若草学園の実践ブログblog

温かい気持ち

2018/01/15

支援学校中学部2年生のA君とB君は学校でも同じクラス。放課後等デイサービスくまぽこでも毎日一緒の利用。2人とも言葉を交わしながらのコミュニケーションは、得意ではありませんが、A君はB君の事をとても気にかけてくれ毎日2人の微笑ましい姿を見て職員は癒されています。

下校後は活動前に荷物整理や身支度を整えたり、手洗いうがい、トイレと慌しい時間です。

そんな時間はB君は玄関でじっと立って先生が来るのを待っています。A君はひとまず靴を履き替え、荷物を整理籠に入れて一息ついているときに「あ・・B君は?」と必ずB君のことを思い出すようです。B君の傍に来てB君の靴を履き替えさせようと手伝ってくれます。2人で言葉はなく、ゆっくりゆっくり動いている姿は、意地悪ではありませんがついつい「ちょっと見ていたいな~」と思ってしまいます。

『仲良しのお友達を大切に思う』『自分の出来る事で友達の手伝いをする』A君は特別なことをしているのではなく「今は~をするんだよ。B君できないなら僕が手伝うよ。」と言う声が聞こえそうで私も温かい気持ちになりました。

大人はついつい「ほらほら早く靴脱いで、片付けて。」と言ってしまう場面ですがB君のように人を想う温かい気持ちを忘れないようにと思います。

若草学園 放課後等デイサービス くまぽこ H・Y

「やさしいことば」

2018/01/15

 

朝起きは寒い時期は特に辛いものです。朝起きが苦手な子ども達はたくさんいます。

平日学校がある日の朝は慌ただしいものです。

そんな中でも特に朝が苦手なK君。ある朝も声を掛けられても隙を見ては布団にもぐっていました。

7時半、いよいよ朝食が始まりましたがK君は廊下に寝そべり、不機嫌な様子。職員に声を掛けられても怒って床を手で叩いていました。

そこへ登校直前に通りかかったR君。「Kくん~手が痛いよ。大丈夫?ご飯行こう」と手を擦りながら声を掛けてくれました。そこにピッと反応してK君は食堂に向かいました。

同じ言葉でも、言い方、伝え方は様々です。どんなに綺麗事を並べてもそこに気持ちが入っていなければ、相手には響きません。言葉の裏側、言葉に含まれた気持ちを子ども達は敏感に感じ取ります。一瞬で相手を幸せにしたり、喜ばせたり、逆に深く傷つける事さえある言葉。言葉の持つパワーを改めて考えさせられました。

R君のように、ふんわりしていて、優しい言葉をつかえる人になりたいですね。

                          若草児童学園 入所部(F・M)

就労を見据えて

2018/01/12

 社会に出た際、生活、自立していく上で仕事をすると思います。

働いていく中で、子どもたちの困り感を少しでも減らしていけるように私たちはサポートしていきたいと思います。

時計を見て行動することが苦手な子に対しては、タイマーだけではなく、その子専用の時計を提供し、「5の所から7まで」等その子に合った声掛けをし、意識付けを行います。

細かい作業が苦手な子に対しては、手指訓練を取り入れたり、また手順書を用意し、その通りに作成できるようその子に合わせて文字だけではなく写真等を用いたりして支援しています。社会に出たらたくさんのルールがあります。まずは、小集団の中で少しずつマナーやルール、挨拶やお金のやり取り、コミュニケーション力等を学べる場を提供、支援していきたいと思います。

 

若草学園 通所部 児童発達支援センターおひさま 放課後等デイサービス 田島

1月の『子どもの発達セミナー』について(ご案内)

2018/01/12

相談支援センターいちばん星では大津町役場と共催で、毎月「子どもの発達セミナー」を開催しています。

今月は1月18日(木)に開催します。

 

日時:平成30年1月18日(木) 午前10時~正午

場所:大津町生涯学習センター2階 中会議室

講師:児童発達支援センターおひさま 療育指導課長 河瀬 悠美子先生

演題:子どもの関わり方講座 ~ペアレントトレーニング~

内容:ペアレント・トレーニングとは、ペアレント(親)が子どもをトレーニングして適切な行動を教えるだけではなく、「親が対応方法を身につけること」です。

 「褒める」だけではなく、「上手にスルーする」など、いろいろな対応方法を身につけ、親も子どもも笑顔で過ごせる良い関係を築けるように一緒に考えていきましょう。

 

