若草学園の実践ブログblog

「クリスマス発表会へ向けて」

2019/12/17

 

 

  毎年恒例のクリスマス発表会が12月21日に行われます。各メンバーンに分かれて、ダンスや劇、合奏などの練習が進んでいます。私が受け持つダンスメンバーは、昨年と同じメンバーもいて、こんなことしたな~あんなダンス踊ったな~など思い出しながら、最近の流行りなども考えて、何を踊るか子ども達と一緒に決めました。途中の振り付けも、子ども達が話し合いオリジナルを加えています。ダンスが苦手な子どももいますが、それでも一生懸命練習を頑張っています。

一年に一回のクリスマス発表会!昨年から成長しなぁと感じます。また初めて参加する子ども達には、親御さんの前で堂々とダンスを披露してもらいたいです。練習も大詰めです!楽しい発表会にしたいものです。

入所部 吉田

 

自分ってどんな人❔

2019/12/16

あなたは、考えた事がありますか?

 「自己理解」「他者理解」

 

自分自身がどんな人間なのか?

どのような環境の中で、どのような育ちをしてきたのか。その中で作られてきた自分自身の価値観はどのような物なのか?

他者との関係の中で他者にどのような影響を与えているのか?

他者を子ども達と考えた時

私は自分自身の身体を通じて(使って)子ども達と接しています。接する中で、自分自身の価値観や感情が直接子ども達に影響を与えているのではないか?

より良い支援をしていくうえでは「自己理解」が大事と思います。そして、子ども達には沢山疑問に思う事。

自分自身の身体反応(息づかいや声のトーン、視線や身振り等)や言動について気付きを深めることが大事なんだと感じます。

まっ、「自分自身を深く知る」というトレーニングもありますね。

「自己覚知」「エンカウンター」等ありますが、そこについて私は勉強不足です・・・

自分を知る事で知らせ方や児童への理解も深まるのかなーと感じます。

それから、「ライフイベント」を想像できるのかなーと思います。

名前の呼び方だけでも変化はありますよね。

 

 

想像力と感性・観察力を磨く事で一人ひとりの支援の仕方も違ってきますよね。生活していると、いろんな場面で色んな関わり方が必要になってきますね。

施設内の支援者としての仕事の深み・幅広さもつくづく感じます。

なんでこんなことするの?

なんでそんなこと言うの?

なんでそんな表情なの?

どうして、今日はその場所なの?

なんで・・・?

どうして・・・?と疑問に思う事ばかりです。

言葉が言える子どもには、その場で質問します。

言葉が言えない子どもでも表情・しぐさ・物を使って試し様子を伺います。

この子ども達にとって後悔しない日々を過ごして欲しいものです。

又、自分自身も後悔しない日々でありたいと思います。

                            入所部 橋本

人間力=福祉の心

2019/12/15

私には、受験を間近に控えた、中3になる息子がいます。

先日、塾の「人間力アップセミナー」というセミナーに参加してきました。

毎日顔を合わせていても、なかなか中3の息子とだけ一緒に出かける事はないので(我が家には3人の子どもがいます。)、コミュニケーションを取るには良い機会だと思い参加する事にしました。

講師の先生の講話は、受験に向けた話かと思いきや、それよりももっとスケールの大きい話で、笑いあり、涙ありのとても心が動かされる内容でした!

 その講演の最後に、マザー・テレサの言葉を紹介されました。

 

人はしばしば

不合理で、非倫理的で、自己中心的です。

それでも許しなさい。

 

人に優しくすると、

人はあなたに隠された動機があるはずだ、

と非難するかもしれません。

それでも人に優しくしなさい。

 

成功すると、

不実な友と、

本当の敵を得てしまうことでしょう。

それでも成功しなさい。

 

正直で誠実であれば、

人はあなたをだますかもしれません。

それでも正直に誠実でいなさい。

 

歳月を費やして作り上げた物が、

一晩で壊されてしまうことになるかもしれません。

それでも作り続けなさい。

 

心を穏やかにし幸福を見つけると、

妬まれるかもしれません。

それでも幸福でいなさい。

 

今日善い行いをしても、次の日には忘れられるでしょう。

それでも善い行いを続けなさい。

 

持っている一番いいものを分け与えても、

決して十分ではないでしょう。

それでも一番いいものを分け与えなさい。

こんな言葉たちです。

人は、何だかんだ言いながら、「感謝してもらいたい!」「○○してあげたのにお返しがない!」など相手に求めてばかりいます。私もそうでした。

でも、この言葉を聞き、「無償の愛」「自分がどうであるかが大事」「人が笑っていてくれれば自分も幸せ」と思えば、「もっと楽しく人生が送れるし、もっと深みのある人生に出来るかもしれない。」と感じました。

 「周りの人に感謝する事」「人の為にこうしてあげたい!と思い行動に移す事」で自然と周りが幸せになり、笑顔が溢れてくると思います。

そして、大切なのは相手からその見返りを求めない事です。

「自分がしたいからお世話をした。」その積み重ねで、本当は相手から幸せをもらっているのだと

とても考えさせられました。

この考え方は、まさに「福祉の心」だなぁ・・・

「人間力」をupさせる事で、自分の中の「福祉の心」が育つ!と感じたので、

なんちゃってマザー・テレサになろう!と頑張っています♪

それも楽しみながらですね!

