若草学園の実践ブログblog

傾聴するということ

2024/06/28

先日、ペアレントメンター・コーディネーター養成研修を受けました。

ペアレントメンターとは発達障がい児(者)の子育ての経験のある親が、その経験を活かして、子どもが発達障がいの診断を受けて間もない親に寄り添って話を聞く等の心理的な支援を行い、心のサポーターとなる人のことを言います。

高い共感性に基づくメンターによる支援は専門家による支援とは違った効果があることが指摘され、有効な家族支援システムとして推奨されています。

ペアレントメンターは親だからできる親支援として、同じ親として話に耳を傾け(傾聴)、理解し、その経験を共有することで支える支援です。

ここで重要なのは、無条件に肯定的な関心を持ち、共感的に理解し、素直にそれを受容する「まっすぐな心でよくきく」こと「傾聴」です。

研修ではこの傾聴のトレーニングとして傾聴ロールプレイ(4~5人1組で、相談役、メンター役、タイムキーパー、観察者になって実際の相談場面のトレーニングを行う)が行われました。

メンター役になって相談者の話を聞くのですが、「傾聴」するということが大変に難しくて、冷や汗をかきました。普段どうしても支援の方向で物を考えてしまうので、お話の中で「どうしたらよいのか困っていて」と言われると、自分が持っている情報を伝えたくなったり、「保育園の先生はどう言われているんですか?」と事情聴取したくなったり、アドバイスの言葉が次々浮かんでしまうのをぐっとこらえて、傾聴に徹することは本当に汗が出るほど難しく感じました。

ですが、相談者の立場に立ってみると、自分が話している事にただただ共感してもらえて、気持ちをそのまま受け入れてくださるメンターさんの姿勢にほっと安心することが出来て、話して良かった、聞いてもらえてうれしかったと感じることが出来ました。

傾聴するということは障がい児(者)の保護者だけではなく、当事者にも、高齢者にも、子どもたちにも、一般のどんな人にとっても有効で必要な事だと感じました。

私自身にとっても、とても難しいことではありますが、もっと傾聴する力を身につけられたら、仕事上だけでなく、家族関係、社会的にも有効な人間関係を結ぶ手助けになると思います。

頑張って傾聴マスターを目指してみようかなと考えた次第です。

 

児童発達支援センターおひさま               一山 直子

 

 

若草キッズマルシェ

2024/06/26

先日、若草キッズマルシェが開催されました✨️

子ども達とスタッフ、そして今回は保護者さんも一緒に運営を行うという始めての試みとなりました。マルシェ当日だけではなく、企画を頂いたり事前の打ち合わせから参加して頂いた保護者さんもいらっしゃり、子ども達の為にと時間を作ってくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです☺当日はプロさながらの接客をされる保護者さん、子ども達の接客サポートをあたたかくしてくださる保護者さん、遊びに来てくださったことで会場を盛り上げて頂いたりと、素敵な一日になりました☺✨️

大きなイベントとなる為、緊張もしていたのですが、会場に溢れる色んな幸せを見れたことで肩の力を抜いて交流することが出来たように思います♪楽しむことってやっぱり大切だなって思えた一日でした☆次回のマルシェに向けてまた準備をしていきたいと思います。

10月も若草キッズマルシェにぜひお越しください☆    

                     放課後等デイサービスおひさま 永田

「はじめまして☺」

2024/06/24

はじめまして。

今年4月から「おひさまぷらす」に移動になりました、高木と申します。

宜しくお願い致します。

 

 入職時から、若草児童学園の入所部で勤務しておりました。4月からの移動で、まだ放課後デイサービスでの経験は少なく、やっと3ヶ月がたったところですが、新しい子どもたちとの出会い、新しいスタッフの皆さんとの出会いに喜びを感じている毎日です。

 

 おひさまでは毎日日替わりで、約20名の子どもさん達が放課後からご利用されています、毎日が新鮮で新しい事ばかりですが、もちろん戸惑うことも多くあります。

 困った時、分からない時、いつも優しく教えて下さるスタッフの皆さんがいます。

子どもたちにも「分からない時や、困った時は教えてね。」と声を掛けているスタッフの皆さん、そういった言葉が当たり前に、自然に出てくる環境はとても暖かく感じます。

 

