若草学園の実践ブログblog

何かと賑やかなR君

2021/01/08

「あのね、あのね」とお喋りが大好きでいつも元気なR君。どこに居るのかすぐ分かります。

お部屋の片付けと宿題は?と聞くと、今までお喋りしていたのに(ス―ッ)と立ち去るR君。

数分後に賑やかな声が聞こえたので、宿題はー?と聞くと、「終わりました」と目を合わさず言うR君。「答えがあってるか見るから持って来て」と伝えると、はっとした表情でまたまた(スーッ)と立ち去るR君。部屋を覗きに行くと必死に片付け、宿題をしています。

帰る時に「明日はどうかな~楽しみ~ ^^」と伝え、次の日!! 挨拶そっちのけで「ちゃんと宿題したよ。部屋も片付けたよ。約束守ったよ。」とドヤ顔のR君。(*’▽’) 「頑張ったね~」と褒めるととてもうれし顔でした。

もう一つ、松村係長と数名の園児が突然「わー、何―」と逃げ回っていました。実は、R君のおならがとてつもない臭いだったらしく皆、悶絶していましたが、当の本人はいつもの(ニカッ)の笑顔で「エへへッ」と笑っていました。こんな楽しいR君ですが、食事の後の食器片付けの時には厨房の職員の方々に必ず

「おごちそうさまでした。美味しかったです」と感謝の気持ちを伝えれる可愛い子です。

この出来事を他の職員に「R君、こんなでした~」と話すと皆、大爆笑((´∀`))ケラケラ  こんな他愛もない話を共有し、笑い合いが出来るアットホームな若草で働ける幸せ。

(楽しいな~、若草大好きだな~、子ども達の成長をまだまだ観たいな~、一緒に居たいな~)と思う日々です。

 

入所部  藤本征子

1月の『大津町子どもの発達セミナー』について(ご案内)

2021/01/07

相談支援センターいちばん星では大津町役場と共催で、毎月「大津町子どもの発達セミナー」を開催しています。

今月は、1月19日(火)に開催します。

 

●日時:令和3年1月19日(火)

●場所:大津町生涯学習センター2階 中会議室

●講師:児童発達支援センターおひさま 吉田 広子先生、宇藤 裕子先生

●演題:「家庭でできる構造化(環境づくり)」~大人も子どもも過ごしやすい生活空間~

 

※参加を希望される方は、大津町役場 福祉課 障がい福祉係に申し込みをお願いします。

 大津町役場 福祉課 障がい福祉係 (096)293-3510

年末年始

2021/01/07

学園の年末年始の食事を紹介します。

年末年始は、通所がお休みに入り、また入所の子ども達も帰省をする子も増えます。年末年始は子ども達の好きなものを出来るだけ出すようにしています。昼食には、スパゲティやハンバーガー、チャーハンなど、普段なかなか出せないメニューを提供しました。家庭では、休日の昼食などによく出るメニューですが、学園では人数の都合上、珍しいメニューです。夕食にも、普段から人気のチキン南蛮や大晦日には年越しそばの代わりに、年越しうどんを提供しました。うどんの具は、えび天にお肉、ちくわの磯部揚げなど具だくさんです。子ども達も喜んで食べてくれました。食べた後、下膳に来た子どもたちは「ごちそうさまでした。美味しかった!良いお年を!」と言ってくれました。大晦日はとても寒い一日でしたが、子ども達のおかげで嬉しい気持ちで仕事を終えることができました。

 

元旦は、おせちから始まります。おせちの意味を説明してもらいながらの朝食となりました。2日までは、通常とは異なる給食提供になるので、現場の職員に協力してもらいながら行いました。今年は、コロナの影響で外出・外食する機会が少なく、子ども達からも様々な要望が出ていたので、できる限り要望に沿えるように職員で考えました。オードブルや巻き寿司・手巻き寿司、焼肉、パン、ドライブスルー昼食など、家庭でも食べるような内容にしました。学園内で年末年始を過ごす子ども達も普段とは違う食事を食べ、特別な気分を味わってくれたらいいなと思い、準備をしました。

年明けに出勤すると、子ども達の中には「あけましておめでとうございます。今年もお願いします」と挨拶をしてくれる子もいます。その他にも「オードブル、嬉しかった。」や「朝ごはんのパン、初めて食べた種類だったけど美味しかったよ。」と話してくれました。年末にかけて、仕事も慌しくなる中での準備でしたが、職員同士で子ども達のために意見を出し合って工夫ができてよかったなと思います。卒園後に、年末年始を過ごす際に少しでも学園での食事を思いだしてくれたらなぁと思いました。

入所部  厨房 野口

今年度を振り返って・・・

2021/01/06

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致しますm(__)m

 

昨年から、児発は新たな体制となり、より多くの子ども達、そして職員の方々と関わる事が出来ました。特に私自身児発3年目となり、利用してくれている子ども達への思い入れは年々強くなりました😊

 

今回は、一昨年の春からおひさまを利用してくれているKくんの成長について振り返ってみます。

 

Kくんは、注意欠陥多動性障がい、自閉スペクトラム症、精神発達遅滞との診断があり、現在5歳です。言葉でのコミュニケーションは難しいですが、こちらの発する言葉は理解をしており、ジェスチャーや表情などさまざまな形でコミュニケーションを図ってくれます。

 

利用開始当初は、日中、家以外の場所で過ごす事が初めてであったため、おひさまに慣れる事から少しずつ少しずつ関わってきました。初めの頃は、Kくんがなぜ泣いているのか、何を伝えようとしてくれているのかを上手く汲み取る事が出来ずに悩む事もありました。しかし、日々の職員間での支援の振り返りや、ご家庭との情報共有を積み重ねてきた事、そして何よりKくんの頑張りがあって、次第に信頼関係が築けてきました。

当初は、個別で過ごし、Kくんの好きな事や興味のある事を見つけ、それを介してやりとりを図る事から始め、慣れてきた頃にみんなと一緒のお部屋で過ごす練習(Kくんの表情や仕草をよく見て無理のない時間から始めていきました)、食事も、座って食べることが難しく、手づかみで食べている段階であったため、職員2人で、片方の職員がKくんと一緒に椅子に座り、片方の職員がスプーンでKくんの口に運んで食べる練習を短時間から始めていきました。Kくんの発達段階と状態に応じて、少しずつ関わりをステップアップ!保護者の方々もおひさまと同じ関わりを、と頑張って下さり、約2年…。

