若草学園の実践ブログblog

新鮮な気持ちで

2021/05/07

 若草児童学園の入所部に配属が決まり、働かせてもらうようになって1ヶ月ほどが経ちました。最初に子どもたちと会った時に比べ、子どもたちの色んな顔が少しずつ見えるようになってきたなと思います。この子にはこんな一面もあったんだ、この子に対してはこういう接し方も必要なんだな、と学び多い毎日です。今までの自分の日常には無かった感情になる事も多く、毎日新鮮な気持ちで子どもたちと接しています。

 私自身大学を卒業したばかりで、高校生の子達とはそこまで極端に年の差があるわけではないので、どうしても距離の取り方が分からず、線引きが難しいなと感じることがあります。最初は、心を開いてほしいという一心で、ついつい友達のような感覚で関わってしまい、それが今後の子どもとの関わりを難しくしてしまわないかな、と悩んだりもします。まだまだ子どもと関わり始めて1か月しか経っていないので、自分なりに子どもとの関わり方を模索しながら、周りの先生方にヒントをもらいながら、子どもとの年の差が比較的近いという点も強みとして生かせるような子どもとの関わり方をしていきたいです。

述べたように分からない事だらけで、不安な毎日ですが、子どもたちの行動、言動、表情が時に癒しとなり、頑張れています。今日は、シャボン玉で遊んでいる時、4歳の男の子Y君がキラキラした表情でシャボン玉を見ながら、一生懸命追いかけている姿にほっこりしました。いつもは、遊んでいてもすぐに飽きて、違う遊びを始めてしまうのに、シャボン玉遊びは「たのしいね~」と言いながら長い時間遊んでいたので、よほどシャボン玉に心奪われたんだろうな、と感じました。今日のような表情をもっと多くの場面で見られるように、子どもたちが色んな経験をする機会を作る一員に私もなりたいと思いました。それと同時に、そのような一つ一つの子どもたちの表情の変化を敏感に感じとれるような関わり方ができるよう頑張りたいと思います。

 

                                      入所部 山本

「農福連携と私」

2021/05/06

 

家の畑では日本在来種の阿蘇高菜を育てています。みつばちが受粉を助けてくれているようすです。

 

 

■これまでの農業のイメージはもう古いです。

あなたは農業と聞いてどんなイメージが浮かびますか?

「きつい・汚い・危険」といった3Kのイメージがあるかもしれませんね。

これまでの農業は農薬を使ったり、機械化が進んでいなかったり、負担が大きい仕事でした。

そして減反政策でお米を作ってはダメだと国が決めてしまい、お米を作りたくても作れない時代もありました。

そんな歴史があって、農業を志す人たちが減り、日本の農業は後継者不足になっています。また、農家さんの高齢化も進み、日本の農業は大変な時代を迎えてしまいました。

それを打開するために外国人技能実習生という制度を利用して、中国・フィリピン・ベトナム・カンボジアから日本の農業を学ぶという名目で外国人労働者を雇い入れるようになりました。

でも中国が経済的発展を遂げ、アジアの若者は日本に来るより中国で働くことを選ぶようになり、日本に来る実習生は、貧困層の人々だけに変わりました。

 

 

■農業は作物だけでなくエネルギーも作り、農村の風景を守ります。

一方、最近のアウトドアブームに代表されるように、仕事で疲れた心と身体を癒すために自然に親しむ人たちが都市部を中心に増えています。

登山などスポーツとして自然に入っていくだけでなく、ガーデニング家庭菜園など植物に触れることで心身の回復を図る人たちも増えています。

高齢者向けのリハビリ農園が国の補助金の対象となり、日本初の園芸療法の学校も出来ました。

そんな時代の流れを受けて、今、農業の良さも見直され始めています。

農業は食べ物を作るだけでなく、美しい農村の景観を守り、再生可能エネルギーを作り出すことにも取り組み始めました。

賛否両論ありますが、遺伝子組み換え作物だけでなく、農作物は品種改良が続けられています。

農業機械もIT化が進んでおり、太陽光発電した電気でハウスの空調システムを動かし、温湿度センサーで作物に最適な環境を調整し、必要な養分をコンピュータで計算し、チューブで自動灌水したり、牛のお産の時期をセンサーで離れた場所から作業しているスタッフに通知したりするなど様々な技術が開発されています。

農村の風景を見て懐かしく感じる人が多いのは日本人のDNAに農耕の歴史が刻み込まれているのかもしれません。

水をたたえる田んぼは、天然のクーラーになり、洪水を防ぐための貯水池としても役立っています。

エネルギーに目をむけると、昔は、鬼滅の刃の炭治郎のように、炭焼きをして人々が使う燃料を作っていた事もありました。

現在では太陽光パネルの下で動物を飼い、日陰で作れる作物を栽培して、エネルギーも作りながら、食料を作るソーラーシェアリングも始まっています。

 

■地域課題を解決する農福連携

農業には新しい取り組みが導入され、農業と福祉が一緒になって地域課題を解決する「農福連携」が見直されるようになりました。

 

福祉分野に目をむけると、全国の福祉施設では受注できる仕事がなくて利用者の方々に十分な給料(工賃)を払うことが出来ないという課題があります。国の制度も令和3年度から変わり、利用者さんに支払っている工賃の額で報酬が決まるようになりました。

