若草学園の実践ブログblog

「ぼくの心と変えてあげる✨」

2025/05/19

ある土曜日の出来事です。

休日ということもあり、朝から「貸してって言ったのに貸してくれん!」「ぼくのおもちゃ持って行った!」「掃除してって言ったのにせん!」「怒って叩いてきた!」と子ども同士のトラブルが続きました。トラブルも解決し、落ち着いたので談笑していると、Iくんが私の膝の上に座り、顔を見つめて「どうしたの?大丈夫?」と声を掛けてくれました。表情に出てしまっていたのかな?と反省しつつ、「今日は朝からみんながたくさん喧嘩したり、怒って暴れたりしたことが悲しくて、心がポキって折れちゃった…。」と言うと、しばらく私の顔をじーっと見つめた後、「よーし!じゃあぼくの心と変えてあげる!」と、自分の胸に手を当てギュッと握った後、私の胸の前に手を当て「ハイどうぞ!」と😊

「ありがとう!Iくんのおかげで元気になったよ😊」と言うと、Iくんも安心したようで、ニコニコで膝から降りて遊び始めました。

その後園庭で遊んでいると、Iくんが「これあげる!」と咲いていた花を「お大事に✨」と言って渡してくれました。

私が心が折れちゃったと言ったので『心が折れた=病気になっちゃった』と思ったのでしょう。優しい心と言葉に、心が温かくなりました。

40名の児童が一緒に生活していると日々トラブルも絶えません。怒って暴れる子、気持ちに余裕がなくなりきつい言葉で相手を責める子、黙ってしまい何も言えなくなる子など、表現の仕方も様々です。ひとりひとりに丁寧に向き合いたい気持ちはあっても大切なタイミングを逃してしまうこともあります。あの時こう関われていたら…と思うこともたくさんあります。その反面、子どもたちの行動や言葉に心が温かくなったり、元気付けられることもたくさんあります。でもそれはこの仕事をしているからこそ感じられることです。子どもたちからもらう幸せを感じながら、これからも日々を大切に丁寧に関わっていきたいと思います。

入所部 宇藤

「自分らしく生きるための基礎作り」

2025/05/16

新年度になり小学1年生の子ども達は、4月1日から放課後等デイサービスに来てくれました。昨日までは児童発達支援の教室だったのに今日からは放課後等デイサービスの教室に入るのは、とても緊張している様でした。慣れない中でも「今日から僕は1年生だから。」という思いに支えられ頑張っているのを感じます。頑張っている背中が可愛くて他のスタッフと一緒に「がんばれー」とエールを送りました。お兄さんお姉さん達も1学年上がることで表情もキリリとなっているように感じます。「1年生には優しく教えてあげなきゃ。」という気持ちが感じられて「素敵だな~いい子達だな~」と温かい気持ちになりました。年上の子たちと一緒に机を並べて過ごす中で「○○が出来るようになりたい。」と希望をもって張り切っている子もいれば「お兄さんたちが大きくてこわい」と不安になって教室を出てしまう姿など様々です。

私達職員は「子ども達のこれから」に寄り添って共に歩んでいます。放課後等デイサービスのガイドラインでは以下の4つの基本活動を組み合わせて支援を行うことが求められています。

 

  • 【自立支援と日常生活の充実のための活動】

子どもの発達に応じて必要となる基本的日常生活動作や自立生活を支援するための活動を遊びを通して成功体験の積み増しをする。

  • 【創作活動】

表現する喜びを体験する。自然に触れる機会を設け、季節の変化に興味を持てるようにする。

  • 【地域交流の機会の提供】

障がいがあるがゆえに子どもの社会生活や経験の範囲が制限されてしまわないよう子どもの社会体験の幅を広げて地域との交流を図る。

  • 余暇の提供

子どもが望む遊びや自分自身をリラックスさせる練習などの活動を自己選択して取り組む経験を積んでいくために多彩な活動プログラムを準備してゆったりとした雰囲気の中で行えるように工夫する。