※参加を希望される方は、大津町役場 福祉課 障がい福祉係に申し込みをお願いします。

大津町役場 福祉課 障がい福祉係(096)293-3510

ありがとう。

2018/01/11

 おばあちゃんとお母さんがガーデニング好きで、その影響でお花が大好きな4歳のS君がいます。まだ2歳の頃、お散歩に行った時、「あ!パンジーだ!」「これはビオラだ!」とお花の名前を良く知っているだけでなく、違いまで理解している事(本人の説明によると・・・花びらが大きいのがパンジー・小さいのがビオラだそうです。)にビックリした事がありました。お母さんに伝えると、「一緒に花を植えたりするので好きなんですよ。」と言われていました。「ありがとう!先生たち嬉しいよ!」と伝えると、それ以来、お家でお花が咲く度に、「おひさまの先生にあげるんだ!」と小さな瓶に一輪さしてプレゼントしてくれます。年末には、サザンカのお花をプレゼントしてくれました。S君の保護者でもないのに、「将来、お花屋さんになればいいのにな~♪そしたら、いつも買いに行くよ~。」なんて勝手に考えている今日この頃です♪

SNSが普及している現代ですが、人の心を豊かにするのは、やはり直接的な人と人とのコミュニケーションなんだという事をS君が届けてくれる一輪のお花を通して感じています。

大人になっても心がぽかぽかになれるって幸せ❤

いつも、おひさまに優しい気持ちを届けてくれるS君とS君の興味のある事に一緒に心を寄せて下さるお母さんに「ありがとう!」の気持ちでいっぱいです。

 

                                       若草学園通所部 児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 江藤

 

日々の生活の中で

2018/01/11

 現在、私自身も一児の母として子育ての真っ最中です。

そんな中で、自分に余裕がないと子どもを叱ってしまうことも多く、寝顔を見ながら1人で反省会をする日々です(^_^;)

そんな時に気持ちをリセットするために、たまに読んでいるブログの記事がありますので、紹介したいと思います。

 

