若草学園の実践ブログblog

「喜び」

2020/09/07

先日、Aちゃんの夏物の服を購入して来ました。コロナでの自粛が無かったら、Aちゃんとあれやこれやと好みの服を楽しく一緒に選びたかったのですが・・・ コロナによる自粛期間中なので、事前にAちゃんには、どんな服がいい?と聞くと、「TWICEとNIZYUが着てる服が欲しいですー」と予想通り答えるAちゃん!(^^)! この服、Aちゃん似合うかな?と想像しながら選びました。

午後、学校から帰って来たAちゃん、ソワソワし服のことが気になっている様子・・・Aちゃん、片付けは?宿題は?学校準備は?と聞くと、「あっ、今からすぐします」とバタバタと走って行き、いつもより早い行動のAちゃん。「終わりました」と元気に教えに来てくれたので、頑張ったねーと褒め、「じゃーん」と言いながら服を出すと「可愛い。こんなのが欲しかったです」と興奮状態でのファッションショーの始まりです。1着着る度に、可愛いです。を連呼するAちゃんに、こんな風に着るんだよとアドバイスをすると、身体全体で喜びのダンスを踊っています。「Aちゃんが大事に着てくれると洋服も喜んでくれると思うよ。タンスにも綺麗に直そうね。」と伝えると、「はい、綺麗に片付けます」と意気込みバッチリ。

冬の服は一緒に買いに行けたらいいねー。と約束をし、一つ、楽しみが増えました。

Aちゃんの明るさでコロナを吹っ飛ばしてくれないかなー\(^o^)/

 

入所部  藤本征子

「全部美味しい!!」

2020/09/06

 8月は3名の子ども達が誕生日を迎えました。今回は、新型コロナウイルスの影響でバースデーケーキのろうそく吹き消しは行いませんでした。その代わりにケーキに“〇〇ちゃんお誕生日おめでとう”と書いたチョコプレートをつけました。

 

 今回のメニューはエビフライ・マカロニグラタン・サラダ・コンソメスープ・セレクトケーキと子ども達の好きなメニューばかりです。厨房では夕食時間に向け調理を進め、みんなが食べ始める5分前に配膳が完了するように準備をします。

 苦手な食べ物があったり、ついつい周りのお友達とおしゃべりをしたりと食事に時間がかかりご馳走さまが遅れる子もいますが、みんな食べ始めると「全部美味しい!!」とニコニコ笑顔。おかわりまでして、みんな一緒にご馳走さまができました。

 給食では、1日の栄養バランスを考え提供しているので、好きなメニューばかりが出るわけではありません。魚や卵、練り製品など苦手なものがあれば、その子に合わせて小さくカットしたり、量を調整したりして提供時に工夫をしています。そうした工夫をすることで、入所してきたときには障がい特性や偏食などの理由で食べることができなくても、徐々に食べれる食材が増えていく子ども達が多くいます。

 

コロナ禍の中、施設内で過ごすことが多い子ども達のためにも、美味しく楽しく食べてもらう工夫をもっとしていきたいと思います。

                       

 入所部 厨房 野口

支援を振り返る😊

2020/09/05

 

現在、上半期の個別支援計画(発達支援・家庭支援・地域支援)の中間評価と、下半期の新たな支援計画の作成に当たっています。

 

発達支援では、お子さんのおひさまでの様子をスタッフ間で情報共有します。「この子は利用開始当初からこんなにも成長したなぁ~✨」と振り返れるとても良い機会になります。そして、振り返る中で必ず次の課題が見えてきます。次の支援では、こういったところを取り入れよう!と会議の中で他のスタッフと意見交換を行いながら作成していると、なんだかワクワクしてきます。

 

家庭支援では、LINEやお電話でご家庭での様子をお聞きしています。成長が見られる点やご家庭での困り感など保護者の方のニーズが今後の支援にも生かされますので、いろいろと教えて下さるととても助かります。

 

地域支援では、就園されているお子さんの場合、園との連携も重要です。日々、園へ送迎へ行く際におひさまでの様子や園での様子を情報共有しています。集団の中での様子とおひさまでの様子は少し違ってきますので、おひさまという小集団での経験が、集団に出て生かされているお話しをお聞きすると、とても嬉しいです!

