若草学園の実践ブログblog

「うまい・うまい」 

2017/12/27

 

入所して1年6ヶ月の男の子・4歳3ヶ月になります。生活する中で、食事の時間で座る事の難しい姿が見られました。まず広い食堂に入る事が苦手な様で、入ると泣き出してしまいます。1日何度も遊び感覚で食堂を行ったり来たりしていました。その後、楽しいという気持ちになったのでしょうか?ニコニコしながら自分から入っていくようになりました。しかし、椅子を見ると後退するような行動がありました。椅子も大小試してみた中、テーブル付きの椅子に興味を示し自分で座ろうとしていました。職員がそばについて座る事が出来ました。その行動に対して手を叩き喜ぶ職員を見て、男児も一緒に喜びました。

さあ~続きは次回に!何が起こるのかワクワクします!                                      (N・N)

 

「できた!」を大切に☆

2017/12/27

現在、支援の必要なお子さんを持つ、共働きのご家庭が増えています。私は、そのようなご家庭にスポットを当て、「一人のいのちにみんなで寄り添う」について考えていきたいと思います。

支援の必要な子どもたちの中には、

・思いついたら後先考えずに行動してしまう子

・宿題の間違いを指摘され、癇癪を起してしまう子

・忘れ物が多い、物を失くしてしまう、片付けが出来ない子

・楽しいことからの切り替えが難しい子

など様々な課題を抱える子どもが多くいます。

様々な課題を抱える子どもたちの一番近くで寄り添う保護者の中には、

・仕事で疲れているのにご飯を作る買い物をする

・学校や事業所の連絡帳や配布物の確認

・子どもと一緒に宿題や次の日の準備

・寝かしつけ

など家に帰って休む暇もなく、心に余裕がなく、つい怒ってしまう、褒めてあげたいけどなかなかできない、これでいいのだろうかというお話してくれた方もいます。

私たちは、送迎時や連絡帳にて家庭での困り感や悩みを共有するだけでなく、無理なく出来る解決策を考え、伝え、少しでも緩和できるようにを心掛けていくこと、療育場面でも活かしていき、子ども達が少しずつでも褒められる経験やできたという経験を増やし、家庭の中に繋げていくことが出来ればいいなと考えています。

 

若草学園 通所部 児童発達支援センターおひさま

放課後等デイサービス(服部)

側にいるよ(*^-^*)

2017/12/26

4月から自閉症と診断を受けているK君と関わり始めた。

不安な事や嫌なことがあると大きな声を出して泣くK君に対し、正直「どうしたらいいか分からない」と思った。

 

言葉が出ない彼に私が出来る事は側にいる事だけだった。

周りのスタッフに「身体に触れるだけでも安心するよ」、「パニックになる前に心拍数に変化があるからそこにも目を向ける事も大切」等のアドバイスをもらいながら関わりを続けた。

 

徐々に私に変化があった。K君に対し「どうしよう」という不安が減り、「彼が楽しめて安心できるものは何かないか」と考えるようになった。

 

K君はもうすぐ一年生だが、より丁寧に関わりの持てる小さい子たちのクラスにいる。

周りのスタッフに、「可能な時があれば同じ年代の子どもたちとも関わらせてあげたい」

と相談した。

彼のその時の状態に合わせ、年長さんのクラスの活動に参加させてもらった。

K君もお友達との関わりの中で、声を出して笑うようになった。

 

どちらのクラスでもみんなと一緒にいて、K君に出来る事を探すという事を、日々スタッフ同士話合いながら行っている。

 

K君が笑顔になると私まで嬉しくなる。

 

K君をはじめ子どもたちと寄り添いあいながら悩みながらも楽しい日々を過ごしていると感じている。

 

「実習頑張りました。」

2017/12/26

高校3年生のS君は3週間A型事業所で実習を行いました。寒い中、山道を自転車で通い欠勤・遅刻することなく頑張りました。いろんな課題は見つかりましたが、事業所さん側から求人の案内を頂き本当に嬉しく涙が出そうになりました。実習での経験を残りわずかな学校生活に生かして欲しいものです。早く決まるといいなあ・・・。

 

若草児童学園 入所部

ひとりのいのちにみんなで寄り添う

2017/12/25

 

