「自分ひとりで石を持ち上げる気がなかったら、ふたりがかりでも石は持ち上がらない」詩人・ゲーテの言葉です。ある本を読んでいましたら、この言葉が引用されていました。直接的な解釈はされていませんでしたが、個人の力と組織力についてに関連した本でしたので、自分なりに解釈してみました。
★ある一生懸命ではない個人がいて、そこには1人では持ち上がらなさそうな大きな石(困難や障害)が道を塞いでいたとします。明らかに重そうです。この個人は一度も触れずに誰かを呼んで一緒に持ち上げてくれと頼みました。あるいは、その誰かに動かしてくれと頼んだとします。結果は持ち上げることも動かすことすらもできなかった。又は、その誰かに”嫌だよ”と手伝いを断られてしまったか、または、誰かたちはその場に寄って来てもくれなかったか…
★ある一生懸命な個人がいたとします。明らかに重そうな石を汗をかきながら持ち上げようとしています。それを見た誰かが何も言わずともそれを手伝いに来てくれました。持ち上げることは難しくても、塞がれていた道から移動させることができました。
個人=これが私だったとして、力持ちの私と他の誰かに力の差があったとしても、私の一生懸命に誰かの少しの力さえ加われば石は動くという事です。又は私ひとりでも動いたかもしれません。ただその一生懸命な姿を見て、他の誰かが自分も一生懸命にならねばと感じてくれたり、その誰かに困難なことが起きたとき、私に助けを求めれば、どうにかなるかもしれないと思ってもらえるかもしれません。
0+0と0+1、または1+1は明らかに1+1の答えが一番大きいですよね。掛け算だと0がある限り数は増えません。0の人がいてしまうと、1や2の方がどれだけ一生懸命にバックアップをしてあげても結果がついてこなかったり、1や2の方が0の方に対して思いやれなかったり、リスペクト出来なくて、本気になってもらえなくなることがあります。
職場においては、こんなことで派閥ができたり孤立が生じたり、仕事量のバランスが悪くなったりなどして疲弊を招いたり、頑張りたいけど結果が伴なわない人に対して、”やれることから頑張って!”とエールを言える人がいる半面、”私は仕事ができる人!”みたいなスタンスで周囲の人を信用しない人も出てきます。
1人として0の人がいないチームが理想です。1の力の人もいれば5の人もいるかもしれません。あかつきで言えば職員20名です。最低でも20の力があるはずです。ですからこれ以上になるはずです。…と信じています。職場などに関らず様々な場所で0の人など想像できませんが、前述までの話からしても、単に足し算や掛け算の答えでは見えないマイナスな現状にもなりかねない気がしますので、自分なりに頑張っている人・一生懸命な人が沢山いる環境の方が、活気があっていいチームになっているだろうと推測は出来ますよね。そして1の人は2や3になろうと、きっと努力していると思います。
ゲーテの言わんとしていることを、この名言から私なりに解釈してみました。皆さんにも共感はしてもらえると思います。さらに言えば、とにかくチームの総合力は、その環境にいる全ての人が認めあっていれば、どうにかなるんだともゲーテは言っているようにも、私なりに勝手に解釈してみたのですが…。
あかつき・施設長・中村 猛🍀
先週から咲き始めた、あかつきの陽光桜。寒かったり暖かかったりで、
今年は咲くのを迷っていたように見えてました。そうしたら…
上の陽光桜は早咲きなのですが、例年この桜の満開の頃三分咲き位のソメ
イヨシノが、もう今年は開花してしまいました。順番通りで咲いてくれた
方がいいのになぁ…🌸