 まだまだ、子どもたちやスタッフの皆さんから教えてもらう事ばかりでご不慣れな私ですが、いつも笑顔を忘れず、子どもたちが「おひさまに行きたい♪」と言ってくれる場所でありたいと思います。

 

 

 

                                       放課後等デイサービスおひさまぷらす 髙木

悩み事

2024/06/21

 高校生は悩みが多いです。男子の、普段はとても仲がいい2人が最近喧嘩をしていて、離れて過ごしています。理由はあるようですが相手に伝えないで怒っており、相手のTくんもなぜ怒って話をしないのか分からない事にイライラしていました。Tくんは喧嘩している事を悩んでいましたが、職員に相談したりすることが苦手で他の職員に話を言わず、私に話してくれました。話しを聞く事で少し気分が晴れたようで、落ち着きました。

どんなに仲がよくても喧嘩する事は誰にでもあり、悩むと思います。そんな時に話がしやすい職員として私を呼んでくれることは嬉しいですが、私だけではなく、どの職員でも相談がしやすい信頼関係を築ける環境にして、悩みなどを減らしていけるような学園になればいいなと思いました。

 悩むことはどうにかしようと頑張っている事なので、いい方向に進めるように職員が手助けして解決できるようにしていきます。

 

 

                       

 

入所部 首藤

第2回 わかくさキッズマルシェ

2024/06/19

6月8日(土)に第2回 わかくさキッズマルシェを開催しました。

去年に引き続き、2回目の開催となりました。

 

当日は本田技研労働組合の皆さんも参加してくださいました。

格好いいバイクを展示していただいたり、バイクの試乗、コーンホールゲームなどを開催していただき、私たち職員と一緒にマルシェを盛り上げていただきました。

 

食べ物ブースにはベーカリーさくら様にパンの販売に来ていただき、また、竹下様には駄菓子の販売に来ていただきました。お忙しい中、ご協力ありがとうございました。

 

私たち職員のブースにも、普段、おひさまに通われている子ども達の保護者の方々に販売やお手伝いをしていただきました。パエリア、唐揚げ、ポテト、綿菓子、削りイチゴ、かき氷、焼き鳥、プリン、ドーナツ、スーパーボールすくい、射的、フリマなど…保護者の皆様のおかげで、たくさんのブースを出店させていただくことが出来ました。

子ども達が楽しめるブースをたくさん出店させていただけたことで、職員も含め、子どもたちの楽しそうな様子を見ることが出来ました。

 

マルシェの日は雨の予報もあり天気も心配していましたが、子どもたちが準備を手伝ってくれたおかげで天気にも恵まれ、無事に開催することが出来て良かったです。また楽善地区の方にもたくさん遊びに来ていただき、ありがとうございました。

 

若草学園のイベントが無事に開催できるのも、本田技研労働組合の方々だったり、保護者の方々だったり、皆様のご協力のおかげだと思います。

協力してくださる方々に感謝しながら、また第3回 わかくさキッズマルシェの計画を作成していきたいと思います。次回は10月に開催予定です。

たくさんの皆さまのお越しをお待ちしています。

総務 中西

おもちゃのやり取り

2024/06/16

先日、二人の孫と遊んでいた日の出来事で気付かされた事を書きたいと思います。 

私を含め三人でピタゴラスを組み合わせて遊んでいたところ、妹が手に持っていたパーツを上の子が黙って取り上げてしまい妹は号泣という兄妹でのトラブルになってしまいました。上の子に「まだ遊んでいたよ。使いたい時は貸してて言うんだよ。貸して、いいよが出来るかな?」と伝えましたが「まだ使ってる」と言い貸してくれませんでした。そこで、やり取りの練習をしてみました。

私が「貸して」と伝えると「嫌よ」と。(-_- 「だったら、いつ貸してくれる?いいよて言って欲しいな」と伝えると「まだ遊んでいるから嫌だー」と答える上の子。(よく考えたらそうだなー、まだ夢中になって遊んでいるよね)と思い、下の子にはお絵かきをしようと歌を歌いながらアンパンマンのお絵描きを促し他の事に興味を持っていったのですが・・・ これで良かったのかは分かりません。下の子と絵を書いたり上の子とピタゴラスをしていると突然、「はい、どうぞ」と丁寧に妹に渡してくれました。「かせたねー。えらいねー。ほら、喜んでいるよ。皆で一緒にすると楽しいねー」と上の子を褒め、下の子には「お兄ちゃん、かしてくれたねー。待つことが出来てえらいねー」と褒めると上の子は鼻の下を伸ばし照れ、下の子は手を叩いて喜んでいました。 褒めるって本当に大事ですね(^o^)

