若草学園の実践ブログblog

発見!!

2023/06/05

 私は、幼児さんのトイレ誘導の時はいつもS君に「Sちゃんも行こう」と誘って行っている。この日も誘ってトイレに行くとS君は立って所用せず洋式へ入った。便かな?と思いながら幼児さんのトイレをお手伝いしていると、「ズボンが濡れました。ああ~パンツにウ○コがついてます」と自身のパンツを覗き込み、発見するなり「着替えてきます」と一目散に部屋へ行った。着替えて戻って来ると、「パンツとズボン洗います」とトイレに入って来た。「どこで洗うの?」と聞いている間に、奥にある洗い場にバケツを置き、水を入れ汚れた物を素手でゴシゴシ洗い始めた。洗い終え持って行こうとしたが、途中で立ち止まり、もう一度パンツを広げてマジマジと確認している。すると「まだ付いてます」と今度は手洗い場でゴシゴシ。何度も何度も確認しては洗い、綺麗になると絞って洗濯場へ持って行った。

この一連の彼の行動は一心不乱と云えるほど、問題発見から解決まで全く一人でスムーズに完璧に終わらせていました。日頃はお尋ね屋さんのS君。元気いっぱいで失敗して怒られる事も多いのですが、決して日誌には上がらないS君の力をぶつけられた思いでした。恐らく日頃も出来ている行動だと思います。もちろんここに至るまでには支援者の持続的な関わりがあっての事だと感じました。見えないところで頑張っているS君、再び戻って来たので全力で褒めた私でした。

 

「アントレ教育」(アントレプレーナー教育)聞いたことありますか? 私も最近知ったことなのですが、起業家的な精神を養うものだそうです。少し前までは、特定の人、つまり起業を考えている人(大学院)にしか必要ないと思われていたのですが、先行きが不透明で将来の予測が困難な時代では自ら動く力がなければ生きていけない。起業する人だけではなく誰もが必要になる教育だと考えられ、文科省でも推進され小中高生や企業向けにも広がっているようです。では、「アントレ教育」とは、子どもの「非認知能力」「失敗してもめげない力」「コラボレーションする力」を伸ばす仕組みがふんだんに含まれているといいます。

「課題解決」から「課題発見」にシフトして、指示された課題をどう解決すればいいのかを考えるのはこれまでの教育。これからは、「何が課題なのか」を自分で見つけることが重要と考えられています。組織の中では、上司からの指示を待ち単に正解を見つけるだけではなく、正解があるかどうか分からないことをやる力、意志を持って何かを始める力を求められるということだそうです。小学生の取り組みは、普段身近なところでいつもと違う目線で新しいことを発見、そこから掘り下げていく学習になっているようです。

 

日本の国際競争の低迷から打ち出された取り組みといえ、子供たちに課せられる課題は膨大にありすぎています。だからこそ、将来を背負っていく子供たちを大切に育てるのは今の大人の責任だと思います。一人ひとり、どんな子に育って欲しいか想像しながら関わることが大事ですね。私も「学びなおし」の一環として、何かしらに目を向け、目線や角度と変えながら考え続けて行きたいと思います。

入所部 クレメンツ由美

泡遊び

2023/06/02

先々週、おもちのお部屋では泡遊びを行いました。

雨が降った日もありましたが、暑い泡遊び日和が続いた週でした。ボウルの中にミルク石鹸を入れて泡立てて遊ぶという簡単な遊びですが、こどもたちにとっては泡を自分で立てるといういい経験にもなったようでした。何より、ただの水と石鹸がたくさんの泡になったり、ただの水もとろみのある水になるなど色んな感覚が味わえ、とても楽しそうに遊ばれていてよかったです。

途中から泡立て用のスポンジのようなものを使ったのですが、それからはより一層泡がたってきめも細かくもなり、また違った楽しさがあって大盛り上がりでした。

石鹸さえあれば出来ますので、是非お風呂場などでお子様と一緒に遊ばれてみてください。

最近は固形石鹸に触れる回数が減っている子ども達にとっては、いい経験になったかなと思います。

 

児童発達支援センターおひさま 福守

変化に対応する力

2023/05/31

 新年度が始まってから、約二か月が経ち、春から梅雨の季節に変わろうとしています。季節の変わり目は、体調を崩しやすくなるので体調には気を付けていきたいですね。

 