「ママの毎日」

独身の頃

ヒールの靴が好きだった

お酒は苦手だったけれど友達と過ごすお酒の場の楽しい雰囲気が好きだった

好きな音楽はミスチルでいつもウォークマンに入れて好きな時に聴いていた

電車の中でゆっくり本を読むのも好きだった

お風呂では半身浴をして

美容院には2ヶ月に1回は必ず行っていた

お化粧するのも好きだった

1人で行く映画館が好きだった

流行りの雑誌を買い

流行りの曲を聴き

流行りの服を着て

流行りの場所へ好きな時に出かけた。

そんな私は  今

泥だらけのスニーカーを履き

子どもたちの着替えやオムツが入った大きなバックを肩にかけ

ちゃんとした化粧もせずに

髪を一つにくくり

毎日

子どもたちの手を繋いで公園へ散歩に行っている。

聴く曲はミスチルからアンパンマンマーチに変わった。

眺めているのはファッション雑誌から

子どもの母子手帳や幼稚園からの手紙に変わった。

考えていることは

今日の夕飯のメニューと

長女が幼稚園から帰ってきたあとのおやつ、お風呂、夕飯の流れの確認。

今日の天気で洗濯物が乾くかどうかと

明日の長女の遠足が晴れるかどうか。

最近眠くなると激しくぐずる長男を昨日つい怒ってしまったから

今日は早く寝かせてあげよう。

今日は怒らないでおやすみをしよう。

そんなこと。

毎日  押し流されるように迫ってくる日常があるから

キレイに片付いた部屋も

大の字で朝まで眠れる夜も

ゆっくり塗れるマスカラも

なんだかもう思い出せない。

そう。

思い出せないから

私たちは  つい  忘れてしまうのだ。

この毎日が

ずっと続かないということを。

1人でゆっくりお風呂に入れるようになったら

湯船の中  あなたと向き合い数を数え

柔らかく響いたあなたの声を

私は思い出すのでしょう

1人で好きなだけ寝返りをうち眠れるようになったら

どこまで寝転がっても隣にいないあなたのぬくもりを

私は探すのでしょう

好きな音楽のCDを好きなだけかけられるようになったら

この部屋の中に溢れていたあなたの笑い声を思い出して

私は泣くのでしょう

好きなだけお化粧に時間をかけられるようになったら

私の洋服をひっぱり

膝の上によじ登り

私のやることなすことをお邪魔してくるあなたのその小さな手を思い出して

私は泣くのでしょう

好きなだけヒールが履けるようになったら

笑い転げるあなたを追いかけて走り回り

泥だらけになって遊んだあの空を思い出して

私は泣くのでしょう

自分とパパの洗濯物だけを回す日々が訪れたら

砂まみれの靴下も

おしっこを失敗したズボンも

牛乳をひっくり返したシャツも

洗濯カゴにないことを知って

私は泣くのでしょう

あなたの足音がしない部屋の掃除機をかける日が訪れたら

粉々になったビスケットの食べこぼしも

小さなおもちゃの部品も

あなたの細い柔らかい髪の毛も落ちていないことを知り

私は泣くのでしょう

1人で好きなことを

好きな時に

好きなだけ出来るようになったら

どんな時も「ママ」「ママ」と私を呼び

どんな時も私のことを探しているあなたの姿を思い出して

私は泣くのでしょう

一体いつまであるのかな

一体  いつまでここにいてくれるのかな

そして

そんなことを考えているうちに

また  今日も終わってしまった。

私たちの日常は「子どもが側にいる『今』」だから

子どもから離れて1人になれた瞬間が特別に感じて

好きなことを堪能できる喜びを噛み締めるけれど

でも  自分の人生を考えてみたら

特別なのは

本当は  子どもが側に生きているこの毎日の方。

でも  私たちはそれを忘れてしまう。

なんだか  ずっと続くような錯覚を起こして毎日を過ごしているけれど

大変に思えるこの毎日に

数えきれない  愛しい  が散りばめられていることを

私たちは  いつか知るのです。

子どもたちが  

この世に生まれてから今日まで

ママとパパのために

全身を力いっぱい使って思い出を撒き散らしてくれていたことに

私たちは  過ぎてから気付くのです。

ママの毎日は

ママでいられる毎日です。

私たちは  この命が尽きるまで

どんなに子どもと離れていても子どもを思い、心配し、愛し続ける  子どもたちの母親だけれど

でも  子どもたちの側で『ママ』でいられることの出来る日の

なんて短いことかを 

いつか思い知るのでしょう。

今日もあなたは 

屈託のない笑顔で振り向き

「ママ!」と言って

両手を広げて  こちらに飛び込んでくる。

忘れるものか。

絶対に。

絶対に。

あなたの前髪を切り過ぎて笑った昨日を。

あなたを怒って自分に涙が出た今日を。

あなたの寝相に笑った夜を。

あなたが摘んでくれたシロツメクサの白さを。

あなたに許された私を。

あなたがいてくれるこの毎日を。

私は  絶対に忘れない。

ミスチルも好きだけど

Eテレの歌に感動することを知った

ヒールも好きだけど

スニーカーの安心感が好きになった

自分のことが一番大切だった

そんな私に

自分の命よりも大切だと思える存在がこの世にはあると教えてくれた子どもたちに

心から  感謝を。

※子どものこころが穏やかに育つ魔法の育児法 LICOオフィシャルブログより「ママの毎日」

 

初めてこのブログを読んだ時は、共感できることばかりで涙を流しながら読みました。

私のことを母親にしてくれた我が子に感謝です。

 

相談支援センターいちばん星 髙木

「気持ちを伝えて」

2018/01/11

自分の気持ちを伝える方法は話す、書くなど色々とあります。自分が担当をしているTくんは、なかなか思いを伝えきれず、自分の中でため込んでしまう子です。ある時、話しをする事が難しいと感じたので、書いてみるのはどうかと試してみました。最初はそれでもため込んでいていましたが、徐々に気持ちをTくんなりにまとめて書く事が出来てきて、そこから相談をすることが徐々に出来るようになってきました。

ふりかえってみるとたくさんの事を本人なりに考えていて、話してきた事がこの連絡帳にまとめてあります。

話すだけでなく書く事で伝える事も、気持ちを伝える方法であり。Tくんに合った方法だったのだと改めて思いました。  若草児童学園 入所部 (K・M)