 

支援をする中で子どもは今何が身についているかを観察して、これからどうなっていったらいいのか目標をもって色んな活動に取り組んでいます。そこで大切になるのは、SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)=社会生活を送るための具体的なスキルとスキルの使い方です。ソーシャルスキルとは、他の人に対するものの言い方、振る舞い方、人と上手に付き合っていくために必要なコツです。SSTの練習を繰り返すことで身に付けていきます。先人の教えにも「やって見せ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」という言葉があります。時代は変わっても人と人のやり取りのコツは変わらないということではないかと思います。人が人を育てることは、人付き合いの経験を重ねることや人とのやり取りをして人間関係を学んで身につけていくことの積み重ねだと思います。特性があることで様々な場で目立った行動をとる子どもも整った環境で特性への配慮の中で経験の積み重ねができることで安心してスキルを学ぶことができます。「○○ができるようになりたい」と『希望』をもって通ってきてくれる子ども達とソーシャル・スキル・トレーニングを積み重ねて自分らしく生きることの基礎作りに向き合っていきたいと思います。

 

児童発達支援センターおひさま 

吉田 広子

地域支援部よりご挨拶

2025/05/12

晴れやかな青空の広がり、青葉が映える季節になりました。

日頃より、若草学園拠点の運営にご理解とご協力を頂き、厚くお礼申し上げます。

 

    令和7年度より、児童発達支援センターおひさま(児童発達支援、放課後等デイサービス、保育所等訪問)と、相談支援センターいちばん星(計画相談、巡回相談、ペアレントプログラム事業)は、共に地域支援部としての機能の充実を図り、大津町地域の障がい児福祉の向上に努めてまいります。

 

この度、センター長に就任いたしました伊豆野良栄と申します。

よろしくお願いいたします。

 

私は、30数年間、自閉症や発達障害のある子ども達を中心とした療育現場、成人期を迎えた重度自閉症の方の生活支援、療育相談、相談支援などを行なって参りました。微力ながらも、 現場で培った知識や経験を活かしつつ、子ども達一人ひとりが持っている無限の可能性を伸ばしていけるよう、職員全員で心を合わせ、子ども達の成長を見守り、支え、学び合いを大切に導いていけるよう取組んでいきたいと思います。

 

    幼少期〜学齢期は、睡眠、食事、排泄、日常生活動作、運動、遊び、学習、コミュニケーション(ことばの発達)等々、たくさんの感覚刺激を受け(そのような環境や機会を与えることが大切)、自分で出来たこと(自己有用感)を繰り返しながら育っていきます。

幼児期の脳の育ちは、5歳までに90%を占めるため、急速に発達していきます。また、残りの10%を思春期にかけて、ゆっくりと育っていくと言われています。

 

児童発達支援センターおひさまの子ども達や相談支援センターいちばん星のご利用保護者の皆様にとって、「心の拠り所」のような場所でありたいと思っています。また、そのような場所であるために最も欠かせないことは、子どもに関わる全ての事業所と家庭との連携が欠かせません。

 

親にとっての子育ては、大きな喜びであり楽しみであると同時に、時には大きな困難に直面することも多々あります。私たちはお子様を中心に保護者の皆様に寄り添い、共に育ちあう温かな関係を築いていくことが必要だと思っています。

 

子どもを真ん中に置き、自然の中で五感を刺激し、人との関わりを楽しい出来事にあふれる場所であり続けたい、子ども達が自分自身の人生を豊かに生きていけるよう、意思決定を大切に、色々な意味での自立を促していきます。

どうぞ1年間宜しくお願い致します。

 

 

児童発達支援センターおひさま

相談支援センターいちばん星

管理者:伊豆野良栄

 

「GWといえば!」

2025/05/02

朝晩の寒さも落ち着き、日中は半袖で過ごすことができる位の季節になりました!