私たち大人は(おともだちとおもちゃのやり取りが出来るのかなー、トラブルになってないかなー。やり取りが出来るようになって欲しいな。)と思いや願いがありますが、子どもがそのおもちゃで満足しないと貸すことは難しく、言葉の意味の理解もどうかな?と思う所がありました。やり取りを伝えるのは大切な事ですが、強制では無くスムーズに貸し借りが出来るようなその子に合った声掛けや、満足と思える空間を作ってあげるのが大切なのかな?と私自身が振り返りや課題が出来た孫子守りの一日でした。

                                                       通所部 藤本

元気な声

2024/06/14

 日曜日の午後、園庭で遊ぶ子供たちの元気な声が厨房内にも聞こえてきます。

自転車に乗ったり、新設された遊具で遊んだり、砂場でお山を作ったりと・・・それぞれ思い思いに遊んでいます。

                      

外遊びを終えた後の子ども達は、清々しい笑顔が溢れています。

 

 

今月のメニューに、「糸寒天サラダ」を提供しました。材料は、もどした糸寒天、ツナ缶、輪切りにしたきゅうり、千切りの人参、セロリです。野菜には塩少々をしておきます。これを、しょうゆ・酢・砂糖・ゴマ油で和えます。ポン酢とゴマ油で和えてもOKです。ツナ缶を入れることによりセロリの味を和らげ、子ども達も食べやすくなります。

 

 

糸寒天は使い慣れていない方も多いと思いますが、水に戻すだけなので簡単に使うことができます。

これからの季節にぴったりの一品ですので、皆さんもぜひ作ってみて下さい。

 

 

入所部  野口

新しい出会いに感謝

2024/06/12

若草学園で、5月の24日に新しい遊具と素敵な人達との出会いがありました。

2011(平成23)年3月11日に起きた、東日本大震災の時から復興支援で全国の子どもの施設に遊び場を提供したいと、遊具を設置しているNPO法人「プレイグラウンド・オブ・ホープ」(代表はマイケルさんという方で、以前「YOUは何しに日本へ」というテレビ番組に出た事があるそうです。)様と今回スポンサーになって下さった「福岡シーホーク」様が来園されました。

福岡シーホークの従業員の方、(約50名程度)がボランティアで大型バスに乗って来て下さり、それに若草学園の職員も加わり、園庭は一気に賑やかになりました。

(代表のマイケルさん、スティーブさん、ダニエルさんは3日前から熊本来て、下準備に取り掛かられていました。施設長も一緒に頑張られていました♪)

色々な国の人々が集まると、やはり英語が出来ないと困るかな?と前日は少々ドキドキしていましたが、同じ目的をもって集まった人達に、言語の壁はあまり感じませんでした。(マイケルさんが、日本語がお上手だったことも1つのポイントだったような・・・)

以前、海外旅行に行った時も感じましたが、笑顔とジェスチャーでコミュニケーションはどうにかなるものですね!

作業はと言いますと、アスレチックの組み立て、築山の芝はり、ままごとが出来そうな秘密基地の様なお家2つのペンキ塗りなどなど、童心にかえって楽しめるものばかりでした。

子ども達には、学校から帰ってからのサプライズだったので、子ども達がどれくらい喜ぶのか想像するとワクワクが止まりませんでした。

そして、完成するとどこからともなく拍手と共に笑顔が!!

子ども達が帰ってくる前に、遊具だけでなくハンバーガーやポテト、ジュースの準備(厨房の方も一緒に)までして下さり、夕食もみんなで外で食べるというダブルサプライズ!!

予想通り子ども達は「わぁ✨やった~!」「ずっとここで遊べるの?」と大喜び!

ハンバーガーを頬張り「う~ん!美味しい!」とニコニコ。

こんなに喜んでくれるなら、頑張った甲斐があったってもんです♪

とっても大満足の1日になりました!