 私は、今年度より児童発達支援事業から放課後デイサービスおひさまぷらすに異動になりました。まだまだ環境に慣れることでいっぱいいっぱいですが、子供たちが少しずつ名前を覚えてくれるようになってきたので、私も子どもたちのことをもっと知っていけるように頑張っていきたいと思っています。

 

 異動してから小学生以上の子どもたちと接するようになり、以前よりやりとりすることの難しさを実感しています。思春期のお子さんには、特にどう声掛けをした方がいいのか、考えながら言葉を選んで声掛けをしています。自身も通ってきた道ですが、大人になるとその当時どんな心境だったのか、なぜそんなことをしたのか覚えていないもので同じ状況があってもその子が考えている正解を出してあげることは難しいと感じています。子どもの気持ちはその時々で変化し、子どもたち自身も変化に対応することが出来ずに悩んだり、感情的になってしまうこともあると思います。そこで周りの大人が子どもの気持ちに寄り添うような支援ができると子ども自身も変化に悩んでも気持ちを吐き出す等して対応していけるようになると思います。私は、子どもたちと関係性がまだ十分にできていませんが、そんな中でも子どもたちのことを肯定し、受け入れるような関わりをしていけたらと思っています。また、子どもたちだけでなく、自分自身もいろんな変化に対応できるように子どもたちと一緒に学び、成長していきたいと思います。

 

児童発達支援センター おひさま 放課後等デイサービス おひさまぷらす 田代

運動会の思い出

2023/05/29

今年度ももうすぐ2ヶ月が過ぎようとしており、おひさまの周辺の学校では運動会シーズン。おひさまでは運動会の練習で疲れた様子や「ソーラン節踊ったんだよ。」と話してダンスを披露してくれる小学生の姿、「今年は青団が優勝したんです。」と運動会が終わった報告をしてくれる様子が見られています。「そっかー。頑張ったんだね。」と運動会の練習に頑張っていたことに共感しながら、自分の時の運動会はどうだったかを振り返ることがあります。

自分が思い出に残っている運動会は高校の時。もう30年も前の話ですが、その時は天候がすぐれず前日から雨。当日の朝にどうにか雨が止んだため、グラウンドの水を吸ってから開会式を行いましたが、徒競走の後にはまたポツポツと雨が降りはじめたため、先生たちで話し合いを行い、マスゲーム、ダンス、組体操まで行うことになりました。マスゲームを始める時に再び雨が降り始めましたが、最後まで続けることになり、みんなで掛け声をかけながら最後の組体操まで無事に終わることができました。終わった後でみんなで大声で叫びながら校舎に戻ったのは今となってはいい思い出です。

みなさんの中で思い出に残ったのはどんな運動会ですか?お子さんの運動会が思い出の1ページになるといいなあと思う今日この頃です。

児童発達支援センターおひさま 放課後等デイサービスおひさま 緑             

 
 
 
 

NEWおもちクラス✨

2023/05/24

3月におもちクラスの年長さんがおひさまを卒業して、寂しさを感じていたのも束の間に、新年度となり早くも2ヶ月が経とうとしています!

新しいお友達との出会いもあり、令和5年度のおもちクラスがスタートしました✨
今年度から、おもちのお部屋のレイアウトが変わりました🌟

これまで部屋の壁に位置していた子供達の荷物棚が、朝来所時のテラス入り口から入ってすぐの目の前へと移動しました。これにより、来所してすぐに荷物の片付けから出席シール貼り、という一連の流れが自然に出来るという導線となっています。『お荷物片付けだよ』『シール貼りだよ』『遊ぶのは朝のお仕事が終わってからだよ』等といった細かな声掛けなくとも、子供達自らで動ける事が増えているように思います。子供達にとってわかりやすく、行うべき行動を導く為に周りの環境を整える事を構造化といいます。

構造化とは『身の回りの世界の『意味』をわかりやすくする事』で、物理的に(空間、配置、場所)、時間(スケジュール、プログラム)、視覚的に(視覚的指示等)、課題(手順表等)といった様々な種類の工夫により、子供達の好ましい行動へと導く手段となっています。
また、今年度新たに、少人数で3グループに分かれた個別プログラムを行っています✨
『認知』グループで、学びの基礎となる力を付ける為の土台作り、『S ST』グループで、感情の学びやコミュニケーション 力をつけること、『運動』グループでは、粗大や微細運動、協調運動、感覚統合、体幹筋力向上などに力を入れて、より丁寧に支援が出来るよう専門職の先生方を中心にチームでとりくんでいるところです。
子供達の成長の為に、わかりやすく丁寧に根拠をもった関わりを続けながら、子供達が沢山の『出来た!』を感じる事が出来るように支援を行っていきます。