これから夏に向けて、しっかりと食事を摂り、暑さに負けないように体調を整え、夏休みを迎えたいと思います。

子ども達は、それぞれ進級して1カ月が過ぎました!

ようやく新しいクラス、お友達、学校での動きにも慣れてきたようです。

その様な中ちょっと一休み。GWを迎えます!

入所部ではGWが子ども達にとって、楽しい休日となるように様々なイベントを計画しています。映画鑑賞やスポーツ、お菓子作りなど楽しみな内容ばかりです!

その中でも、やはりメインイベントは、「BBQ」です!お肉!お肉!お肉!!!

GWの様々なイベントとお肉パワーでこれから迎える「夏」を乗り越えていきましょう!!    

 

 

 

入所部 岡村

一年間よろしくお願いします

2025/04/30

今年度始まって一ヶ月が過ぎようとしていますね。
新しいスケジュール、新しい環境、新しいお友達に子ども達も少しずつ慣れてきているように感じます。
私は児童発達支援センターおひさまのあずきのお部屋で子どもたちと過ごしています。四月が始まった頃はお昼寝の時間になかなか寝付けず、ひたすら職員におんぶされている子もいました。今では添い寝やトントンで寝れるようになった子が多く「少しは安心できるようになったのかな?」とホッとしています。
あずきのお部屋では、毎日八〜九人の子ども達が過ごしています。
それぞれに特徴や好みがあり、お昼寝一つとっても、トントンが好きな子、添い寝が好きな子、ゆらゆらされるのが好きな子など様々です。子ども達が帰ってからは、その日の様子を職員で話し合っています。「今日はトントンで寝ました!」「足をマッサージするとリラックス出来ていました!」と情報を共有しながらその子に合った対応を模索しています。
これから一年間、活動や食事、運動などを通して、少しでも子ども達の力になれるように、職員みんなで見守りながら、協力して支援していきたいと思っています。
 
児童発達支援センター村上

2年生になりました

2025/04/28

 

桜の鮮やかなピンク色が緑色に変わり夏のような暑さに汗を流す毎日になってきました。

皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

さて、子ども達がそれぞれ進級、進学を経た中、私も若草児童学園2年生になりました。去年の4月に入社した時の事を思い出してみましたが、入社当初から怒涛の1年生だったためか、なかなか思い出すことが出来ませんでした。それくらい私にとってすべてが新しく刺激になり、必死な1年間だったのだと思います。

進級、進学、した子どもたちに私は「今年もステップアップの年にしようね。」と声を掛けています。子ども達にそう声を掛けながらも、自分自身に言い聞かせているようなものです。昨年は全部見よう見まねで周りの職員の助けをたくさんもらいながら、子ども達からもいろんなことを教えてもらいながら支援しました。今年はほんの少し私もステップアップし、自分に出来ることを精一杯考え、若草児童学園2年生頑張ります!

 

入所部 川﨑

2025/04/26

皆様いかがお過ごしでしょうか、春ですがとても気温も高く私は毎日半袖で過ごしています。

春と言えば、「さくら」「入学式」「新学期」「新生活」様々なことを思い浮かべると思います。

私は一年前、若草児童学園に入社しました。

 

入社したての頃は子ども達と仲良くできるかな、分からない事があったらどうしようなど沢山の不安がありましたが、困っていたら相談に乗ってくださったり、分からない事があったらすぐに教えてくださる職員のおかげで不安と緊張はすぐになくなりました。

 

まだまだ分からない事が沢山ありますが、先輩方の姿をみて学び、教えてもらう側ではなく教える側になれるように頑張っていけたら良いなと思います。

 

 