人一人の力は小さくても、大勢になれば1日でこんなサプライズが出来るのだと・・・

AI技術が進む今ですが、やっぱり人の力と温かさは何ものにも変えられないなと感じた次第です。

アラフィフの私ですが、まだまだ初体験ができて、感謝の気持ちです♪

ありがとうございました。

さーてと。

子ども達と新しい遊具と汗だくになって遊んで、笑顔の思い出をたくさん作りまーす♡

 

若草学園 若草児童学園(入所部)  江藤

子育て

2024/06/10

 今年に入り孫が誕生しました。よく「孫は可愛い」と言います。なぜなら親としての責任はなく、可愛がっていればいいからだと思います。孫の存在を通じて、確かにそこは納得出来る話だと思いました。

 

 子育てをしている娘は、いろいろと分からない事や悩みも多く、よく私に相談をしてきます。娘から「お母さんは○○の時、どうしていたの?」と、私の子育てしていた時の事を聞いて来るのですが、正直自分が子育てしていた時は無我夢中だったこともあり、記憶としてすべてが残っている訳ではありません。それなりにアドバイスなど行っていますが、先輩ママとして見栄を張っているのかもしれません・・・。

 

 子育て経験者ならみなさん思っている事だと思いますが、ひとりの人を育て大人にしていく事はとても大変な事で、たくさんの人に協力してもらい成長していくものだと思います。娘もそうやって一人前の母親になっていくことに期待をしています。

 

 そんな日常を送りながら、娘と一緒に子育てしているのかと思ったのですが、私は孫を育てているのではなく、娘を育てているのではと思いました。

 再び子育て(ママ育て)をしながら、孫の成長を楽しみにしています。

 

 今は、孫が私を見てにっこり笑ってくれる事にすごーく満足しています。

 

 相談支援センターいちばん星 山田

食べてもらいたい

2024/06/03

 偏食があり食べられるものが少ない児童がいます。職員さんからの提案で肉や魚等の主菜やサラダ等の小鉢を少し提供し、食べてくれるものがないか試してみましたが、口に運ぶこともなく、どれもだめでした。今日もだめか・・・と思いながら、食べてくれなくても、においを嗅いたり、じーっと見たりと、何か興味を示してくれるものはないかなと悩んでいました。

 

 そんななかでも本人の身長は伸び、日々成長しています。手っ取り早く栄養を摂取してもらうには、たんぱく質やカルシウム・鉄分が強化されている栄養補助食品はどうだろうかと思いました。とはいっても、本人が食べてくれないと意味がありません。

 許可をいただき、職員さんの協力のもと、本人が好みそうなプリン味の栄養補助食品をドキドキしながら提供すると、食べてくれました!ほかにも鉄・カルシウムが強化されているクッキーやウエハース、イチゴやバナナ味のドリンクも受け入れてくれました!!

 現在は今まで食べていたものにプラスして補助食品を日替わりで提供していますが、本当は肉や魚、野菜から栄養を取ってほしい、ほかにも美味しいものがあることを知ってほしいと思っています。目標は「厨房で作った料理を食べてもらう」です!

 目標達成に向けて、少しずつでも食べられるものを増やしていけたらと思います。

入所部 丸山

遊んで学ぶ!動作アイテム

2024/05/31

体を動かすことが大好きな子どもたちは園庭に新しい遊具が増えて大喜び!でも握る・座る・歩くなどの落ち着いた動作はちょっと苦手…というお子さんに最近使ったアイテムです。

 
①レードル
三指握りが難しいお子さんに。太い柄で握りやすく、掬いゲームを楽しみながら練習できます。
 
②シリコンマット
座位でお尻が前に滑るお子さんに。一般的な滑り止めよりピタッと止まり、骨盤の前傾を助けて姿勢を楽に。
 
③センサリーマット
跳ねるように歩くお子さんに。市販のジョイントマットに様々な物を貼って作成。変化に富んだ踏み心地が踵接地や背屈を促します。玩具を踏みたがるお子さんにも。
 
我が家の2歳と4歳はセンサリーマット作りに夢中。ストローやアイスの棒など貼りたいor踏みたい物を次々に持って来ます。指先をフルに使って立体に組めば秘密基地にも!親子で遊びながらより良い動作を獲得しましょう。
 
