若草学園の実践ブログblog

伝わり方

2020/02/04

伝え方が9割という本がある事しってますか?

 

本の紹介・・・ではないです^^

「伝え方」をメインに書かれている本があるってことは

本当に大事だと思います。

 

最近自分自身反省する事がありました。

伝えている内容は一緒なのに

いつも伝えているときの言葉や態度と

自分の体調があまり良くないとき、疲れているときに

発した言葉や態度

 

・・・ぜんぜん違いました・・・。

どこで判断したかというと

自分の声の大きさなどは勿論

 

何より伝えた相手の反応が物語っていました。

 

未就学児の子どもに

ご飯中「しっかりかんでね」や「もぐもぐは?」

というと最近、嫌がって泣いてしまう事があります。

疲れている時は

「泣いてもダメだよ~」

伝え、表情も硬いのでしょう。

泣き止みません。

 

でも、今日は

泣くぞ~と体ごと右に傾けアピールをした時

同じ行動をして笑うと

「あれ?笑うの?」

みたいな表情をして泣かず、

また「もぐもぐした?」

と尋ねた時、

泣くぞ~アピールをしながら右に体を傾けた時

私も一緒に笑顔で傾けました。

すると、またきょとんとした表情。

 

その表情が面白くって笑うと

その子もつられて笑顔に。

何度もそのやり取りの繰り返しをしていると、

次第に「もぐもぐは?」と言っても体を倒したり

泣こうとする事は無くなっていました。

 

自分に余裕があると相手の行動に楽しさを見いだせ

一緒に楽しむとしてほしくない行動が減っていく。

 

そんな経験を今回しました。

 

伝え方は言い方だけでなく、態度なども含まれますよね。

でもそれは、伝えようとする人の心の安定も結構

関係してくると思います^^

 

私自身も余裕を持つようにしたいと思います。

                       

 入所部 藤本絢

中国に感謝

2020/02/03

私の娘が、約1年間の留学を終え帰ってきました。留学先は、中国の北京市。

留学が決まった時は、正直不安しかありませんでした。中国で生活する事で何が起こるのか?何が必要なのか?どんな人と出会うのか?など、考えるときりがありませんでした。

そんな母の心配をよそに、娘はワクワクしながら準備を進め旅立っていきました。毎日のように動画を使った電話やメールでのやり取りを行い、ある意味生存確認をしていました。

 

さすがに到着直後は不安もあったようですが、留学生用の寮に入り、さまざまな国(ミャンマー・ノルウェー・モンゴル・ポーランド・ロシア・エジプトなど)の方々と出会い、いろんな国の文化や習慣・考え方の違いを知ることができたようです。いろんな違いはあっても、人と人は支え励ましあいながら生活している事も経験できたようです。少しずつ中国語も習得し、娘が目指していた資格は取得する事ができました。わが娘ながら異国の地でよく頑張ったと思います。中国の方々にも大変親切にしてもらい、帰国後も連絡を取り合っています。私自身中国に対する印象がこの1年で大きく変わりました。娘から、「いつか一緒に中国に行こう。北京を案内するから。」と言われ、いつか行ってみたいと思うようにもなりました。母親としては感謝しかありません。

 

 娘の帰国直後より、新型コロナウィルスの流行が始まりたくさんの人々を苦しめています。お世話になった中国の方々が心配です。早く終息し平穏な中国に戻って欲しいと願っています。

 

                             相談支援センターいちばん星 山田

『出会い』

2020/02/02

1月25日土曜療育でフードパル熊本の杉養蜂園に工場見学に行ってきました。

A君は、おひさまを利用するにあたって、保護者の方とお話をして来られていましたが、

学校がお休みということもあり少しイライラしているようでした💦

 

いざおひさま出発☆

A君は最初黙っていましたが、他の友だちがゲームの事を話し始めると

『ねぇねぇ聞いて~』と他の友だちと楽しく会話を始めました🎵

 

杉養蜂園の歴史や工場内を視覚的に見学することができました。

子ども達はワクワクしながら、蜂が蜜を作る工程の話をしっかり聞いていました。

 

A君は蜂に詳しかったみたいで、

杉養蜂園の案内人の説明の時にボソッと

 

『はたらき蜂より女王蜂の方が長生きするんだよ』

『ハチミツの六角形は子どもを育てる為にあるんだよ』

と僕の隣で教えてくれます(*^-^*)

 

『かなりA君詳しいね。すごいよ♪』と話しかけると笑顔を見せてくれました(^^)/

 

最初はA君の様子を心配していましたが、見学後の買い物学習では白い貴婦人に行って家族の為にお土産を買ったり、永田パンに行き朝食で食べる為にフランスパンを買ったりと決められたお小遣いの中で買い物をすることもできていました。

 

児童発達支援センターおひさまに勤め始めた時に初めて話したのがA君でした。

初めてあった時『だれ?』と言いながらも私と話をしてくれたA君。

A君は、日々の療育の中でイライラしたりすることもありましたが、3年生での療育キャンプも含めてたくさんの頑張りや成長が見られました。

この頑張りや成長は、A君の思いや考えを保護者の方が大切にサポートしてくださったからこそだと思います。

 

①自己コントロールする力②人とやりとりする力③社会でいきていく力

 

A君は、月1回開所する土曜療育に参加してくれています🎵月1回でも子ども達の成長を感じる時間です🎶

これからも『ひとりの命に皆で寄り添う』を大切にしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後等デイサービスおひさま 田島 秀一

「インフルエンザ」

2020/02/01

 

1月前半に児童が数人、インフルエンザにかかりました。
児童のインフルエンザ治療がすっかりおさまった後、暫くしてから
私自身が発熱、病院で検査をした結果、直ぐに感染したことが分かました。
そして5日間余りの自宅療養をしました。

熱が下がってくると症状が軽くなり、周りはおさまってきたと感じホッとします。
でも口では詳しく言えないですが、寝込んでしまうと、熱は下がっても頭が重い毎日でしたので、子ども達もきつい思いがあったのではないかと、自分自身の治療から感じました。
水分補給、熱の上がる具合等を見ながらの見守り。
自分の治療を通して気づいたことを子ども達の見守り、目配りが今後一段とできるようになっていきたいと思います。  
                 