 

🌸お正月遊び🌸

2018/01/10

  新年を迎え、お正月遊びを楽しんでいるきらきらクラスです。

羽根つきでは落とした方が負けではなく、お友達とペアになり”二人で多く続いた方が勝ち”というルールにしました。始めは力加減が難しく、なかなか思うように返せなかった子どもたちも、回数を重ねていく中で徐々に相手の事を思いながら優しく打ち返す姿が見られるようになりました(^^♪ 

「〇回続いた~」とペアのお友だちと顔を見合わせて大喜び♪

お友達と協力してできる事っていいなと感じた場面でした。

 

福笑いでは3つのグループに分かれて行いました。右、左で伝えるのではなくついつい「そっち!違う、こっち!」と。(*^-^*)

中にはついつい手を持って教えてくれる子も!

完成した顔を見てみんなでげらげら大笑い♪  楽しい時間を過ごしました♪

今年も子どもたちとたくさん笑い、一緒に成長していきたいと思っています🌸

今年もよろしくお願い致します🌸

          若草学園 通所部 児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 宇藤

 

 

 

 

「避難訓練」

2018/01/10

 

 

昨年の12月18日に避難訓練を行いました。非常ベルがなり職員の声掛けが聞こえると、子どもたちは避難していきます。今回の避難訓練では、訓練前に好きな事に夢中になり切り替えが出来ず中々逃げだせない子どももいました。「逃げるよ。」と声をかけても動けずにいましたが、職員が何度も必死に避難しようと口を押えて逃げる動きなどしていくと、その子も今は避難しないといけないと感じ、急いで外へ避難することができました。

今回の訓練のようにすぐに避難できない子どもが避難できるように、職員の声掛けの仕方を意識し、火事が起きないよう、職員、子どもたちも意識していくことが大事だと思いました。

若草児童学園 入所 K・K

ひとりなぞなぞ

2018/01/09

 

 

子ども達には曖昧な表現が伝わりにくいことが多いです。

ある日、「早くしないと自由時間がなくなるよー」となにげなく声かけをすると

「えーっ!時間て無くなるとー?」と子ども達から口々に質問され、普段は意識せずに使っている

自分の表現が曖昧だったことを実感しました。

それからは他職員の声かけを参考に

 

時間が無くなるよ ⇒ 〇時から始めるよ、〇時で終わるよ

ちゃんと座ってね ⇒ 椅子(床)にお尻をつけて座ってね

あそこに集合だよ ⇒(マット等を敷いて)マットの上に座って待ってね 

 

など具体的に伝えるようにし、その効果も実感しました。

そして具体的な表現は大人や子ども、どんな人にも伝わりやすいということも感じ

家庭でも実践するようになりました。

 

伝えたいことを具体的な表現に言いかえる作業はひとりなぞなぞに似ていると私は思います。

とっさに声かけをしたい時にはその表現がなかなか思い浮かばず苦しみますが

自分の脳トレも兼ねて楽しみながら取り組みたいと思っています。

 

          若草学園 通所部 放課後等デイサービス くまぽこ H.N

祝・成人

2018/01/09

 我が家の事ですが、今年成人を迎えた娘が、数十年前に私が着用した振袖を身につけ成人式に参加しました。これまで虫も付かずきれいに保管されていた振袖を着る事が出来たのは、私の両親が大切にしてくれていたおかげだと思います。振袖を着た孫娘の姿に年老いた両親の喜びは、母である私以上のものでした。

さて、成人式に参加した娘の同級生たちは、様々な衣装を身にまとい、中学生時代の面影が残る子や美しく成長し大人びた子もいて、思わず「誰?」と考え、式に参列した親御さんたちは、子ども達の幼かった頃を思い出し、名前当てをしながら久々に子どもの話で盛り上がっていました。世間で騒がれるような成人式ではなく厳かに行われ、成人を迎えた子供たちの言葉に、それぞれの目標を持ち、歩むべき道を進んでいる事に成長を感じました。中学・高校時代を経て、今それぞれの場所でいろんな経験を重ねている子ども達に、ありきたりですが「頑張れ!」とエールを送りたいと思います。

この文面を書きながら、成人したにも関わらず“子ども”と呼んでいる事に、今後も親として見守っていきたい思いと、私の両親も子どもである私の為に、振袖を大切にしてくれていた事に感謝したいと思います。