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業  江藤

もちつき~給食室編~

2019/12/14

 今月の初めに、毎年恒例のもちつきを行いました。

 

給食室では、前日から準備に取り掛かりました。5キロのもち米を洗米し、一晩水につけておきます。今年は、3グループに分かれて餅つきをするため、もち米も3回に分けて洗米・浸水し、当日は10時開始に合わせて蒸しました。以前は、蒸し器で蒸していましたが、蒸し器が古くなったこともあり、うまく蒸しあがらなくなったので、スチームコンベクションという普段の調理でも大活躍の蒸し物、焼き物のできる便利な機械を活用しています。

当日にする仕事は、もち米を蒸す以外にもたくさんあります。まず、臼・杵の洗浄、杵を浸しておく熱湯を大量に沸かします。その他にも、出来上がったお餅にトッピングする材料の準備です。今年も、大根おろし、あんこ、きな粉、焼き海苔、納豆、さとうじょうゆ、しょうゆなど多くの食材を用意しました。もち米の蒸しあがりには30分ほどかかるため、餅つきの進み具合を見ながら、もち米を蒸します。それと平行して、昼食の豚汁の用意、夕食の切り込み、翌日朝食の準備と役割分担をしながら行います。

餅つきは、食堂に面した中庭で行われるので、準備をしながら子どもたちの楽しそうな声とお餅をつく音が聞こえてきます。まだ12月初めですが、もう年末が近づいてきたなあと感じました。

今年出来上がったお餅は、過去最高にいい出来上がりで綺麗に仕上がっていました。

当日は園長先生も子どもたちと一緒に餅つきをしておられ、「日本の伝統行事である餅つきを経験することが大事です。」といわれていました。一般の家庭では、餅つきをする機会が減っている中で、学園の子どもたちは幸せな経験となったと思います。

                       

 入所部  厨房 前薗

ONE TEAM

2019/12/13

   12月5日・6日に行われた、九州地区障がい相談支援事業合同研修会熊本大会に参加してきました。

平成30年度の報酬改定から相談支援事業に求められる課題が多くなり、相談支援専門員が大切にしてきた「寄り添いの気持ちと基本」を忘れかけている状況から、「共に生きる社会の実現を目指して~今一度考えよう相談支援の存在意義~」をテーマに考えていく機会として開催されました。

 

    この研修を通して、ひとりの相談支援専門員が全てを担っていくのではなく、ひとつのチームとして取り組む事の大切さを改めて感じたところです。相談支援専門員は『相談する』事が仕事で、『相談を受け』様々な機関に相談をしていく『相談上手』になる事でチーム作りを行い、「寄り添いの気持ちと基本」を忘れず支援出来ればと思いました。

 

 

   今年の流行語大賞に選ばれた、ラグビー日本代表のスローガン“ONE TEAM”は、選手31名のうち15名が海外出身との事で、価値観や言語、習慣や行動様式など、自分が親しんでいる文化とは規範・営みの異なる文化はありますが、ひとつのチームとなり一丸となってひとつひとつの勝負を勝ち取っていったのかと思います。行政説明では、「質の高い相談支援」と言う言葉を何度も発言されていましたが、果たして「質の高い相談支援」が出来ているのか?と考えると、自身の力不足を痛感した次第でした。

 

 

私なりの“ONE TEAM”を作り、多職種が連携しより良い相談支援が出来るよう努めていきたいと思います。

 

                                          相談支援センターいちばん星 山田

朝一番の宝物☆彡

2019/12/12

ある日の朝ぽかぽかのクラスで療育を参加させて頂きました。

「おはようございます。今日もよろしくお願いします♪」

ぽかぽかのクラス入るとA君がいました。

 

A君の表情は曇っていたので

〇「おはようございます(*^-^*)どうかしたの?」と

A君は「・・・・」

〇「朝ごはん食べれた?夜は眠れた?」

A君「うん」

 

しばらく話をしていると少しずつ笑顔を見せ始めてくれました♪

ぽかぽかの午前中のプログラムはサーキットでした。

〇「A君良かったら先生と一緒に外で準備手伝ってくれる?」

A君「うん。やりたい(*^-^*)」

〇「ありがとう♪良かったら白線引いてみない?」

A君「いいの?」

〇「いいよ。何でも経験♪間違ってもいいから大丈夫♪」

 

それからA君は上手にゆっくり白線を引き、最後までお手伝いをしてくれました(*’ω’*)

 

一番嬉しかったのは、ぽかぽかの教室に戻った時に

A君「先生何かほかにお手伝いすることない?」

 

〇目くばり〇気くばり〇思いやり

言葉が頭の中に浮かんできました☆

 

言葉では簡単に言える事かもしれませんが、過程があってのA君の言葉は感動しました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

                  

 

 

 

 

 

放課後等デイサービスおひさま    田島 秀一

余暇の時間

2019/12/11

最近子ども達の中ではやっているゲームがあります。

 

それは、

「ビンゴゲーム!」

 

ダイソーでたまたま、ビンゴゲームマシーンの要らないビンゴゲームが販売してあり、

試しに買ってみた所、小学生を中心にはまってくれました(^^♪

 

これは、カードに数字が書かれています。

カードがビンゴの玉の代わりなんですね。

 

このビンゴゲームのいい所は、

○玉の代わりにカードなので、

間違えて小さい子が食べてしまわない事。

○数字が大きく書いてある為、

聞き逃しても見て確認ができる事。

○何人でも楽しめる事。

○ルールが簡単で誰でも出来る事。

 

その為、誰でも簡単に始められ、

指をつかって開けるという

指の感覚を味わえる。

聞きそびれたらあけられない為、

集中して聞いて、

数字一つに一喜一憂し

でも外れても次があるからと

当たっていない事も受け入れられる。

 