入所部:家入

小さな男の子

2020/01/31

 先日、買い物に行った帰りのことです。お会計も済ませて、お店から出て車に乗ろうとした瞬間、隣の車から「ビーーッ!」という警報音が響きました。

 

とても大きな音にビックリして隣を見ると、小さな男の子が一人で車に乗っていました。車の中で泣きながら動き回っていた為、音が鳴ったようです。

その男の子も驚いた様子で動きが止まっていた為、思わず、「大丈夫?」と声をかけました。

すると首を横に振り“大丈夫じゃない”と答えてくれました。

 まわりを見回しても保護者と思われる方は見当たりませんでした。

「誰と来たの?」「お店の人に伝えてこようか?行って来て良い?」と聞くと、“ママ”“行かないで”と言われたので、

「お留守番してるの?じゃあ、ママが帰ってくるまで一緒にいようか?」と伝えると“うん”と。

 

 男の子に話しかけ続け、だいぶ落ち着いてきた為「もう大丈夫?」と聞いてみたところ、まだ一緒にいて欲しいようでした。

「じゃあ、ママが戻ってくるまで一緒にいるから、隣の車に乗ってるね。良いかな?」と聞くと「うん」と答えてくれたため、自分の車に乗り、男の子を見ながら一緒に待つことにしました。

 

 するとしばらくして兄弟と思われる子達が迎えにきてくれ、男の子を連れてお店の中へ入っていきました。

お店に入っていくのを見届け、ホッとしながら家に帰りました。

 

帰り道、どうするのが一番良かったんだろう?すぐにお店の人に知らせるべきだったかな?

一人で車を覗いていて不審者みたい・・・? という気持ちも少しあり自分の車で待っているねと言いましたが、その対応も男の子にとっては心細かったかな?などいろいろと考えました。

“寄り添う”ってどういうことかなと改めて考えさせられた出来事でした。

 

 

入所部 総務 宇都宮

家族の支え

2020/01/30

 私の母は還暦を迎え、昨年10月末に退職しました。職場からも「まだいて欲しい」と言って頂き、私から見てもまだまだ元気に働けるのにと思ったのですが、「しばらくはゆっくりしたい。」と、今まで時間がなくて出来なかった家のリフォームを依頼したり、趣味を楽しんでいます。

母はガーデニングが好きでいつも玄関先には季節の花々が綺麗に咲いています。

近所の方や散歩で通られる方に「ここはいつもお花が綺麗ねー!」「いつもここを通るのを楽しみにしてるとよ☺︎」「ここが見たくて1日に何回も通るとよ♫」と声を掛けてもらいます。

母が趣味でしていることですが、周りの方々にも、見て温かい気持ちになってもらえることは私としても嬉しく思います。

手芸も得意でエプロンやワンピース等色々なものを作ります。

私も仕事でエプロンを着ていますが、全て母の手作りです

(私はそんな母の性格とは真逆で、大雑把で飽きやすいので観葉植物も上手く育てられず、結局実家に持って行き、育ててもらうほどです(笑))

実家のすぐ近くに私は娘と住んでいますが、自宅にいても私が帰るまで一人になるので、学校が終わり、私が迎えに行くまで実家でお世話になっています。

 

 88歳の祖母は最近は身体がきつく横になっていることが多くなりましたが、娘が帰ってくる時間になるとおやつを用意し、一緒に食べることを楽しみに娘の帰りを待ってくれています。

毎朝寄り、顔を見て仕事に行くのですが、「今日は何時に帰ってくる?」と下校時間を尋ね、娘が時間を過ぎても帰って来ないと心配して何度も玄関から覗いているようです。

朝は必ず「今日も頑張ってねー。運転に気をつけてねー!いってらっしゃーい!」、帰ってくると「おかえりー!遠かけん大変ねー。今日もご苦労様。」と声をかけてくれます。

疲れている時は特にこの言葉がすごく有り難く感じます。

娘も祖母が大好きで、一緒に歌を歌ったり、トランプをしたり、一緒に過ごす時間を楽しみにしています。

そんな母や祖母からたくさんの愛情を受けて育った娘も、4月から高校生になります。自宅から通うことは難しいので、寮も考えましたが、数年後、進学や就職で離れなければいけない日が来るかもしれない、一緒にいれる間は出来る限り一緒にいたいと思い、高校に通いやすい所に引っ越すことを決めました。

母も祖母も娘のことを思い、賛成してくれていますが、毎日会っていたので寂しくなると言っています。

 今の職場は、子育て世代の私にとって、とても働きやすい環境です。人間関係もよく、毎日やりがいを感じながら楽しく仕事が出来ています。子どもたちと過ごせる毎日は本当に幸せです♡

 しかし、こうやって仕事が出来るのも家族の支えがあってこそです。家族への感謝の気持ちを忘れず、これからの娘の成長も楽しみながら、家族で一緒に過ごせる時間を大事にしていきたいと思います。

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 宇藤

生徒会選挙

2020/01/29

この時期、大津支援学校では生徒会役員の選挙が行われます。

学園の園児からも、毎年のように立候補者がおり生徒会として活躍した卒園生もいます。

そんな生徒会役員選挙ですが、3名に対して今年の立候補者がなんと10名!内7名が学園からの立候補ということで大混戦の予感が…。

週末になると、宿題として学校掲示用のポスターやたすきの製作に演説の原稿作りと大忙し!私も一緒に文言を考えたりしながら

「ポスターはどう描いたら見やすいかな?」

「たくさん書くよりシンプルに!自分らしく!」

「書きたいことがまとまらーん!」

など四苦八苦しながらもイキイキと取り組んでいる姿に頼もしさを感じました♪

そして選挙期間は時間のある時に選挙運動、投票の際は事前に演説の撮影を行い、その動画を観ての投票と実際の選挙に近い形で行われたそうです。投票する側としても将来に向け良い経験となったようです。

そしていよいよ当選発表!みんなの頑張りを知っているので、できるならみんな当選してほしい気持ちでいっぱいですが、そんなわけにもいかず・・・

 

下校後に子ども達からの報告があり、

「学園からは1人だけだったー」

「だめでしたー」

「また来年ー」

とすでに気持ちも切り替わっており、「大丈夫かなー、フォローせなんかなー」と考えていましたがそんな心配も杞憂に終わりました(笑)

今回の立候補を通じて、くやしい思い以上にたくさんの得るものがあったようで前向きに捉える様子に成長を感じました。

結果はどうあれ今回の経験をバネにさらに色々なことにチャレンジしていってほしいですね!