入所部 御村

新たな環境で

2025/04/23

 満開だった桜の木々も力強い新緑へと変わり、爽やかな季節と変わり、爽やかな季節になりました。これまで母親を自宅で介護しながら勤務していましたが、母も特別養護老人ホームへ入所となり、親子共々新たな人生をスタートしています。新年度より通所部から入所部に移動し、もうすぐ一か月が経とうとしています。新たな環境で楽しみ半分不安半分でしたが、私が困っていると子ども達がビックリするくらい早く気付いて「それはここだよ!」「そうすればいいよ!」など、笑顔で教えてくれ、暖かな気持ちで過ごす事ができています。私の表情や行動を観察し、興味を持ってくれているのだな…。と思うと、あらためて気が引き締まる思いがします。しかしまだまだ業務も分からない事があり、職員の皆さんに助けてもらうことばかりですが、いつも「大丈夫!分からないことは何でも聞いてください!」と言ってくださり、日々を感謝することばかりです。早く業務を覚えていけるように、出来事を振り返りながら1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。

入所部 松浦

私の原点

2025/04/21

4月もあっという間に中旬になり、ピンクに染まった街並みも緑へと変わり始めました。

私はこの仕事を始めて2年目に突入していますが、先月まで一緒に働いた職員の方が最後に話された言葉がとても印象に残ったので紹介します。

 

「毎日全力でぶつかり合う、こんな仕事があったんだ!と思いました。」

 

私はこの言葉を聴いた時、ハッとさせられました。

毎日子どもたちと向き合い、一緒に笑って喜んで、時には悲しみ、どうしたらいいんだろう…と考える毎日。1年間子どもたちと喜怒哀楽を共にしながら過ごし、支援していくうちに、私の中で当たり前の毎日となって忘れかけていたもの…。

 

私たち支援者は全力で子どもたちと向き合い続け、子どもの成長と命の尊厳を守っているのだと改めて実感しました。

福祉職の経験がなかった方が、私たちと一緒に働いてくださり、福祉の魅力を持って仕事をやってくださっていたからこその発見であり、私を勇気づけてくれる言葉でした。また、福祉の道を志してきた私にとって、福祉の仕事にチャレンジし魅力を知ってくださったことに感動しました。

 

最後にその方は「あなたもすごいし、子どもたちも幸せだと思います。」と一言。

この言葉は私に、少しの自信と喜びをくれました。

今までたくさん悩み、分からないことだらけで、自分のことで精一杯でしたが、私なりの向き合い方が認められたような気がしました。

成長しているのは子どもたちだけではなかった…。

これからも支援者として私なりの向き合い方を試行錯誤しながら全力で支援に携わっていきたいと思います。

子どもたちが少しでも私たちを信じ、成長できるように。

私自身も、桜の季節と共に、原点に立ち返り、また明日から心機一転頑張ります!

入所部 山口

私の欲

2025/04/18

少し前になりますが、子ども達に「リクエストメニュー」のアンケートを取らせていただきました。

食事でまた食べたいもの、食べてみたいもの、なんでもいいよと声をかけると、一生懸命に悩んで教えてくれたり、思いつく食べたいものを次から次へと教えてくれたり、他にもたくさんお話してくれました。

 たくさん教えてもらった料理の中に、年末年始に提供した「手巻き寿司」や「おせち料理」「かずのこ」、また、いつも提供している「チリコンカン」「かみかみサラダ」などがあり、厨房で作っている料理が子ども達の記憶の中にしっかり残っていて、また食べたいと思ってくれていることに嬉しくなりました。

 

 私の個人的な欲を言えば・・・

子ども達が大人になったときに、「学園でこの料理食べていたな」や「昔、食べたときはちょっと苦手だったけど、大人になって食べれるようになった」など、思い出話の中にちょっとでも登場できたら、とても嬉しいなと思います。

私の欲がどうなるかわかりませんが、叶うように努力していこうと思います。

 

※教えてくれたリクエストメニューは可能な限り提供していこうと思います。

また、ランキングを掲示し、献立表にも記入していきます。

入所部 管理栄養士 丸山

三寒四温

2025/04/16

 寒い日が3日、温かい日が4日続くのを繰り返すという三寒四温なる言葉がありますが、今年は冬と夏を行ったり来たりするような春ですね。皆様、体調を崩されないようにお気をつけください。