 

Kくん、本当~~に成長しました✨

現在は、みんなと一緒におあつまりから活動と椅子に座って参加する事が出来、何より音楽が好きなため、おあつまりのお歌を楽しみにしてくれていて、手遊びの真似っこも上手にしてくれるようになりました♪楽しく参加している様子を見ていると、成長を感じて目頭が熱くなる瞬間が何度もあります。食事面でも、自分で食べ終わるまで座ってスプーン・フォークを使ってしっかり口に運ぶ事が出来るようになりました。(現在手首の返しがまだ難しいため、自助食器を使用しています😊)

年度の終わりが近づいてくると、改めて子ども達の成長や頑張ってきた姿を振り返って、とても温かい気持ちになります💛いつもパワーの源になってくれ、幸せを運んでくれる可愛い子ども達に心から感謝しています。今年度も残りあと3か月となりましたが、子ども達の成長に携われる時間を大切に過ごしていきたいと思います😊

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 奥村

思い出作り

2021/01/05

 

 あけましておめでとうございます。

 2021年に入り、いきなり何かが変わるという事はありませんが、新年という節目に自分の中で気合を入れ直し、皆とまた1年を無事に過ごせるよう頑張っていきたいと思います。

 今やっている事で今年、卒園する子ども達の卒業アルバムを作っています。去年の写真からそれ以前の写真までまとめていたのですが、去年の写真は新型コロナウイルスの影響もあり、それ以前の年に比べて少し少なく感じました。自粛により大きなイベントはなかなか行う事は出来ず、写真を撮る機会が少なくなってはいますが、それでも子ども達に楽しんでもらおうと学園内で出来る楽しみを作り、その様子を写真に収めて来ました。写真の中の笑顔は去年もそれ以前の物も関係なくとても楽しそうに見えます。

 

 

卒園する人たちもそれ以外の人たちも、皆これからも多くの笑顔が出来るよう、イベントや普段の生活から笑顔を作っていければと思います。

 

 

入所部 梅田

新年のご挨拶

2021/01/04

新年明けまして おめでとうございます🎍

 

今年のお正月は、コロナ流行で、昨年と違う生活になりましたが、楽しいお正月を迎えていらっしゃいますか?

 

お正月が来るたびに「あ~うちの子は、また大きくなった」と感じませんか?

年が経てば、子どもは大きくなりますよね😊

 

昨年3月までは放デイにいましたので、4月より児発の子ども達の支援をさせて頂くようになり、約9か月が経ちます。

最初は「私、やっていけるかなぁ?」と、とても~とても~不安で一杯でしたが、無我夢中で頑張ってきました。昨年を振り返りますと、4月から「あずきのお部屋」を利用される子どもさんを3人担当しています。

担当しているNさんのお話をしていきたいと思います。

集団生活は初めての経験だったと思います。お集まりや活動などで、椅子に座っての参加が難しいこと、物に対して執着心があり、気持ちの切り替えが難しいことがありました。

スタッフ間で、1日の振り返りで「ああでもない、こうでもない」と色んな支援を考えてきました。

まず一つ目は、おひさまに慣れ、椅子に座れたらOK!!を目標にして、慣れるまではスタッフと一緒に座り、様子を伺いながら支援をしてきたところ、少しずつ集団生活に慣れ、1人で椅子に座ることが出来るようになり、「Nさん!」と名前を呼ぶと、大きな声で「は~い」と手を挙げてお返事をしてくれるようになりました。お歌も歌ってリズムを取りながら、体を思い切り動かしてとても~可愛らしい笑顔😊💕で楽しんでいる姿を見ると👀癒されています。

二つ目に、物に対しての執着心があり切り替えが難しいことでは、おひさまにあるくまのぬいぐるみが大好きで、来所されたら、直ぐに「くまちゃん、くまちゃん」と言われ、くまのぬいぐるみを持っていると安心される様子でした。活動と外遊びの際は、手に持っていると転んだりしてケガに繋がると危ない為、カゴに入れておくように伝えてきました。「いやだ~いやだ~」と泣き出されることもありましたが、Nさんなりに「くまちゃんを置かなきゃ~」と心の中での格闘していることが伝わって来ました。約9ヶ月、繰り返しスタッフとのやり取りの中で練習してきたことで、最近ではくまのぬいぐるみをカゴに入れて、活動や外遊びを楽しむことが出来るようになってきています。

さまざまな出来事でも、しっかりNさんと向き合って話をすることで気持ちの切り替えができる場面が増えて来て、色んな事が出来るようになって子ども達の成長を感じます…それは、私たちにとってかけがえのない喜びの1つです(*^-^*)

そして、子ども達からいつもたくさんの「ありがとう」という言葉を頂きます。

子ども達の成長を手助けしながらも、実は、子ども達と一緒に成長をさせて頂いているのは私なのかもと思うこの頃です。「こちらこそ本当にありがとうございます」

 

子ども達の気持ちに寄り添いながら、子ども達の為に、発達と成長に役立つ支援をして参ります。今年も、どうぞ宜しくお願い致しますm(__)m

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 森崎

風の時代到来!!

2021/01/02

新年 あけましておめでとうございます

新型コロナウイルスがもたらした世界規模での様々な生活様式の変化は、誰もが新時代への到来を感じていることだと思います。

「風の時代」の到来です!!