子ども達が遊んでいるものって

実は学びの宝庫なんです( *´艸`)

 

だからこそ、子ども達には

たくさん遊んで、

たくさん学んで欲しいと思います。

 

入所部 藤本絢

自慢の友達

2019/12/10

 中学で同じ部活動をしていた友人達と、今でも定期的に会っています。皆結婚し、子どもがいる友人もいます。

女子会なので話は尽きることが無く、仕事の話や家庭の話などなど、気がついたら4~5時間お喋りしていた・・・なんて事も多々あります。

 

その友人のなかには、夢だった仕事をし、独立して自分のお店を持っている人もいます。

現在、その仕事に活かすための資格取得の勉強をしている最中だそうです。

とても難しい資格らしく、仕事をしながらの勉強も大変で「何回も、もうダメだと思った」と笑顔で話していました。

サラッと口にしていた言葉でしたが、一人でお店を経営していかなければならない不安だったり、日々の勉強だったりと、私には想像も出来ない大変さがあるのだろうなと感じました。

 

 友人達に会うと「皆もこんなに頑張っているんだから、私ももっと頑張ろう!」と、毎回良い刺激を受けます。私も、友人達の“自慢の友達”になれる様、努力し続けていきたいと思います。

 

 

 

入所部 総務 宇都宮

 

 

見学実習に行ってきました♫

2019/12/09

先日、研修の一貫として、見学実習で御船町にある、児童発達支援センターわいわいなかまさんに行かせて頂きました。

わいわいなかまさんでは児発・放デイ共に親子療育をされています。

他の事業所に一日通して見学実習に行かせて頂けることはなかなかないので、とても楽しみにしていました。短大の頃の実習を思い出し、学生になった気分です(笑)

当日は、午前の10時から12時の年少児グループ、午後の1330分〜1530分の年長児グループ、1530分〜1615分の個別を見学させて頂きました。

療育が始まる前の午前も午後も、スタッフ間でミーティングが行われ、個人の支援目標に基づき、活動のどこに重点を置くのか、また、子どもたちの予想される行動に対してどう対応するのか等、しっかりと話されていました。

一日見学実習をさせて頂き、おひさまでも取り入れたいと思う所がいくつかありました😊

それは・・・♫

来所され、荷物の片付け、シール貼りを済ませた後に、一日のスケジュールをまずはお父さん・お母さんから子どもさんに伝えて頂き、確認する

(今は手指トレーニングや運動をした後に、おあつまりでスケジュールを確認していますが、朝来所されて確認することで、より見通しを持てるように思います。)

タイマーがなったらお父さん、お母さんの話を聞く時間を作る

(家庭でも、お父さん・お母さんの話を聞くことは大事なことです。タイマーが鳴り、次の行動を伝えて頂き、子どもさんが行動されることで、家庭でも話を聞く力に繋がっていきます。)

月に一回程度、お弁当の日を作り、親子で一緒に食べる時間を作る

(お友だちが苦手なものにチャレンジし、褒められる姿を見て、自分も食べてみようかなと思えるかもしれません。また、会話を通して、次は○○を一つ入れてもらおうかと提案し、納得されたうえで、子どもさんの前でお父さん・お母さんにお願いすることが出来ます。家庭で食べられるものが増えることも期待できます。)

連絡帳を一日のスケジュール、支援計画を記入する形式にし、その日の活動のどこに重点を置いていくのか分かりやすいものにする。

(子どもさんの得意なこと、苦手なことに気づき、目標を達成する為に家庭でも出来ることを見つけながら、より連携を図り、取り組めていけたらと思います。)

↑他にも色々とありましたが・・・♫

 

しかし、親子療育の時間は、親子で過ごす楽しい時間であって欲しいと願っています。

保護者の方の負担にならないよう、相談させて頂きながら、取り入れていけたらと思います。

おひさまでは様々な研修に参加しています。研修の後は「こんなことしたい!」という思いでわくわくします♪もちろん、学んだことは会議を通して、他スタッフに伝えています。学んだことをみんなで共有し、現場で活かしていくことでよりよい支援に繋がっていきます。

子どもさんの成長を楽しみに、私も日々学び、成長していきたいと思っています。

やりたいことがたくさんあり、わくわくしている毎日です😊

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 宇藤

実習を通して

2019/12/08

実習の話題が続きますが・・・<(_ _)>

 

実習では限られた期間で「社会人」を体験し、将来の就労している自分をイメージし取り組みます。

ある園児はJR等の公共交通機関を利用しての通勤。または徒歩や自転車での通勤。ある園児は卒業後を見据えてグループホームの体験も取り入れ、グループホームから路線バス・JRを乗り継ぎ通勤しグループホームへ帰ります。

事前に職員や保護者さんと練習を行いました。私も実際にグループホームからのバス・JRの乗り降り、停留所やルートの確認を一緒にしたり、自転車通勤の園児と一緒に自転車で実習先までのルートを走ったりと子どもと共に行いました(久しぶりの自転車でかなり疲れましたが・・)。

事前にルートを一緒に確認し、「ここで待ってるね」と現地集合としても良かったのですが、一緒に体験することで実習での仕事だけではなくその前後の過程の頑張りを認められるかな!?と考え、一緒に行いました。

 

いざ、実習本番!グループホーム体験の園児は初めてということもあり、初日にバスに乗り間違えるミスが・・・。しかし、その後はミス無く無事に実習を終えることができました。

失敗はあったものの、無事に終えることができ本人も自信がついたようで一安心。

それぞれに自信が着いたと同時に、課題の見つかった実習になったことと思います。これから社会に出て行くにあたって一つ一つ課題を達成して行き、自信を持って社会へと送り出していけるよう支援していきたいと思います!