今年度も宜しくお願い致します✨

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 田代(吏)

初めての運動会

2023/05/22

GWが明けると待ちに待った運動会・体育大会が始まります。

小・中・高校生になって初めての運動会・体育体を迎える園児が10名います。

5月になってから本格的な練習が始まったのか、日に日に白く餅のような園児の肌がこんがり小麦色に変わっていく様子が学生時代を思い出します🎵

4月から中学生になったYさんは、最近の口癖は「練習キツイ」です(^_^;)

どうしてきついの?と質問すると、「小学校の時と練習内容がちがう!とてもきつい!」と頭から煙が出そうな勢いで教えてくれました💦

そんなYさんが、体育大会1週間前になると「私リレー頑張ってるよ・絶対見に来てね!」と笑顔で教えてくれました。暗い表情でマイナス発言をしていたYさんと同じ人なのかな?と疑うほど楽しそうに練習の話をしている顔がとても輝いて見えました🌟

中学校入って初めての体育大会を後悔の無いように一生懸命頑張って欲しいです🏳‍🌈

入所部 小﨑

イチゴの折り紙

2023/05/19

ある日の夜。子ども達も穏やかに過ごしており、なにか出来る事はないかな?と考え、壁にイチゴの写真が貼ってあるのが目に入りました。近くに居たSちゃんとYちゃんに「イチゴを折り紙で作ってみる?」と話すと、みるみるうちに笑顔に。

「やってみたい!」との言葉があり、一緒に折り紙を折りました。端と端を合わせて折るのはまだ難しいようでしたが、軽く折り目を付けてあげると綺麗に折る事が出来ました。

出来た折り紙を見つめながら、「中島さん、名前書いて!」「私は壁に貼りたい!」と楽しげな様子で、私もとっても嬉しい気持ちになりました。
日々の暮らしの中で、こういう楽しい事を進んで行える職員になっていきたいなと思います。

入所部 中島

楽しみ

2023/05/17

ゴールデンウィークという大型連休も明けて約1週間経ちましたが、体調はいかがでしょうか?久しぶりのおひさまでしたが、みんな変わらず元気いっぱいに来てくれて、こちらまで元気をもらい「がんばろう!」という気持ちになりました✨

 

 あずきのお部屋は、4月から新しいお友だちが6人来てくれています。不安や、ママ・パパと離れるのが嫌で涙したり固まったりする子や、たくさんの物に興味を持ち目移りする子などいろいろな姿が見られました☺最初は涙していた子も今ではスムーズにお部屋に入ることが出来ています✨以前から利用している子もお手本になってくれたり、待っていてくれたり、お手伝いをしようとしてくれたり、日々成長を感じています🍀毎日関わっているなかで、出来なかったことが出来たり、チャレンジする姿が見られた時にとっても嬉しい気持ちになります♪嬉しい、楽しいを子どもから目を合わせて共感したい気持ちが伝わってくることもあり、この仕事をやってて良かったなと思う瞬間の一つでもあります。これから信頼関係を築けるように、楽しいことをたくさん一緒に経験して、そこから成長を促していきたいと思います!これから、たくさん成長していくのだろうなと思います😌みんなの成長していく姿が楽しみです!

 

児童発達支援センターおひさま 髙本

新年度になり

2023/05/15

今年もおひさまぷらすに配属になり、子どもだちとたくさんの思い出をつくるチャンスを作ることが出来るので、とても嬉しく思います!

私が、通所に来ておひさまぷらすに配属になってから早2年が経ちました!

はじめは入所の子どもたちと通所の子どもたちとの関わり方が違いどういう風に関わればいいのかが分からず不安でいっぱいでしたが、通所の職員の皆様が暖かく迎え入れて頂き、子どもたちとの関わり方や支援の仕方を教えて頂いたおかけで、今はとても楽しく子どもたちと沢山遊んだり、沢山笑ったりする事ができています!