当選したHさんの活躍にも期待!

みんなお疲れ様!

 

入所部 後藤

1月誕生会

2020/01/28

1月23日に1月の誕生日会を行いました。

今回のメニューは

チキンライス

オニオンスープ

エビフライ

グラタン

ポテトサラダ

ケーキ

 

でした。

 

 

1月はインフルエンザなどの病児が多くて心配しましたが、無事収束して、みんなで誕生日のお祝いができたのでよかったです。

今回の誕生日会では事前にケーキのアンケートを取り、子ども達に好きなケーキを選んで貰いました。いつもと提供の仕方が違いましたが子ども達も喜んで楽しく食事をしていたのでよかったです。

 

 

行事食は準備が大変ですが、子ども達が喜ぶ姿を見ると頑張る活力に変わるなと実感します。

                       

 入所部 厨房 米口

「ダンス・ダンス」

2020/01/27

 

 ある休日の昼間、小学生の3人の女の子が、廊下にあるベンチを貸して欲しいと言って来ました。「何するの?」と聞くと、「ダンスに使う」との事。ダンスの何に使うのかわからず、重いベンチを部屋に持ち込むのに難色を示していると、「お願いします。危なくないようにするから。終わったらちゃんと返すから。」と必死な訴え。あまりに3人で手を合わせ「お願い!お願い!」と言うもので、「じゃあ危なくない様にしてね」と許可しいつも女子がテレビを見ているレモンの部屋に運ぶことにしました。何やら録画したテレビ番組を見て、ダンスの練習をしている模様。こっそり見ていると、「まだ練習中だから見ないで!」と言われ、「はい、はい。」とその場を離れました。

 

 その日の夕方。就寝準備も終わった後、何やら楽しそうに相談している小学生3人娘。聞くと、ダンスの練習の成果を見せてくれるとの事。衣装にも着替えるからと部屋に入り込み準備をしています。当分して呼ばれレモンの部屋に行ってみると、かわいらしくスカートを穿いて並んでいました。テレビに映っている映像は、ベンチのようなものにまず座ってスタンバイしている韓国系の女性グループ。座った形から今どきのダンスに入り、カッコよく踊り出します。なるほど!!この動きを真似る為にベンチが必要だったのです。なかなかよく気が付いたものだと感心しました。難しい今時のダンスを一生懸命踊る3人娘。かわいいやら、おかしいやら、感心するやら。高校生のお姉さん達も見に来て「すごいね♪」と笑っています。〇〇先生にも見せよ♪と言って呼び、また踊る!繰り返し繰り返し5回は踊ったようです。みんな笑顔いっぱい。笑い声いっぱい。楽しくほっこりするひと時でした。

 

 いつもはケンカもする3人ですが、仲良く楽しく踊っている姿に嬉しく思いました。まだ小学生であるのに、親元離れ、色んな思いをしてこの学園に来た子ども達。一緒に笑ったり楽しんだりするこんな時間をたくさん作れたらいいなとつくづく感じました。私自身も楽しいひと時で、久しぶりにお腹をかかえて笑い、仕事を終えてからも何だかとてもいい気分でした。

仕事をする上では大変な事ももちろんありますが、こうやって心の底から笑ったり感動したり楽しんだりできる事に感謝。子ども達と過ごせるってかけがえのない仕事だなあと再確認しました。日常では、生活の中でついつい小言が多くなってしまいがちですが、ちょっと控えて笑顔を多くしようと心に誓いました。(*^^*) 忘れないように!!と自分に言い聞かせながら!

 

入所部 松村

児童部研修 ~思いはひとつ~

2020/01/26

私たちは、同法人の児童分野(保育園、幼稚園、児童発達支援センターおひさま、若草児童学園、相談支援センターいちばん星)で、2ヶ月に1回ほど集まって、夜に「児童部研修」というものを行っています。勤務があり(遅出や夜勤)参加できない先生方もいらっしゃいますが、総勢100名以上の職員が集まって研修会を行っています。

 

講義方式で「療育とは」をおひさまの管理者から話をしたり、外部講師(言語聴覚士)をお呼びして、「ことばの発達、実践的な取り組みについて」の話をしてもらったり、時にはグループディスカッションを行っています。

先日、1月17日(金)には、グループディスカッションを行いました。

①0、1歳児担当

②2歳児担当の先生

③3歳児担当の先生

④4歳児担当の先生

⑤5歳児担当の先生

⑥学童の先生

上記のグループに分かれて、それぞれの話をしました。具体的な場面を上げて検討したり、困っている事例について相談したりと、基本はフリートークです。それぞれの事業所(保育園、幼稚園、療育事業所、入所施設職員、相談員)が集まって話をするので、色んな角度からのものの見方があったり、意見があったりしますが、基本、子ども相手の仕事をしている先生方なので、皆さん元気で明るく、どの教室からも大きな笑い声が飛び交っていました。

 

私は、今回、「学童」のグループに参加しました。今回は、人数が多く18名ほどの参加がありました。私が進行役となっていましたので、それぞれ自己紹介をした後に、3つのグループに分かれて話を進めることにしました。

というのも、18人で一気に話をしても、シーンと静まり返ってしまったり、発言が苦手な人は意見しにくかったりするからです。私も小さい頃は人前で話をするのが苦手で、人数が多ければ多いほど、緊張するし、注目されるのも嫌だし、人の視線が気になるし…という経験をしてきたからです。