「風の時代」とは、占星術で見て2020年12月22日から始まる、地球規模で迎える新たな時代のことだそうです。

この「風の時代」には、ひとつ前の「土の時代」に重視されてきた会社や組織、学歴やブランド、物質や資産といったものの価値が薄れ、オリジナリティ、センス、情報、波長といった、目に見えないものが重要視されるようになるそうです。

占星術では、火→土→風→水というエレメントのサイクルが切り替わる節目を“ミューテーション”と呼び、そこでは必ず世界を巻き込むような大きな変化が起こると言われています。

 

今から220年前頃、火の時代から土の時代へと変わった18世紀末の転換期には、産業革命が起こりました。

武力が支配していた時代が終わり、経済力そのものが世を動かす時代へと移ったのです。

そして2020年。「土の時代」から「風の時代」へ移行する節目に起こったのが、新型コロナウイルスの登場でした。全世界の景色を一変させたコロナが、まさに新時代のトリガーとなったのです。“アフターコロナ”とは、つまり“風の時代”のことでもあります。

 

 【地の時代に大切だったモノ・コト】・カタチあるもの ・お金、権力などを所有すること ・ステイタス ・大量生産、大量消費 ・人と同じで安心 ・プライドを満たす

【風の時代に大切なモノ・コト】・目に見えないもの ・情報(取り入れ方、選び方なども含む)・物事の流れ(波動)・心地よさ・快適さ ・知性 ・自分らしさ

 

2020年は、時代のバトンが渡されただけにすぎません。

これから徐々に新時代のストリームが加速していくことになるでしょう。

これから、私たちが見る景色は、きっとこれまでとまったく違うものになっていきます。

周りからどう思われようと自分が幸せならば幸せ、幸せの基準は自分自身であり、外からじゃ分からない。

オリジナリティが大切になってきます。仕事でもそうなります。自分の個性や持ち味がお金に繋がる時代。自分をさらけ出す方が上手くいくそうです。そもそも人が人である限り、みんな違うし、「普通」の定義もありません。

「みんな違って、みんないい!!」ただ生きているだけで、そもそも比べられないオンリーワンな存在の私。

揺るがない自分自身(自分軸)とコミュニケーションの力があれば、みんなで楽しむような働き方に変われるでしょう。

テクノロジーが進み無機質なものが増える一方、温もりや実体、懐古趣味も重宝されるようになるそうです。情報やテクノロジー、ロボット、AIは無機質です。例えば、手作りのご飯とか実際に体験できるサービス、旅行、動物や人の温もり、触れ合えることが大事にされるでしょう。

ロボットにはない、人間の強みである個性や温かさ、オリジナリティを見つけることも大切です。私たち福祉業界は、ますます人の温もりを感じさせるような、人間にしかできない質の高い温かなコミュニケーション力を求められるでしょう。

人類が滅亡しないよう、またライフスタイルが多様化し、結婚しなくても子どもが欲しい人も出てくるので、一定数人工的に受精が行われるようになるかもしれません。

もう元の世界には戻りません。元の世界に戻そうとすると逆に苦しい状況になるでしょう。パンドラの箱が開いてしまったら、アダムとイブがりんごを食べてしまったら、その前には戻れないように。

でも、これから全く新しい時代になると思ったらワクワクしませんか?

また、本格的に情報共有やネット、AIと共に生きる時代へ突入するので、いま私たちはそれらと向き合っている状況です。慣れないパソコン・デジタル・オンライン化も、これからの時代の必需品になっていくでしょう。共有・シェアが主流となるので、メディアリテラシーや誤情報の拡散にも気を付ける必要があります。

それから、「風の時代」は社会貢献、環境保護といった『きれいごと』をしっかり世の中にアピールできる会社にお金が集まるそうです。

フリーで働くことが合っている人もいれば、会社や組織で働くことが性に合うという方もいる。生き方は多種多様になるでしょう。それが「風の時代」ですから。

今までの幻想や常識にとらわれず、自分の魂が語りかけてくるものを選んでいくことができれば、それが自分にとって最善の人生になるはずです。

「土の時代」を必死で生きてきたこの200年は、相当頑張らざるを得ない状況でした。

今の70代~80代を生きてきた社会背景と、50代、40代、30代、それぞれの生きてきた社会背景は大きく異なります。当たり前のことですが、世代による価値観は違って当たり前です。その時代の「幸せ」があります。私たちも、連続体の中でこの「土の時代」を生きてきました。「幸せ」の価値観も、随分変わってきました。

でも、本来、人間というのは、もっと穏やかに自分らしく楽しんでいいはず。

「他人軸(何かのせい)」にならず、自分の言動には責任を持ち「自分軸」で生きていくこと。

「風の時代」を拒まずに受け入れることができれば、がんばりすぎてしまう自分を自然と手放せるようになると思います。

私も、2021年は風の時代様式に切り替えて、今までの土の時代に背負ってきた重たい鎧を一つずつ脱いでいき、心を軽くし、まずは「やってみよう!!」という気持ちで風に乗り、新しいことにもチャレンジしていきたいと思います。

相談支援で関わる利用者だけでなく、白川園に関わる全ての人、ご縁のある人々が、自分らしく、楽しんで生きていけるような仕組みつくり(地域社会・地域福祉の在り方)を考え、実践していきます。

コロナは必ず収束します。ワクチンが回ってくるまで耐え凌げば、これから新しい「風の時代」の到来です!

2021年、不安なことよりワクワクが止まりません!きっと、このワクワクは時代の流れと共に加速していくことでしょう!

本年も どうぞよろしくお願いいたします。

※インターネットより一部抜粋しています。                 

                        相談支援センターいちばん星 

                               伊豆野 良栄

新年のご挨拶

2021/01/01

あけましておめでとうございます。

保護者の皆さま並びに関係機関の皆さまにおかれましては、新春を晴れ晴れしい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。

 

 毎年、1年の始まりには目標を設定するようにしています。本年も新型コロナウイルス感染症の対策をはじめ、施設整備等のハード面と療育等のソフト面に関する環境整備等々…課題は山積です。

 2020年は、職員一人ひとりが、子どもと関わる場面一つにおいて、声かけの内容・立ち位置・タイミング・手を繋いでいるときの握り方や目線のやり方・・・など、全てにおいて、その子の課題と出来る力に応じたエビデンスのある意図的な関わりをしていくことを目標としていました。

 この目標を達成するために、言語聴覚士と臨床心理士を仲間に迎え、新年度をスタートしました。

 これまでの保育士、児童指導員、音楽専門、アート専門スタッフ等による見立てに加え、セラピストによる専門的な知見により、日々の療育を深めていく体制作りに努めることができました。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、各種外部研修は軒並み中止となり、外部からの評価や自己評価をする機会が少なくなってしまった2020年でしたが、大きな収穫もありました。

 

 家庭でも取り組める支援グッズの開発やICTを活用した療育など、コロナ禍で生まれた新しい療育システムの基礎を作ることができました。

 