児童発達支援センターおひさま  高木

意思決定支援で考えたこと

2024/05/29

 福祉分野において“意思決定支援”の重要性を学ぶ中で、支援計画においても本人の“意思”をこれまで以上に求められるようになりました。そのため、関係者間で行われる担当者会議においても、可能であれば本人に参加してもらい“本人の思い”を確認させていただく場合があります。本人から確認できない場合であっても身近な方から本人の意向や希望を汲み取らせていただき支援計画に反映させていきます。

 

 最近、意思決定において、身近に考えさせられる出来事がありました。作業療法士資格取得のために学んでいる甥が学校から課せられた課題で『もしバナ(もしものための話し合い)』と題したものがありました。【自分自身が治療困難な病気で余命があと数ヶ月】と設定されており、35個の項目が記載されています。まずは、自分の人生にとって重要性の高いものをその中から10個選び、更にその10個の中で重要性の高い順に1~10まで自分で順位をつけます。同じ内容を家族としてどう考えるのか、同じように10個選んでもらい順位をつけてもらいます。その後、重要性の高いベスト3について互いに理由を伝えあうというものでした。

“治療困難で余命があと数ヶ月”となると極端な話になりますが、そうなった時に自分ならどうするか…。どうして欲しいか…。

もしもの時を考え、自分の意思を家族に伝えておく、家族の意思を確認しておくことは重要であると考えさせられました。

 

 現在、関わらせていただいている利用者の方々の障がい・重症度・年齢などは様々です。その中で、本人の意思が重要とはいえ、全て本人の思い通りにできるわけではありません。しかし、できるだけ本人の意思を尊重し、思いに寄り添った支援計画にするため、本人や周りの方からしっかり聞き取りを行い支援計画に活かしていきたいと思います。

 

相談支援センターいちばん星 廣瀬

自由とは

2024/05/27

 不機嫌になるとたちまち表情が険しくなり、人が居ようが居まいが物にあたりドアを蹴りどんどんエスカレートしてくる。周りの事情などお構いなし自分の怒りの感情をもろに見せつけ不穏な空気が流れる。

 

子ども達にも行動に至るまで何かしらの事情があるかもしれないが、壊された物がありケガを負わされたともなれば決して許される行為ではないはず。世間の道理からすれば、こんな場合親は叱り、ふてくされる子を引っ張ってでも相手方へ向かい、めいっぱい謝罪を行い壊した物の弁償、怪我の治療費支払いと必死で行う事でしょう。子は繰り返しながらも親とのやり取りの中で、迷惑かけられない心配かけられないという気持ちが湧き、また経験するうちに生活する上での秩序を学び社会へと出ていくことと思っています。

 今、「子どもまんなか」という子どもを中心とした様々な政策が打ち出されています。

子どもには自由な選択をさせたいと大人が願う傍らで、自由とわがままをはき違えて行かないだろうか心配するのは私だけ…。自由とは、自由と一体して責任がある。物事のルールを守る事から、他人の尊厳も大切で奪ってはいけないこと、間違いを起こした場合はその代償があり重んじることなど。これらを守るうえで自由がある事を厳しい社会へ送り出す前に大人はしっかり子供と向き合い教えて行かなければならない。子どもを守り過ぎたりかばい過ぎたりすると子ども自身が学ぶ機会を得られなくなりはしないかと思ってしまう。成長は遅くとも学ぶ機会がたくさんあればいつかは成長したねと思えることが出来るでしょう。真剣に向きあうというのは本当に忍耐が必要で関わる大人も失敗しながら学び成長です。半世紀以上生きている割にはまだまだ未熟な私ですがこれからも子どもたちと一緒に悩み成長していきたいと思います。

入所部 クレメンツ

 

五月病

2024/05/24

 今年度から児童発達支援センターおひさまから若草児童学園に異動になりました。福守将凡(ふくもりまさちか)です。よろしくお願いいたします。

皆さんゴールデンウィークは何をして過ごされましたか?楽しい事をたくさんされた事と思います。学園の子ども達もそれぞれ楽しい事をたくさんしてきました。そんな楽しい事の後に待っているのは五月病ですね。楽しかった連休を経験すると大人でも【仕事に行きたくないな】と感じてしまいますよね。

子ども達も同じで、楽しかった連休を終え【学校に行きたくない】と思いながらもそれぞれ頑張っています。〈学校に行けた〉や〈宿題が出来た〉など当たり前のことかもしれませんが些細な小さな事を一つ一つ認めてあげる事で〈また次も頑張ろう〉感じてくれると思います。

この時期、私も含め五月病を患っていしまう方が多いでしょうが自分で自分を褒めてあげてご褒美をあげながら一緒に乗り越えていきましょう。

入所部 福守

全力で

2024/05/22

5月も残すところ2週となり、夏を感じる暑い日が増えてきたように感じます。体調を崩さないように水分補給をする等、体調管理に気をつけていきましょう!