これからも子どもたちが楽しく、またおひさまに行きたいと思ってもらえるような支援を行っていき、毎日楽しく子どもと過ごしていきたいと思います!

今年度もよろしくお願いいたします。

 

児童発達支援センターおひさま 放課後デイサービス おひさまぷらす     白井

ペアレント・プログラム

2023/05/12

相談支援センターいちばん星では、大津町の委託事業としてペアレント・プログラムを開催しています。ペアレント・プログラムとは楽しく子育てをする自信をつけて、子育ての仲間を見つけることを目的にした全6回のプログラムです。今年度も5月6日から春の講座が始まりました。

初回は、日常生活の自分の行動を振り返り 伝え合うワークがありました。いざ「書き出しましょう」と言われても、最初はスラスラ書けないものですが、他の方の行動の中に自分と重なるものがたくさんあり、お互いに「それわかる」と言いながら枠が埋まっていきます。家庭の中では当たり前の行動でも、「すごいですね」と感心される事もあり、緊張がほぐれて少しずつ和やかな雰囲気になっていました。

私自身、支援者として今回が初めての参加になる為、一緒に学びながら、受講されたお父さんお母さんが家庭で笑顔になる時間が増えるような楽しい講座になるようにサポートしていきたいと思います。

 

いちばん星 太田黒

たんぽぽ

2023/05/10

ある日の昼下がり

I君が窓に張り付いて中庭のほうを

じっと眺めていました。

 

あまりにも真剣な表情で中庭を見ているので

とても気になり、

「I君何見てるの?」と聞いてみると

「山本さん!あれ!!あれとって!!」

となにやら必死にお願いをされました。

I君が指をさす先には

白のふわふわのたんぽぽがありました。

 

あのたんぽぽをフーってしたくてたまらなくて

どうやったら取れるかじーっと考えていたのかな?

と思うととてもかわいくてかわいくて

どうにかしてあのたんぽぽを手に入れてあげなければ!!

という使命感に駆られました。

 

窓の狭い隙間からどうにか腕を伸ばして

無事に白のたんぽぽをゲットすることが出来ました。

念願のたんぽぽをフー!!することが出来たI君😊

とても満足そうな表情で戻っていきました。

 

次の春が来る頃にはI君もきっと

今よりずっとお兄さんになっていると思うけど

来年の春もその次の年の春も

たんぽぽをフーっとしたくなるようなI君でいてね

 

日頃の生活の中でもっとお兄さん、お姉さんになってほしいなと

思うことも沢山ありますが、

その一方で変わらずにいてほしいところもいくつもあります。

 

こちらが想像もしていなかったような

行動・発言・表情に日々出会える事が

私の毎日の活力になっています。

入所部 山本

新しい試み✨

2023/05/08

新年度に入り、早1ヶ月が経ちました。あっという間ですね!☺

おもちクラスでは、今年度から午後のプログラムを認知、SST、運動の3つのグループに分け、2~4人のグループで活動をしています。グループ活動に変更するきっかけは、現場スタッフの想いからでした。🍀

・集団活動も大切だけど、個別支援計画書に基づいた支援を行いたい

・個々の能力を高めたい

・グループで活動することで、より丁寧な支援をしたい

・苦手なことにも楽しく活動することで、苦手意識を減らしたい

・就学に向けた支援をしたい

など、たくさんの想いがありました。

スタッフの想いと利用する子どもたちにとってよりよい考えはないかとみんなで意見を出し合い、今年度、午後の活動をグループ活動でやってみようと変更することとなりました。

認知グループは、言語聴覚士を中心に記憶、知覚、言語理解、注意といった考えを元に個々の発達段階に合わせてプログラムを考えています。座ってお勉強するだけなんじゃないの?と思ってしまいますが、体を動かしながら取り組む内容もあり、時間いっぱい集中を促す工夫もしています。

SST(ソーシャルスキルトレーニング)グループは、公認心理士を中心にお友達とのやり取りの練習や感情コントロールについて、カードゲームやおもちゃ遊びを通して、学んでいます。我慢することが良いという訳ではなくて、落ち着いて話し合う、モヤモヤすることを感情的に伝えるのではなく、適切な方法で伝える練習をしています。