 私は、放課後等デイサービスくまぽこのほうで、リラクゼーションの担当をさせて頂いて半年が過ぎました。毎週1~2回では」ありますが、Aくんは、とても筋緊張があり、とても身体に力が入り、どう関わっていったら良いのか、ただ筋肉をほぐすことで、筋緊張が緩和されるのかと思いマッサージを続けて参りましたが、どうしても筋緊張が取れないので、動作法に参加し学ぶ中で、ただ動作法をするのではなく、互いの信頼がないとリラックスできないことを知り、リラクゼーション動作法・心身障害関係の本を購入し、その中に、音楽や香りでの刺激などが、良いのではと思いまして、しばらく好きな音楽を聞きながら、アロマテラピー療法(芳香療法)取り入れて香りを楽しみリラックスして頂き、その後に、マッサージで身体をほぐしながら、ふれあい体操をし、時には足湯を取り入れ、本の読み聞かせなどをした活動を行っています。

その中で、声掛けをしながらすることで、互いの信頼をはかるのではと思い、声掛けをしっかりやりリラックスできるように頑張っております。

そして、その活動を家族に伝えて共感しながら、悪戦苦闘していますが、この半年間で、以前より家族との会話もふえて、Aくんのこと以外の話もして頂けるようになり、家族・職員ともに寄り添うことができるようになりました。

 

          若草学園 通所部 放課後等デイサービスくまぽこ M.S

 

「共感し合うと言う事」  

2017/12/25

子ども達自らが共感し合うと言う事とはどういった事だと思いますか?

毎日、友達といろんな遊びをしています、UNOトランプゲーム、テレビゲームや外遊びの時の自分の植えた花の防御柵作りにもそうです。ついつい一人の友達の遊んでいる遊びが面白く何気なく一緒になって取り組んでいる姿がそこにあります。一人の子どもの植えた鉢を他の友達に荒らされない様、その子供は網で防御柵を作り始めました。自分なりにそれぞれの網の端と端とを紐のようなもので結びその花の鉢を囲むように上手な手つきで取り組み始めましたが、少し範囲が広い事もあり四苦八苦しているその子供に助け舟が現れました。子どもの『手伝って』の言葉かけもなく、自然の成り行きのままにその子供ともう一人の友達は無言で柵を作り始めました。「こっちして」「あっちして」の言葉の掛け合いもなく、ただ無言でそして相手の作業に歩調を合わせたかのように段取り良く作っていく二人の姿、共に暗黙の了解のもとで同じものを作る楽しさを二人共々感じていたように思いました。

 

 

「給食だより①」

2017/12/25

今日は、普段の子どもたちの食事の様子を紹介したいと思います。 

子どもたちの年齢や特性に応じて、10テーブルに分かれて食事をしています。中・高等の子どもたちは、低学年の子どもたちのお世話をしてくれたり、低学年の子どもたちは、中・高等部の子どもたちをお手本に、少しずつですが日々成長する姿が見られ、和気あいあいとした雰囲気です。

 高等部を中心に、配膳当番にも取り組んでいるので、またその様子も紹介できればと思います。お楽しみに…☺

若草児童学園 入所部

 

「明日はクリスマス会本番!!」

2017/12/25

短い期間の中、歌やハンドベル、ダンスなど

一生懸命練習を頑張って来ました。

時にはつまずく事もありましたが、周りの園児と

励まし合いながら本番に向け少しずつ進んできました。

 

そして明日はいよいよクリスマス会。

ドキドキとワクワクで胸がいっぱいだと思いますが、

練習してきた事を信じて頑張って欲しいと思います。

また、クリスマス会を楽しんでほしいと思います。

若草児童学園 入所部

「仮装大賞」

2017/12/25

 

 

もうすぐ始まるクリスマス会。子どもたちはそれぞれの種目を必死に練習しています。その中で、仮装大賞では、かわいい衣装を制作し、披露するものです。まだ子供たちには着せていないので、本番が楽しみです。また、自分も仮装大賞に出るので、子ども達が笑ってくれるように頑張りたいと思います。

 

「寄り添う」

2017/12/25

 

 

「寄り添う」、これという答えは見つかりませんが、考えるタイミング、環境、考え方など様々な形の「寄り添う」があると思います。ネットで調べれば何万種類。みんな違った「寄り添う」があります。いつのまにか「寄り添われる」こともあり、ほっと笑顔になれる。それがあるだけで「頑張ろう」と思える。自分自身、年を重ねることで今とは違う「寄り添う」へも変わるでしょう・・それが答えで良いのかなと思います。