一方、農業分野では後継者不足と高齢化から農作業の担い手を探しています。

農地法も変わり、農業に真剣に取り組もうとしている社会福祉法人やNPO法人が農地を借りられるようにもなりました。

そんな追い風を受けて各地で農業に取り組む福祉事業所が増え、成功を収めています

 

■ソーシャルファーム(社会的企業)に成長した事例

2020年のノウフクアワードでグランプリに輝いた鹿児島県の社会福祉法人白鳩会は1972年から障がい者の働く場所を作るために農業に取り組んできた農福連携のパイオニアです

今では45ヘクタールにもなる広大な農地を活かして、障がい者だけでなく引きこもりニート生活困窮者など生きづらさを抱えた人々も包摂した活動が評価されました。

知的・精神・発達障害難病患者シングルマザー触法障がい者支援学校の非行者他施設の処遇困難者など一般就労が難しい方々が140名ほど働いています。

多品目の野菜栽培、牛・豚の飼育から解体・精肉・食肉加工、パンや惣菜の製造やレストランの運営まで、ほぼ全ての作業に障がい者が関わっています。

そんな取り組みが評価され、地域課題である「耕作放棄地」を使って欲しいという声が地元で増え、現在は15ヘクタールの耕作放棄地が農地に蘇りました。

GAP有機JAS認証を取得し、安心安全な環境で作られた作物であるというお墨付きも受けました。

そんな素晴らしい環境で働く障がい者の工賃は全国平均15,000円を超え、平均21,000円です。多い人は95,000円を稼ぐ方もいらっしゃいます(平成30年度)。

白鳩会には別法人として農業生産法人もあり、そこに就職していく障がい者も増えています。また地域にジェラートショップレストランなどアンテナショップが複数あり、地域の人たちと障がい者の交流の場にもなっています。

 

阿蘇の草原のススキを刈って京都のかや葺き職人さんに納めた時のようすです。

 

■ノーマライゼーションからソーシャルインクルージョンへ

農福連携は、高齢化や食料生産など地域課題を解決する方法として益々注目されています。これまでの「きつい・きたない・危険」のイメージとは異なるアプローチがあちこちで生まれています。

G-SHOCKで有名なカシオは、福祉施設と契約して田んぼを借り上げ、障がい者の人たちと一緒に米作りを行い、とれたお米を社員食堂で食べるという取り組みを始めました。

 

この長文を最後までを読んでくださったあなたにお願いがあります。

農福連携のことを心のどこかにとどめて、障がい者の就労や実習先として、リハビリの一つとして農業があることを思い出して下さい。

私自身も祖父母が農家で、農業なんて自分はやらないと思っていましたが、実際にやってみると、トラクターで畑を耕すのも面白く、障害のある人たちと一緒が刈った阿蘇のススキが屋根材として京都の古民家のかや葺き材に使われるなど日本文化を支えることにもつながり、とても魅力ある仕事だと思えるようになりました。

日光を浴びて身体を動かすことで、ご飯がおいしく感じられるようになり、鬱で引きこもっていた時に自分自身が回復していった体験もあります。

人と地域を元気にするソーシャル・グッド(Social Good)な取り組みである農福連携をより多くの人たちに知っていただけたらと思い、この記事を書かせていただきました。

 

相談支援センターいちばん星 井芹

 

令和3年度 5月の『大津町子どもの発達セミナー』について(ご案内)

2021/05/01

相談支援センターいちばん星では大津町役場との共催で、毎月「大津町子どもの発達セミナー」を開催しています。

今月は5月24日(月)に開催します。

 

・日時:5月24日(月)10時~11時半

・場所:大津町生涯学習センター (託児あり)

・講師:児童発達支援センターおひさま 言語聴覚士 佐藤 朱加 先生

・演題:「子どものことばの発達について」

 

※在宅でZOOM視聴もできます。

※参加(視聴)を希望される方は、大津町役場 福祉課 障がい福祉係にお申し込みください。

大津町役場 福祉課 障がい福祉係 (096)-293-3510

 

4月の行事食

2021/04/30

若葉のミドリが目にも鮮やかな季節を迎え、学園では新しく3名の子どもたちが入園されました。又、7名の子どもたちがそれぞれの学校へ入園・入学されました。

 

 4月の行事食のメニューを紹介します。

4月8日 3名の子ども達の弁当を作りました。メニューはおにぎり・から揚げ・グラタン・南瓜の煮物です。学校から帰ってきて「ご馳走様でした」「おいしかったです」といいながら弁当箱を持ってきました。弁当箱の中にはお手紙が入ってました。

子どもたちの優しさが伝わってきました。

 

4月9日 入学お祝いメニューはごはん・花麩のすまし汁・豆腐ハンバーグ・サラダ・デザートです

 

4月15日 お誕生日会

今月は2人の子どもたちのお誕生日でした。

メニューは子ども達の人気メニューです。      

オムライス・カロテンスープ・エビフライプレート・ケーキです。

 

4月24日 お弁当の日

子どもたちの大好きなメニューを丼弁当にしました。

約40食を時間内に仕上げる為に段取りと声掛けながら楽しく作りました。

 厨房 村上

 

 

子ども達と共に。

2021/04/28

 