 

みんな実習お疲れ様!!

 

入所部 後藤

お誕生日会

2019/12/07

11月21日にお誕生日会をしました。

今回はチキンステーキがメインのお誕生日メニューでした。

人参は星型にくりぬいてみたり、エビフライが乗っていたりと、

とても食べ応えのあり、見た目もとてもかわいらしいメニューです!

このように見た目を一工夫することで苦手な野菜を食べてくれたりする子もいるので

見た目の重要さを感じます。又毎月違う献立で、私自身も作る際とても勉強になる事が多いです。

誕生日会の日は子どもたちもとても楽しみにしており、

イベントメニューは作るのが大変ですが

食堂に入ってくるときの笑顔を見ると、頑張って作ってよかったと思えます。

 

 

                       

厨房 米口

現場実習

2019/12/06

11月も終わり、高校生の現場実習も一段落しました。前にも書きましたが、支援学校は高等部になると現場実習があります。色々な職場や事業所、施設などに実習に行き、働くという事を学んだり、大人の福祉サービスを実際に体験しながら、卒業後の進路を決めて行きます。

 高校3年生Y君は、お母さんの送り迎えで施設に3日間通いました。前回も行った事のある施設なので落ち着いて過ごせ、クリスマス飾りを作って来ましたと、お母さんが嬉しそうに話されました。高校3年生F君は、今回はグループホームからの通勤を経験し、知らない環境の中、1人でよく頑張りました。評価も良く、反省会に参加した担当も喜んでいました。高校2年生R君は、決められていたことが守れなかったり作業に集中できなかったという報告があり、これからの課題が見えてきました。高校2年生Hさんは、光の森のマクドナルドに行き、実際にカウンタでの接客や、厨房でのハンバーガー作りも体験したようです。職員も休みの日に代わる代わる様子を見に行ったりして、笑顔で頑張っている様子を見て嬉しく思いました。

 

 今回もそれぞれ大きな体験をした子ども達。また一回り二回り成長したように感じます。実際体験してみて、失敗もしてみて覚える事はたくさんあると思います。そんな子ども達を後ろから支えたり励ましたり、時には先導したり教えたり・・・あの手この手を使って一緒にやり遂げた感を感じている私達職員です。何より笑顔での「いってらっしゃい。頑張ってね。」「お帰りなさい。お疲れ様」という毎日の職員とのやり取りは、子ども達にとって支えになったと感じています。これからも頑張る子ども達の一番の応援団として日々支援にあたりたいと思っています。

 

入所部 松村

お片付け(断捨離)始めます!

2019/12/05

私は、お片付けが苦手です。

というのも物をなかなか捨てられません。

それば、私の母や家族も同じです…。

特に両親は、物のない時代に生まれ、辛抱しながら育ってきたということも原因の一つです。

しかし、今は物にあふれた時代になりました。100円ショップで、何でも手に入ります。便利なグッズもたくさんあります。安く、簡単に物が手に入るため、次々と買ってしまいます…が、物を捨てられない私の家族!

もちろん、物を大事にすることは大切なことです。「これ、いらな~い!」と簡単に物や食べ物を捨てようとする子ども達も増えてきましたので、私たち大人が物を大事にすることを教えていかなくてはなりません。

しかし、片付かない家の中で、物が溢れ、掃除に時間がかかり、イライラが募ってきます。「やっぱり断捨離しよう!」と思い立ちました。

そこで、理論から納得しないと気が済まない私は、意識改革から始めよう!と思い立ち、

断捨離入門講座 家が片付けば、人生も片付く。」というDVDBOOKを購入!

(↑ここですでに物が増えてますね💧

また、子どものPTAの研修で、「自分でお片付けできる子どもに育てよう!」というような内容の講話も聞きに行きました!(笑)

 

 

そこで学んだことを皆さんにもお伝えします。

(ほんの少しだけ、療育的な視点?も踏まえながらお伝えします。)

そして、片付け上手(断捨離上手)の職場の同僚に今からお伝えすることについて話したら、「当たり前」と言われました…そんなDVDにお金をかけてもったいないと…(-_-;) まさにその通りですが…

 

片付けられない理由①、「空間に対してモノが多すぎるから」

数個であったら、すぐ片付けようと思いますが、数十個となると片付けたくなくなってしまいます…

理由②、「時間に対してモノが多すぎるから」

これは、片付けにかけられる時間よりもモノが多いため。

エネルギー、つまり私たちの労力に対して、モノが多すぎるからということです。

理由③、「自分のエネルギーに対してモノが多すぎるから」

自分の時間、空間、エネルギーのキャパシティを超える量のモノがあるために、片付けに対する意欲が萎えてしまう…これが根本的な原因だそうです。

 

そして「捨てられない…3つのタイプ」

  1. 現実逃避型…忙しくて家にいる時間がないために片付けに向き合えないタイプ。
  2. 過去執着型…今はもう使っていない過去の遺物を取っておくタイプ。
  3. 未来不安型…いつか起こり兼ねない未来の不安要素に投資するタイプ。

 

はい。

すべて私に当てはまりました。

 

私たちに与えられた時間は、世界中の全ての人が平等に、1日24時間。

その24時間をどう使うかが、人生をより豊かにできるかにかかっているともいえます。

 