運動グループは、理学療法士を中心に就学に向けて必要な筋力をつけ、身体、手指の使い方を学んでいます。例えば、バランス感覚を養うことで、立ったまま上靴を履く、脱ぐ力を付けたり、手指動作を取り入れることで、食事場面や着脱にも般化することが出来ます。

あくまでも活動内容の一例です。

利用する子どもたちに合わせた内容を考えています。

今年2月からそれぞれのグループで準備を始め、全体での話し合いをし、3月からシュミレーションを重ね、4月後半から実際に実施しています。

初めての試みでもあったので、子どもたちの反応に不安もありましたが、びっくりするぐらい、順応し、楽しんでくれたことでスタッフも安心しました。また、グループ活動があることで、より個別支援計画書に沿った支援をみんなで考える機会にもなり、チーム力も少しずつ高まりつつあります!

初めて取り組むことに対しては、スタッフも不安からネガティブな発言をされるときもありましたが、みんなで力を合わせて、同じ想いで取り組むことで、内容の深いものになり、チームの結束も高まったように思います💛

これからもよりよい支援が続けられるよう、話し合い、改善策を考えながら同じ方向を向いて支援していきたいと思います✨

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 服部

お誕生日会食

2023/05/03

4月のお誕生日会食が、4月20日にありました。2人の子ども達がお誕生日を迎えました。

 メニューは、子ども達の大好きなチキンライスとポテトサラダやコンソメスープとプリンアラモード、キッズプレートには、エビフライ、ハンバーグ、ささみチーズフライです。

 

 

 甲殻類アレルギーの子どもが、やっと食べられるようになり、エビフライを食べる時に、指で「1、2、3、4、5」と数えながらゆっくり噛んで食べていました。

 子ども達の食事の様子をみていると、野菜が苦手な子もいます。それでも時間はかかりますが、完食するまで頑張って食べてくれますので、嬉しいです。

 

          入所部 村上

真新しい制服を着て。

2023/04/28

新学期が始まり数日が経ちました。

一人ひとりの子ども達が、一つ上の学年に上がり、

少しだけ「お兄さん、お姉さん」に見えて頼もしく感じます。

 Nくん・・・幼稚園から小学生へ。自分の背中よりも大きなランドセルを背負い「ぼく、おにいちゃんになったよ。」と言い、笑顔でスクールバスに乗って登校しています。

 Yさん・・・小学校から中学校へ。不安な気持ちと嬉しい気持ち、複雑な思いを胸いっぱいに、新品でピカピカの制服を着て毎日嬉しそうに登校して行きます。

 Iくん・・・中学部から高等部へ。ブレザーとネクタイで気持ちも表情もキリッと引き締まりました。これからの成長が楽しみです。♬

 子ども達、みんなそれぞれが大きな期待と少しの不安を胸に、新しい環境に少しでも早く馴染めるよう頑張っています。そんな子ども達を見守り、毎朝送り出す職員も「今日はどうかなぁ。大丈夫かなぁ」とドキドキの毎日です。そんな気持ちで送り出す職員の気持ちとは裏腹に、元気いっぱい笑顔で「ただいまー!!!」と帰って来てくれる子ども達に心癒されます。

 毎日頑張っている子ども達に「明日も頑張ろうね」とは言いたくないので。自分の気持ちの中でそっとささやきます。(また明日もお互い頑張ろうね。)と。

 

                                  入所部 髙木

新年度が始まって

2023/04/28

新年度が始まりあっという間に一カ月が経とうとしていますね💦
新しい生活、環境にも少し慣れてこられた頃かと思います。
おひさまのお友達も環境が変わり不安な気持ちを抱いている中、それぞれ頑張っている姿が見られていますよ!
 
さて今年度は個別の言語訓練に加え、おもちクラスの午後の個別プログラムにも携わらせて頂いております。お子さん一人一人の課題、個別支援計画に沿ってより丁寧な支援が行えるように職員でチームとなり準備を進めてきました。
活動をしながら、お子さん達がキラキラした目で楽しそうに取り組んでいる姿や「もっとやりたーい!」という素直な反応をみると嬉しくなります。改めて子どもたちにわかりやすく、楽しく、能動的に取り組める内容を提供することの大切さを感じているところです。まだまだ始動したばかりで試行錯誤しておりますが、チーム一丸となって進めていきたいと思っています。
 