昨年度は児発でお世話になっていましたが、今年度から入所に異動になり、ドキドキの4月を迎えたと思うと、もう一か月が経とうとしています。早いものです。

子ども達も新しい先生がきたーと嬉しそうにしてくれてる子どもや、新しい先生にドキドキで話すのも緊張…という子どもと、新学期だなーと言う感じの雰囲気でのスタートでした。私自身も上手く子ども達と関われるか、先生方と上手く連携しながら子ども達の支援が出来るかと不安でした。しかし、先生方が関わり方を教えて下さったことで、学ぶことがたくさんあった一か月だったなと思います。子ども達も、「先生、こうだよー」と優しく教えてくれました。また、こう関わってみたらどうだろうと、自身で考えて関わってみる事も何度かありました。児発で経験したことも活かしながら、声掛けや支援をしてみました。上手くいったかと言われると、完璧!ではないですが、「こういう行動に出るんだ。だったら次はこうしてみようかな」と試行錯誤しながら関わることが出来ています。

子ども達とも少しずつではありますが、仲良くなってきており、異動してすぐは話す事に緊張がみられていた子どもさんとも、今では話をする事ができていて嬉しく思います。やはり、まだ話すのに緊張してしまう子どもさんもいますが、その子どもさんとも、これからあるたくさんの行事ごとや挨拶、普段の会話を通して、少しずつ仲良くなれるといいなと思います。

 まだまだ分からない事も多く、たくさんの失敗をしてしまいます。しかし、その失敗を活かし、次はこうしてみようと次の支援につなげていきたいです。

 これから子ども達と楽しく過ごしていきますので、よろしくお願い致します。

入所部 熊本

 

流れ星に願いを伝えることができますか?

2021/04/26

先週末はこと座流星群が見られました。

次は5月5日~6日のみずがめ座η流星群です。

小さい頃より、流れ星が光った間に3回願い事を言うことができれば、願いが叶うと聞かされて、流れ星を見る度にチャレンジしたものです。

 

一瞬の光なので、願い事をすることは難しい。

でも、一瞬の光に願いを言える人は願いを叶えることができる、というのは道理にかなっていると、何かの本に書いてありました。

 

いつ見られるかわからない一瞬の光に願い事を伝えることができる人は、「こうありたい」、「こうしたい」等、日頃から強い思いを持っている人です。思考がはっきりしている人ほど、願い事が実現するよう行動にでるのでしょう。

 

サービス等支援計画を作成する時に、聞き取り等でサービスを利用される方と面接をします。得意なところやできること、好きなことなどを話の中から伺います。中にはご本人の強みを受け取ることが難しい方もいらっしゃいます。

 

そんな時は、過去にやりたかったことや、好きだったことなどを中心に尋ねることもあります。ご本人様が好きだった趣味や仕事をしていた時の特技などを、思い返してもらうことで、プラスの思考を頭の中で描くことができれば、ご本人様の強みを共感しやすくなると考えています。

 

 いちばん星 はんざわ

新年度になって

2021/04/23

新年度がスタートし、約3週間が経ちました。今年度もたくさんのお子さんと関わらせていただけることに感謝し日々の療育に携わっていきたいと思っています。

私は毎年、「新年度」になるとドキドキとワクワクが入り混じったような少し複雑な気持ちになるのですが、おひさまに来ている子どもたちも新しい環境に入ってドキドキしている様子のお子さんや進級しひとつおにいさん、おねえさんになったからがんばろうという姿勢がみられるお子さん、周囲の状況が変化したことに少し不安を抱いているお子さんなど、様子はさまざまです。

それぞれの思いを抱いて頑張っている子どもたちのひとりひとりの気持ちに寄り添いながら、支援をしていきたいと思っているところです。

 

「新年度」はただ日付けが3月31日から4月1日に変わるだけでやってきます。新年のように慣習的な行事もありません。お子さんによっては4月1日にいつものように登園すると、

昨日まで一緒に過ごしたお友達が隣のクラスにいる・・・

昨日までいなかったお友達が何人もいる・・・

いつも接していた先生がいない・・・

机や靴箱、ロッカーの場所が変わっている・・・など多くの混乱が生じているのかもしれません。なので、昨日までの自分が知っている場所が何だかちょっと違う(知らない)場所のように感じるのかもしれません。

大人は「4月になったら新年度になる」ということの知識もこれまでの経験もあるので理解して切り替えることができますが、まだまだ、日にちの概念や「年度」というものの概念の理解が難しいお子さん(特に未就園のお子さんは進級するという経験をしていないので)にとっては「?」の連続なんだろうなと感じました。就園、就学しても春休み中に新年度を迎えるので「年度が変わる」ことにピンときていないお子さんもいるかもしれません。

きっと大人が想像している以上の変化を子どもたちは感じているのだと感じます。

しかし、それをうまく言葉や行動で表現することが難しいお子さんにとってはとてもストレスがかかっているのかもしれません。

普段の様子からある程度、お子さんの言動は予測してはいるものの、真意はお子さん本人にしかわかりませんし、もしかするとその予測にズレがあるのかもしれません。

 

「環境の変化」といっても変化の感じ方はひとそれぞれです。

お子さんから発せられる表情やことば、しぐさ、行動、感情などから少しでも多くのことに気づけるよう、自身のものさしや価値観にとらわれずニュートラルな状態で関わることの大切さを改めて感じ、また子どもたちから学ばせてもらった新年度のはじまりとなりました。子どもたちから元気とパワーをもらいながら、今年度も明るく楽しく実りある日々を過ごしていきたいです!!

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 言語聴覚士 佐藤朱加

 

「新学期」

2021/04/21

1学年がようやく終了し、大人も子ども達もホッと一息、春休みを過ごしたのではないでしょうか?