相談員 山田

 

 

 

登校

2018/01/09

みんなそれぞれ楽しんだ年末年始はあっという間に過ぎ去り、冬休みも終わり今日からまた学校が始まる。
『おはよう。忘れ物ない?』といつもの会話をしながら車に乗り30~40分かけて学校へ登校。いつも見慣れた風景を走りながらいつもの雑談をし学校に到着。車を降りて『行ってらっしゃい』『行ってきます』の声を掛け合い車を出し手を振って見送ると、車が出ていくまで手を振って見送ってくれる。施設までの帰路何もかもいつもと変わらぬ1日の出来事に和みながらお互いの1日が始まる。
                           若草学園入所部 藤本 隆司

2018年スタート

2018/01/05

 

 お子さんの「明けましておめでとうございます」の元気な挨拶と共に、新年がスタートしました。「僕は、魚釣りに行ったよ~」や「お年玉たくさんもらったよ~」などリーライズでは、お正月の話で賑っています。新年がスタートし、気持ち新たに頑張ろうということで、今日は日吉神社へ初詣に行ってきました。初めに、手水舎でお清めをし参拝をしました。「楽しく過ごせますように」や「元気に過ごせますように」など一生懸命参拝をしている姿にほっこりしました。その後は……お待ちかねのおみくじです!結果は、大吉・中吉・小吉など様々でした。そんな中…大吉を引いたA君がB君に向かって「中吉か~僕は大吉だったよ~」を満面の笑みを浮かべ一言。しかし「まぁそんな時もあるよ」と返答をしたB君。気持ちを切り替えて相手へ伝える姿にとても嬉しい気持ちになりしました。この言葉を聞いて、“うまくいくことばかりではないこと”や“まぁいっか”と思えるような気持ちが大切なことに改めて気づいた瞬間でした。リーライズとしては、残り3カ月となりますが今年もどうぞよろしくお願い致します。

若草学園通所部 放課後等デイサービスリーライズ 藤崎

『自宅』

2018/01/05

 

若草学園で過ごしている児童さん達は、様々な理由を抱えて過ごしています。本当の自宅を離れて集団生活の中、皆で助け合い、時には喧嘩もし、私達の想像以上に自分達で成長している事を毎日感じている所です。そして『家族』とは何か?と改めて考えさせられる日々。一人ひとり抱える問題が違うにせよ、皆共通して『見守られているという安心感』がある事が、寂しさや孤独感に打ち勝つ事が出来て、前向きに心が動き始め、目標の到達までのスピードが速くなる!全員が持っている才能を引き出す為にも、私達職員の安心・安全に向けた務めが、児童さん達の将来を左右するという重要な役目である事を今後も心に刻み精進したいと思います。若草学園という『自宅』を温かい家庭にしたいですね!  (K・I)

ひとりの命にみんなでよりそう

2018/01/04

私の担当する子どもの中に、以前、小学校の特別支援学級の補助員として働いていた時に担当していた子どもがいて、当初、学校では色々な行事の為、変更になるのに対して受け入れられなかったり、こだわりから自分の思いが通らないと教室を飛び出していく。

それでも、みんなと合わせなくてはならず、担任の先生が怒りながら教室に連れ戻されていました。学習面も厳しく、理解していない事が多かったため、学習に対してなかなか取り組むことができずに時間がかかっていました。

私は、その子に対して、もっと本人に合った支援の仕方があるのではないかと思っていましたが、学校の方針だったり、特別支援の先生の方針などがあり、先生の指示のまま携わるしかありませんでした。

 

放課後等デイサービスで療育に関われて、本人に合った支援が出来ると思っていましたが、最初は学校でしてきた対応しかできずにいました。他の先生の支援の仕方を学んでいくうちに、こだわりに対して2択、3択から選択できるような支援の仕方や、一日のスケジュールがわかるように、本人に合ったスケジュール表を作成し落ち着いて活動に取り組める様に教材を作りました。学習面でも教育の日などを利用し見学に行き、特別支援の先生と、学校の様子や、学習内容を話し事業所でも、同じ様な教材を、本人が進んで取り組めるようなものを作りました。今は、事業所に来園してからの一連の流れがわかるようになり、落ち着いて活動に取り組んでいます。