DVDの中で、

片付けに自分の時間と空間とエネルギーを、使いもしないモノに対して奪われていっているのが現状です。これの方がずっと「(時間もエネルギーも空間も)もったいない」はずなのです。

…と講師から言われ、ハッとしました。ムダな時間を減らして、もっとやりたい事をやろう!子どもと楽しく過ごす時間、自分の時間を作りたい!と思いました。

 

そこで早速子ども達と一緒にお片付け。

子どもに片付けさせるためには、まずは分類。

おもちゃ等も溢れかえっているため、「いる」「いらない」「迷っている(保留)」を子ども自身に選ばせることが大事👈療育でいう子どもの自己決定ですね)ということでしたので、週末に子どもと一緒にお片付け☆

 

しかし、そこでの子どもの分類の仕方にガックリ…「結構高かったのに…」「お誕生日のプレゼントだったのに…」など親の思いとは別に、子どもは「いらない」に分類。「こっちの方が安い物なのに!」や「手作りでいつでも作れるのに!」という物を「いる」と言ってくるのです…(゚Д゚)ノ

「嘘でしょ!?やめて~!」と言いたくなり…結果、私が「保留」の箱へ…

↑これが片付かない理由ですね(^_^;)

 

そして、これを毎日継続させられない。

さらに片付けを開始すると、自分のモノよりも他の人(家族)のモノを捨てたくなる!いらない!と思ってしまいます…💧

 

しかし、「人(他者)のモノは捨てない!」が原則ということでした。

「捨てなさい」という押し付けや「勝手に捨てる」は絶対NG。

関係性を損ねてしまう原因になる。ということでした。

👆自分の価値観を押し付けない!相手の意見を尊重する!頭で分かっていてもなかなか出来ません💦)

早速、「あれ、どこにやったと!?」など家族からのブーイングも…

大人5人、子ども2人で生活するのに、一人で片づけは無理~!家族のモノを捨てないと片付かな~い‥‥!

…結果、ほどほどのお片付けで諦めてしまいました。

👆「まぁいっか!」と考えを切り替えることも大事!…ですが、私の場合は、単なる開き直りです。)

 

実は、DVD買って本格的にやってみよう!と思い立ったのは2年前くらいの出来事なんです…💧

 

結局、私のダメっぷりを披露しただけとなってしまいましたが…

先日、もう一度「断捨離入門講座」の本を引っ張り出してきました。

これから年末に向けての大掃除が始まります。子どもや家族と一緒にお片付けをして、私の人生の限られた大切な時間を有効に使いたいと思います。

年末年始だけでは、終わらないかもしれませんが、毎日コツコツと、引き出し1個ずつから片付けることが大事ということなので、諦めずに頑張ろうと思います。

👆継続は力なり!ですね。)

 

余談ですが、片付け(断捨離)上手な職場の人は、時間の使い方も上手な人が多いです!

私も見習って、お片付け上手・時間の使い方上手を目指します☆

 

児童発達支援センターおひさま 河瀬

法人児童部研修をとおして

2019/12/04

 

 

白川園では、法人内の事業所職員(白川保育園・白川幼稚園・緑ヶ丘保育園・風の子保育園・各学童・白川の里保育園・児童発達支援センターおひさま・相談支援センターいちばん星・若草児童学園)が定期的に集まり研修会を行っています。今年度は、河野施設長の講話「療育について」や、藤本園長の講話「発達特性について」さらに言語聴覚士佐藤先生による「ことばの発達について」の研修が行われました。時にはグループディスカッションも行なわれています。

勤務終了後に集まり勉強会を行っているのですが、それぞれの先生方の「キラキラ」とした熱心な姿(勤務終了後ですので多少疲れもみえますが・・そこは大丈夫)職種としては、直接処遇ではないのですが共感させられます。また保育園に通わせている保護者としてもうれしい限りです。

各事業所とも共通していえることは「こども中心」にお仕事をしている職員です。定員で計算すると約1000人近くのこどもたちを支えていることになるのではないでしょうか。数字だけでみてもすごい感じがします。ということはディスカッションを行うことで、何十倍もの支援に関する経験の話を共有したり、さらにお互いのより一層の理解へつながるのではないかと思います。私自身、今年度から研修に参加しておりますが、研修をとおして分かったことは福祉施設職員として「答えのないことが答え」ということが分かった気がしますし、それが分かっただけでも気持ちがすっと楽になったような感じがしています。

 今年度は1月にグループディスカッション、2月に伊豆野センター長の講話が予定されていますのでさらに楽しみにしているところです。

 

昨日ぐらいから学園内も寒さが増しています。玄関にはクリスマスツリーが飾られました。

 少しずつこどもたちの楽しみな行事が近づいているようです。ワクワク!!!   