先日、中学校の体育大会を見てきました。

おひさまでは、あまり運動をすることが無い子も一生懸命走ったり、ダンスを踊ったりととても頑張っている姿が見られました。

疲れが出やすい子も最後まで全力で頑張る姿にとても感動しました✨

本番でのかっこいい姿や笑顔の背景にはきつい練習があり、頑張りがあったと思います。

日々の療育の中では、学校での頑張りが分からないので注意してしまいがちですが、学校で頑張ってきてその後に療育でも頑張っていることを忘れずに支援していきたいと思います。

今後も教育の日や学校行事の際には積極的に学校での姿を見に行き、頑張っていることを沢山褒めて認める関わりを心がけていきます。そして全力で頑張る子どもたちを見習って日々の支援を私も全力で頑張っていきたいと思います!

放課後等デイサービス おひさまぷらす 田代あ

 
 
 
 
 
 
 

学校とおひさまでの姿

2024/05/20

5月は運動会の季節。先週から各学校で運動会が始まっていますが、子どもたちからは「練習きつい。疲れたー。」「ダンス複雑―。」「練習頑張ったよー。」と様々な声が聞こえてきています。おひさまぷらすでは子どもたちの体調を鑑み、いつもより休憩を多く取りながら、無理のないスケジュールを組んで、日々の療育を行っています。

 

先日子どもたちの運動会の様子を見に行く機会があり、課題はそれぞれ違うけれども、子どもたちのがんばる姿をたくさん見ることが出来ました。「たくさん練習したんだろうな。」とか「先生たちの工夫はすごいな。」と思いながら、ふと思うのが、おひさまでの姿と学校での姿との違いです。

 

おひさまでは疲れた表情をしていた子どもが学校の運動会では全力で活動に取り組んでいたり、おひさまと学校で違う表情を見せている子どもたちを見ていると、おひさまでの姿が全てではなく、学校では学校の子どもの姿があることも考え、互いに情報共有しながら療育していくことの重要性を感じます。

 

これからも子どもたちを多角的に見ながら日々の療育を行っていこうと思います。

 

放課後デイサービス おひさまぷらす 緑

ゴールデンウィーク

2024/05/17

 新年度が始まり1か月程が経ち、子ども達も職員も少しずつ落ち着いてきたように感じます。

 5月に入ってすぐゴールデンウィークがあり、帰省した子どももいれば学園で過ごした子どももいます。学園で過ごした子ども達は、プチ運動会、お菓子作り、外出(アミュプラザ・動物園・カラオケ)、映画鑑賞、カラオケ大会などをして充実した休日を過ごすことが出来ました。

 その中で私が一番印象に残っている出来事は、I君が「みんなでお外で食べるご飯は美味しかったなー」と寝る前に話をしてくれたことです。I君は寝るときにいつも今日あった出来事を話をしてくれます。その時間に今日は動物園に行ってその後に公園でみんなでお弁当を食べたことを話してくれました。よほど楽しかったのかその日は話しをしている途中で眠りについてしまいました。職員にとっても子ども達にとってもハードスケジュールとなったGWでしたが、企画をしてよかったと思える休日となりました。

入所部 中矢

新たな環境を整えて️

2024/05/15

今年度、2年ぶりにあずきクラスを担当させて頂くことになりました。
4月からの新しいお友達も加わり、新たなあずきクラスがスタートして1ヶ月が経ちました。

子供達にとって、より良い環境設定を図る為にお部屋のレイアウトや1日のスケジュールを少し変更しました。

お部屋のレイアウトは、テラス側入り口の目の前に荷物置きの棚を配置し、来所後すぐに荷物を置いてそのままの流れで出席シール貼りが出来るようにとスムーズな動線を確保できる為の作りとなっています。最小限の声かけやサポートで子供達の自立を促せるようなねらいがあります。