「寄り添う」為には、継続して相手の本心を知り、共感し、一緒に考えることだと思います。今の便利な時代、「買ってあげる」「してあげる」「うわべだけの喜び」など簡単にできることが多いと感じます。ただ、本当にそれが、良いとは限りません。「めんどくさい事もあるでしょう」「わずらわしい事もあるでしょう」「冷たく見えるることもあるでしょう」その日だけの関わりだけでなく、その方の生活に直接的にも、間接的にも関わり続けることが大事だと思います。

事務職としは、間接的な仕事が多いですが、利用者の幸せ、さらに一緒に働くスタッフの幸せへつながる業務改善を常に意識し、これからはじまる新たな「ライフステージ」へ熱い心を燃やし続けていきたいと思います。

 

若草学園(入所部・通所部・相談部) 事務

 

「 やったー 今日から冬休みだー」

2017/12/25

楽しみにしていたクリスマス会も無事に終わり、いよいよ冬休みの到来です。

寒い朝の登校もなく少しゆっくり朝食が取れます。

何よりも待ち遠しのは、お正月の外出や帰省です。指折り数え家族と過ごす日を待っている子ども達です。明るい表情で「いってきます」と元気に帰省していく子供たちを見送る度に楽しい時間を過ごしてきてほしいと願っています。

しかし、諸事情で帰省出来ない子もいます。長期休みに入ると帰省していく友達を見送り、寂しくて表情も暗くなり、不安定になる子もいますが、全職員が子ども達の心に寄り添い、いかに子ども達が毎日を満喫できるか考え、共に行動し子供らしい気持ちを失わないよう、笑顔を忘れない様、日々支援にあたっています。でも、「先生、今日きつそうね」「どうしたと?」など一番に気づき優しい思いやりの言葉をかけてくれたり、苦しくて思うように行かない胸の内を教えてくれるのはいつも大好きな子ども達なんです。

さあ、来年もがんばろうーね。

若草児童学園 入所部

 

少しづつ、少しづつ…♪

2017/12/22

おひさまの子どもたち、またはその保護者の方々が日常生活の中で様々な困難に立ち向かうためには、沢山の支援が必要です。私たちはその支援をさせて頂く者として、11人のケースに沿った支援を日々考えながら仕事をしています。

私は「ひとりのいのちにみんなで寄り添う」ということを一人のお子さんについて考えてみました。

そのお子さんは現在療育以外に作業療法、相談事業所との面談をしながら心と体のケアをしています。日常でも様々な困難に立ち向かいながら生活をされています。そんな中で、本人は今の生活をどのように捉えているのか、お母さんはどのように捉えているのか、私たちはどのような支援をしていくべきなのかを日々考えています。

その中で今本人に必要なことを職員間だけでなく、本人の想い、お母さんの想いを尋ねながら支援に繋げていきたいと考えています。まずは大人との関わりを増やしていきながら、少しずつ少しずつ、本人が頑張れる環境を作っていくこと、本人が頑張れるようになることで、お母さんの負担を少しでも緩和していけることを目標に、本人が関わる全ての機関と連携を深めていきながら、日々の支援を充実させていきたいと思います。

 若草学園 通所部 児童発達支援センターおひさま

放課後等デイサービス (小鷹)

🍰食べること🍩

2017/12/21

 おひさまでは、昼食は職員と子どもたちは一緒にお弁当を食べています。

たくさん食べる子、早く食べ終わる子、苦手な食べ物がある子、色々な子どもたちがいます。

 

初め、お弁当の半分も食べられない子がいました。

あまり食に対して興味がなく、半分も食べないうちに手をつけない日が続きました。

「どうしたらいいかな?」「まず完食できたことを感じてほしいよね」「お弁当箱が大きいのかな?」など職員で相談しました。

お母さんにお願いをし、お弁当箱の大きさを変えてもらったり、一口食べたら「頑張ったね」と声をかけたり、「先生も一緒に食べよう」と子どもがご飯を口に入れるのに合わせてご飯を口にしたり、「おいしいね」と言いながら一緒にご飯を食べるなど色々なアプローチをしました。