 2021年も新型コロナウイルスの話題でスタートしていますが、コロナ禍で生まれた新しい療育システムをより充実させていくため、また、これからの新しい時代に向き合える力を付けていくため、まずは支援者がジグソーパズルのような正解主義の考え方から、レゴブロックのような状況に応じて修正していける情報編集力の高い支援者となり、子どもの発達段階に応じた創意工夫ある療育の提供ができる体制を目指していきたいと考えています。

 

 今年もスタッフ一同、利用される方一人ひとりの最善の利益を考えた、施設入所支援、通所支援、相談支援に努めて参りますので、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 

 

児童発達支援センターおひさま

       河野 光輝

年末のご挨拶

2020/12/31

 2020年も残すところあとわずかになり、いよいよ大晦日を迎えましたが、皆様はどうお過ごしでしょうか?
 コロナ禍とはいえ、こうして年末年始を迎えることができたのも子どもたち、保護者の皆様、地域の皆様、関係機関の皆様のおかげと心より感謝を申し上げます。

 さて2019年の11月に新型コロナウイルスの一報から一年が過ぎ、新型コロナウイルスに翻弄された一年になってしまいました。生活スタイルや働き方、人との関わり方も大きく変わり一年前には想像もできなかった世の中になりました。しかし、私たちの福祉は子どもたちと接することでありソーシャルディスタンスを保つということは実際出来ることではありません。だからこそ、「施設に持ち込まない、不要不急の外出をしない、日々の消毒、体調管理などなど・・・」出来る限りのことを行い、スタッフが同じ思いを持ち自覚した生活を送ることで現時点で新型コロナウイルスの侵入を防ぐことができています。

 日々緊張感を持ち、継続していくことの負担や不安の中、子どもたちに不安を与えないよう常に笑顔で、自粛が続く生活の中でも子どもたちが楽しく生活ができるよう色々なアイディアをだしてくれているスタッフを始め、厨房スタッフ、事務員、日頃から子どもたちのことを一番に考え支えてくれているスタッフみんなに感謝しています。

 また、保護者様を始め関係機関の皆様、日頃よりご理解ご協力いただき本当にありがとうございます。

 来年にはワクチン接種も始まり、終わりが見えなかった状態から少しずつ見通しが立ってきています。まだまだ対策は継続しないといけませんが子どもたちが楽しく生活が送れるようこれからもスタッフみんなで子どもたちを支えていきます。

 2020年は新型コロナウイルスに翻弄されましたが、2021年はまた新しい時代に向け、さらなる質の向上に努め、子どもたち、保護者の皆様、地域の皆様、関係機関の皆様に愛されるよう努めてまいりますので、より一層のご支援を賜りますよう、スタッフ一同心よりお願い申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症拡大の中、皆様におかれましてはくれぐれも体調にお気をつけ、来年も相変わらぬご支援を頂けますようお願い申し上げて、年末のご挨拶とさせていただきます。

         ~皆様、どうぞよいお年をお迎えください~

                               若草児童学園 藤本 隆司

改めて感じた、協力の力

2020/12/30

 今年も残り僅かとなりました。コロナの影響で今まで以上に行動が制限され、子ども達もとてもきつかったかと思います。その中で学園の行事は今までに比べると少なく、行えたとしても、どうしても制限せざるを得ない事が多く、また工夫を今まで以上に行ってきました。

 一番最近だとクリスマス会がありました。今年は難しいのでは… 出来ないのでは… という意見がありました。しかし子ども達のやりたいという思いや、どうすれば良いのかを子ども達や職員で話し合ったり意見をたくさん出し合ったりしました。そして1219日に今までとは違う形とはいえクリスマス発表会が行われました。子ども達も、今まで観客で来てくれた保護者さんや学校の先生が来ることができないのは分かった上です。それでも皆頑張って楽しいクリスマス発表会が出来ました。子ども達も職員もとても楽しく、皆で頑張ったと話していました。

 最近はコロナ・マスクに対してSNS上で「戸惑い→団結→疲れ→いら立ち→怒り」という気持ちの流れが動いているという記事がありました。未だ先が見えない状況は子ども達も職員達も不安や疲れが出てきています。しかし、今一度皆で力を合わせる、協力する事を思い出して今回のように頑張って乗り切ろうと思う今日この頃でした。

 

 入所部 松尾

 

ゆく年くる年

2020/12/29

 2020年も残すところ、あと2日となりました。

 今年は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、例年とは違う年末年始を過ごしている方が多いと思います。通常であれば、忘年会に新年会、他県からの帰省ラッシュなどがあり、歳の瀬らしい時期となるはずですが、どこか年末らしさがないのが残念です。

 

 

3密を避けることや手洗いうがいやマスク着用の徹底、リモートでの会議(ZOOM)等、働き方にも変化が出てきています。

 

 先日「ICTモデル導入に伴う研修会」に参加してきました。

 その中のお話で、新型コロナウイルスの感染に伴って、新しく電子機器を導入することで、今までの仕事の二度手間を省き、職員の業務量の負担軽減や生産性の向上を図っていくことが求められています。実際に機器を使ってみて具体的に改善した点を、数値化し、変化を見ていくことが重要であるとのことでした。

 

 これからの時代、いかに生産性を上げコスト削減を図り、効率よく作業を行っていくかということが課題であるということを改めて考えることができました。

 また、新しい生活様式に新しい働き方など、様々な社会の変化に柔軟に対応していく力が必要であるということも考えることができる研修会となりました。

 

例年とは少し違った年末年始を迎えますが、新年に期待を込めながら2021年を迎えたいと思います。

 

                             相談支援センターいちばん星 大野

Мerry Xmas🎄

2020/12/25

今日はクリスマスですね♪皆さんいかがお過ごしでしょうか?☺

今年はコロナ禍という事もあり、クリスマスの雰囲気も控えめな印象を受けます💦

 

そこで!おひさまでは毎年クリスマスツリーとエアースノーマンを飾っているのですが、クリスマスの雰囲気をより楽しめる様に、子どもたちと飾りを作って教室を飾り付けました☆

そのうちの一つを左端の赤い折り紙を使い、輪つなぎで作ったサンタクロースの飾りを紹介させて頂きたいと思います♪

話し合いを行い、‟ハサミを使って作る物にしよう!“という事になり、この飾りを作ることになりました。ハサミで紙を切るという動作ですが、利き手でハサミを操作しながらもう片方の手で紙をもって切り進めていきます。尚且つ線に沿って切ることを意識しながら、この2つの動作を行う事は子どもたちからすると決して容易くはないと思います💦