今は、色んな研修に参加させて頂いたり、人前で話す経験も積んで、ずいぶん慣れたこともありますが…

研修でも少人数のグループであれば、発言しやすかったり、発表の時にも「自分は…」と個人の意見を発表するのと、「このグループで出た意見は…」と皆の意見として発表するのでは、緊張感も違ってくるというのを学んだので、今回は、あえて3つのグループに分かれて話を進めました。

 

しばらくはフリートーク。それぞれが話をして、教室内がザワザワしだすと、不思議と話をしやすくなるもので、皆さん色んな話や意見が飛び交っていました。その中で、困っていること、解決しなかったことを各グループから挙げてもらって、それを皆で検討していきました。

 

年齢も経験も勤めているところもバラバラですが、皆さん一生懸命考えて意見を出して下さったので、色んな答えが出てきました。課題を出した先生も、「さっそくやってみます!」と少しスッキリされた様子✨最後に、グループディスカッションを通しての感想を各グループで発表してから終わりとしましたが、中には「皆の前で話をするのが苦手なので、小グループでよかったです。」という意見もあり、私も一安心…(;^ω^)「また、こんな風に集まって話をしたいです!」や「他のところ(学童)では、学習する部屋と遊ぶ部屋を分けているということだったので、他の学童も見てみたい!」という意見もありました。今回集まった「学童」のグループは、同じ時間外(学校終了後)に営業している事業所(学童、放課後デイサービス)であるため、中々顔を合わせて話をしたり、見に行くことが出来ませんが、「今度、子ども達が来る前に他の学童の環境設定だけでも見に行ってもいいね!」や「子どもが来ている時間帯に職員交換してもいいね~!」などの意見も飛び交いました!子ども達の為にもお互いの良いところ、工夫しているところを見学して学びたいという思いはひとつなんだなぁと感じました。

これからも同じ法人の職員として、「ひとつの命にみんなで寄り添う」の理念のもと、一緒に学び、一緒に考え、連携して子ども達の成長を見守っていければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

児童発達支援センターおひさま 河瀬

やりがい

2020/01/25

私には3歳と5歳の子どもがおり、子ども中心に回っています。母になってまだ5年。

日々勉強させてもらいながら無我夢中です。先日思わず笑ってしまった「出来事」があったのですが・・

夜は子どもたちと主人と川の字で寝ており、毎晩おむつを変えています。

ある夜中、いつものようにおむつを替えていたら、

「おいおい!!これは俺の手だろ~なんばすっと~!?」

と言われ私は「はっ」としました。(メガネを外しているので視界はぼやけていますが・・)

よくよく手元を見ると、実は主人の手に子どもの足と間違いオムツをはかせていました。

みんなスヤスヤ寝ている中、思わず一人でふきだしてしまいました(笑)

それまでの疲れが一気に吹っ飛び、子育ての面白さ?!やりがいを感じた瞬間でした。

決して笑いを誘うためにしたことではなかったのですが、一生懸命の中からじわじわ~と出てきた、質の高い笑いだったように思います。

 職場でも、4月から新たな体制となり、      総務「ワンチーム」で一人一人一生懸命です。

身内を思うのも恐縮ですが、お互いのことを思いやれる最高のチームになったと思っています。そんな中、日常では「笑い」を誘わなくても「笑い」が出てくるのもしばしば・・・

 職場でも質の高い「笑い」を頂いていることに感謝し、さらに「笑顔」を子どもたちに返していきたいと思います。

 

 入所部 総務 大田黒

ひとつひとつ

2020/01/24

新しい年号になって早くも令和2年となりました。「早いな~」とのんびり考えていたら

それどころではなく、「新年度準備に向けて動き出さなければ間に合わな~い」と焦りも感じてきました。周りの先生達は、テキパキテキパキ、クルクルクルクル、パソコンカタカタ

動き回っています。猫のあずきとおもちは、先生たちの足元をそろりそろり歩き回って時々、膝によじ登ってニャ~ンと甘えてみたり、パソコンの上にわざわざ座り込んで「遊んで~」とアピールしてきます。そんなあずきとおもちも元旦に1歳(人間で20歳だそうです。)の誕生日を迎えました。元気に成長してくれてとても嬉しいです。どんないたずらをしてもわがまま言っても先生たちに可愛がられています。彼らも周りに元気と癒しを惜しみなく分けてくれます。有難い存在です。そんなあずきとおもちに仲間が増えました。入所部の幸(こう)君です。10歳位年上の猫さんですが体が弱いのでまだ一緒に過ごせません。ゆっくり過ごして欲しいなと思います。3匹の猫たちも縁があって私たちの所に来てくれました。縁を大切にしたいなと思います。

来年度の事業所説明会の時期がきました。1月25日は新しくおひさまを利用して下さるお子さんが、ご家族と一緒に参加されます。期待と不安がいっぱいだと思います。そんな気持ちを大切に受け止めて丁寧な支援を心掛けていきたいと思います。

2月22日は継続利用のお子さん達の為の事業所説明会です。今年度の療育の報告は各クラスからDVDで報告がありますが、感動で職員の方が先にうるうるしてしまいます。子ども達と一緒に過ごした時間を思い出すのです。出会いを大切にしていきたいと思います。

若草学園 通所部

        放課後等サービスおひさまぷらす

吉田

「ありがとう 感謝の気持ち」

2020/01/23

先日のことですが、インフルエンザで寝込んでいる兄弟が、熱も下がり、

安静期間が過ぎたため、別室から出る事になりました。

「布団を洗濯するので、持って来て下さい」

と声を掛けるとすぐに洗濯場へ持って来てくれました。

 

布団の洗濯が終わり、乾燥機で消毒し、畳み終え

夕食後姉弟に

「布団を持って行ってください」

と声を掛けると恥ずかしそうに

「布団がふわふわになっている。ありがとう」

と言って笑顔で運んでいってくれました。

私も

「いいえ~」

と言いました。

 

その時、この兄弟は恥ずかしがりやですが、とても素直で優しいと感じました。

私も声をかけてとても嬉しく思いました。(ありがとう!)                      