そして新学期前日、登校の準備が出来ている子出来ていない子様々で、私たち職員も慌ただしく過ごし翌日の送り出しをしました。新学期という事で、教室もお友達も変わり子ども達はドキドキですよね。

なかなか教室へ入れなかったとの事。

大人の事情、子どもの事情、自分達が慌ただしくしていると子どもの事情に気付けない事があります。今回は、付き添った職員が心情を察し教室に入る事ができ、今回の出来事を知ることができました。

少しずつ新しい教室、新しい先生、新しいお友達に触れ合い1年の思いでを作って欲しいなと思います。

自分も子どもの頃、新しい教室に入る際は不安でいっぱいだったなと思い出し、子ども達の目線で心の変化に気付かなければいけないなと改めて感じました。

 

入所部 前田

 

 

小さなチャレンジを見落とさない様に✨

2021/04/19

春らしい気候になり、過ごしやすい季節になってきました🌸

この度、ご入学・ご進級された皆様、おめでとうございます。おひさまにも、制服姿を見せに来てくれる子がいて、新たな場所で頑張る様子を嬉しく感じています✨

 

さて、今週のおもちのクラスでは、活動で小麦粉ねんど遊びを行いました!

スライムやねんど等の感覚遊びが大好きな子ども達。「小麦粉ねんどするよー!」と言うと、「やったー!」ととても興味を持って参加してくれました😊

 

小麦粉ねんどは、小麦粉に食紅をいれ、色付けを行い、塩を混ぜて、最後に少しずつ水を入れながらこねていくことでもちもちサラサラなねんどが出来上がります。

 

その工程の中で、水を入れると、こね始めはべたつき、手にくっつきやすくなります。子ども達の中には、その感触が苦手で、「嫌だあ…手洗いたい」と言う子もいます😖

 

A君は、手が汚れる事やべたべたした感触が苦手で、初めて小麦粉粘土の活動を行った際は、「手が汚れる!嫌だ!」と言っていました。その日は、まずは職員がこねているところを見せて、「ほら♬最後にはこんなサラサラで気持ちいいねんどになるんだよ」と伝えると、出来上がったものを触る事が出来ました✨

 

次の日、もう一度小麦粉粘土を行う中で、事前に「水を入れてこねている途中は、ベタベタして手にくっついて、嫌だなあ、洗いたいなあと思うかもしれないけど、最後まであきらめずにこねたら、こんなに気持ちいいねんどが出来るからね。」と伝えました。

材料を配り終え、「さあ!こねてどうぞ♪」と声を掛けました。なかなかボウルの中に手を入れないA君を見ながら、あえて声を掛けずに、心の中で「頑張れ😌」と応援していると、そーっと手を入れ、こね始める姿が…✨途中で手に粉がくっつき始めると、「うわー、手洗いたいなあ」とつぶやいていましたが、「A君が最後までこねて出来上がったねんど、楽しみだなあ♪恐竜とか作りたいなあ」と声を掛けると、もう一度こね始め、その日は完成するまでこねる事が出来ました😊✨

「よく頑張ったね!最後まで一人で出来たね✨」とたくさん褒めると、A君も自慢げに見せてくれました♪

 

苦手な事に挑戦する事は、大人の私でもとても勇気がいります。活動の中やそのほかの場面でも、きっと子供たちは沢山の勇気を出し、自分自身と闘いながら、チャレンジしている事があることを改めて感じました。どんな些細な事でも、その姿を見落とさず、チャレンジ出来た時には、沢山褒めてあげたいと思いました😊

 

 

児童発達支援事業 児童発達支援センターおひさま 東

 

新学期も始まって1週間!

2021/04/16

新学期も始まって1週間、新しい学校生活はまだ緊張でドキドキでしょう!

今日は16日。

この日になると思い出す事!

熊本地震の本震です。

ちょうど熊本地震が起きてから5年が経ちます。

だんだん、年数が経つにつれ忘れていきつつあります。

5年前を振り返ると当時の事を思い出して、涙が出そうになります。

当初、私は学校に勤めていました。

あの時は子どもたちにも影響がありました。昼間は元気に学校に通ってきていますが、夜になると家の中で寝られない子、食欲がなくなる子、夜になると泣きだす子、一人でトイレに行けなくなった子など…。

大人の私たちでさえ夜になると不安な気持ちになるのに、子どもはそれ以上に不安があったかと思います。

このようなストレスになるような体験を積み重ねる事で、人はストレス耐性が強くなっていくそうです。

私達が生きていく中で、ストレスというものは沢山あります。一生のうち、ほとんどがストレスという人もいるかもしれません。

子どもには、なるべくストレスがかからないように親が先回りをしてしまう事があります。私も、いけないとは思っていても、つい先に言ったり、手伝ったりして、「できるまで待つ事」を忘れてしまう事が多々あります。

成功させてあげたいという気持ちからのことですが、失敗するのも大切。

失敗をしない子は、人生の中で一度は失敗することがあった時、挫折してしまい引きこもったり、職になかなか就くことができなくなってしまうことがあります。

そういう大人にならないように、子どもの頃からいろいろな体験をしてストレスに強い人になっていってほしいですね。

 

 

放課後等デイサービス おひさま 緒方

新たなスタート🌸

2021/04/14

 

ポカポカとした春の陽気を感じる季節となりました🌸

ご進級・ご入学を迎えた皆さんおめでとうございます

 

さて、3月におひさまぷらすの活動で、自分の1日のスケジュール作りを行いました🌟

 