 

        入所部 総務 大田黒 美和

12月の『子どもの発達セミナー』について(ご案内)

2019/12/03

 相談支援センターいちばん星では大津町役場と共催で、毎月「大津町子どもの発達セミナー」を開催しています。

 今月は、12月17日(火)に開催します。

 

●日時:令和元年12月17日(火)午前10時〜正午

●場所:大津町生涯学習センター2階 中会議室

●講師:熊本大学 准教授 前田 康裕先生

●演題:「うちの子大丈夫?」~スマホ・ネット・ゲームとのつき合い方~

●内容:現代の子ども達との関わりの中で、切り離せなくなったゲームやスマホ、タブレット、インターネット。皆さんはどのように向き合っていますか。今回は、その付き合い方についてお話しします。

 

※参加を希望される方は、大津町役場 福祉課 障がい福祉係に申し込みをお願いします。

 大津町役場 福祉課 障がい福祉係 (096)293-3510

 

 

継続は力なり

2019/12/03

一雨ごとに寒くなる季節となりました。おひさま猫のおもちとあずきの所に猫用こたつが届きました。30㎝四方のかわいいこたつです。2匹は興味津々でしきりに匂いを嗅いでいました。(猫の嗅覚はすごいです。)しばらくするとあずきが中に潜ってウトウトしています。

あずきが入っている時はおもちは入ろうとしません。2匹の間で無言のやり取りがあったのでしょうが仲良く2匹で暖かく過ごしてほしいと思います。

 さて最近参加させて頂いた研修でのことです。研修ではミーティングの大切さを教えていただきました。実際の他事業所のミーティングに参加させて頂き、活発な発言に圧倒されました。人の支援をする人達は、連携が大切だという事でした。当たり前の事で何度も教えていただいたように思う事ですがこれがなかなか難しい。

療育の場では準備の段階での申し合わせ、療育終了後の振り返りと何かとスタッフ間で確認し合う時間が必要となります。でもスタッフも人の子。性格も性別も考え方も発言の仕方も違います。「療育」という一つのテーマで毎日のミーティングをどうしようかと少々緊張します。実はミーティング自体あまり得意ではありません。でもそれではいけないと研修を通して学んだことを思い起こしながらまずはやってみよう、そして続けてみよう。と思いました。『①実況中継にならない②時間を決める③話合うテーマを決める④意見は全て肯定的にとらえる④なぜ?という疑問に対して考えを発言する⑤意見を整理してまとめる⑥今後どうするのか考える。』お昼前にスタッフが集まり、話が弾む時もあればぎこちない時(意見が出にくい)もあります。ぎこちない時は皆のソワソワ感が伝染してくるようで自分もソワソワを感じて落ち着かないのですが「継続は力なり」と思いながら何とか続けることが大切なのだと意識的に緊張感を途切れさせないようにしています。

不思議な事に、続けると皆の発言や表情の変化を感じる時があります。子どもを真ん中にあーだこーだと自分の考えを出し合える人の集まりを目指したいと思います。「人の支援にヒントはあるが答えはない。答えはスタッフ間から出てくるもの」だということを励みにスタッフみんなで話す時間を大切にしていきたいと思います。

若草学園 通所部

放課後等デイサービス おひさまぷらす 

吉田広子

 

水平線の向こう

2019/12/02

旅をしました。

広がる海の地平線をゆっくり眺めていると心がスーッと落ち着くすがすがしい気持ちを味わい、深く深く深呼吸をしました。

広大な自然の神秘を目の当たりにし、自分の小ささを実感した旅でした。

 

この太陽の様に明るく、広く皆を輝かせることができる人になりたい。

一人ひとりの気持ちに共感し、寄り添える人になりたい。

 

改めてそんな気持ちを持たせてくれる旅でした。

この気持ちを忘れず、子ども達に向き合ていきたいと思います。

入所部 山下

インフルエンザ

2019/12/01

 ニュース番組を見ていると、毎日のようにインフルエンザの話題が取り上げているように思います。皆様の家族や会社の方々など、インフルエンザに罹ってしまった方もいるのではないでしょうか。

 

 NIID国立感染症研究所では、「インフルエンザ流行マップ」というものがあります。ここ熊本県では、第46週から注意報が出されています。菊池市や水俣市では、感染が拡大している様です。他県では北海道に警報が出されており、全国的にインフルエンザが流行っている事が分かります。

 

(2019年 第47週 (11月18日~11月24日) 2019年11月27日現在)

 

 厚生労働省には「令和元年度 今冬のインフルエンザ総合対策について」というページが開設されています。そこでは、感染防止や現状についての情報など、様々な情報が掲載されています。私はこのページを見て、予防啓発のために自治体キャラクターとのコラボをしている事を初めて知りました… 

 

 

 

 私は相談員として多くの方々と、お会いする機会があります。

できるだけ菌を持ち運ばないように手洗いうがいを徹底し、マスクの着用を心がけています。

これからの時期、自身の予防に加え、周りの方々の体調にも配慮しながら意識を高めていきたいと思います。(*^_^*)

 

相談員 光武

日々の支援で大切なこと

2019/11/30

職員会議に出席するといつも感じることがあります。
それは『正解』を早く出そうと焦りながら議論している先生たちの様子です。これには、毎回すごく違和感を感じます。なので、ついつい「そもそも、正解を出すことが大事なのですか?」と質問してしまいます。

会議は時間も限られているし、司会も焦っちゃいますよね…。
さらに、施設長からこんな言葉が出てしまうと現場は困っちゃいますよね…💦

現場の先生は正解を出そうと頑張って議論はしているのですが、その様子を見ていると「昨年はこうだったよね…」とか「この前はこうだったから」という言葉が出てきます。
『んっ?・・・昨年は??・・・この前は???』 たしかに、何も間違った議論ではありません。昨年はこうだったから、今年はこうしよう!という考えは正しいのかも知れません。
しかし、気になるのは『その前』です。昨年は・・・の話の前に、その課題に対して議論がされているのかということです。

何か物事を解決しようとする時、私たちは最短ルートで正解を導こうとします。例えば1+1=2といった答えが一つの問題に対しては、その解答の最短ルートは?・・・という思考が働きます。
しかし、□+□=2という問題に変えた場合、その解は無限大に広がります。