 

このように、1人のお子さんの支援計画を作成するにあたって、いろんな方々の意見がとても貴重になります✨協力して下さる保護者の方々、園の先生方、おひさまのスタッフなど、あらゆる視点からそのお子さんについてお話を聞く中で感じるのが、そのお子さんが沢山の方からの愛を受けて育っているという事です😊園の先生と、「最近○○くんはこんなこと頑張ってます!」「○○ちゃんはこんな素敵なところがあります!」とお話しする機会があるたびに、心がホッと温かい気持ちになります😊

 

中間評価、次の支援計画と、丁寧に作成した上で、保護者の方々にお届けできたらと思います✨

 

 

私事ですが、今年の春に入籍致しまして、年末頃に挙式予定でした。しかし、コロナウィルスの影響により、挙式の予定を延期することに決めました。コロナウィルスの影響でなかなか準備も進んでいなかったので、早い段階で延期にしようかなぁと考えていましたが、次の日程を決めるのに時間がかかりました。見通しの立たない中、そして楽しみにしていた分、なんだかモヤモヤ~っとした気持ちで過ごしていました。しかし先日、やっと式場の方と連絡を取り合い、次の日程を決めた日には今までのモヤモヤがすっきり!見通しが立つってこんなにも気持ちが違うのか~と感じました。ご報告させて頂いたいろんな方々に、「楽しみに過ごせる期間が伸びたという事だよ!」「準備期間がたっぷりあるから、より自分のやりたい事を取り入れられるよね!」等と前向きな言葉をかけてもらったことで、次の日程に向けてまた頑張ろう!と思えるようになりました✨

 

特に不安の強いお子さんたちにとって、見通しの立たないこと、わからないことって、本当に不安だと思います。大人の私でもこんなにモヤモヤだったので💦今回私が周りの方々にして頂いたように、子ども達にもまずはわかりやすく見通しを伝えること、そしてその伝え方(出来るだけ前向きに✨「○○できない…→ここまで出来た!」等)も工夫して関わるって、本当に大事だなぁ~と改めて身をもって感じられた出来事でした。

 

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 奥村

「移り変わり」

2020/09/04

 9月に入り天気は雨と晴れを数日交互に繰り返し秋らしい天気になって来ましたが、気温はまだ残暑が厳しい日が続いています。気温の変化と皆の体調管理に気を付けていきます。

 新型コロナウイルスによる不要不急の外出自粛により、先日子ども達がゲームをしている中、私自身もゲームはいくつかやった事もあり、知っているゲームであれば攻略法を教えたりしています。

生活様式が変わり、ゲームの時間が長くならないよう色々な遊びを提案しながら、充実した余暇時間を過ごし、たまにはゲームをして楽しく遊んでいければと思います。

入所部 梅田

防災(災害への心得)

2020/09/03

近年、予想を超える自然災害が全国各地で起こっています (>_<)

行政機関での「公助」、自分の身は自分で守る「自助」または、地域で助け合う「共助」が重要となります。

災害の予測できる台風や豪雨など事前準備は日頃からできているのか?

災害が起こった時に自分はどのように行動ができるのか?