また、今年度も毎月、言語相談日として保護者の方とお話する機会を設けています。可能な時には園や学校などでのお子さんの様子も見に行かせていただき、さらに支援の充実を図っていきたいと考えています。
どんな些細なことでも構いません!お気軽にお声掛けください☺
 
今年度も子どもたちのできたに満ち溢れた笑顔にひとつでも多く出会えるように頑張っていきます🍀どうぞよろしくお願い致します。
 
児童発達支援センターおひさま 言語聴覚士 佐藤朱加
 
 
 
 

楽しかった外出

2023/04/26

日中、夏のような暑さで朝晩は肌寒く、体調を崩しそうな気候です。また、黄砂も降っていて花粉症の様な症状も出ている人がいて、辛そうです。
さて、今回は22日に土曜療育があり外出で白川保育園にさくらんぼ取りをした後、空港に見学に行った事を書こうと思います。
 
新学期が始まって今回が初めての土曜療育です。今年から参加する子どもたちもいて、グループ分けもいろいろ配慮して決めていきました。
集合は遊戯室で行い、班のリーダーを決めた後、白川保育園へ出発!
白川保育園に着くと、白川保育園に通っていた子たちが「懐かしい〜!幼稚園も変わったなぁ」と口々に懐かしがり園庭が変わっていた事に感動していました。
その後みんなで一つの輪になり、一人ずつ自己紹介をしました。
自己紹介では、4月から参加し始めた子どもが1番にすると言ったときはビックリしました。普段の療育ではあまり目立たない子で、4年生になったことで少し成長を感じられました。
 
園庭で思いっきり遊んだ後、サクランボをを食べて、お待ちかねの空港へ出発しました。空港は車が多く、予定通りいかなかったりまだ保育園で遊びたかったりと不穏になる子もいましたが、最後は「楽しかった♡」と言ってくれる子もいて計画して良かったなと思いました。また、計画通りにはいかない事も体験出来て良かったかなとプラスに考えたいと思います。(^_^;)
また、子ども達が喜びそうな事を計画していきたいと思います。
 
児童発達支援センターおひさま 放課後等デイサービスおひさま 緒方  

楽しく学ぶ♪

2023/04/24

先日、放課後等デイサービスの活動で、菊池公園へ行きました。
ここ数年、コロナ禍の影響もあり、みんなで1日かけての園外療育は久しぶりでした。
そのため、子どもたちの中には、「おひさまのみんなでお出かけするの初めて♪」と、初
めての園外療育となる子もいました。
みんなでお弁当を食べ、思いっきり遊ぶ子どもたちの姿はとてもキラキラしていて、笑
顔がたくさん溢れていました☺️
その中で、友達との関わりや公共の場での過ごし方、遊具の使い方、いろいろな遊び
方…等、「楽しく♪」学ぶきっかけにもなりました。
子どもたちの楽しそうな姿を見て、様々な体験を通して「楽しい♪」と思いながら、いろ
いろことを感じ、学ぶことができるプログラムを考えていきたいと改めて感じました✨
今年度もどうぞよろしくお願いいたします!

児童発達支援センターおひさま 放課後等デイサービスおひさまぷらす 守田

性格ではなく感情

2023/04/21

大きな声で怒ったり泣いたり笑ったりするのは、性格だから仕方がないと思っている人もいるかもしれません。性格ではなく感情から来るのではないかと思います。(誰にでもありますよね?)イラっとした時、対応として怒りの感情をコントロールすることで不必要に怒らずに思いを伝える事が出来るのではないでしょうか。(注意 話を聞くが怒らなければならないことを上手に怒ることで怒る必要のないことは怒らなくて済むようになる事が大事だと思います)

私自身も気をつけていきたいと思っています。 

入所部 樋口

入学お祝いメニュー

2023/04/20

新年度が始まり、学園でも新たに入所して来た子ども達を迎え、にぎやかな毎日がスタートしました。

 新しく学園に入った子や高等部、中学校、小学部に入学した子ども達のお祝いメニューを作ったので紹介します。赤飯、花麩のすまし汁、豆腐ハンバーグの春野菜あんかけ、小松菜のごま和え、デザートにタルトを付けました。春らしく優しい色合いになるよう、心がけて作りました。

 

 