はさみを開いて閉じる…という動作が難しいお子さんや、切りながら持ち位置を変えることが難しかったり、線から少しでもはみ出してしまうことが受け入れられないお子さんがいたりと、様々な課題が見受けられます。

なので、まずは道具の操作に慣れることや線に沿って切ることを意識できるようにと活動の中で取り入れる事にしました✨

 

作る物が決まったら試作を作るのですが、切る神の厚さから話し合います。

折り紙がいいのか、画用紙がいいのか?など…。実際に作ってみながら、

「画用紙は切りやすいけど輪っかにする時はどうだろう?やりにくいかな?」

「切る紙の幅はどのくらいがいかな?」「引く線の太さは?色は?」など子ども達の発達段階はや特性を踏まえた上で、どのような支援や準備が必要かを話し合いながら行っています(*^-^*)

 

 準備が出来たら手順書の作成を行い、実際にどう進めていくかを打ち合わせします。

材料を先に配ってしまうとそっちに興味が向いてしまい、説明が入りにくくなるので配るタイミングなど細かく確認をしていき、いかに分かりやすく簡潔に伝えるか?予想される子どもの姿に対してどう対応するかまでの打ち合わせを行うまでが準備となっています!

 

一つの活動に対して更に個別の目標を設定していき、一人ひとりの子どものことを考えながらスタッフと‟あーでもない“、‟こーでもない”と意見を出し合いながら取り組めるこの時間が楽しく、子ども達のためにとチームで取り組めていることを感じ嬉しく思います💛

 

 

若草学園 通所部 児童発達支援事業 錦戸

年末に思うこと

2020/12/24

2020年もあと少しです。

今年はコロナウイルス感染拡大に伴い、変化の多い1年でした。

まさか1年中マスク生活になるとは想像もしていませんでした。

若草拠点でも職員間の移動を制限したり、事務所内をパーテーションで区切ったり

色々な工夫が行われています。

12月に入り、県内で連日感染者の発表をされているため、最近はより身近にコロナを感じています。

そんな中でもコロナウイルスに対するワクチンが開発され、海外では接種も始まりました。

日本で接種可能になるのはもうしばらく先かもしれませんが、少しずつ状況が良くなっていけばよいなと思います。そして「密」を気にせずに過ごせるようになって欲しいです。

 

                    

入所部 総務 徳永

 

おひさまクリスマス♪

2020/12/23

1221日~25日の1週間で、「おひさまクリスマスパーティー」を行っています。パーティーと言っても、ケーキはありませんし、サンタさんが登場してくるわけでもありません。自分達で植えたジャガイモを、先週掘っていたので、それを使って「自分達で調理し、食べるという、おひさまオリジナルのクリスマスです☆21日は・・・「じゃがいもスティックのバター焼き」22日は・・・「ポテトチップス風バター焼き」を作りました。それ以降も「ジャガイモのおやき風」や「チーズジャガイモ餅」などを作る予定です。

子ども達は、クッキングが大好きです。「自分達で作る!」「美味しいものが出来そう!」「お母さんになった気分になれる!」などなど・・・ヤル気スイッチがいっぱい!「今日、何つくるの~?」と朝からルンルン♪で登園してくれます。集中力が短い子どもさんや多動気味の子どもさんは、じっと椅子に座ることが苦手ですが、「今日は、一緒に頑張ろうね!」「先生が出来なかったら教えてよ~!」と声をかけると「うん!」と、調理の時間を楽しみに待ち、朝の会の時も頑張って椅子に座ろうとしている姿に感動★俗に言う「きちんと」「きれいに」「手はお膝で」という形には程遠く、椅子をカタカタ鳴らせたり、椅子の上になんとか居れている状態なのですが、それでも1人ひとりの発達段階から考えると、とっても頑張っているんです!

それを認めてあげ、見守りつつ、そっと「いいよ!出来ているよ!かっこいいよ!」と後ろから声をかける事で、いつもは3分位しか座れていなかったのに、5分も座れたり・・・。気持ち次第でグッと踏ん張れる時間があります。大人も同じですよね!この頑張れた時間を積み重ねていく事で確実に成長していきます。楽しみながら経験を積む事の大切さを改めて感じている活動となっています。私も、子ども達の行動や表情から学ぶ事も多く、楽しい活動を考え、それを療育的に捉え、1人ひとりの特性に合わせて「どんな事をこの活動で伝えていくか?」とっても考えます。一生懸命に関わると子ども達は、必ず答えをくれる様な気がしています。自分達の作ったジャガイモ料理とジュースで「メリークリスマス!」と乾杯したり、自分達で作った飾りの前で写真を撮ったり、違うお部屋の先生達に「メリークリスマス!食べて下さい!」と自分達でプレゼントしに行ったり・・・と豪華なプレゼントがあるわけでもない普通の日常でもありがちなものですが、子ども達は楽しんでいた様でホッとしました。それに、とっても素敵な言葉をくれた子どもさんがいました。

「せんせい!いままでで、いちばーん、さいこうのクリスマスだった~!!」

この一言で、私はしばらく踏ん張れそうです♪

児童発達支援事業 江藤

 

クリスマス会の練習

2020/12/22

今年のクリスマス会は、

リスクレベルが高くなったことによって

入所の子ども達と職員のみで行われる事になりました。

それは観客がいない中で行われる為、

ちょっと子ども達の中でもやる気が

いつもよりも出ないような感じでした。

でも、子ども達は気持ちを切り替えて

チームで話しながら、

 

『どの音楽にする?』

『どのダンスにする?』

 

と盛り上がり!(^^)!

自主練に向けて準備をする子ども達

曲選びも2転3転

「こっちがいい」といっていたため

練習用のDVDを準備したかと思えば

次の週には

「やっぱりこっちが良い」

と言う意見がでたり・・・(~_~;)

 

合計で10枚の練習用DVDを作成!