 さて、年度替わりに伴い、私は児童発達支援センターおひさまから放課後等デイサービスおひさまぷらすに移籍しました。とはいえ、今まで接していた未就学の子どもたちの教室とは廊下続きですので、「あすかせんせいだ!」と声を掛けてくれる子も多く、嬉しいことです。

 図らずも新一年生となった子どもたちと一緒に進級した形になりました。泣かないかな?固まらないかな?という私の心配をよそに、子どもたちは自然に放課後等デイサービスに溶け込んでいます。学校に通い出して疲れもあるはずですが、活き活きと過ごしている姿には頼もしさを感じます。

 先日、家族に誘われて福岡県の「黒木の大藤」を見に出掛けました。樹齢600年とも言われる藤の花房は1mを超え、20年程前に初見した時にはその幻想的な美しさに魅せられたものです。ところが今年は現地に着くと、花房は僅か10㎝程で芋虫にも似た蕾ばかり。例年より10日以上開花が遅れているそうです。残念でしたが、一般道を往復したことで車中から様々な花を眺めることができました。花桃、桜、花蘇芳、マンサク、石楠花、木蓮、山吹。赤、白、黄、ピンクの百花繚乱です。

 順に咲くはずの花が一気に開いたのも、桜が例年になく長く楽しめたのも、今年の激しい気温差が理由のよう。子どもたちと植えたチューリップも風雨に遭いながらもすっくと立っています。厳しい気候にあっても必ず開く花々は、子どもたちの姿を思い起こさせます。雪に耐えて芽吹き、硬い蕾が少しずつ大きくなり、やがて花咲き実を結ぶ時。その時期に必要な姿だったのだと振り返る日が来るのだと思います。

年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず

放課後等デイサービスおひさまぷらす 理学療法士 髙木明日香

福祉サービス第三者評価結果の公表について

2025/04/14

令和6年度に下記事業所にて福祉サービス第三者評価を受審し、この度評価結果が公表されましたので報告します。

【事業所名】

福祉型障がい児入所施設 若草児童学園

【公表の場所】

・熊本県ホームページ

https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/34/204258.html

*評価結果は以下のPDFファイルでもご確認いただけます。

第三者評価結果(若草児童学園)

本人らしく…

2025/04/14

 新年度がスタートして約2週間。 入学・進学・就職・部署異動等々、この4月で何かしら生活が変化している方々も多いと思います。私自身は大きな変化もなく過ごせていますが、仕事においては新年度のスタートということで新たに気を引き締めていかなければと思っているところです。

 担当者(児)で新生活がスタートされた方も多く、その“あたらしい”環境がとても不安な要因になられる方も多くいらっしゃいます。 環境の変化が苦手な方にとっては、慣れるまでの期間がとても苦痛な期間になるかもしれません。だからこそ、この時期をどう乗り越えられるか周りで関わる者が連携・情報共有を行い支援していく必要があると感じます。不安なことを言葉ではなく、態度で表現される方もいらっしゃいます。以前受けた研修で、『心の声を聴くことができているか。言葉として表出していることだけを捉えていないか。』という言葉を投げかけられたことがあります。改めて考えると、行動や態度で表れていることこそ心の声なのだろうと感じます。相談支援専門員として、本人が安心でき落ち着いた状態で過ごせるよう支援するため、プランニングにおいては、その人の今の困り感だけに焦点をあてるのではなく、これまでのライフストーリーを踏まえ、温かみのあるプランニングにしていくこと、ワクワクできる計画にすることを心がけていかなければならないと思います。

何より、本人が本人らしく生活できるように…。支援する関係者の中の一人として、本人の気持ちや、ご家族の想いにできるだけ寄り添っていきたいと思います。

 