 

          若草学園 通所部 放課後デイサービス くまぽこ O.T

入浴タイム

2018/01/04

私の好きな時間は子ども達が入浴時間に湯船に浸かっている時間、子ども達の表情をみるのが大好きです。黙って何かを考えながらお湯のぬくもりを感じたり、年下の子どもとじゃれあって遊んだり、泳いでみたり、ケンカをしたり、子ども達の心と心のおつき合いを見せてもらえる場所です。洗い場では自分なりに一生懸命体をゴシゴシと洗い、「先生、仕上げお願いします」と言ってきた子どもには「今日も一日お疲れ様でした」と心の中でつぶやきながら、その子の成長を確かめながら背中を流させてもらいます。お風呂から上がり、タオルで顔を拭いた後、「あ―気持ちよかった」とお風呂場から出て来る表情は最高です。

 

「あぁ、今日もこの笑顔に出会えて今日も一日が終わるんだな。」と疲れも吹き飛んでしまいます。入浴が終れば子ども達はゲームの時間!「ゲーム貸して下さ―い」と今日も大きな声がは弾んでいることでしょう。

若草児童学園入所部 K・Y

「クリスマス会食」

2018/01/03

 昨年の1225日に、クリスマス会食でバイキングメニューを行いました。その様子を少し紹介します。

 メニューは、子どもたちから要望があったものを中心に、焼き鳥・グラタン・枝豆・から揚げなどの料理を準備しました。デザートには毎年恒例のチョコレートファウンテンを楽しみました。串に材料をさして、上手にチョコにつけて食べたり、なかなか出来ない友達には協力してチョコにつけて食べたりする姿がみられました。

 夏と冬、年に2回バイキングメニューをしているので、次のバイキングメニューでは、子どもたちがもっとわくわくするような給食が提供できればと思います。

                                     (J・M)

「給食だより②」

2018/01/02

今回は、配膳当番について紹介します。

高等部の子どもたちに、卒園後を見据えて配膳当番に取り組んでもらっています。2名でペアを組み、お互いをフォローしあいながら頑張ってます。配膳当番になってすぐは、間違えることも多かったですが、何度も練習をしていくうちに、間違えずに正確に配膳ができるようになってきます。毎日少しずつですが、子どもたちの成長を実感することができ、嬉しく感じています。

                                      (K・T)

 

「あけましておめでとうございます」

2018/01/01

「あけましておめでとうございます」

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

今回は、お正月ということで、おせちの由来について紹介します。

おせちとは、お正月に食べる日本の代表的な料理です。中国の行事に由来しています。いんな形があるにせよ、おせち料理の基本は「日持ちがすること」です。2〜3日保存が効くように、甘い味付けの料理や酢漬け、煮しめ、酒のツマミになりそうな料理が多いです。

【栗きんとん】=豊かさと勝負運を祈願   【黒豆】=元気に働く

【昆布巻】=昆布で健康長寿  【田作り】=小さくても尾頭付き

【数の子】=子宝と子孫繁栄  【えび】=長生きの象徴

【お多福豆】=福を招く

他にも、いろんな料理があり、様々な意味があります。おせちを食べるときに、意味も噛みしめながら食べてみてください。                        (Y・K)

 

「いいよ」

2017/12/31

 

日本語は難しい・・言い方ひとつで、受け取り方が大きく変わってしまいます。「いいよ」強い言い方をすれば、「もう、いい!」と受け取られることもあります。

4歳の男の子と病院の待合室でのひとコマです。

1年に3~4回の受診ですが、お気に入りの玩具があります。いつも真っ先に大きなショベルカーに向かいます。みんなに人気がある玩具ですが、その日は幸運にも誰も使っていませんでした。

               

診察室から名前を呼ばれるまで満喫できるところでした。

しかし、神様は男の子の前に彼よりももう少し小さな男の子を遣わしました。

さて、今までの経験からおそらく譲ることは出来ないだろうと見守っていると、少しうつむいてそれから顔を上げ「いいよ」とショベルカーから降りたのです。笑顔こそなかったけれど「いいよ」の中に彼の優しさ、勇気を精一杯表していました。