 

災害を最小限に抑えるため、日々の暮らしの中で防災意識をもって自分でできることを日頃から準備をしておくことはとても重要となります。

              

「自助」において台風や豪雨などの場合は、防災無線からの避難所の情報や県の防災情報メールサービスによる携帯での注意報、警報の情報または、テレビ、ラジオなどから情報収集することが自らの命を守ることにもつながります。

また、避難時、洪水や土砂災害区域を避けて安全な場所までの経路、避難場所のハザードマップなどで事前に調べて知っておくことも必要なことと言えます。

私は、避難時の対策として日用品、水、食料(缶詰)、電灯、ラジオなどを入れて枕元に防災バックを常時置いています。

ただ、一言で避難と言っても、地域には足腰が悪い高齢者や障がい者、乳幼児、妊婦、外国人などそれぞれの方々が暮らしています。

 

「共助」において大切な事は、隣に誰が暮らしているのか?どんな方々が地域で暮らしているのかを、隣近所と共有し前もって声掛けや情報伝達をしやすい支援体制を確認することなどは、皆さんの命を守る一つの方法だと思います。

また、コロナ禍で3密を避け接触機会を抑えるために一時避難所としては、親せきや友人の家または、地域の公民館、集会所なども考えられると思うので、日頃から場所を確認しておくとイメージしやすくなりますね。

いずれにせよ、何事も自分の命を自分で守ることを考えながら安心して暮らせるよう日頃からの心得が大切だと感じています(^-^)

 

                         相談支援センターいちばん星  甲斐 ひとみ

夏祭りごっこ

2020/09/02

 

9月とはいえ、まだ夏を思わせる暑い日💦が続いております。

 

新型コロナウイルスによる感染症の対策が始まってから、よく耳にすることが多い3密(密閉・密集・密接)、ソーシャルディスタンスという言葉。外出時はマスク着用と「感染拡大を予防する新しい生活様式」になっております。

 

そんな中で、新型コロナウイルスの影響により、全国各地のお祭りや花火大会の多くが中止されております。楽しみにしている行事に行けずに残念(T_T)な思いをされている方が沢山おられるのではないでしょうか?

 

児発では、そんな子ども達の為に、「夏祭りごっこ」での屋台で売っている食べ物やゲームなど夏祭りにちなんだ活動をしました。

 

⦿わたがし

⦿焼きそば・アメリカンドック・みかんあめ

⦿アクセサリー

⦿スイカ割

⦿お面

⦿わなげ

⦿魚釣り

以上の催し物をしました。

 

「お面」「アクセサリー」は、活動の中で子ども達に制作をして頂きました。

アクセサリーを「ママにあげる~💖」と言いながら完成させている子どもさん「とても愛らしく」思える姿があり、誇らしく思いました。(*^-^*)

「わたがし」「焼きそば」「アメリカンドック」「みかんあめ」はスタッフ全員で楽しく製作させて頂きました。ちなみに私は、「わたがし」のビニール袋に、子ども達の好きそうなキャラクターを下手ですが、頑張って描きました(*^^)v

準備が整い、先週、待ちにまった「夏祭りごっこ」を、子ども達とスタッフで行う事ができました。

おもちの子ども達は、午前中は店員さんになり、あずきのお友だちに「いらっしゃいませ。〇〇〇〇いかがですか」と大きい声をだされ頑張っておられました😊

午後からは、スタッフが店員になり、おもちの子ども達はお客さん役でお買い物をして回り、「夏祭り」を楽しみました。

 

早くコロナ感染が終息して、いろんなイベントに行けることを祈りながら、子ども達と外出ができるようになると良いな~と思っています。

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 森崎

「手紙を通して」

2020/09/01

 9月になりました。まだまだ暑い日々が続いていますが、学園の子ども達はとても元気に夏を過ごしていました。そんな夏の出来事から今日は一つお話しを。

 毎年8月に人吉ロータリークラブさんからの招待でディキャンプを行っていたのですが、今年は7月の豪雨とコロナウィルスの流行から出来なくなっていました。しかし何か出来ないか、出来る事は無いかと考えた時、暑中見舞い・残暑見舞いの事が頭に浮かび、手紙を通してなら交流は出来るのではと考えました。子ども達にも話してみると、みんな人吉の様子が気になっていたようで手紙を書く事になりました。それから時間を見つけて、「僕たちも元気です。」「災害大丈夫でしたか。」「みなさんも頑張って下さい。」とそれぞれ人吉の方への思いを書いているところです。