 入所部 樋口 

 

「ひみつきち」

2020/01/22

先月、きらきらクラスでは、教室を模様替えしてみました☺

経緯としては、子ども達12人で活動していく中で、ざわざわした音が気になり、活動やお集りへの注目が難しくなる子や、部屋の広さから、刺激を多く感じてしまう子等、子ども達の様子を毎日見る中で、教室の環境を変えてみてはどうかとの話が出ました。

 

子ども達は1人1人発達課題や特性も異なるため、個別支援計画や、特性に沿って少人数にグループ分けし、活動を行ってみました♪

 

パーテーションとロッカーで教室を区切っています✨

 

 

区切ったロッカーの前に、皆が良く知っているお菓子の絵カードを貼り、「今日はこの3人はチョコチームだね♪」とチーム名を決めて過ごしてみると、楽しく、分かりやすく活動に入ることが出来るようでした(^^♪

また、教室の前に“ひみつきち”と一言書くだけで、魔法の言葉のように子ども達は楽しんで入れるようでした☺

 

 

始めて教室を見た子供の中には、変化に戸惑う子もいました。まず、こちらが環境を変えた際は、丁寧に1人1人説明することが大事であることを改めて感じました。

 

活動の中では、制作を行う際、少人数に分かれていることで、こちらも1人1人丁寧に見ることが出来、「この部分は苦手なのかな?」、「ここが出来るようになっている!」と、これまで気づけなかった部分の発見にもつながりました✨

 

始めて教室を変えてみた日、子ども達に「今日、教室が変わって、このチームで1日過ごしてみてどうだった?」と尋ねてみると「とっても楽しかったよ!」との声が聞けました☺

また、3,4人のグループであることから、これまで話したことのないお友達と関わる機会にもつながっているようです✨

 

毎日教室を分けて過ごすのではなく、朝の活動の制作は分かれて、午後の活動の運動はみんな一緒に行う形や、曜日によって教室の形を変えるなど、集団での時間と個別での時間を作るようにしています✨

何より、子ども達自身が分かりやすいこと、過ごしやすいことを1番に考えながら、日々模索しています☺

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 矢ヶ部

 

2月の『子どもの発達セミナー』について(ご案内)

2020/01/21

相談支援センターいちばん星では大津町役場と共催で、毎月「大津町子どもの発達セミナー」を開催しています。

次回は、2月18日(火)に開催します。

 

日時:令和2年2月18日(火)午前10時~12時

場所:大津町オークスプラザ 2階ふれあいホール

講師:熊本セントラル病院 言語聴覚士 佐藤朱加先生

演題:「ことばの発達について」~聞く、話す、対話することについて~

内容:子どもの言葉の発達やコミュニケーションについて不安や悩み・疑問を抱えていませんか?

   ことばの発達過程や生活の中でできる言葉を育む関わり方などをお話しします。

    

 

※参加を希望される方は、大津町役場 福祉課 障がい福祉係に申し込みをお願いします。

 大津町役場 福祉課 障がい福祉係 (096)-293-3510

遊びを通して

2020/01/21

寒い日が続いています。やっと、冬らしくなってきたように思います。

 

昨年の話ですが、活動が終わり遊戯室で遊んだ時の話です。

3年生の子ども達で遊びに使いたい道具を伝えてきました。

 

「あれと、あれと、あれ取って!!」と指をさし要求してきました。

道具はバランスと円柱の遊具とミニハードル、四角の筒状の遊具でした。

何を作るのか見ていると、秘密基地のような物でした。

その様子を見て、以前、私が心理学を受講していた時、先生が言っていた事を思い

出しました。

 

心理学の中に遊びの心理学というものがあり、内容は子どもの頃に遊んだ中で定番のかくれんぼという遊びがあります。

「1,2,3,,,」と数えていく間に人が居なくなり一人になることは、将来、周りの人たちが旅立っていき、段々、人が減っていく孤独感と共通しているそうです。その他、おままごとや秘密基地を作る遊びは、将来大人になって家庭を持ったり、家を建てたりする練習だそうです。

私も子どもの頃、本を読むように買ってくれた童話の本などを立てて、家を作り

その家の中でおままごとをしていた事を思い出します。

遊びを通して、モデリング(まね)をすることで将来の事を学んでいるのだと思います。

 

今は我が子も含め、ほとんどの子どもがゲームをして家で過ごすことが多くなりました。

送迎の車の中での会話でゲームの内容を話しながら盛り上がる場面を見ると、友達と付き合う上で話に入っていく為に大切な事なんだなと思います。

また遊ぶ場所が限られてきている世の中も、問題なのかもしれません。

 

秘密基地を作った子ども達も、家ではゲームをして過ごしているかもしれませんが、事業所では、そんな風に試行錯誤して秘密基地を作っているのをみると、とても嬉しく、頼もしくも思えます。

完成した秘密基地の中で、まったりしている様子をみて、思わず、「先生も入っていい?」と言い入ってみると大人でも落ち着きました。

子ども達には、そんな遊びができる能力があり、これからもそんな子ども達の能力を見つけて、発展出来るような働きかけをしていきたいと思いました。

                                                            

若草学園 通所部

放課後等デイサービス おひさまぷらす

緒方

少しの工夫で・・・

2020/01/20

寒くなり、日が暮れるのも早くなってきましたね!