保護者の方が目安で書いてくださった表を見ながら作ってみたり、自分で1日を振り返りながら作ったり…

 

そんな中で新2年生になるA君。

 

スケジュールの項目を見ながら、「今まで”顔を洗う”してなかったな〜」とつぶやいていました。

 

顔を洗うイラストを切り取り、スケジュール表にペタっと貼ったA君。

 

「2年生になるからやる〜!」と自ら”やってみよう”と思われたようでした

 

また、最後に”目標”を書く欄があり、

 

「はやね はやおき をがんばる」

「宿題をがんばる」

「毎日学校にいく」

「おてつだいをがんばる」

「さんすうをがんばる」 、、、

 

そこには色んなそれぞれの思いが書かれていました。

 

新しい年度を迎え、1つ学年が上がるとモチベーションにも繋がります。また、不安や緊張も感じることと思います。

一つ一つの思いに寄り添い、”やってみよう”と思う気持ちを大切に応援し、一緒に頑張っていきたい!と改めて感じ、新たなスタートを切っています💪

今年度もどうぞよろしくお願い致します🌸

 

 

 

 

放課後等デイサービス おひさまぷらす 守田

 

ご入学おめでとうございます!

2021/04/09

今日は入学式ですね⁈

新しく一年生になる方、学年が上がりクラスが変わる方、ドキドキされていることでしょう。

私にも、中学へ入学する息子がいます。息子も中学へは不安と期待があるようです。

少しでも不安を減らすために、春休み期間中に中学校へ見学をお願いしたところ、承知して頂きました。(今年はコロナで見学が出来なかったので)

初めて見る大きな学校に圧倒されつつも、教室の中に入ってみたりして、ここに来るんだな~と実感が湧いてきたようでした。

実感できたおかげか、春休みの宿題もスムーズに取り掛かっていました。中学生になる意識がついてきたようです。

大人が子どもにしてあげれる事があればしてあげたいですもんね。

 

誰だって環境が変わる時はドキドキするものです。子どもも大人も。少しでもそこの情報があるだけで心構えが出来ます。息子を見学につれていくことが出来て良かったと思いました。

私も職場の異動がありました。ドキドキしてますが、息子と一緒で少しずつ頑張りたいと思います。

 

入所部 岩下

少しずつの変化

2021/04/07

新年度になり、学園には変化が起こっています。

新しい学習スペースができたり、廊下に机や椅子を置いたりと、環境が変化しています。

昨年度は壁紙を張り、壁の修理を行いました。園児が生活するスペースが少しずつではありますが、キレイになっていきました。

今年度は、今以上にたくさんの環境の変化が園児たちの部屋にもあると思います。

子ども達も、とても驚くのではないか、と思っています。

また、新高校3年生は自身のこころの変化にも気づいて欲しいです。

2年生の時と3年生では、受け取る言葉の重みも違ってくると思います。学園の職員や学校の先生方も就職に向けて、厳しい口調になったりするかもしれません。

園児たちが各々に合った将来を見つけられるように、職員一丸となって取り組みます。

みんなが思い描く将来を、職員にどんどん話してください。

少しずつ変化して、皆が目指している将来に一緒に近づきましょう。

 

                      

入所部 田島

 

おばあちゃん先生の子育て回想録

2021/04/05

以前、息子も娘もまだ幼いころに、別の仕事で療育手帳B1を持つ青年と一緒に働く機会がありました。その方はとても努力家で運転免許も取得されていました。

仕事ぶりも真面目で一生懸命に勤めていらっしゃいましたが、一緒に働いてみるといろいろと難しさもありました。

 

彼はあまり交友関係も少ないようでしたし、音楽を聴いて楽しむくらいで特に趣味もないようでした。世間話をする中で、自分はお給料をもらうと気持ちが大きくなってしまってすぐに使ってしまうことや、携帯のゲームなどでついつい課金をしてしまうことなど話してくれました。子どもが好きで本当は学校の先生になりたかったと話され、どうして僕は先生になれないんですか?と聞かれて何と答えれば良いのか困った事もありました。

 

様々な難しさがあって私も働きづらいところは多々ありましたが、私の息子も大人になって働くようになるとこんな風に周りに気を遣わせたり、ご迷惑をかけるのだろうなと思って、勉強させてもらっている様な心持ちでした。

 

今、おひさまで働かせて頂いていますが、私の息子とそんなに歳が違わないスタッフの方々が本当に優秀で素晴らしい働きぶりなので助けてもらうことが多いのですが、そんな時、ついつい息子と比べてしまい情けなく感じてしまいます。でも息子が悪いわけではないし本人も頑張っているのにそんな風に思ってしまって息子に悪いなと感じたり………

 

療育手帳B1の青年と一緒に働いて学ばせてもらい私が息子に必要だと考えたことは、職場と家庭以外の居場所、対等な立場で話が出来る仲間、信頼して相談できる支援機関とのつながり、適正な金銭感覚を身につける事。

 

そのために頑張ってきたつもりではありますが、そう簡単ではありません。高等支援学校時代には仲間も支援も金銭の学習の機会にも恵まれていましたが、卒業してしまうと繋がりも希薄になり、働きだすと職場でのストレスもありいろいろと問題を起こしています。

 

ダウン症の娘にしても20歳の最後の療育手帳の判定でB1からA2に変わりました。当然、年齢を重ねれば、一般の二十歳の人との隔たりが大きくなってしまうことも分かっているつもりでしたがやはり気落ちしてしまいました。日常生活でも困難が多く支援はどうしても必要です。