人は成長します。成長の幅は人それぞれでしょう。

小さな体から発せられた「いいよ」の大きさに、じんわりと優しさを貰った時間でした。

若草児童学園 入所部

『楽しく整理整頓!』

2017/12/30

若草学園での生活では、様々な場面で整理整頓が重要なポイントになってきます。例えば、タンスの整理、部屋の整理、衣服の整理等、児童さん達がちょっと苦手にしている事を職員と共に行っています。特に衣服の畳み方等は、会話をしながら楽しく行う事でとても上手に出来るようになります。何事も楽しまないと上手くならないものですね! (K・H)

私たちが出来る事

2017/12/29

 私が考える“ひとりのいのちにみんなで寄り添う”とは、年齢または個々に応じた支援を行うことであると思います。高学年になると周りと自分が違うことなど感じ始めてきます。クラスのお友達と自分を比べ、自分はみんなより劣っていると感じ、お友達との関わり方に悩みます。事業所を利用されているお子さんで、お友達とうまく関わっていくために関連する本を借りたり、学習で少しでもみんなに追いつきたいという気持ちがあるため、わからないところは質問して聞く努力をしている方がおられます。そのお子さんは、“学校という場は自分にとって勉強をするところ”だと話していました。その時私は、お子さんにとって学校生活、日常そのものが人との関わりによってよりよいものになれば、学校に行く目的が“お友達と遊びたいから”という考えにもなればいいなと感じました。

お子さんに対して私たちに出来る事は、お子さんにとって心を落ち着かせることができる場所、人になることであると考えます。自分のことを理解していても止められない、パニックになりどうしていいのか分からない、そんな困り感を事業所にて学んでいくことができるように支援することが私たちの仕事であると思います。まずはお子さんの言ったこと、気持ちを受け止め、話をしっかり聞いたうえで一緒に考えること、一緒に何かをする、考える事が寄り添うことなのではないでしょうか。お子さんの中には、自己肯定感が低く“自分なんて”と思っているところがあります。ひとつひとつのやりとり、行動においてどんな些細なことでも褒めることによりスタッフもともに成長するその過程が必要なことではないかと思います。以上が理念に対する私の考えです。

 

若草学園 通所部 児童発達支援センターおひさま

放課後等デイサービス  (金子)

ひとりの命にみんなで寄り添う

2017/12/28

 放課後等デイサービスくまぽこで、お預かりしている児童・生徒の方には発語がない方がいらっしゃいます。

 ある児童も発語がありませんが、こちらの声かけの意味を理解され自分の欲求を身ぶりで表現しコミュニケーションをとっていましたが、やり取りがうまく出来ていないのではないかと思うようになりました。こちらの声かけを嫌がる様子が多くなり、児童の欲求が通る様子が多くなっていたからです。

 そしてくまぽこでは見られない様子をお母さんから伺いました。自宅では、「おいしい」など単語を発したり余暇に聴いている童謡の歌詞のフレーズを歌ってみたりされ、学校では挨拶の時お辞儀をするようになり先生から大変喜ばれたとのことでした。

 そんな家や学校での姿をきき、児童とのコミュニケーションのあり方を考えていました。声かけなどの関わり方を考え、プログラム活動や外出などをすごしました。すぐ変化はありませんでしたが、さよならの挨拶でお辞儀をしてくれるようになり、余暇には歌詞のフレーズを口ずさむなど変化が表れました。少しずつくまぽこでリラックスした姿や職員とのコミュニケーションが良く取れてきました。これからも気持ちの表現を発信し受け取れる関係性を築いていきたいです。

 

          若草学園 通所部 放課後等デイサービスくまぽこ I.T

「高等部3年生の思いと共に」

2017/12/28

高等部3年生の皆と園庭の一角に柿を植えました。すでに実も出来ていた為、職員と一緒に子ども達と収穫も行い、美味しい柿を頂きました。高等部3年生のS君から「本日植えた植物が大きくなり、収穫できる時に後輩たちが僕たちの事を思い出して欲しい」との発言もありました。

              

 

植物に関しては子ども達への支援と一緒で、思いやりが必要です。水分が不足しているときは水分を、栄養が足りない際には栄養を、大切に育てたいという思いも大切です。

 

今後、成長した樹を観ながら、児童達も樹に負けないようにまっすぐに成長して欲しいなと感じました。

 

若草児童学園 入所部