私は現場の先生が子どもの支援に入る際の必要な視点は後者であって欲しいと思っています。課題をいかに早く解いていくのかという力も大切ですが、それ以上に子どもの支援に対しては、その課題を解いていくバリエーションをどれだけ多くもっているのかということが大切なのではないかと考えます。

子どもの自立を支援する施設であるからこそ、支援者はロールモデルではなく、常にクリエイティブな発想で支援を考えていく。そのためには『昨日まで正解だったことは、明日には不正解になるかも』(その逆のパターンもあるかも知れません)ということを意識してディスカッションしていくことだと思っています。

正解は私たち支援者ではなく、子どもが持っています。子どもが持っているその正解を引き出すため、私たちが考える支援方法は無限でなければなりません。そう考えると毎日がワクワクします‼ 

児童発達支援センターおひさま
河野 光輝

色々な経験

2019/11/29

 日中も寒さを感じ、インフルエンザも例年の時期に比べると3倍近いというデータもあり本格的に冬に入ろうとしています。
 そんな寒さも吹き飛ばすように支援学校の高等部の子どもたちは実習を毎日頑張っています。
 徒歩や自転車、JR、送迎などそれぞれの通勤ルートでそれぞれの実習先で頑張っている子どもたち。毎日実習が終わり学園に帰ってくると学校へ実習報告をしています。
 頑張ったことや、難しかったこと、実習先で教わったことなど、これから社会人として大切な『報告・連絡・相談』を自分の言葉として報告している子どもたちを見て頼もしく思います。
 今日で実習最終日。それぞれに実習の振り返りがあり、仕事をする楽しさ、仕事をする大変さ、仕事をする喜びなど色々な経験を通して次に活かしてまた一つ一つ成長していく子どもたち。
 将来社会人として羽ばたいていくための力を一つ一つ身に付け、頑張っている子どもたちをずっと応援していきます。
                             若草児童学園 藤本 隆司

 

楽しい時間

2019/11/28

先週の活動はDIYで「バスボム作り」でした。

子ども達も、バスボム作りを楽しみにしてきてくれました。作る時も先生の話をしっかり聞いて作り始めました。カップに材料を入れて割り箸でしっかり混ぜます。混ざったらアロマの入った色水をスプーン一杯入れて、素早く混ぜました。

みんな一生懸命混ぜましたが、カップの底の方がなかなか混ざらない子が多く、スタッフが手伝ったり、綺麗に混ぜる方法を教えたりして、ムラのないように混ぜた物を型に詰めました。

型に詰める作業も難しかったですが、「できない!」と言う子は一人もいませんでした。しっかり固めないと後で崩れるので、少しずつカップに入れて指で押し固めました。中には自分で工夫して両手の親指で押したり、真ん中だけをしっかり押し、型の周りから粉がこぼれてしまい、なかなかうまくいかなかったりして、みんな必死に取り組んでいました。

出来あがった物は乾くまでに時間がかかるので来週持って帰える事を伝えると、「今日持って帰れないの~?持って帰りたかった。」とがっかりする子もいました。よほど楽しみにして来てくれたんだなと嬉しく感じました。保護者の方にも作り方をお話しすると「来週が楽しみ~!」と言っていただき、やって良かった(^-^)と思いました。

また、ある日の利用の子は色水を入れると、良い匂いがするので、「わ~、なんこれ、めっちゃいい匂い~❤」とアロマオイルを気に入ってくれた子もいました。

押し方の力加減が足りず、崩れてしまう物もありましたがほとんど綺麗に仕上がりました。

今週はバスボムを渡す週です。

とても待ち遠しかったのか、ぷらすに来てから直ぐに「バスボムは?」と尋ねてくる子もいました。

「自分だけでお風呂の時に使うけん!」と楽しみにお母さんと話しながら帰る子もした。

今後も、もっともっと職員みんなで色々な物を試作をし、試行錯誤しながら子ども達が喜んでくれるような物を考えていきたいと思います。

 

若草学園 通所部

放課後等デイサービス おひさまぷらす

緒方

 

思いやりの心

2019/11/27

 

来週からは12月!!

2019年も残り1ヶ月となりました。

 

 

子ども達は冬休みの計画やサンタさんへのお願いを考えていました(^^)/

 

放デイでは、活動の中で1番人気の調理プログラムを行っています。

今回は、サツマイモを使った「いも餅」を作っています!

 

サツマイモをつぶす人

牛乳や片栗粉の分量を量る人等、みんなで役割を決めて

手順を確認しながら作っています♪

 

サツマイモをつぶしながら「ボールを持っとくよ!」

「ここがつぶれてないよ」 「疲れたら代わるよ」など

たくさんの思いやりの言葉を耳にして、ほっこりしました(*^_^*)

 

ホットプレートで焼く間は、バターの香りでいっぱいの教室で

宿題をして待ちました。

焼き目のついた、いも餅を見て、とても笑顔でした!

 

出来上がったいも餅をみんなで食べるときは、

「バターの香りがする」「ほくほくしてる」「おいしい」など

たくさんの感想を教えてくれました。

サツマイモが苦手な子も「自分で作ったから1つは食べようかな」

と食べる子もいました。

 

調理プログラムを通して、調理器具の使い方や手順を学ぶだけでなく、

一人一人の経験や相手を思いやる心も育てていけるといいなと感じました(*^-^*)

 

これからの支援でも子どもたちの良い所をたくさん見つけて

伝えていきたいと思います!!