おひさま放デイでは、活動や宿題をすると外で遊ぶ時間がなくなってしまうので

教室内で遊ぶことが多くなりました。

 

室内遊びでは、粘土をする子どもたちが増えました。

恐竜や車など自分で好きな物を作ったり、見本を見ながら作ったりしています。

 

職員が子どもたちの好きそうな物を見本として作っておくことで

室内遊びが苦手だった子どもたちも興味を示し、“作ってみたい”と目を輝かせています。

 

粘土作りを通して、子どもたちの創造力を高めることや手指訓練にも繋がり、

楽しみながら力をつけることが出来ています。

 

室内遊びは、苦手な子どもたちが多く、ウロウロしてしまったり、

ぼーっとしてしまい、時間を上手く使うことができない子どもが多いですが、

職員が少し工夫することで興味を示し、

子どもたちの経験や力に繋がっていくと感じた一コマでした(*^-^*)

 

↓ おひさまの粘土職人(職員)が作った作品です♪♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後等デイサービスおひさま

服部

 

 

 

紙コップけん玉作り

2020/01/19

きらきらクラスの今週の活動は、『紙コップけん玉づくり』でした✨✨

新聞紙を丸めてガムテープで包み、紙コップとつなげたら完成です!

活動のねらいとしては、“全身のバランス感覚を育もう!”、“昔の遊びに触れ、楽しもう!”です☺

けん玉では、手だけを動かすのではなく、全身でバランスを取りながら、目で玉を追い、体を動かすといった、全身のバランス感覚と目と手の連動性を養うことができます。

 

そうはいっても、実際に活動で取り入れるとちょっと難しいかも…?((+_+))

 

ということで、皆が楽しいと思える、かつ「できた」の経験につなげるためには…?とスタッフで考えました。

“そもそもけん玉って知ってる?やったことあるかな?”
“製作の前にちょっと練習できるとイメージしやすいよね?”

“けん玉に似た動きをする運動って何があるだろう?”

 

意見を出し合っているうちにたくさんのアイデアが…✨        

まず、①紐と新聞紙玉をつなげただけのもの。

遊び方は、紐を手首につけて、玉を上に投げ、掴むというものです。

手首の上下運動の練習になっていました✨

 

次は、②おままごとのフライパンに玉をつなげました。

フライパンでお料理♪風に玉を跳ねます。

ガムテープの色が“からあげ”みたいで、

からあげ屋さんになって、意外と人気でした☺

 

③は、手作り羽子板に風船をつなげています。

風船なのでゆっくり落ちてくるため、狙いやすく、皆に大人気✨

 

④片手で持つのが難しい…紙コップを両手で持つとつぶれてしまう…

牛乳パックだと両手で持ってもつぶれにくく、両手でも片手でも遊べました!

そしてコップよりも口が広く、練習しやすいようでした✨

 

 

最初は苦手意識があったお友達も、まずは、スタッフと一緒に練習して、

少しずつコツをつかみ、添えていた手も少しずつ外していきました。

見事成功すると、「先生、できたよーー✨」、「見ててーー!!」、「連絡帳に書いててね✨」等、大喜びでした☺

 

成功するまで何度も何度もチャレンジしている姿に感動…✨

そして「やってみよう!」というチャレンジ精神が、今後の生活の支えになっていくようにも思えました。

 

同じ活動でも、「やってみよう!」と思えるような課題や声かけ、関わりは、お子さん一人ひとり違ってきます。一人ひとりに合った関わり・支援って何だろう?と考え続けることが大事だと身に染みて感じています。ですが、一人では難しいですよね…((+_+))そんな時、周りの先生方にたくさん教わっています✨

 

一人ひとりに寄り添い、楽しい!と思えて、「できた」の経験につなげることを根底に、様々なアイデアが飛び交い、色んなけん玉風おもちゃが出来ていく度、私自身がワクワクしつつ、先生方の視点や発想にたくさん学ぶことができました✨

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 守田

インフルエンザ到来!

2020/01/18

とうとう、入所園児にインフルエンザAがやってきました。

9日に始まり、16日にようやく落ち着きました。

昨年は、奇跡的に誰もかかりませんでした。

今年は、急な熱で体調不良・検温・通院・部屋の手配・食事を部屋へ運んだり・食欲がない子への水分補給やゼリー調達、でもどうにかして楽に過ごしてほしいと脇や足の付け根を冷やしたりと職員もてんてこ舞いです。

 

3歳のI君もかかってしまい、40℃近い熱で・・・ぐぜりますよね~。

そんな時、職員は優しく抱っこしたり、添い寝したり「きついね、がんばって」と声を掛け励ましていました。

自分がうつるかもしれない状況です。

消毒をかけながら必死で看病するチームワークに感動しました。

そんな職員の姿を見ている元気な子ども達もいつになく静かで部屋で遊んだり、TVを見たり、「熱は何度あると?」等心配する声もありました。

夜も早めに就寝し病児も静かに安静を保てました。

その優しさは、皆で生活しているから生まれる一体感なのでしょうね。

 

寄り添うという気持ちを自然に行動に出せる子ども達、職員の皆さん、本当にありがとう、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

ある日、相手の気持ちに寄り添う方法という文章を目にしました。

 

*すべてを否定せず受け入れる事で自分の価値観が広がり、多くの人に寄り添えるようになる。

*お互いの共通点を見つけ、表情や仕草を観察する。

*心から相手に関心をよせる。

*自分の考えや価値観に固執しない。

*心理学を学び日常で実践する。

 

等々なるほどと思うことが書いてありました。

寄り添える人になりたいと思うならまずは、相手の考え方や価値観を生かし、自分の中の価値観を広げたり、相手の立場に立って考えたり、多くの人と話しをしたりする事からかな?と思います。

誰かが、困っている時、苦しい時、寂しい時、悲しい時、楽しい時、笑っている時、怒っている時、心から受け止め一緒に乗り越えて行ける人にならなければと思うとともに子ども達にも自然に身につける事が出来る環境を提供していきたいと思います。

                      入所部 山下 由美

絵馬づくり

2020/01/17

2020年(令和2年)は十二支で言うと「子年(ねずみどし)」です。十二支は中国から伝わったもので、「子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥」の十二があり、暦や時計を表すものとされていたようです。後にこれを一般にわかりやすくするために動物をあてはめたものだと言われています。この十二支と動物との関係については諸説ありますが、神様が動物たちに競争をさせて、到着した順番で十二支が決められたということが広く知られているようです。この話では猫はネズミに騙されてこの仲間に入れなかったことや犬とサルはケンカしながら順位を競い、その時から仲が悪くなったとされています。また、国によっては猫が干支に入っているところもあるそうです。ちなみに「おひさま」の事業所内には、あずきとおもちという名前の猫がいますが、少なくともネズミよりはみんなに可愛がられています。(ネズミはいませんが、少なくともみなさんはそう思っているのではないでしょうか。でもこの猫ちゃんたちも今では大きくなり、時折イタズラをして困らせることもありますが…)