 手紙を書き終え、皆の励ましの言葉が人吉ロータリークラブの皆さんに届けれるよう、また、コロナの終息、災害からの復旧を子ども達みんなと願っています。                     

 

入所部 松尾

子ども達から学ぶこと

2020/08/31

8月も今日で終わり。あっという間に9月がスタートしますね(゜o゜)

 

巡回で保育園や幼稚園、小学校、中学校などに訪問し、それぞれの年代の子ども達の様子をみていると、子ども達なりに自分のやり方で試行錯誤しながら毎日生活しているんだな、頑張ってるなと、考えさせられる場面がいくつもあります。

 

スプーンやお箸を上手く使うことが難しく、食べたい!という気持ちはあるのに、上手く口に食べ物を運べない子は、器を口にもっていって食べていたり、

水にぬれることは苦手だけど、足まではプールに入るなど、子ども達も自分でできることを見つけて、一生懸命やろうとしている姿には、自分もがんばらなきゃいけないなと、考えさせられます。

また、子ども達の行動をみると、どうしてそのような行動をとっているのか、理由が見えてくると思います。

                                     

子ども達も成長するにつれ、その年代によって悩む内容も変わっていくと思います。

その時に、いかに自分で考え、どのように行動すればよかったかと学んでいくことが大切だと思います。

 

日々沢山の子ども達と関わっていくなかで、

子ども達から沢山のことを学ばせてもらっています(*^_^*)

 

                                                                                  相談支援センターいちばん星 大野

新しい仲間

2020/08/30

若草児童学園の玄関に新しい植物が増えました。

ジャスミンの木です。

 

花言葉は「愛想の良い」「愛らしさ」ということでした。

ジャスミン茶や入浴剤等で香りは知っていましたが、

実際に花を見たことはなかったのですが、本物は小さな白い花でした。

その他にも学園に新しい植物が増えたので、また次回ご紹介できたらなと思います。

 

                      

 入所部 総務 徳永

1冊の本と出会って…。

2020/08/29

少し前のお話しになりますが、新型コロナウイルスで自粛生活が続いた5月頃、

学校も休校となっており6月から少しずつ学校も本格的に再開の動きが見られるようになってきたかな?という時の話です。私の娘(小学校3年生)が、学校が休みになり1ヶ月が経過したぐらいから精神的に不安定になってきました。学校が休みの間は祖父母に見てもらっていましたが、最初は「お友達と遊びたい!退屈…。」と言っていました。しかし、毎日テレビで流れるコロナウイルスのニュースから次第に不安を感じるようになったようで、「ママがコロナウイルスに感染したらどうしよう💦」と泣いたり、休みの日は片時も私のそばから離れませんでした。私が仕事に行くときは「行かないで…。」と言いながら、必ず私の車が見えなくなるまで見送り、キッズケータイからは着信やメッセージの嵐が来る日々でした。そんな娘の姿を見て、正直自分も心が弱りそうになっていました💧

(きっと自粛期間中、自分だけでなく様々な悩みを抱えられていた親御さんも多いかと思います…😖)

 

そんな時、ネットで見つけた一冊の本。(あまりネットで本を買う事はないのですが…)

なぜか気になり購入してみました。その本は読んでいると、自分が優しく肯定されている感じを受け、進むべき道に導いてくれるようなメッセージが綴られていました。

 

私がメンタルを保ち、明るく前向きでいなければ子どもも余計不安になってしまう…。分かっていてもそれが出来ずにいたのですが、その本を読んで気持ちがスッと軽くなりました✨

 

まだ現在、熊本県のリスクレベルが4の特別警報に引き上げられている状態で“いつまで続くのか?”と終わりの見えない不安を感じる時もありますが、そんな時はこの本を読み返したり誰かと話したり…自分の心と上手に向き合いながらこの環境下で親として、支援者として今できる事を丁寧に取り組んでいきたいと思っています。(*^^*)