 

放課後等デイサービスおひさま

服部

 

『公園に行ってきました✨』

2019/11/26

きらきらクラスでは、11月に園外療育で菊陽町の鼻ぐり井出公園に行ってきました❕

楽しみに来てくれて、朝から元気いっぱいのみんな♪

 

「鼻ぐり公園に行くよ~✨」と言うと、

「はなぐりぐり~♪」「何があるの⁉✨」と目を輝かせていて、

楽しみな思いがたくさん伝わってきます☺

 

車に乗って出発すると、「ねぇまだ~?」「もう着く~?」と急かされます(笑)

 

公園に着くと、大きなアスレチックにすべり台✨

何度も何度も登ってすべって、子ども達の体力に改めて感心です✨(笑)

 

 

広~い公園と大きな遊具にみんないきいきととても楽しそうでした♪

 

いつもスタッフとの関わりが多いA君。

以前は、スタッフと個別で活動することもあったのですが、

最近は皆の所に行きたい!と、少しずつお友達との関わりが増えています✨

 

そして、恐竜が大好きなA君は、

遊具で遊びながら近くにいたお友達に、

 

「ねえねえ、プテラノドンって知ってる~?」

「あ!空飛ぶ恐竜!!」

「そう!!!!」

 

と、意気投合☺あっという間に話が弾んでいました♪

いつもとは違った楽しい空間で、A君の気持ちも和らぎ、

お友達に話しかけてみようかな!という気持ちになれたのかなと感じました✨

 

“話しかけてみよう✨”と思って頑張ったA君✨

お友だちと仲良くなれてとても嬉しそうでした☺

それから、A君はお友達に会うと、「おはよう!」と自分から駆け寄っていき、

ご挨拶がとても上手だねと声かけると、ちょっぴり恥ずかしそうです(笑)

 

まずは、大人と一緒にチャレンジして、

それから自分でやってみよう!と思える声かけや対応を重ね、

少しずつ“できた”の経験を積んでいけるよう、

これからも支援していきたいと思います✨

 

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 守田

たいせつなこと

2019/11/25

「たいせつなこと」

 子どもたちと一緒に過ごすことが多くなり、絵本を身近に感じるようになりました。そんなある日、「たいせつなこと」(フレーベル館)という絵本が目にとまり開いてみることにしました。この本はアメリカのマーガレット・ワイズ・ブラウンさんが書いたものの翻訳絵本です。ご覧になられた方も多いと思いますが、何気なく読んでいくうちに考えさせられることがありました。

 今の社会はモノや情報が溢れ、多機能な新商品も次々に登場して宣伝されていることから、購買意欲をそそられてしまう。また、流通手段も整い、どこからでもスマホなどを使えば簡単に品物が手に入る便利な世の中です。百均に代表されるような大量生産された安価な品物も出回り、使い捨てに躊躇しないといったところもあります。そんな時代の流れに不安を覚え、ものに対する感謝の気持ちも薄れていくように感じていました。そんな時代に逆行するかのように、この絵本は私をふと立ち止まらせて、ものの役割やたいせつなこととは何かを語りかけ、考えさせてくれるものでした。

 絵本には表紙から各ページに渡り、落ち着いた雰囲気の懐かしいタッチの絵が描かれており、文字は全てひらがなでかかれています。これらが相って何だかやさしく語りかけているように感じました。この絵本に登場してくるのは、スプーンやくつなどのもの、草花やりんごといった植物、昆虫、あめ、ゆき、かぜ、そらなどの自然、そして最後に人のことが書かれています。そこに登場してくるひとつひとつが役割をもち、たいせつなものであることを教えてくれます。

 絵本の内容はそのまま書くことはできないので、スプーンの語りを箸に置き換えて勝手に書いてみました。原作のイメージが壊れてしまうとおしかりをいただくかもしれませんので、原作を読まれた方、批判をされたい方はどうか見ないで下さい、お願いします。

「おはしは たべるときに つかうもの てでにぎり くちにはこぶと あんぐと おさまり ほそながい にほんのぼうで さきのほうが すこしほそくなっていて ゆびさきでつまむように いろんなものを はさめる でも おはしにとって たいせつなのは それをつかうと おいしくたべられる ということ」

 絵本では、箸でなくスプーンについて、その形や使い方が語られていますが、おもしろいのは、スプーンにとってたいせつなのは、それを使うと上手に食べられる、とスプーンを主人公のようにしているところです。普段は何気なく使っているものでも、ものの立場になって考えてみると、人との関りがあり、なるほどそうだなと思わせてくれます。そして最後のページの人(あなた)へとつながっていき、そこには、「あなたは あなた あかちゃんだったあなたは…(中略)…でも あなたにとって たいせつなのは あなたが あなたであること」というように、あなたである赤ちゃんが大きくなっていくうちに、いろいろな経験をしていくけれど、もっともたいせつなことは「あなたが あなたであること」と、あなた自身の大切さに気づいてほしいという流れになっています。つまり、ありのままでいいんだよ、と語りかけているのです。人はそれぞれいろいろなことを感じ、大切にしていることも違います。私自身もそのことに気づかずに、子どもたちに自分の思いを要求しているところがあるのではと考えさせ、大切なことに気づかせてくれる絵本です。まだ読まれたことのない方は、機会があれば一度お読みになってはいかがでしょうか。

 余談ですが、この絵本を翻訳されたのは内田也哉子さん(父親は内田裕也、母親は樹木希林)です。

 

若草学園 通所部 

放課後デイサービス「おひさまぷらす」

 治部田 均