手指トレーニングを含めたおあつまりまでの朝の自由時間には、手先の巧緻性を高めたり集中する時間を増やす事をねらいとしたトレーニンググッズを用意していますが、なるべく子供達が主体的に楽しめるように一人一人の子ども達の『好きな事、好きな物』で過ごしてもらえたらと思っています。その事で自然と離席も減り集中出来る時間が延びています。自らの思いがあってこそ成長出来るのではないかと考えています。

主活動の後は毎回運動のお部屋でサーキットや体を動かす遊びの時間を作っています。初めは自由に動き回っていた子ども達も日を重ねるごとに、自分の名前を呼ばれるまで待つこと、名前を呼ばれてからスタートする事、順番を待つ事が出来るようになっています。サーキットはスタッフと一緒に回りながら参加出来たり、キックバイクに乗る事に挑戦出来たり、遊びの幅を広げながら体を沢山動かす事が出来ています。キックバイクも、踏切や信号、ガソリンスタンドのイラストの前で一旦停止し、自己コントロールや社会性、認知面にもアプローチ出来る取り組みを行っています。

給食の後は、お昼寝の前なので絵本でリラックスする時間へと変更しました。歯磨きとトイレの後、廊下を真っ直ぐ絵本の部屋へ移動できるような動線を作り、自分の荷物や上靴を自分でなおす事が出来るように視覚ツールを準備しています。お友達とのやりとりを経験する時間にもなっています。

スケジュール変更当初は、これまでと違う!と戸惑う子もいましたが、数日で慣れる事が出来、落ち着いて過ごせるようになっています。

子供達にとって、わかりやすく安心出来る環境設定を今後も工夫しながら、これからも子供達の沢山の笑顔と成長の為のお手伝いを丁寧に行っていきたいと思っています。

児童発達支援センターおひさま  田代吏江子

「めっちゃ楽しい!」

2024/05/13

風薫るさわやかな季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

5月といえば、春の大型連休ゴールデンウィークがありました!!

若草学園では、1日目カップケーキ・プリン作り 2日目;プチ運動会 3日目;外出

4日目;カラオケ大会・映画鑑賞を行いました。子ども達の「ひまだな~」が出ない為に、ゴールデンウィークってすごく楽しい!と思えるように、職員が前々から子ども1人1人からアンケートを取り、計画を練ってきました🔥

いざ、ゴールデンウィークが始まりました。計画通りにはいかないことも多々ありましたが、ゴールデンウィーク中には、たくさんの「めっちゃ楽しい!」「終わりたくない」「ずっと休みがいい」の言葉が聴こえ、多くの笑顔が見れて達成感と幸せな気持ちを味わえたゴールデンウィークを過ごすことができました。

長期休みも、子ども達が楽しめる行事を多く考えて一緒に楽しみたいです♪

(ゴールデンウィークが終わると一気に疲労が出て、休みの日は1日ベットの上から動けませんでした💦子を持つ保護者の苦労が知り、改めてすごいと思える日でした)

入所部 小﨑

成長

2024/05/10

 私が若草児童学園に入職して早3年が経ちました。今年度から放課後等デイサービスおひさまぷらすから入所部に異動になりました。1年目の時に入所に配属させていただいていたため、1年目の時より子ども達がどのように成長しているのかを楽しみにしていたら子ども達みんなお兄さん、お姉さんらしくなっていてとてもビックリしました!

 これからもどのように成長していくのかとても楽しみに子ども達と楽しく過ごしていきたいと思います。

 今年度もよろしくお願いします。

入所部 白井

 

環境の変化

2024/05/10

新年度が始まり1か月が経ちました🍀まだまだ慣れないことも多いと思いますが、みなさん頑張っているところだと思います!おひさまでも子どもたち一人ひとりのペースに合わせて支援し安心してきてもらえるようにしていきたいと思います✨

 

私事ですが、今年度から異動して新しい環境で過ごすこととなりました🌸3月からドキドキしており、4月に入ってこれまでとは違う時間の流れや仕事、人間関係等考えることがたくさんあります。大人の私でもそうであるように子どもたちはもっとそれを感じ、環境の変化に不安やドキドキ、対応できるまでのストレスがたくさんあるのだろうなと思います😌自分で感じているかもしれないし気付いていないかもしれませんが、毎日毎日頑張って保育園や幼稚園、学校に通っている子どもたちに寄り添い、小さな変化にも気付くようよく見て、子どもたちが心や体の力が抜けるように接していけるようにしたいと思います。「安心」「楽しい」と思ってもらえるよう私も一緒に楽しんで成長出来るようにしていきたいと思います!