 

子ども達は時間を見つけては

DVDを見たり

お友達と振付けの確認をしたり・・・

一生懸命に楽しんでいる子ども達の顔を見ると

頑張りも無駄じゃなかったと感じました。

 

本番が近付くにつれ

ちょっと不安になった園児がいて

「ちょっと振付を見て下さい。

よくわからないんです・・・」

 

と言ってくるため、アドバイス。

コツがつかめて、肩の力が抜けた事で

上手く踊れ自信に繋がったようでした。

 

自分たちでしたい事、頑張りたい事に

取り組んでいる時、子ども達の能力は

飛躍的に高まります。

 

私たち職員が中心になってするのではなく

子ども達が中心の方が特に顕著だなと思います。

 

私たちは、子ども達が必要とするときに

欲しいと思っているサポートやアドバイスを

渡してあげる。

 

そうして子ども達が自分で頑張ろうとする

私たちはそれを応援してあげる。

 

そんな関係が今後もできたら・・・と思います。

 

 

入所部 藤本絢

 

 

『密』

2020/12/21

 毎年、この時期に発表される今年の漢字ですが、今年は『密』でしたね。

        

 年明け早々に中国での新型コロナウィルスの感染が聞かれるようになり、あっという間に日本にも感染が拡がりました。必然的に『密』を避け、感染しないよう手洗い・うがい・マスク着用が当たり前の日常となってしまいました。私たち身近な所でも感染者がいる状況となっていますが、『密』にならないよう様々な対策が取られ、感染防止に努めていると思います。

 しかし、今の対策では新型コロナウィルスはなかなか収まりませんが、インフルエンザは感染者が激減しているとの事でした。12月18日の熊日新聞では、熊本のインフルエンザ感染者は1人との事でした。『密』を避ける事と、手洗い・うがい・マスク着用で感染症を防ぐ事も出来ていると思います。

 

 これからクリスマスや年末年始を迎えますが、『密』にならないよう気を配り、来年は少しでも新型コロナウィルスの感染が落ち着く事を祈りながら新しい年を迎えたいと思います。

 

                        相談支援センターいちばん星 山田

成長を願って

2020/12/18

年末に近づいていく中、娘の発表会がありました。そこでは、先生方が子ども達の日頃の頑張りを発表する場を設けて頂いた事に親としてとても感謝しています。

発表会を行うにあたり、コロナ感染予防対策として、クラスごとに始まる10分前に、駐車場に待機することとなり、その後、クラス発表が終わると次のクラスが呼ばれるまで外で待機します。

ホールの換気や保護者の検温や消毒が行われ、一定の距離を取って椅子が置かれています。

もちろん発表会中も換気のため窓は開放されたままです。

クラスごとの発表会は短い時間で行われ、安心して子どもの発表会を見ることができました。

 

自己紹介の時、先生にマイクを向けられると娘は恥ずかしてくて名前を言うことはできませんでしたが、その後、楽しく発表している姿にすごく感動しました。

 

コロナ禍で苦しめられた1年間でしたが、学びの1年間でもありました。

手洗い・うがい・マスクをする・三密を避けることなど基本的なことを守ることが、自分の身を守り家族の身を守ることに繋がります。

おひさまぷらすの子ども達も療育の中で、手洗い・うがいを頑張ってくれています。また保護者のご協力のもと申し送りを通して、休日の過ごし方や悩み等、聞くことがができています。

 

『コロナ禍ではできない』ではなく『どうやったらできるのかな⁇』と問いただしながら、日々の療育において子ども達の成長に貢献していきたいと思っています。

 

 

放課後等デイサービス

おひさまぷらす 田島

冬季下でのコロナ感染症とインフルエンザ

2020/12/17

 寒い季節になってきました、例年通リのインフルエンザ対策を講じなければならない季節になりましたが、それと併せてのコロナ感染症への予防対策、マスク、手洗い、うがい、そして消毒等は日ごろの習慣になっています。しかし、いざ発熱した場合かかりつけの病院には診察をお願いしますが、インフルエンザとコロナ感染症は症状が似ているとか・・・。しかし、コロナ感染症はインフルエンザ程高熱にはなりにくいとの事も報告が上がっています。学園では小さい児童から高校生までたくさんの児童が共に過ごしていますので色々と心配しますが毎日の習慣としての予防は確実に行い、この冬を乗り切って行こうと思います。

 

 

 

      入所部、家入

もちつき♬

2020/12/16

今年もこの時期がやってきました♪世間はコロナウィルスによって様々なことが自粛せざるを得ない状況となり外出もままならない中ですが、少しでも季節の行事に触れ、子ども達の楽しみの場を!ということで例年より時短・縮小で行いました。

子ども達は朝から楽しみな様子で、いつもはゆっくり起きてくる子達も早起きです(笑)

 

時短&短縮ということで、今年は高校生のお兄さん達が餅をつき、中高生のお姉さん達を中心に丸めました。何度か経験してきている子が経験の少ない子にコツや次はどうするか?を伝えている姿を見て、こうやって色々なことが次の世代に引き継がれていくんだなぁと感じました。まだ小学生の子達もまたその背中を見て成長していくのでしょうね!

 

コロナ禍で思うように行動ができませんが「あれもこれもできない…」ではなく、子ども達の為に「どうしたらできるか??」を常に考えながら過ごしていきたいと思います。

入所部 後藤

誕生日会

2020/12/15

先日11月の誕生日会を行いました。

メニューはチキンライス、ロールキャベツ、ブロッコリーのチーズ焼きでした。

ロールキャベツは子どもたちがリクエストしていたメニューなのでとても喜んでいました。

今回はホワイトソースを掛けて提供しました。高校生などは比較的好評でしたが、小学生の子達には少し苦手などの声がありました。普段シチューやグラタンは好きですが、ソースとして食べると違う味に感じたようで提供の仕方で好きなものも苦手と感じてしまうということ知ることができました。

 

学園には初めて食べるものに抵抗がある子や声のかけ方次第では食べれる子、小さく切るなど少しの工夫で食べれたり、苦手だったものが食べれるようにその子に合わせて支援をしていく必要性を改めて感じました。

                   

入所部 米口

前向きに

2020/12/14

先日ある番組に出ている1人の男の子に目が留まりました。名前は秋山大輝くん。長崎県諫早市に住む4人家族。中学3年生の男の子です。2万人に1人と言われる、生まれつき骨が脆い「骨形成不全症」という難病で、くしゃみや寝返り、オムツを替えても骨が折れる程で、これまでにひびも含めると骨折は50回以上だとか。さらに骨折すれば少なくとも1ヶ月は寝たきりの生活…そんな大輝くんにはたくさんの苦労があるだろうと思いきや、今の悩みは「頭に埃がたまること」なんだそうです。

