寒かったりしますが、その合間に穏やかな日々も与えてくれます。

色んな行動規制があり窮屈な生活ではありますが、季節の花や日差しの変化に目を向けることで、心穏やかな時間を作って見てはどうでしょうか。

学園でも水栽培で芽が育ち葉が出て来るのを楽しみにしている子どもがいます。きっと綺麗な花が咲くと思います。卒園生は、卒園できる事を喜びながら、卒園後の生活の不安を抱えています。季節が変わるという事は、子ども達の成長にも大きな節目が訪れる時期でもあります。

大人がゆとりを持って関わらなければならない大事な時期ですが、今年度は8名の園児が巣立って行きます。

一人一人方向が違うので担当のスタッフの方は本当に大変だと思います。

毎年繰り返されている光景ではありますが、卒園する子ども達の1年を振り返りながら、これから頑張ってとエールを送りたいと思います。

 

入所部  看護師 米村郁子