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 錦戸

 「夜店&花火」

2020/08/28

 今年の夏休みは、コロナの影響で期間が短縮され、第2波の猛威の中、外出する機会も減り、さらには全国的にも猛暑、酷暑で最高気温を更新した地点も数多くあり、熊本でも連日の猛暑日でした。

 そんな中でも、若草学園の園児たちに楽しい夏休みをと、いろいろな取り組みを行っています。そして今回は、夏の風物詩である。夏祭りを模して、夜店体験と花火大会を行いました。

 夏祭りの夜店で売られているような食メニュー、フランクフルト、焼き鳥、ポテトなどなど、さらにチュロスまで、実際に食券と引き換えながら手に取り、思い思いに食べ会話も弾みました。

 

そして、日が暮れるのを待って外へ出て、いよいよ花火大会。それぞれに手持ち花火に火をつけ、色とりどりの光に照らされる園児たちの顔は、満面の笑みでした。これこそ「夏」という風景でした。

 子どもたちの中には、始めて花火をしたと感激する子や、年下の園児の手を取り自分の花火から火をお裾分けする子など、和やかな雰囲気で夏の夕暮れを過ごしました。

 打ち上げ花火とまでは行きませんが、最後には噴射式の花火が次々に噴き上がり拍手も起こり、例年にない短い夏休みだからこそ、きっと忘れられない思い出になったと思います。

     

入所部 吉田

チームワーク

2020/08/27

今、日本で1番人気のバンドと言っても過言ではない「Official髭男dism」をご存じでしょうか?

2年前、「コンフィデンスマンJP」というドラマの第1話を見ていて「ノーダウト」という曲が流れてきて聴いたのが出合いでした。

「ん?この曲何かいいぞ!」と衝撃を受けたのを覚えています。

それから年甲斐もなく、15歳くらい年の離れた彼らのファンになってしまいました💛

興味を持つと、知りたくなるのが人間の心理というもの。

私は、基本的に真面目な人が好きなので、知れば知るほど彼らの真面目さに惹かれているところです。

先日、NHKの「SONGS」という番組で特集が放送されていました。

彼らは、「楽曲目線>プレイヤー目線」(個人の音を出す事よりも、どんな楽曲にしたいのかが優先)だという話が出ました。

だから、それぞれの演奏について、自分の事の様に相談にのっていたり、歌い方についてもアドバイスをしていました。

そして、必ず褒めて終わり、褒められた方もアドバイスをくれたから良い曲になったと「ありがとう。」と伝えていました。

「これって、療育でも大切だよな~!」と思った次第です。

チームワーク!!!

これからもずっと思いやりを持って、言いたいことは、な~な~にせず伝えられて、良いところは褒めあえて、苦手なところはカバー出来る!!

そんな温かいチーム作りを目指していきたいです。

毎日、私に癒しと学びをくれる「ヒゲダン」に感謝の日々です。

皆さんもぜひ!聴いてみて下さい。

では!私のヒゲダン ランキングをどうぞ!

1位 Ⅰlove・・・

2位 Ⅼaughter

3位 Pretender

4位 Lady

5位 土曜日のラブレター

6位 パラボラ

7位 ラストソング

8位 ビンテージ

9位 115万キロのフィルム

10位 Stannd by you

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 江藤

金魚づくり

2020/08/26

夏休みが終わり、みんな学校へ行き始めました。

 

今年の暑さはものすごく厳しいですね。

冷房を入れても暑い!

残暑・・・と言えるのかまだまだ夏は終わっていないぞと感じる暑さです。

それでも子ども達は頑張って、登校しています。

一方コロナの話がまだまだ続いている為、見える景色は少しくすんで見える気がします。

 

そんな中、学園には色とりどりの金魚が彩りを与えてくれています。

この金魚は、夏休み中、職員が高等部の女の子に教えて作った事がきっかけで入所の子ども達に「作りたい!」と広がったものです。

 

これは、金魚を作り、周りに細い枠を取り付けたもの。

子ども達はまず、見本通りに作りましたが、難しい枠の部分は、オリジナル!