 

日々の生活などで色々なことを経験し、子ども自身が成長をしたこともあり、ある日、全部お弁当を食べることができました。

一人の職員が「すごいね~!全部食べたね!」と褒めると、とても嬉しそうに他の職員にも見せて回りました。

そのたびに「すごいね~!」と褒められて、嬉しそうに笑っていました。

それから、全部食べられる日が少しずつ増え、そのたびに「見て、すごいでしょ?」と空になったお弁当を嬉しそうに見せに来てくれます。

 

周りの人が食べた頑張りを認め、褒めることで、また頑張ろうと思えたり、出来ることが増えていくということをあらためて感じました。

食べることは、人が生きる為に必要なことです。子どもたちには、成長するためにバランスの良い食事をとってほしいと思います。しかし、まずは食べることが楽しいと思えることが大切じゃないかなと思います。

食べることが苦手な子どもたちや、食が細い子どもたちは、まず周りが食事を一緒に食べて「おいしいね」と伝えたり、少しでも「食べた」ことに対して頑張りを認めていく。そうすることで、食事が少しでも楽しいことになったら一歩前進!

それから、苦手なものはほんの一口でも食べたらそれでOK。頑張ったことを認めそれが少しずつ増えていって、少しずつバランスの良い食事がとれるようになればと思います。

これからも、スモールステップを大事にしながら、ちゃんと見ていることをしっかり伝えることを大切にし、子どもたちに寄り添いながら、楽しく成長を感じていきたいと思います。

        若草学園 通所部 児童発達支援センターおひさま(児童発達支援事業より)

その瞬間を大切に

2017/12/20

現在、おひさまに通われている男の子とのやりとりについて、お話したいと思います。

4月、療育を始められた頃は、朝 来所されてもなかなか玄関から入って来れず外で座り込んだり、目に涙を溜めたり・・と見られていました。室内に入って来ても、部屋から飛び出す・表情も落ち込みがち・・でしたので、私もどのように関係性を作ったらいいのか・どうしたら困っている事に気づいていけるようになるのか・・と考える日々でした。そこで、まずは しっかり接して、おひさまでの緊張を解いていこうと考え、そのお子さんが視線を送っている物を言葉に表現して声を掛けてみたり、お子さんの好きなキャラクターの服をヒントに会話をしたり等、自然に接して行くことを続けていくと、最近では、お子さんの方から手をつなぎに来てくれたり、一言二言ですが声を掛けてくれるようになり、少しずつでも関係作りが出来ていることを感じました。

 最近の療育で、お子さんが食事後にカバンへ行きカバンの中を必死に覗き込んで、なかなか椅子に戻ってこない事があり、日頃の行動とは違っていた事が気にかかり、様子を見ていると歯ブラシセットを探しているのかな?と思い、お子さんに「歯ブラシセットがないの?」と尋ねると「うん」と教えてくれ、一緒に探すとカバンの底の方から見つかり、出すと笑顔で椅子に戻る姿が見られました。このような場面からも、お子さんの一つ一つの行動からも、そのお子さんの思いを発信・受け止められる事を実感し、これからも見逃さず大切にしていきたいと思いました。

         若草学園 通所部 児童発達支援センターおひさま(児童発達支援より)

ひとりのいのちにみんなで寄り添う

2017/12/20

「ひとりのいのちにみんなで寄り添う」

 

 現代社会の進化と共に「生きづらさ」を抱えている人が年々増えてきている現代。個々の尊重、核家族化がもたらした「人とのつながりの希薄さ」は、相談支援の場面において困難さを極める原因になることが多くあります。特に、障がいを抱える人の「生きづらさ」は、子どもだけの問題ではなく、大人になったらより深刻になっていきます。

 私の考える「いのちに寄り添う」は、「生きづらさに寄り添う」と解読したいと思います。「生きづらさ」を抱えている人(子どもも大人も)は、誰にも相談できず、一人で抱え込み、一人で解釈し、一人で行き詰まり、判断を間違えてしまうことも多く、判断する力の弱さによってトラブルに巻き込まれたり、社会との交流がうまく出来ず、孤立化(引きこもり)し、最悪の場合、死の選択さえしてしまうこともあるのです。人は人の中で生きていくこと、人は人との支え合いの中で生きていること、理解してくれる人との出逢いは、心の支えとなり、心を元気にしてくれます。