さて、話を戻しますが、今年の干支である「子年」は十二支では一番目です。「子」は産まれて最初の段階である頭の大きな子どもを表す象形文字で、植物が芽生える状態を表しているともいわれています。(最も古い説によると十二支は生命や植物の生長循環を表すものであったとも言われています) その意味で言うと子ども達の年であるともいえます。そのような子どもたちが今年最初の活動として行ったのが「絵馬づくり」です。絵馬も元々は本物の馬を奉納していたと言われていますが、それがやがて木に描かれた馬や土で作られた馬となり、いつしか今のように木の板にお願い事を書いて奉納祈願する形になったようです。

絵馬は木の板を使いますが、今回の活動では子どもたちが制作しやすい絵馬の型紙を使いました。型紙をハサミで切り抜き、そこに日付や名前、願い事を書き、最後に紐を通して結べば完成です。できた絵馬は事業所内に仮設の「おひさま神社」をつくり奉納することとしました。こどもたちの願い事は様々ですが、自分の欲しいものを願うもの、勉強がもっとできるようになりたいと願うもの、家族仲良くしていきたいと願うもの、自分や家族の健康や幸せを願うものなど様々です。中には前もって願い事を決めていた子もいれば、その場でじっくり考える子もいました。子どもたちは思い思いに願い事を考え、書いていました。絵馬に託した願い事を見ると、普段は話さないような子どもたちの思いが見えて来るようでした。また、仮設とはいえ「おひさま神社」に奉納し、手を合わせて真剣に祈る姿に子どもたちの思いの強さや純粋さを感じました。絵馬は子どもたちが帰るときにはそれぞれ持ち帰ることとしましたが、迎えに来られた保護者の皆さんに絵馬をお渡しすると、我が子の願い事を見られて、そうだろうなと納得される方、こんなことを考えていたとは知らなかったと驚かれる方、家族の健康や幸せを願う内容に感心される方など、子どもたちの思いに感慨をもって受け取られていました。

このような子どもたちの願いや保護者の皆様の思いに、少しでもこたえられるよう子年を新たなスタートの年として、子どもたちの成長を支援していきたいと思いを新たにしました。

余談ですが、持ち帰られた絵馬は、神棚など、自分の目線より高いところに飾ると良いようです。また、お願い事が成就した際には、感謝の気持ちを神社やお寺にお参りされるのもいいでしょうが、まずはお子さんが家族の方に感謝の気持ちを伝えられることが大切だと思います。

若草学園 通所部 

放課後デイサービス「おひさまぷらす」

 治部田 均

 

「七草メニュー」

2020/01/16

 給食では、7日に七草メニューを夕食に提供しました。お粥は苦手な子も多い為、定番の七草粥ではなく、炊き込みご飯にしました。七草は、色が変わらないように塩茹でして、出来上がりに混ぜ込みました。鮮やかな色に仕上がり、子ども達も美味しく食べてくれたようです。

 話は変わり、私事ですが昨年の10月に育児休暇を終えて復帰しました。約1年間お休みを頂き、子ども達に久しぶりに会ったのですが、皆それぞれに成長をしていて、驚くことばかりでした。特に、成長期の男の子の中には、産休に入る前は小柄だったのに、多くの子に身長を追い抜かれていました。他にも、今までは敬語は使わず話しかけてきていたのに、照れながらも敬語を使って話せるようになっていて、成長を感じ、嬉しくなりました。

その中でも一番驚いたのは、自閉症で偏食のあったK君の成長でした。

6年前に中学校入学を機に入園してきたK君。味のついたものや加熱した触感が苦手で、食事が摂れないことが続いていました。そこで学校へ給食の様子を見に行ったり、担当保育士を通して保護者の方へ相談をしたり、試行錯誤が始まりました。

初めは、タオルで食べ物を拭いて食事する姿が見られていました。味のついたものが苦手だったので、味を付けずに提供してみたり、生野菜の触感は好きなようだったので、生食で提供できる野菜は生のまま提供したり…。時には、野菜の切り方を変えてみたり…。他にも、同じ食材をひとつずつ摘んで食べることがあったので、混ぜずに食材ごとに分けて盛り付け、少しでも食べることができるようにみんなで工夫をしました。

少しずつ、食べることのできる料理が増えてきて、タオルを使わずそのまま食べることができるようになりました。私が産休に入る時点では、どうしても苦手なものは省き、丼物は具とおかず別々に盛りつけていましたが、復帰してきたときには、ほかのみんなと同じ料理を食べていて驚きました。調理する職員はもちろんですが、食事介助の支援をする職員、みんなのちょっとした気配りと本人の少しの変化や成長を共有して、試行錯誤して段階を踏んで成長していったんだなあと思いました。

そんなK君も今年の3月で卒業です。K君の成長した姿と支援を通して、本当に貴重な経験をさせて貰ったと改めて感じました。                   

入所部 大塚

「幼児期のこだわり」について

2020/01/15

お家で困っている事はありませんか?例えば、好きなタオルや毛布があり、それをいつも持っていて、洗う事も難しい・おもちゃで遊んでいて、おもちゃが手放せず次の行動へスムーズに移せないなどです。それを注意されたり、取り上げられると大泣きすることはありませんか?ぽかぽかクラスにも、お家の人から「どうしたらいいんでしょう?」などご相談があります。