 

放課後等デイサービスおひさま 髙本

新年度を迎えて

2024/05/01

 新年度が始まり1ヵ月が経ちました。私たち相談支援専門員の年度始めの業務の一つとして、放課後等デイサービスの利用が開始になった小学校1年生と、学校を卒業されて成人の障がい福祉サービスが開始になった利用者の方への、1ヶ月ごとのモニタリングが(3ヶ月間)あります。ご利用中の様子を見学させて頂いてご本人や支援者の方にお話しを伺ったり、ご家族にお聴き取りさせて頂き、サービス等利用計画書の支援目標の達成度やニーズの充足度、今後の課題と解決方法について情報を整理しながら報告書を作成し、市町村役場に提出しています。

サービス等利用計画は、将来の希望や今後やりたいこと、今困っている事、家族の意向をもとに課題を作成し、達成するために必要な支援目標を立てています。「課題解決のための本人の役割」の欄もあり、得意なことやこれまで成功してきたことを振り返りながらどうすればうまくいくか支援者の方にもアイディアを出して頂いて、家庭での環境作りや関わり方を一緒に考えることもあります。

先月のモニタリングでは、小学校生活のリズムに慣れるようにとご家庭で取り組んでおられ、1年生になってから自分でできる事が増えた、というお話しをたくさん伺いました。改めてご家庭での関わりの大切さを感じたところです。もちろん、うまくいく事ばかりではなく、できていた事もできなくなる事はあります。成長とともに別の課題も見えてくる為、またお話しを伺って、解決するためにはどうしたらいいか一緒に考えていきながら、自立に向けたサポートをさせて頂きたいと思っています。

新しい環境に少し慣れてきた頃に連休に入り、休日モードから平日の生活リズムに切り替えることが難しいかもしれませんが、お休みをしっかり楽しんでまた頑張りましょう。

 

相談支援センターいちばん星 太田黒

見逃さないように

2024/04/26

先日、日曜日出勤の際にS君と一緒に猫の餌やりに行きました。

普段は、気持ちが不安定になりイライラしてしまうことも多いS君ですが、猫と触れ合うS君の表情は今まで見た事のないくらいやさしく、やわらかな表情をしていてとても印象的でした。こんな表情もするんだなあと大きな発見でした。猫ちゃんに対しても優しく「餌食べていいよ」「僕の事見てるでしょ~?」と声を掛けていたのでいつもの様子からは想像出来ないような貴重なS君の姿を見れて、いい時間を過ごせたなと思いました。子ども達と毎日一緒に過ごしてはいても、いつも学園内での同じ環境の中での姿しか見る事が出来ていません。少しいつもと違った場面になることでこんなにも違う表情を見せてくれるんだなと思ったのと同時に、もっと子ども達の色んな表情を見てみたいと思いました。

若草児童学園で働き始めて今年で4年目に入りましたが、日々の子どもとの関わりの中で、難しいなと感じたり、私には向いていないかもしれないと悩んだり、もっとこうすればよかったと反省することも多くあります。その度に、自分で見つけた子ども達のかわいらしい表情や行動、面白い発言、やさしい言葉に前を向かせてもらい、ここまでやってこれています。これからもわたしの頑張る力となる子ども達の色んな一面を見逃さないよう拾い集めながら4年目も頑張っていきたいです。

 

入所部 山本

笑顔で挨拶

2024/04/24

 新年度に入り、早くも1ヶ月が経とうとしています。

進級・進学で環境が変わって大変な中、若草児童学園の子ども達は毎日頑張って登校しています。

時には「今日は行きたくない・・・」という声も聞こえてきますが、数時間でも頑張って登校している姿を見て、とても頑張っているなと思っています。

総務では業務として子ども達と関わる事は多くはありませんが、登下校の際には笑顔で接する事ができればと思い、顔を見ながら「いってらっしゃい」「おかえりなさい」と挨拶をするように心がけています。

 

総務では年度末から新年度、そしてこれからの決算に向けて繁忙期に入っています。それでも子ども達の楽しそうな声に、毎日元気と癒しをもらっています。

 

入所部 総務 宇都宮