「生きづらさ」を抱えている人は、理解してくれる人との繋がりや理解者を求めていると感じます。「生きづらさ」のある方に寄り添うことは、人の心に寄り添い、心を救うこと。そのことが「ひとりのいのちに寄り添う」ことだと思います。

 

若草学園 相談部

寄り添う

2017/12/19

私は現在、放課後等デイサービスくまぽこで療育を行っています。日々、支援学校や地域の小・中学校の子どもさんが通園しています。日頃から職員間でミーティングを行い、保護者さんとも情報交換・共有しながら支援をより良いものにしていこうと話し合いを重ねています。1人の子どもとの関わりで迷った時にはスタッフ全員で話し合い、「こうしたら…」や「こうしてみよう!」と意見を出し合い支援につなげています。うまく行くこともあれば、うまくいかないこともあり、日々勉強だと痛感しています。その日の気分や体調等にも左右され、支援の奥深さも実感させられます。現在、くまぽこを利用されている子どもさんで支援学校に通われているA君は、中学部に進学し環境や先生が変わったことで落ち着かない時期がありました。保護者さん・学校とも情報交換を進めていき、職員間で手立てを考え、実行していくことで徐々に落ち着いてきています。そこには、本人の環境についていこうという努力もあったと思います。そこを認めていくことで自己肯定感の低下を防ぎ、次へと繋がっていくと思います。

職員間でしっかり連携し、支援にあたっていきたいと思います。

 

          若草学園 通所部 放課後等デイサービスくまぽこ G.K

みんな大切な存在

2017/12/18

 私事ではありますが、保育士を目指したいと思ったきっかけをお話すると、母子、あるいは父子が孤立した子育てにより、そのしわ寄せとして、子どもが病時に一人家で過ごしたり、生きにくさや困り感に気づかない本当に困っている人達は自らヘルプを出されない現実を目の当たりにしたからです。

 リーライズでは、子ども達に対し、「自己コントロールする力」「人とやりとりする力」「社会で生きていく力」をつけるべくSSTプログラムなどを重視していますが、それだけではなく、四季を感じたり、余暇活動を通して友達やスタッフとの会話を楽しみ、少しでもその子どもの課題を改善することで不安を軽減してあげられたら素晴らしいなと思います。

 「ひとり」を気にかけてくれる大人が周りにいて、皆が心配したり、成長を喜んでいることを感じてもらえば「ひとり」がかけがえのないとても大切な存在であるといつか気付いていただけるのかなと思います。

 

若草学園 通所部 リーライズ  高橋

 

 「今年も難易度高めです!!」

2017/12/18

 

 

本日は男子選抜ダンスの練習風景をお届けします!

2年前に結成されたこのチームは『よりかっこいいダンスパフォーマンスをする』事をコンセプトとして誕生しました♪

今日も「自主練やろう」と誰からともなく集まって、CDラジカセを囲み、何度も何度も振りつけの確認をしている子ども達。そのパフォーマンスはもちろんですが、ダンスに一生懸命になっているその姿がかっこいいなぁ~と思います。

年々難易度が上がっているダンス、今年はどんな曲になったのでしょうか!?

クリスマス会の最後を飾る彼らのダンスをお楽しみに・・・★

 「もうすぐクリスマス会」

2017/12/16

今年も恒例のクリスマス会が23日(土)にあります。歌、ダンス、

ハンドベル演奏、劇など子ども達がそれぞれ分かれてステージ発表

します。なかなか全員揃っての練習ができませんが、今日は休日を

利用してハンドベルの練習を頑張っている子ども達の練習風景です。

まだまだ自分の出す音に自信がない子ども達ですが、本番に向けて

頑張って練習しています。綺麗な音色が保護者の方々に届けられますように。

療育者として…親として…。

2017/12/15

 

私は、初めて療育を受けようと相談に来たり、見学に来たりする方の対応をさせて頂くことがあります。相談に来られる方の経緯としては、「健診や育児相談で療育を勧められた」「保育園・幼稚園の先生に相談したら、おひさまを紹介された」「ママ友に相談して教えてもらった」「インターネットで検索した」「相談員さんから紹介してもらった」…など、様々です。時には、同じ法人の園長先生自ら「お母さんの相談にのってあげて!」とお電話を下さるケースもあります。