 学園の食事はバランスよく考えられていて、野菜がふんだんに使われている為、野菜嫌いな子も初めは食べられずに残していますが、除々に食べてくれるようになり完食できるようになります。「おいしかったです!」と言う言葉を聞くと、疲れも吹っ飛び嬉しく思います。

 今年も入って来た子ども達も、元気にもりもり食べてくれる事を願って、今年度も美味しく楽しい食事作りを心がけて行きたいと思っています。

 

                       

入所部 徳丸 

 

どろんこパーク~雨を走る子どもたち~

2023/04/17

NHKの番組に「ドキュメント72時間」という番組があります。
このドキュメンタリーはどこか、とある場所を決め、定点観測的な撮影と取材を丸3日間、延べ72時間に亘って行い、様々な人間模様を映し出す番組です。

先日プレーパークを取材した回の放送を見ました。

プレーパークとは1943年デンマークの造園、設計家のC・Th・ソーレンセンがコペンハーゲンに造った「がらくた遊び場」で子供たちが自由な発想で遊ぶことのできる、ただ古タイヤを積み上げただけの公園がプレーパークの始まりです。
日本では1979年東京、世田谷区の羽根木プレーパークがオープンして全国に広まりました。

番組では川崎市の子ども夢パークを取材していました。
ここは市の施設でNPOやボランティアで運営されています。大人のプレーリーダーが常駐していてボランティアの人たちもサポートしています。決まりがなく禁止もなく、子供のやりたいことを尊重しています。

パーク内に入ると1番初めに目につくのが大きな看板です。

[おとなのみなさんへ]
子どもはたくさんのことに好奇心を持ち、チャレンジします。
ここでは子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを大切にしたいと考えています。
そのためにプレーパークでは遊びを制限するような禁止事項をできるかぎりつくらないことで子どもたちが自分で決めたり判断できるようにしています。
また、自然の素材や廃材、道具や工具を使って子どもたちの発想で遊べるような場づくりをしています。
遊びの中では小さなケガをすることもありますが子どもはその経験を通して危険から身を守る力を身につけていきます。
私たちスタッフは日常、点検を欠かさず行なっていますが気になる事がありましたら教えて下さい。
みんなで一緒に楽しい遊び場をつくっていきましょう

と書かれています。

取材されたのは雨の多い3日間でした。
雨が降れば外に飛び出て雨の時の過ごし方があります。
手作りのウォータースライダーの先には大きな水たまり、子どもたちはどろんこになって遊びます。
近所の保育園の子どもたちも遊びにきます。
まるで泥の国からやってきたみたいです。

ある親子はお母さんもうずうずがたまらず水に飛び込んでいました。
お母さんは不登校などを否定する気持ちはなかったそうですが、いざ自分の子どもが学校に行けなくなると、すんなりとは受け入れられずどうして良いかわからなくなってしまったそうです。プレーパークに通うようになって、お子さんも、少しずつ表情も良くなり、のびのびと過ごすことができて、お母さんも人と違うこと、予測できないこと、その変化を楽しめるようになっていると言われていました。

学校に居場所を見い出せない子どもたちの姿もたくさんあります。

室内ではパソコンを交代で使う事ができたり、みんなで楽器の演奏が始まったり…
ある男の子は、ゲームをきっかけに機械に詳しくなり、動画編集が得意に、自分でYouTubeもやっています。このパークでは他の子を引っ張る立場です。
3年生の頃イジメにあい、死にたいと思ったそうです。ずっとそのトラウマから逃れようとしてきたけれどこのパークに通うようになってようやく薄れてきたと言います。将来のことも自分で考える事ができています。「今は学校には行けないけれど、高校からは行こうかなと思っている。就職のことも考えないといけないし」やさしく、たくましく、必死で生きています。

創作活動のスペースではボランティアの方が木工制作のサポートをしてくれます。

黙々と作業をする男の子の前には、作品が並んでいます。泥粘土で作った動物。ボランティアのおじさんがこの子は天才といいます。
ジオラマを作るのが得意です。言葉でのコミュニケーションは見られません。学校に行かなくなり、家でお母さんと2人、閉塞感でしんどくなり、自傷、他害が増えていたそう。パークに通い始めて1年半少しずつ落ち着きを取り戻しているそうです。