相談支援センターいちばん星 廣瀬

ご入学おめでとう

2025/04/11

 新年度がスタートしました。入所児童では新1年生になった中高生が10名です。

ご入学おめでとうございます。 入学式当日は快晴に恵まれ、桜の花も「待ってたよ!(^^)!」と見守る中、学校の先生方や関係者の方々、そして保護者の方々の歓迎と祝福でいっぱいだったことでしょう。10名の皆さんはその瞬間をそれぞれの想いで感じられたことと思います。 これからもたくさん色々な経験を重ねていかれると思いますが、私自身も経験がない世の中になり、大人も一緒に学んでいく時代です。でも子どもの心の成長の手助けはいつだって周りの大人たちの大事な役割です。

子ども自身が、自分の存在を大切なものとし明日に向かい生きる力をこれからも一緒に考え支援していきたいと思います。 本年度もどうぞよろしくお願いいたします。

 

入所部  クレメンツ 由美 

 

環境の変化

2025/04/09

新年度になり、数日が経ちました。桜の木もあっという間に葉桜になり、少し寂しさを感じます。

3月には10名以上の子どもたちが放課後等デイサービスおひさまぷらすを卒業していきました。寂しさもありますが、みんなが新しい制服を着て新しい学校に通学したり、初めての職場に通勤したりすると考えると嬉しい気持ちでいっぱいです。 
子どもたちと同じように私自身も新しい気持ちで仕事に臨みたいと思います。
 
4月になり、新メンバーに変わり、みんな環境の変化を感じている様です。環境が変わっても臆せず自分から友達と関わったり、新しいことにチャレンジしたりする子どもたちの姿も見られています。
一方で環境が変わることに不安を感じている子どもたちも見られています。子どもたちも自分で気づいていない不安やもやもやがあり、強い口調になってしまう場面も見られました。環境が変わると大人でも不安を感じてストレスを抱えてしまうこともあると思います。大人よりもっと子どもたちは敏感にストレスを感じやすいので、一人一人の子どもたちの様子をしっかり見ていきたいと思います。いつも以上に子どもたちの気持ちに寄り添うことを意識していき、子どもたちが安心して通って来られるように支援していきたいと思います。
 
放課後等デイサービスおひさまぷらす     田代

新年度になって

2025/04/07

新年度が始まり、放課後等デイサービスでは新1年生の子どもたちが利用することになりました。3月におひさまを卒業する子どもたちを見送りながら少し寂しく思っていましたが、それぞれ次の学年に進学し、少し大人になった子どもたちの姿がみていると、気分一新して頑張ろうという気持ちになりました。

 

レクレーションで新1年生と一緒に会話やゲームを楽しむ姿だったり、活動の際にボールが違った方向に行ってしまった時にすぐ反応し、ボールを拾って手渡してあげたりする姿を見ていると、子どもたちはそれぞれ新しい学年になり頑張るぞっていう気持ちでいるんだなと思います。

 

自分も子どもたちに負けず、元気な姿を見せていきたいと思います。

 

放課後等デイサービスおひさまぷらす 緑

始まりの季節

2025/04/04

4月に入り、新年度が始まりました。始まりの季節はみんなソワソワして、進級が楽しみの表情されている子もいれば、不安そうな表情をされている子もいます。

4月1日になるとみんな新しい学年になるので、高校1年生になったMさんは22時まで起きていました。まだ中学生だと勘違いしていた私は「中学生はもう寝る時間だよ」と声を掛けると「もう1日だけん高校1年生だもん!高校生は寝る時間10時だし!」と余裕の表情で言っていました。「そっか。ごめん」と言うと、「明日は高校に行く練習する!」と教えてくれました。Mさんは、1時間程かけて毎日自転車で通学する予定です。毎日、休みの日は漫画を読んだり、スマホを見たりすることが大好きなMさんですが自転車で毎日通うことができるかとても不安に感じています。ですが、Mさんはとても前向きに高校生活を楽しみにされています。これから、Mさんだけでなく進級するにあたってたくさん嫌な事、不安な事あるかと思います。たくさん色々なことを経験し、壁に当たり強くなっていって欲しいと思います。そんな子どもたちの成長を近くでずっと見守っていきたいと思います。