 

親亡き後はどうなってしまうのか…

いつかは家族以外の人たちにお世話にならなければいけない事を考えて、この先の準備を整えて行かなければなりません。

 

身辺自立面の強化、金銭管理の学習、権利擁護、成年後見、グループホーム……

親が元気なうちに道筋をつけておかなければならないことがまだまだ山積みです。

 

成人したこどもの子育てはこの先も終わることは無いようです。

 

長らく続けさせていただいたこの回想録。

 

今回で終了させていただきます。これまでお付き合い頂きありがとうございました。

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 一山

みんなの若草

2021/04/01

本日から令和3年度がスタートしました。新たなスタートの日のブログ担当となり、恐れ多いですが…思いがけない機会を頂いた事を幸運として書かせて頂きたいと思います😊

 

新たなスタートと書きましたが、職員は卒業した子ども達を見送ったばかりで、心の中には切ない想いがあります。😥🌸

もちろんおめでとうの気持ちもたくさんですが、何度経験しても涙がでてしまいます。

 

卒業するにあたり、子ども達は学校等で前に出てお話しをする場面や、成長をした姿を見せる機会があると思います。

おひさまでも同じように卒業をする子には、一言ずつ感想を話してもらうのですが、その中でたくさんの成長を見せてくれます。小さかった子ども達が人前で堂々と話す事が出来るようになったり、緊張しながらも想いを伝えようと頑張っている姿には本当に胸がいっぱいになります。

 

卒業した後に、顔を見せに来てくれる子や手紙を送ってくれたり、手紙と一緒に得意の折り紙を送って来てくれた子もいました😄🎁

卒業しても、みんなの若草だなって感じる瞬間です✨✨忙しくて来ることができない子もいると思います。でも会いたくなったら、話したくなったら、背中を押してほしくなったら…いつでもみんなの若草に来てください😉

心に「ひとりのいのちにみんなで寄り添う」という信念をもつ職員がみんなを待っています✌✌

 

                   放課後等デイサービスおひさま 永田

3月の行事

2021/03/31

  3月は別れの季節と言いますが、その分たくさんの行事も行われ、子ども達は楽しい時間を過ごしていました。

 

3月6日(土)お別れレクレーション・会食

 今年度をもって若草児童学園を旅立つ高校三年生9名と中学三年生1名とのお別れ会として、お別れレクレーションが行われました。

 楽善ふれあいプラザにおいて10名の子ども達が入場します、その際みんなの手でトンネルを作りくぐって入場、送る側も送られる側も笑顔です。一人ひとりのメッセージを発表してもらい子ども達の成長を感じました。その後は高校三年生9名の進行でビンゴゲーム、職員も子ども達も景品を手にして大はしゃぎでした。ビンゴ大会が終わると3会場に分かれます。おひさま遊戯室ではカラオケ大会、楽善ふれあいプラザではスポーツ大会、食堂ではおやつ作りでチョコレートケーキに挑戦🎂。子ども達は自由に移動しながらそれぞれのイベントに参加。

 夕食は卒園生の希望で手巻き寿司やバイキング、お腹も笑顔もいっぱいの会食でした。

 

3月13日(土)職員のお別れ会

 おやつの時間に食堂にて行われました。入所での退職者と異動する職員に、子ども達からお礼の言葉とお花のプレゼント。中には涙を流す子ども達もいましたが、残された時間にもたくさんの思い出を作ることができたと思います。

 

3月18日(木)3月生まれのお誕生日会

 夕食時に行われたお誕生日会では、いつもとは違った誕生日会メニュー。6名の誕生者が前に出て手作りの誕生日カードを貰います。食後には子ども達が自分で選んだケーキが出されます。チョコレートケーキ・チーズケーキ・モンブラン・ミルクレープ・ショートケーキなど、それぞれの好みのケーキを食べて盛り上がりました。

 

 また、学校でも送る会やお別れ会が行われていたようです。

この1日1日の間には若草を巣立つ10名の子ども達との別れがあり、一人また一人とみんなで手を振って見送る子ども達の姿がありました。さみしい思いもたくさん経験しましたが、また4月には出会いの季節がやってきます。新しいお友達も増え子ども達にまた笑顔が戻ります。

 たくさんの出会いと別れを繰り返し、すくすくと成長していく子ども達。そんな子ども達を毎年送り出す私たち職員も、4月からの新しい出会いを楽しみに待っています。

 

入所部 髙木美奈

今年度を振り返って

2021/03/30

 “あずきのお部屋”と“おもちのお部屋”の児発のこの一年は、四字熟語で言い表すなら無我夢中の一年でした。

子どもの数だけ十人十色、いろんな考え方、受けとめ方をします。

(それは大人も同じですよね。)

だからその時に応じて臨機応変当意即妙を求められることも多くありました。

好きな事をする事に一心不乱な子ども達は、言葉を変えれば一生懸命なのですが、「今すべき事は何か?」を確認し、行動する練習を再三再四取り組みました。

(耳が痛いですが、大人も仕事の優先順位を考える事は必要ですね。)

他にもおひさまでの一日の中で、活動の時間や給食、トイレや片付け等たくさんの「する事」をこなしていく子ども達の成長は一年もすれば日進月歩しています。努力の積み重ねは大きいなあと感じました。

次年度もたくさんの喜怒哀楽を通して成長していきますように!!

