「かき氷屋さんごっこ〜パート2」
さくらだよりの「お友だちをワクワクさせたもの」コーナーでも紹介した「かき氷屋さんごっこ」。
「氷蜜」がついに完成したので、その後のエピソードをご紹介します。
「砂に色をつけるにはどうすればいいの?」(Sさん)、「絵の具はどう?」(Kさん)という会話から、絵の具を水で溶かし、霧吹きの中に入れてみました。そして実際に砂にかけてみると・・・
「う〜ん、あんまり色がつかないね。」
ただの水をかけたような感じでしたので、「どうしようか?」とみんなで考え込んでいました。「そうだ、ティッシュを砂にかぶせて、その上からかけたら?」とKさん。「いや、やぶけるでしょ!」Mさん。「手をふいた時に使う紙は?」とYさんがひらめきます。そこで、ペーパータオルを用意しました。 ペーパータオルで砂を包みます。
「砂はこれぐらいでいいかな〜?」
それをカップに移し、氷蜜(絵の具)をかけてみると・・・
「今度は綺麗についたよ!」
バッチリでした。「ボクもかけたい!」「わたしもやりたい!」と氷蜜係は大人気。交代で(といってもなかなか代わろうとしませんでしたが笑)氷蜜係を楽しんでいました。
「いちご味ですね。お待ち下さい。」
「おいしそうでしょ!」
「おいし〜い!」
数日間、かき氷屋さんごっこで盛り上がった後、かき氷をそのままテーブルに並べていたら、すみれさんたちがままごとで使っていました(笑)。
「お部屋でもかき氷屋さんごっこがやりたい!」ということで、中の砂を取り出し水洗いしてカップを乾かしました。
「また使うんだってさ!」
するとTくんが、置いていたカップを使ってカップタワーを作り始めました。
「高く積めるよ!」
そしてそこから、カップタワージャンプチャレンジが始まりました。
「え、これをとぶの?」
かき氷用のカップが、子どもたちの遊具に大変身。さくらぐみオリジナルの遊びが誕生しました。まさに「子ども主体の協同的遊び」といえるでしょう。「子ども主体の協同的遊び」については、語ると長くなりますのでここでは説明を省略しますが、子どもたちから生まれた遊びをみんなで楽しむことです。幼児期において、心を育む大切な活動ともいえます。
戸外ではキックベース、屋内ではカップタワージャンプチャレンジが、いまだに継続中です。お部屋でかき氷屋さんごっこができるのはまだまだ先になりそうです(笑)。
林 信彦