入所部 中矢

新年度もよろしくお願いします。

2025/04/04

こんにちは。新年度も始まり、慌ただしい時期かと思います。今年度も綺麗な桜並木に囲まれとても心地よい気持ちで新年度を迎えることができました。

前年度を振り返り一言で感想を述べると、「療育はとても難しいけど、面白いな」ということを感じました。時には、子どもたちにどんな言葉をかけたらいいのか分からずに戸惑ってしまったり、子どもたちの気持ちを汲み取ることが出来ず支援方法に悩みを抱えることもありました。ですが、毎日子どもたちとしっかり向き合い、関わることで「今何がしたいのか、やりたいのか」を汲み取り支援することが増えていきました。例を挙げるとすると、お部屋から飛び出てしまう子どもには「どうしてお部屋を出ちゃったの?」と尋ねるのではなく「◯◯が嫌だった?/苦手だった?」と子どもたちに真正面からどうしてお部屋を出てしまったのかを聞くのではなく、「◯◯が嫌だった/苦手だったんだね」と気持ちをまずは受け止めることが大切であり、しっかり向き合うことなんだと実感することができました。

今年度もたくさんの子どもたちと出会い、関わり、向き合うことで、子供達から学べることもあり、子どもたちのためにできることや支援方法を考えていきたいと思います。

今年度もどうぞよろしくお願いします。

 

児童発達支援センターおひさま 岸谷

今日の記念日

2025/03/28

3月28日は語呂合わせ「み(3)つ(2)や(8)」で【三ツ矢サイダーの日】また「み(3)つ(2)ば(8)」で【三つ葉の日】となっています。

 

三ツ矢サイダーは1881(明治14)年にイギリスの化学者が平野鉱泉から炭酸水を発見したことから1884(明治17)年に【平野水】として販売が始まったそうです。

学園ではフルーツポンチとして子供たちに提供しています。

 

三つ葉は日本食には欠かせない和のハーブとして知られています。爽やかな香りが特徴で食欲増進効果や消化促進効果また、神経を安定させイライラを安定させる効果もあります。

栄養も豊富に含まれており、お吸い物や鍋、茶碗蒸し、天ぷらなどにして食べるのがおすすめです。

丈夫で育てやすいことからお家で育てるのも良いと思います

 

三つ葉は学園ではあまり提供してはいませんが、フルーツポンチは出す度に子どもたちは嬉しそうに食べてくれます。これからも子どもたちに美味しいご飯を提供できるように頑張りたいと思います。

厨房 洞田貫

「頑張るきみへ」

2025/03/26

3月は別れの季節と言われますね。学園でも3名の児童が卒園します。

先日、卒業レクリエーションを行いました。児童1人1人からのメッセージカードとお菓子花束を貰い、目を潤ませながらも笑顔で受け取っている姿に、とても心が温まりました。

そして、4月からの意気込みやみんなに向けたエールなどそれぞれの思いを伝えてくれました。

その後は厨房の先生が作ってくれた美味しいご飯を職員も含めてみんなで美味しく食べました💛

 

4月からは大人の仲間入りで、今まで体験した事のないこともたくさんあると思います。

学園を卒園しても、職員にとってはずっと若草児童学園の大切な児童に変わりないので、今後も

卒園した児童みんなの成長を楽しみにしています♪

                       

入所部 澤井

新たな環境へ✨️

2025/03/23

今年度も残すところあとわずかとなりました。あと数回で児童発達支援を卒業する年長児さん🌸

昨年度まで同じクラスで関わらせて頂いた子ども達とも、今年度はクラスも離れ関わる機会も少なくなりましたが、時折教室の窓越しから様子を眺めながら、集中して座学に取り組む姿や、あずきクラスの子ども達に優しく接するお兄さんお姉さんの姿に成長を感じていたところでした。