私達は、集団の中で、あるいは小学校生活の中で困り感を少しでも減らせる様にと考えています。

私達はこんな関わりをしています。まずは信頼関係を築く事です。(お家の人はもう信頼関係できていますね)たくさん遊んで、興味を共有してその子を知り、私達を知ってもらいます♪それと同時に、本人とやり取りしながら「ここまではOK」を決めていきます。例えば、手から離せず、お集まりのイスに座れなかったら、「そこでいいよ!見ててね」と声をかけます。無理をさせず、頑張りを認めてあげます。まだその子にとってそれが精一杯!何回も何十回もそんなやり取りを繰り返して、持ったままならイスに座れたり、持ったままなら活動に参加出来る様になっていきます。その間も次のステップへの声掛けもしていて、「イスの下におこうか?」「この箱にいれようか?」等から、少しずつ離すトレーニングを取り入れていきます。「いや!」と拒否が強い時は、「まだ嫌だったんだね」と、無理はさせません。大切なのは、子ども自身が自分で切り替えること。今の気持ちを受け止めながら、ステップアップできる様に支援していきます。こういったやり取りを続けていく事で、「今は放せる時」が来ます!短い時間かもしれませんが、その子にとっては大きな成長なんです。個人差はもちろんあり、1ヶ月、半年、1年と手から放せる時間もバラバラ。根気強く、スモールステップで関わる事で、「こだわり」は小さくなり無くてもいい物へ変化します。実際に子ども達の姿をみて、凄いな~頑張ってるな~と驚かされます。そして、1つ感じた事は、「こだわりは大人が作る」という事です。これは、「オムツしか履かないから、オムツにしておこう」というように、今のままでいいや!という関わりが子どもが自分の力で成長する機会を奪ってしまうという意味です。大人が思っているより子どもの成長は早いです。今をしっかり観察して、どう関わったら良いのか?一緒に考えていきましょう。大きなタオルを引きずっていた子どもが、手の中に収まるハンカチへ変更できるなど、色んな方法を伝え続ける事で、こだわりは変化し自分でコントロールできる位になっていきます。このような幼児期からの関わりが、「ま~いいか!」と思える様な柔軟力のある人へ成長するのではないでしょう?こだわりは誰にでもあります。しかし、最小限にしておくことで大人になった時に、社会の中で生き易くなっている事でしょう♪

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 岩下 多恵

「思っていることを伝える」

2020/01/14

早いもので、年が明けて、一月も半分過ぎました。

入所部も少しずつですが、変わってきたことがあります。

園児達が、やりたいことを私たち職員に言ってくれるようになったことです。

昨年末の職員会議では、園児達からの今後の学園生活でやりたいことを話し合う時間が多く取られました。

園児のやりたいことがどのようにすれば、楽しく、ルールとして守れるのかなど、園児たちの意見を反映するために、職員一人ひとりが意見を出し、話し合いを進めてきました。

この様な会議の時間をもっと増やす事で、今よりも、もっと楽しい学園生活になるのではないかと思います。

園児との何気ない会話で、新しい習慣が出来るかもしれないと思うと、楽しみが増えますよね。

一人ひとりと話す時間をこれまで以上に増やしていきたいと思います。

                入所部 田島

お正月休みに書類整理をして考えた・・・ ― 支援はご縁をつなぐ―

2020/01/13

年末年始のお休みが長かったので、ずっと気になっていた書類の整理をしました。

 

私には19歳になるダウン症の娘がいます。娘の福祉関係の書類を1冊のファイルにまとめていますが何年も整理できずファイルがパンパンに膨らんでいました。私はどの書類がどこにあるかわかっていますが家族は知りません。そこでインデックスに書類名を書き何に必要な書類かわかる内容と担当者名や名刺などを入れて家族が分かるように整理しました。

私に何かあったらきっと困るだろうとずっと心に引っかかっていたのでようやく整理することができて気持ちがすっきりしました。

 

支援学校中学部の頃から残してきた書類で、すごい量です。現在必要な書類を残し古い書類を処分することにしてひとつひとつ見ていくと、その書類にまつわることが色々と思い出されます。娘は放課後デイサービスおひさまの卒業生でもあり当時の個別支援計画書を見るとその頃先生方が考えて下さった取り組みや個別課題などが娘の今の就労につながっているとありがたく感じられます。

 

中学部当時、利用させていただいた社協の移動支援の書類もありました。

放課後等デイサービスのない日は、下校の移動支援で毎回社協のヘルパーさんが学校に迎えに行って下さり、娘と一緒に歩いて駅前のバス停まで同行されバスに乗り込むところまで見届けてくださいました。移動支援は義務教育の間までしか受けられません。高等部になると、今度はバスを乗り継いで帰ることになりました。私が同行して何度か練習した後いよいよ一人で乗り継ぎして帰ります。ちゃんと乗り継ぎできるか心配でしたが当時の相談員さんが協力して下さり、娘の下校にこっそり付いて行き、一緒にバスに乗って乗り継ぎの様子を確認して下さいました。これは親ではできないことで顔見知りでない相談員さんだからできたことなので本当にありがたかったです。

このような支援のおかげで娘は公共交通機関を利用することができるようになり、今ではJRを利用して通勤しています。

 

医療関係の書類には当時の主治医の先生のお名前がありました、先生は心臓の定期検診に伺うたびに「Aちゃんが初めて救急に来た時は、僕は息子の結婚式の引き出物を選びに鶴屋にいってて電話で呼び出されたんだよね~」と毎回毎回お話しされたものです。今は現役を退かれましたがお話に出てくる息子さんが現在、娘の主治医でいらっしゃいます。何だか不思議なご縁を感じます。

 

そんなことをつらつら思い出してみると、これまでどれだけの方々が娘のために支援をして下さったのだろうと考えました。

ここにある書類に関係する人たちだけでも相当な数です。

本当に数えきれない方々が娘を支えて下さいました。

感謝・感謝・感謝でしかありません。

これまで受けてきた御恩をどうやってお返ししたらよいでしょう。図らずも今私は子どもたちの発達支援に携わらせていただいています。これもご縁でしょうか。

娘が頂いた多くのご支援をこれから私がたくさんの子どもたちにお返ししていくことがご恩返しになるのではないかと感じています。

多くの方々のご支援からたくさんのご縁がつながりました。娘も私もまたこれから新しいご縁をつないでいきます。

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業所 一山