 個々の悩みも、言葉の遅れが気になって…、集団に入ることが難しくて…、じっとしてお話を聞いていられなくて…など様々です。私自身も年長と年少の子どもを持つ、2児の母親でもあります。保護者の方のお話を聞き、共感できる部分がたくさんあります。親になって初めて、仕事に家事に子育てに…と、時間に追われながらの子育ての大変さを経験しました。

私は大学を卒業してから知的障がい者の施設(入所・通所)や相談員などのお仕事をさせて頂き、ずっと福祉の世界で過ごしてきました。仕事で色々な人と関わってきましたし、事前予告や褒め方、声をかけるタイミング、声のトーン…など色々学んできたつもりです。しかし、親として子どもと関わる時には、頭では分かっていても、ついつい感情的になってしまったり、親の考え(希望)を押し付けてしまったり、話をゆっくり聞いてやれなかったり…と反省の毎日です。きっと相談に来られる保護者の方も同じだと思います。

私自身も子どものことで悩んだ時に、「私の育て方が悪いのかなぁ…、私のせいで…」と自分を責めたこともあります。私は運良く、私の両親と同居しているので、子育て等の手助けもしてもらっています。保育園の先生にも連絡帳を通して、色々な相談もしています。また、我が子も地元の療育事業所のお世話になっています。私は一人の親でもあり、療育者でもありますが、我が子の集団生活での様子はどうしても知ることが出来ませんし、その場で子どもに関わることも出来ません。私一人で子どものために出来ることは限られていると思います。保育園の先生や療育事業所の先生のことばを聞いて「あっ、そうなんだぁ~」と新たな発見や気づきがあることも多々あります。「お母さんだから出来る」「先生だから出来る」「おばあちゃんだから出来る」ではなく、皆の力が必要なんだなぁ~と改めて感じます。

私たち療育事業所は、子どもの「(自分で)出来た!」をどのように関わったら伸ばしていけるのかを保護者の方と一緒に考えて、伸ばしていくところだと思っています。そのためには、保護者の方や保育園・幼稚園・学校の先生、おじいちゃん、おばあちゃん、色々な福祉サービスを紹介して下さる相談員さん、赤ちゃんの頃から見守って下さった保健師さん…皆の力が必要と思います。

私たちは、保護者の方が安心して相談に来られる、安心して我が子を預けられる事業所でありたいと思います。そして、子どものために一緒に悩み、考え、一緒に育てていけるような支援者でありたいと思っています。私たちは保護者の方を含め、子どもの笑顔を守るための応援団です。「ひとりの命にみんなで寄り添う」という法人理念のもと、法人全体で、そして地域全体で子ども達を支えていきたいと思います。

私はこの年になって未だに親に怒られます。(笑)親になった以上、一生子育ては続くんだなぁ…と改めて感じます。(笑)まだまだ子育てライフは始まったばかりです。一人で悩まずに色んな人に相談して、色んな人に協力してもらって、子育てを楽しんでいきましょう!

悩んだら「おひさま」にいつでも来て下さい。コーヒーでも飲みながら子育てのお話をしていきましょう♪

 

若草学園 通所部 児童発達支援センターおひさま(河瀬)

「もしもし」

2017/12/15

 

「もしもし、おかあさん?」そう言って電話をする男の子のG君。

時々「うん、うん。」「でねー。」とお母さんとの楽しいおはなしの時間ぞ過ごしました。お母さんと話をした後はいつもゴキゲン。今日は久しぶりの電話をして、安心して寝付きました。

この電話をするという繋がりや喜び、楽しみがあるからこそ毎日G君は頑張っているのだなと、改めて思う今日この頃でした。

一緒に頑張ろうね(^^♪

2017/12/14

「一人のいのちにみんなで寄り添う」という理念について、私たちが実践している取り組みの中での事例を一つ上げさせて頂くと。

私が担当しているきらきらクラスの男の子についてです。

その子は、自分の思いを相手に伝えることが苦手で、何か伝えたい事があるときや、気に入らないことがあったときなどに、相手をたたいたり蹴ったりする形で意思表示をすることが多く見られていました。そういったときに、たたく、蹴るなどの行動を止め、何を伝えたかったのか本人の思いを受け止めたり、汲み取るようにしています。次に気持ちを代弁したり、本人が伝えやすいように○×などの選択形式にして、その子自身が自ら意思表示をしやすい環境を作るような取り組みを行っています。