大輝くんは地元の支援学校に通っています。病気の治療や、継続したリハビリが必要な子どもたちが通う学校で、全校生徒は40人程の小さな学校。支援学校の授業には座学以外にも「自立活動」という時間が設けられており、毎日1時間学校の先生と考えたものの中から、当日の体調に合わせて自分のメニューを組み立てていきます。小学校の時からこの「自立活動の時間」で骨折しないように、少しずつ少しずつ負荷を増やしてきたそうです。

そして学校の授業が終わればすぐさま休むことなく学校に隣接するリハビリセンターへ。そこでは滑り台を後ろ向きに登っていく不思議なリハビリを行っています。将来、自分で自立してトイレが出来るよう猛特訓しているそうです。「自分の為ですよね。出来ることを増やしていかないと、いずれは1人になるかもしれないから。高校を卒業すると本当に1人でやらなきゃいけないことですから。そろそろ考えていかないとと思っています。」と。

そんな毎日ハードなリハビリ生活を送る大輝くんの1番の癒しは「笑点」。休日はテレビに張り付いて観ているそうです。

将来の夢は、好きなおしゃべりを活かせるアナウンサー。今では、桝アナウンサーのようなアナウンサーになる為、早口言葉の練習やアナウンサーになる為の本を読みまくっているそうです。リハビリに勉強にと大忙しの大輝くん。しかし、その忙しさに苦に感じたことはないそうです。

 大輝くんのとにかく明るく、前向きな姿に心を打たれました。きつい時や落ち込んだり、嫌なことがあった時、ついつい物事をマイナスの方向に考えがちになりますが、前向きな方向で考えることで気持ちも明るくなります。

大輝くんを通して改めて、日々の発達支援の中で、子ども達の自立に向け、今私たちが出来ることを丁寧に関わっていきたいと思いました。子ども達の希望や夢が叶うよう、あの時おひさまに行ってよかったと思ってもらえるよう、お手伝いが出来たら嬉しいです。 

 

児童発達支援センターおひさま  児童発達支援事業 宇藤

おきて~!

2020/12/11

  入所児童最年少4歳のI君。学園のアイドル的存在でみんなに可愛がられています。

最近は理解出来る事も多くなり、言葉数も増え、言葉のやり取りを楽しめるようになってきました。そんな成長の様子に、職員だけでなく子ども達も「○○が上手になったね」「これが出来るようになったんだね」などと関心を示しています。

 

 そんなI君の朝の一コマ。起床時間になり、音楽が流れ出しても一向に起きようとしないお兄さん達。特に高等部のお兄さん達は朝起きが苦手な人も多く、職員が起こして回ってもなかなか起きない事があります。そこでI君の出番。職員と一緒にそんなお兄さん達を起こしに行きます。一人ひとり寝ているお兄さんの上に乗り、布団をめくって「おきて~!」と顔をパンパン(笑)。寝ぼけた顔のお兄さん達も起こしてくれたのがI君とわかり「ふふっ♪」と笑顔。時には布団の中にムギュッと連れ込まれジタバタするI君ですがめげません。

次々に起こしに行き朝の任務完了!! 

I君効果は絶大です。朝の忙しい時間ですがほっこり温かい時間です。

 

 たくさんの子ども達が生活している学園です。大きい子が小さい子の面倒を見たり、大きい子の真似をして覚えて行ったり、大きな大きな大家族のような大切な部分をたくさん持っています。もちろん良い事ばかりではありません。良くない事もすぐに覚えてしまったり、トラブルもあります。しかし、やがては社会に出て行く子ども達。社会の荒波に出て行くには良い事もそうでない事も色んな経験をしながら成長することは決して無駄なことではなく必要な事だと思います。学園を巣立っていった時に、大きな家庭の事を振り返って、楽しかった思い出がたくさん思い浮かぶようにしたいなと思う今日この頃です。

 

入所 松村

みんなで作り上げた療育キャンプ

2020/12/10

毎年、おひさまでは、夏休みに小学校3年生のみを対象とした「療育キャンプ」(宿泊)を実施していましたが、今年はコロナの影響でキャンプ中止を決め、保護者さんに中止の通知も出しました…。

 

しかし、キャンプを楽しみにしていた子ども達もたくさんいました。中には、「療育キャンプに参加してから、療育を卒業する!」という思いを持っている子どもさんもおられます。

 

コロナの影響で、イベントや学校行事も全て中止となっている中…

どうにかして、楽しみにしていた子ども達の気持ちに応えられないか?

そんな思いが、どうしても捨てきれませんでした。

 

でも、コロナも心配。本当に実施しても良いものか?

おひさまに宿泊する?日帰りにする?…など、色んな意見を出し合って、悩みに悩みました。

 

結果、今年はおひさまの中(グラウンド)で、「日帰りキャンプ」として実施しよう‼ということに決定。

 

そこからキャンプ担当者は、大忙しです。

9月末にキャンプ実施を決定したのに、キャンプは10/31の予定💦

秋は、通常の療育準備に加え、個別支援計画見直し(モニタリング)の時期でもあり、多量の事務作業が入っていました。

それに加えてキャンプの打ち合わせや企画書作成、材料買い出をして…準備と、本当にバタバタでした。

 

しかし、そんな中でも「宿泊できない分、何かしっかりと思い出に残るものにしたい!」

「子ども達にとって特別なキャンプにしたい!」という思いで、夜遅くまで話し合いを重ねるキャンプ担当者。

 

今年は、「協力して、オリジナルテントを作ろう!」というテーマで、3チームに分かれてテント作りをすることになりました。

3年生のみを対象とすることで、学校が違う、利用日が違う、顔も見たこともない!という初めて会う子ども達が参加してチーム編成をすることになります。そこで、「チームカラーのTシャツを作ったらどうか?」ということに。

チームの色を意識でき、仲間意識も高められる。更に名前を入れることで、お友達の名前も分かる!ということになりましたが…

業者に文字入れまで発注すると、キャンプまでに間に合わない…

 