お母さんの言葉が胸に染み入りました。

「自分の心を一番楽にしてくれたのは、このまんまのこの子が素敵だよっていう、そういう人たちのまなざしだった。
この子と一緒にいると恥ずかしいこともいっぱいあった。謝ることとかもいっぱいだし、このまま2人で消えてしまいたいなと思ったこともいっぱいあるけど、でも、もし生まれ変わったとしても私の息子で生まれてきてほしいなって思う。」
「こういう場ってありがたいなって思います。」

おひさまもこんなふうに思ってもらえる場になれるといいなと思います。

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 一山

 
 
 
 
 
 

4月も半ばを過ぎましたが…

2023/04/14

四月も半ばを過ぎましたが、新しい生活にはもう慣れましたか?元気にしているかな?学校生活をがんばっているかな?と卒業した子ども達の顔が頭に浮かびます。大型連休までもう少し。体調を崩さないように気を付けて過ごしましょう。

 

個人的なことになりますが、私自身も4月下旬に試験を控えていることから、体調を崩さない過ごし方を意識しています。今回の試験は、去年の試験からの再チャレンジです。前回の時も多くの人に支えてもらい、本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。試験勉強をしている時には、範囲の広さや複雑な問題に「とんでもないものに手をつけてしまったのかもしれない…」と思うこともありました。そんな弱気な気持ちを忘れて挑むことが出来たのは、周りの励ましや、支えがあったからです。「がんばってね!」とか「応援してるよ!」のひと言がやる気につながりました。肯定的な言葉かけの効果は繰り返し行うことで、より力を発揮します。身をもって経験したことを子どもたちや周りの人々へお返ししていけたらと思います。

 

 

児童発達支援センターおひさま 放課後等デイサービスおひさま 永田

笑顔で新学期を迎えるために

2023/04/10

春は皆さんにとってどんなイメージでしょうか?わくわく楽しい季節、

別れと出会いの季節、職場には新人さんが入職し、学校生活ではお友達と悲しい別れがありましたが、

新しい学校やクラスでお友達や先生との出会いもあります。新しい環境に移行する前には不安と葛藤も入り混じる時期でもあります。昔から木の芽立ちの頃は不安定になりやすいと言われていましたが、いろんな思いの中で不安もつのり、不安定になりやすいのかもしれません、まして、こども達は春休みというちょっと長めのお休みが入ります。いつもは学校に行く生活で体のリズムが整っていれば、それが崩れることで更に不安定になるのかもしれません、そこで、知恵ある大人はどのように子供たちと向き合えばよいのでしょうか?

いえいえ、大人だって不安定になりますと思われる方もいることでしょうが、そこは、人生の先輩ですから少し知恵を絞り、何か策を練り大人らしくアイデアを持って子供と向き合えば気持ちの切り替えも上手くでき、この時期を乗り越えられるのではないでしょうか?

あともう少しで新学期がスタートします。笑顔で迎えられるよう大人なアイデアで乗り切りましょう。

 

                           入所部   米村 郁子

「新年度になって」

2023/04/07

気温も暖かくなり、過ごしやすい季節になりました。

花粉症の人には苦しい季節になりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

私は今春から急に花粉症の症状が出てきました。鼻水とくしゃみが止まらず、こんなに苦しいということを知りました。今後はこの症状と一生付き合っていくことになると思うと少しブルーになります。

話は変わりますが学園にも新入生が数名入園されてきました。

皆さん児童棟に入る時はとても緊張していましたが、数時間もすると周りの園児と笑顔で話をしていましたが、夜になると涙を流している子もいました。

その時にいろいろな話をすると、少しずつ落ち着きゆっくりと寝ていました。

不安な気持ちがいっぱいの子どもたちですが、沢山お話をして子ども達が成長できるように寄り添っていきたいと思います。

 

 

 

入所部 田島

最後の一年

2023/04/05

もうすぐ新年度が始まりますね。入学や進級する事を楽しみにしている人が多いと思います。
私が長く関わりがある園児は今年で高校三年生になります。学園に来た時は小さく、保育園に通っていた時から知っている園児が学園で過ごすのも最後の一年になると思うと考え深い物です。私よりも身長も伸びましたが小さい時から変わっていないなと思う事はたくさんあります。そんな彼が高校三年生なんですから時が過ぎるのがとても早く感じます。
学園を卒園するその日までたくさん関わり楽しい思い出を作って悔いが残らない一年にしていきたいと思っています。

入所部 首藤