唯一無二の子ども達へ、願いを込めて☆彡

 

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 高橋 加緒里

 

旅立ちの時

2021/03/29

熊本独自の緊急事態宣言が解除となり、子どもたちが、待ちに待った家庭への帰省も出来るようになりました。

今年度卒園のK君が夕食後「お父さんまだですかね」とお父さんの迎えを首を長くして待っています。

私が入職したころは、コミュニケーションが得意ではない彼は、新しい職員にたいして思うように会話が進みませんでしたが、2年の後半から3年生の実習を経験する中で、自ら声を掛けてくれるようになっていました。

ようやくお迎えが見え、玄関での送り出し時「もうすぐ、卒園ですね、実習で頑張られ最近では笑顔で話しかけてくれるようになったんですよ」と、お父様に声を掛けると「いやあ、ここがあったからこの日を迎えられました、本当にありがとうございました」と感謝の言葉を頂きました。それを聞いてたK君「僕なんかがいいんでしょうか、迷惑かけてるばかりです」と言ったことに「何を言ってるんだ、必要ない人間なんて誰も居ないんだから」とお父様が声を掛けられると「だって、皆の足手まといになっていると思う」と返しました。私も「お父さんの言う通リ、だってK君よく頑張って実習も行けたし、K君の方から話しかけてくれて本当に嬉しく、成長されたなと思います」と声を掛けると、笑顔で「そうですか」と照れ笑いしながら、お父さんと共に久しぶりのわが家へ帰省しました。

我が子の成長は誰しも嬉しいものです。まして、様々な事情で学園で生活している子ども達、久しぶりに会える親御さんも我が子との時間を待っておられたと思います。親子の心温まる場面に感動をもらいました。

これからは更に環境が変わり社会へと旅立ちます。今年度は9名の卒園児が、自宅やグループホームや就職で旅立ちます。私も、さみしい様な…そして、成長した子ども達の姿に頼もしさと、新たな試練があるだろうと不安を持ちながら、それぞれの行先に送り出したいと思いました。

  

入所部 看護師  米村 郁子             

お別れ会食

2021/03/26

 今月6日に、一足早く卒園のお祝い会食を行いました。2020年は、新型コロナの流行により世界が大きく変わった1年でした。学園でも予定されていた行事が中止になったり、外出や帰省も今までのようにはできなくなったり…子ども達は我慢を余儀なくされた年ではなかったでしょうか。

 私達、給食を提供する側も少しでも楽しい思い出を作ってもらいたく、他の職員と協力してリクエストを子ども達に出してもらい、バイキング形式の会食にしました。

 卒園生からのリクエストで、グラタン・パスタを昼食に食べたいということだったので、みんなで考えた末に「ラザニア」を提供しました。初めて給食で提供しましたが、子ども達も興味津々で喜んで食べてくれました。

 

 子ども達からの食べたいものリクエストの中身を紹介しますと、寿司・焼肉・エビフライ・ピザ・から揚げなどが上がっていました。私達が作れる範囲で、子どもたちが喜んでくれるようにメニューを考えました。メニューは、手巻き寿司・すまし汁・ハンバーグ・フライドポテト・エビフライ・ハムカツ・からあげ・春巻き・ホタテ風フライ・ピザ2種類・サラダ・セルフクレープにしました。手巻き寿司の中身は、プルコギ・レタス・きゅうり・アボカド・ナムル・キムチ・納豆・沢庵・まぐろたたき・寿司えび・かにかま・魚肉ソーセージ・納豆・だし巻き卵にしました。初めての取り組みだったので、準備がスムーズに進むか心配でしたが、時間に間に合い提供ができました。

   

 食堂へ子ども達が入ってくると、小さい子から大きい子、それに職員まで喜んでくれました。手巻き寿司は子ども達自身で好きな具材を選んでいったのですが、種類も多かった為、悩みながら選んでいました。また、私達では考えないような組み合わせで作ったり、「これが美味しかったけん、またこれにする」と、とても楽しそうでした。おかず系も喜んで食べてくれ、特に男の子はモリモリ食べていました。ピザは、生地から手作りしたので食べ応えもあり、味も好評でした。食後のデザートにはセルフクレープを提供しました。ホイップクリーム・バナナ・いちごソース・チョコソースを用意しましたが、それぞれ好きな組み合わせで楽しんでいました。

 

 特別な会食や初めて作る料理は、作る側としてはいつも以上に気を引き締めているので、会食が終わるとほっとして疲れを感じます。でも、子どもたちが喜んでくれて「美味しかったです!」「ありがとうね!」と言ってくれると、頑張ってよかったなと思います。

 コロナ禍で色んな制限がある生活はしばらく続くと思いますが、子ども達のためにできることを今後も取り組んでいきたいと思います。

 

入所部 厨房 徳丸

1年間

2021/03/25

 春休みが始まり、今年度もいよいよ終わろうとしています。今年度は小学生の担当をしていましたが、1年間でとても成長していると感じました。

 R君は学校から帰って来ると自分から直ぐに宿題に取り掛かる姿が多くなりました。最初の頃は宿題をする前から「できない、分からない」という事が多くあり、人に答えだけを教えてもらおうとする事もありました。しかし、学校で繰り返し練習をすることで、計算などが得意になり、間違えないで早く終わらせることができるようになりました。

 未就学児の子どもの面倒をみて、一緒に遊んであげたりする事もあり、人との関わり方が上手になってきています。

 次の1年間でも沢山学んで、成長する姿に期待したいです。

 