ゼッケンをつける、アイロンで名前を貼る、直接マジックで書き込む…など色々検討した結果、デコパージュでTシャツを作ることになりました。背中には、「Go To キャンプ」の文字とイラスト、胸には個人の名前を入れることにしました。

 

今年は、場所もおひさまのグラウンドで、さらに土曜日にキャンプをすることになったので、放デイの職員だけでなく、児発の職員も含めて総出でキャンプに参加することが出来ます。せっかくなので職員も含めて全員分のTシャツを作ることにしました。

療育が終わって、夕方からTシャツ作りです。

当日、子ども達がお揃いのTシャツを着ていることを想像しながら、職員で集まってワイワイと作りました。

子ども達と一緒にチームに参加する職員は、チームカラー(赤、青、黄)のTシャツ。裏方でフォローに周る職員は、黒いTシャツです。一枚一枚を手作りで作るには、もちろん時間もかかりましたが、当日の成功を夢見て、「○〇君は、青色だね!〇〇先生は、赤~?」と言いながら作り上げていきます。

本当に忙しい中ではありましたが、皆の気持ちが一つになって、成功を目指して準備を進める…こんな時だからこそ、「チーム力」が問われ…そして「チーム力」を高められます

 

何とか準備も無事に終わり、いよいよ当日を迎えます。

当日は、小学校3年生の13名の子ども達が、全員休むことなく、それぞれのチームカラーのTシャツを着て登園してきてくれました!

楽しみにしていた子ども達。「実際に山(キャンプ)に行かないの~💦」と言う子もいました。キャンプの日程を翌週と勘違いして、本人の予定外(予想外)の出来事に気持ちの整理をするのに時間がかかる子もいました。お友達の名前を覚えて、仲良くなるのに時間がかかる子や、びっくりする程、すぐに打ち解けられる子…など、様々でしたが、

そんな中でも、13人が誰一人欠席することなく、キャンプに来てくれました!!

 

まずは、全員の緊張をほぐすためのアイスブレイクのゲームです。

「ジャンケン列車」や「なべなべ底抜け」「こおり鬼」です。

イメージをしやすいようにフォロースタッフが、お手本ガールズとなって、お手本を見せてから全員で取り組みます。

 

こおり鬼では、スタッフにもサプライズで、鬼役を指名し(もちろん施設長も!)、鬼のパンツに鬼のカツラで、本気の鬼ごっこです!子ども達の速さについて行けず…体力の衰えを感じました💧

 

テント作りでは、作戦会議を行い、どんなテントにするのか話し合ってから進めます。

その後も材料を準備して、手分けして、協力して作り上げていきます。

昼食は、厨房にカレーを準備してもらいましたが、ご飯は自分達で飯盒を使ってご飯を炊きました。飯盒の様子が気になって何度も様子を見にくる子もいました。

午後からもテント作りの仕上げを行い、おやつは、ポップコーンを自分達で作り、最後は、チームでミッションゲーム

 

今回は、児発の職員も参加できることになったので、フォロースタッフとして、専属カメラマンを配置し、食事やミッションの準備係も配置しました。

更に、終わりの会の時に子ども達や保護者さんに、その日の様子をムービーで見て欲しい!ということで、ムービー作成班も配置!

 

私は、ムービー班だった為、アイスブレイクの鬼役以外は、ずっと事務所に引き籠って、ひたすらパソコンとにらめっこ!楽しそうな子ども達の声や食事のいい匂い、そしてパソコン画面で見る、楽しそうな様子…

一緒に外に出たい気持ちをぐっとこらえ(「外に行きたーい‼」と愚痴りつつ…)それぞれの役割を果たします。

 

ムービー待ちで、終わりの会の開始が少し遅くなってしまいましたが、無事に子ども達のテントもムービーも完成し、終わりを迎えることが出来ました

準備から、キャンプ当日まで、本当にバタバタと忙しい日々ではありましたが、頑張った分だけ、達成感もひとしおです。キャンプが終わっても報告書や清算、キャンプのアルバム作り…とまだまだ業務は、山積みですが、来年のキャンプに向けて!より良い資料を残す!子ども達に思い出の品(アルバム、ムービー)を渡す!という事で、担当者含め、放デイスタッフ一丸となって取り組みました。

 

コロナで、予定通りにも、思い通りにも進まなかった療育キャンプでしたが、「何とか子ども達の為に!」という気持ちで、皆で作り上げた「療育キャンプ」。

 

ひとつの命にみんなで寄り添う

 

この法人理念のもとで、作り上げることが出来たキャンプになったのではないかと、改めて感じました。

このコロナ禍もいつまで続くか分かりませんが、「子ども達の為に!」という想いと工夫があれば、乗り越えていけるのではないかと思います!

 

児童発達支援センターおひさま 河瀬

出会いに感謝

2020/12/09

12月に入り、利用者の方のクリスマス会や忘年会の準備が始まりました。

またいつもとは違い大津町内では町長選の情報が流れ始めました。

当部署内では理事会資料準備や年末調整業務など慌ただしい日々が続いています。年末まで体力勝負で気をひきしめているところです。

私毎ですが今年は変化の年となりました。ただ結論から申し上げると、たくさんの出会いがあり面白い年となりました。(コロナ禍で語弊があるかもしれませんが・・)

1つ目は働く場所が変りたくさんの出会いがありました。仕事もそうですが色々な学びを頂きました。2つ目は家を建てることになったこと。住宅会社をはじめたくさんの専門家の方に出会いそれぞれの熱心さに改めて自分の仕事も見つめ直しました。その中で電気工事に関しては両親に依頼し、始めて仕事をしている親の背中を見ることが出来それも良い機会となりました。ただ、コロナ禍は少し落ち着いたと思われたのもつかの間、県内は「レベル4特別警報」となり先の見えない心配な状況は継続しているようです。ただ今年を気持ちよくおさめるのも気の持ちようかもしれません。「色々あったけど今年も良かったい。あ~楽しかった」と思えるよう、残りわずか、車の運転に気を配り、何事もないようにと願うばかりです。仕事柄、各事業所内客観的に見えますが、コロナ禍の中どの事業所も感染対策の中行事の工夫をされています。思いどおりにいかない部分もあると思いますが、このふんばりはきっと必ず実ると期待し、陰ながら協力していきたいと思います。

 

    若草学園 入所部 総務

     (白川園 法人本部)

        大田黒 美和