こういった取り組みを行っていくうちに、たたくから、手を引くや二択のどちらかを選択するといったように、たたく以外の表現で少しずつ意思表示の形が変化してきつつあります。そのほかにも、朝のお集まりでお名前を呼ぶときに、初めは目も合わせなかったのですが、今は笑顔で「はい!」と言える回数も増え、お友達との関わりなども増えてきています。

相手に思いを伝えるという事は、コミュニケーションを取る事となり、それはまた社会で生きていく力につながってくると私は思います。この社会で生きていく力を身に付けるためにサポートしていくことが、白川園の「一人のいのちにみんなで寄り添う」という理念にも繋がってくると私は思います。

「私が大事にしている事」

2017/12/14

 

私が日々の仕事で意識している事は、一人一人に声を掛ける事です。学園には50人近くの子ども達が生活しています。日々業務をしていると自分の持ち場以外の子どもとは一言も会話をしない日もありますので必ずみんなに声を掛けるよう意識しています。するとある子は今日何が嬉しかった、何で怒られたなどいろいろ話をしてくれます。話をしているとその子はどんな気分なのか、その子にどう接したらいいのか考える良いきっかけになります。もし会話が出来なくても挨拶だけでも相手の子は笑顔で挨拶する、少し恥ずかしそうにしながらも返してくれます。私にとって子ども達と関わり合うとても大事な機会なので、これからも続けていきたいと思います。

若草児童学園 入所

子どもと向き合う

2017/12/13

 私は以前、同法人の保育園・幼稚園で働いていました。

 沢山の子ども達を見てきましたが、その中で、いつも「一人ひとりは十分に力を持っているのに上手く表現できずにいるのはもったいないなぁ。」と感じていました。

 教室から飛び出してしまう、お友達に手が出てしまう、上手く言葉で気持ちを伝えられずパニックになる、1日トイレに行けずに我慢している、全く給食が食べる事ができない・・・など、その原因を知りたくて、毎日うずうずしていました。

 そんな時、おひさまに出会いました。

 私は、思い切って転職しました。

 おひさまに来て、約3年になります。ここ2年は、ぽかぽかクラスの子ども中心に関わらせてもらっています。ぽかぽかクラスは、生きていく為の基礎となる生活力の向上を目指しています。

 「挨拶」「食事」「排泄」「着替え」「手洗い」「歯磨き」など、私たちが生活の中で当たり前に出来る事を伝えていくのですが、小さい子どもが相手だと正直、もの凄く労力がいります。それは、一瞬一瞬が成長のチャンスだからです。丁寧な関りと繰り返しのトレーニングで、出来る事は必ず増えていきます。成長を目の当たりにした時、とても幸せを感じます。

 しかし、何かを伝える時、まず大切にしないといけないのが信頼関係だと思います。方法を伝える事はもちろん大切ですが、それ以上に、子どもとどう向き合うか、すなわち、「心」が一番大切だと思っています。

 「今日の体調はどうかな?」「この子には、こういう言い方をした方がいいかな?」「お家で何かあったかな?」「この子はどう思ってこう言ったのかな?」・・・頭の中では常にこんなことを考えて関わっています。子ども達に、まずは、「人を好きになって」→「お友達と関わりたいと思えるようになって」→「集団生活にチャレンジ(人は人の中で育つものなので)」

できる力を付けて進級させてあげたいと思っています。

 また、家族、特にお母さんの状態の把握も大切だなと感じています。家族が幸せでなければ、子どもの笑顔も半減すると感じるからです。

これからも、職員(仲間)や保護者さんと繋がって、子ども達が笑顔で楽しく生きていく力を付けていくお手伝いができれば・・・と願っています。そして、自分自身も一緒に成長していければと思います。(いくつになっても、向上心は持ち続けたいものです!!)

 子どもの得意な所はより伸ばし、苦手な所は自分で「できた!」が経験でき、自信をつけ、自己肯定感が高まる様な、さりげないサポートが出来る「おひさま」を目指して、これからも微力ながら笑顔で働きたいと思います。宜しくお願い致します。