 入所部 首藤

お別れ

2021/03/24

桜も咲き、暖かく感じる日が増えてきました。

令和2年度も終わりに近づき、令和3年度を迎えようとしています。

 

本年度、若草学園を退職する職員のお別れ会が開かれました。

退職する職員が誰なのかを知らされていない子ども達は、「誰が辞めるの?」と

そわそわしているようでした。

退職者が前へ出てくると「えーーーー !」と反応する子ども達と

言葉にもならない表情をしている子ども達がいました。

 

退職する職員の挨拶が始まると「なんだか涙がでてきた…」と

私の隣にいた男の子の目から涙が(泣)

私もなんて言えばいいのか、ただただ背中をさすってあげることしか出来ず

「さみしくなるね…(涙)」と伝えました。

 

退職していく職員を見送るのは、とても寂しいですが、子ども達の

記憶の中に職員と過ごした楽しい思い出が、いつまでも残り続けてくれたらいいなと思います。

 

入所部 総務 中西 実香

 

色んな卒業の在り方🌸

2021/03/23

 

先週にかけて暖かくなり、一気に桜が咲きましたね!!

本日は、近隣の小学校が卒業式と聞いています。6年生、保護者の皆様ご卒業おめでとうございます🌸

今年度はコロナの影響もあり、思うようにいかない1年だったと思いますが、子どもたちで工夫して楽しまれる姿をたくさん見させてもらいました

新しい門出に向けて頑張ってください

 

放デイに来ている子どもたちの中にも3月いっぱいで療育を卒業する子もいます。

 

5年生のA君もその1人です。A君は1年生の時から関わらせてもらっています。正義感がとても強く、私たち職員の代わりにお友達に注意をしてくれるほど周りをよく見られていました。

その反面、お友達に強く言いすぎてしまったり、ケンカになりそうな場面があったりと、良かれと思ってしている行動の中に課題がありました。

また、嫌な事があっても表には出さず、我慢してしまい、おひさまが吐き出す場所の一つとなっていました。高学年になると、「友達と遊びたかった」「宿題する時間がたくさん欲しいのに」等、おひさまに行きたくないと言うことが増えてきました。おひさま職員に対しても慣れているため、少し荒い言葉で話してくる姿がありました。

 

「いつまでおひさまに行かないといけないの?」とある日A君が思っていたことを聞いてきました。

 

療育を卒業するタイミングはお子さんによって違います。

 

お母様とお話をする機会があったため、A君の様子や思いを含めて話させて頂き、A君にも出来ていることと課題を伝えさせていただきました。

改めて自分の課題等を知ったA君。話し合いをして、5年生の3月まで頑張るという方向になりました。

 

それからのA君は、見通しが持てていることもあり、伝え方や話し方で少し違ったかなと思ったら自ら訂正して言い直す姿が見られるようになりました。

気持ちの吐き出し方も、毎回振り返りをすることで、少しずつ意識をされています。

 

3月も下旬ということで、A君の利用も残すところあと1回。A君に「もうすぐ卒業だね!」と声をかけると「うーん、そうだね。でも少し寂しいです。」と話してくれました。私たちも寂しいなという気持ちでいっぱいですが、A君のこれからに向けてエールを送りたいと思います!!

おひさまを卒業されても、何かありましたらいつでもご連絡下さい。近況等もお聞きするのを楽しみにしています♪

 

春は出会いと別れの季節と言いますが、別れはやっぱり寂しいです💧

しかし、新たなスタートラインはみんな同じなので前を向いて明るくいきたいと思います!

放課後等デイサービスおひさま 金子

私の独り言

2021/03/22

ある夜、職員がY君、k君がⅠ君を寝かしつけてくれていました。k君は、トントンしたり、抱っこしたりと寝かしつけをしていたのですが遊んでくれていると思い、おしゃべりや、笑い声が聞こえてきます。一時間過ぎると、k君から「遊んで全然寝らん。夜食食べたいけん代わって」と断念。「あらー、今日は失敗だったね。ありがとう。」と伝えて代わります。

おでこを撫でると、頭や手を掻きだしたので塗り薬を塗り、背中をさするとコテッと寝てしまいました。これも、明るく優しい、面倒見がいいしっかり者のk君が今まで寝かしつけてくれてたおかげです(^○^)(感謝、感謝です。)

 

「今日は俺が寝かしつける」と、大きい子が小さい子を寝かしつけ、成功した時の子ども達のドヤ顔<(`^´)>。   この微笑ましい姿を見る度に、「皆良い子に育ってるな~。口うるさくしてごめんね。でも、皆が若草を卒園し、社会に出た時に伝えてる事が少しでも役に立ってくれるなら、口うるさいママであり、ばあちゃんで居よう」と意欲が湧いて来ます。

夜勤帯の時間の小さい子どもたちが就寝した後は、大きい子どもたちがわれ先にと学校での出来事、将来の話をしにステーション前にわらわらと集まって来ます。(*^_^*)

来た来た~と思いながら、真剣な話には真剣に答えますが、冗談を言い合ったりが多い気がします。話す事で、こんな事を考えているんだー。こんな気の利いた事が言えるようになったんだー」と感心であったり、嬉しかったり。(*^。^*)

時には反発もする子どもたちですが、それぞれ良い所を持っています。これからも、それぞれの良い所を伸ばし、優しく見守り、時には口うるさくもあり、一人一人に寄り添った支援をしていきたいと思います。

 

入所部   藤本 征子