新しい環境になると、不安や戸惑いもあるかもしれませんが、おひさまで頑張ってきた事を思い出し、身についた力を少しでも活かして乗り越える事が出来るように、心から応援しています。

 

あずきクラスの子ども達は、次のステップに向けて活動の中でも新たな挑戦をしているところです。

毎日の遊戯室での運動の時間。以前までは自分の好きなタイミングで自分の好きな遊具や過ごし方で遊ぶという自由な時間を作りながら身体を動かすことに取り組んでいましたが、遊びの幅を広げる目的やルールの中で行動することを目標にスモールステップでルールを加えていきました。

 

日々の経験、毎日毎日の繰り返しの積み重ねで現在は、

  • タイマーが鳴ったら指定の位置に戻ること
  • 指定された場所や遊具で遊ぶこと
  • お友達を待つ、意識する、譲る、順番に並ぶこと
  • 姿勢良く座ること
  • 先生の話に注目すること

等が少しずつ定着出来るようになりました。

 

次へのステップとして、誰がどの遊具で遊ぶのかを先生から発表される場面では

◯見て、聞いて、理解すること

◯見る(視覚情報)だけで理解すること

◯聞く(聴覚的情報)だけで理解すること

◯今日、まだ遊んでいない遊具を自分で思い出し考えること

等の方法で、全体指示の理解や注目を促す取り組みを行っています。

 

あずきクラスも、来年度新しいお友達が増え、新しい環境を迎えます。

 

来年度も、子ども達が沢山の「出来た!」を感じる事が出来るように、ひとりひとりに寄り添いながら、根拠をもった丁寧な関わりを続けていきたいと思っています。

 

児童発達支援センターおひさま 田代(吏)

季節の変わり目

2025/03/19

もうすぐ季節は春になりますね。夜はまだ寒いですが、昼間は少しずつ暖かくなってきたため、子どもたちと外で遊ぶことが増え、一緒に走ったり、サッカーボールを蹴ったりとたくさん体を動かすことが増えてきました。体力がたくさんある子どもたちに追いついていくのに必死ですが、子どもたちとの思い出をたくさん作っていきたいと思います。

私事ですが、今月末で退職させていただきます。とてもさみしい気持ちでいっぱいですが、残りの日数も悔いのないよう子どもたちと沢山の思い出を作っていきたいと思います。

また、これからの子どもたちの成長を楽しみにしています!!

 

 

入所部 白井

支援プログラムの公表について

2025/03/17

「児童福祉法に基づく指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準」に基づき、下記の通り支援プログラムを公表いたします。

【支援プログラム】項目をクリックすると詳細をご確認いただけます。

児童発達支援プログラム

放課後等デイサービスおひさま支援プログラム

放課後等デイサービスおひさま ぷらす支援プログラム

ラン活

2025/03/17

卒園・卒業シーズンを迎え、新年度の準備に追われているご家庭もあるかと思いますが、小学校入学時の必須アイテム、ランドセルを買うことを、最近は「ラン活」というそうです。
高価な買い物をする前には私もよくネットの口コミを検索しますが、早い時期から情報収集をして準備をされる方もいるようです。お店に買いに行く前にあらかじめ選択肢を絞ってからチラシやカタログ、スマホの画像を用意し、どんなデザインがいいのか、何色がいいのか、子ども自身の希望を聞きとり、予約をするご家庭もあるとか。あるランドセルメーカーのアンケートでは、最終的に選んだのは「子どもの希望」「どちらかといえば子どもの希望」が合わせて83%という結果が出ており、自分で選んだランドセルで登校できることを心待ちにされていることだと思います。自分で選んで決めたものの方がより大切に使い続けられるのではないでしょうか。私も「ラン活」のような意思決定支援ができる相談員を目指していきたいです。

相談支援センターいちばん星 太田黒