大きさや形、貼り方など、「こっちがいい」と工夫していました。

 

「これはどうすればいいの?」

「次これは?」

「終わったから次作りたい!」

と、次は・・・次は・・・と興味とやる気が押し寄せて、

教える職員はちょっと大変そうでした( *´艸`)

 

子ども達の器用さに感心しつつ、色々な提案をしてくれる職員達に、感謝を感じます。

今回のコロナの話があっている事で、例年とは違い、外出なども規制があり、自由に出来ない事が多く、子ども達もストレスを感じる事は少なくなかったと思います。

それでも、色んな職員が、少しでも楽しく子ども達が過ごせるようにと、アイディアを出し合い、一緒に過ごす事で子ども達の笑顔も見る事が出来る夏でした。

 

これからも、限られた状況であっても、

「どうしたら楽しめるか」

色々アイディアを出しながら過ごしていきたいと思います。

                       

 入所部 藤本絢

残暑

2020/08/25

 8月も終わりに近づきましたが、毎日暑い日が続きますね。出来るだけ涼しい場所を選んで日々過ごしていますが、エアコンという電化製品が当たり前のように身近にあって良かったと思っているところです。

先日、75回目の終戦記念日を迎えましたが、当時は冷蔵庫・洗濯機・エアコンなど、今では生活する上で必需品となっている電化製品がなかった事を考えると、今はとても恵まれた環境にいることを改めて思ったところです。

 

お盆を過ぎる頃に現れる、ウスバキトンボ(通称盆トンボ)の姿をあまり見かける事がなく、季節感を感じる事がないと思っていたのですが、日没が少しずつ早くなり着実に秋が近づいている事に気付いた今日この頃です。

             

異常すぎる暑さも後少しだと思います。みなさん美味しい物を沢山食べ、しっかり睡眠を取り乗り切りましょう。

 

                       相談支援センターいちばん星 山田

買い物体験☆

2020/08/24

夏休みも終わり、いよいよ学校が始まりますね✨

子ども達はコロナの影響で、4月から休校~分散登校~そして通常登校へと、リズムが安定しない中での夏休みでした。

外出もできず、子ども達も大人も、生活リズムを安定させることが難しかったのではないかと思います。

おひさまぷらすでは、8月17日~21日にかけて「外出体験」を予定していましたが、コロナ禍でもできる活動に切り替え、施設内で疑似硬貨を使った「買い物学習」へと変更しました。

子ども達は映像やプリントを使用して、お金の種類や計算の仕方を学んだ後に、実際に模擬店(駄菓子屋さん)での買い物をしました。

 

「買い物をする時のルールとマナー」として、以下のことを子ども達に伝えました。

  • 予算は100円(1円玉5枚、5円玉1枚、10円玉4枚、50円玉1枚)以内
  • 買うお菓子の数は、3つまで
  • 品物(お菓子)は丁寧に扱う
  • お店の人とのやりとり(あいさつ、質問、お礼)

 

いざ!お菓子の部屋《駄菓子屋》に入ると子どもは「うわ~すごい☆お菓子がいっぱいある。」

と言ってとても喜んでいました。(大人でも駄菓子屋さんはテンションが上がります。)

お菓子を選ぶときには様々な個性がてます。すぐに選ぶ子、真剣に考えながらじっくり選ぶ子、など、子ども達が一番緊張していたのがレジでのお会計です(^^♪

一枚一枚疑似硬貨を置き、「やった買えた~✨」と言える子どももいれば「ん~これで足りるかな?」と不安ながらもレジの職員と会話を交わして支払うことができました✨

子ども達が教室に帰って来ると…、振り返りを行い、100円以内に3つ買えたこと、挨拶ができたこと、商品を丁寧に扱えたことなど、できたことを褒めました(*^-^*)

子ども達の中にはコロナ禍で生活リズムがうまくとれず、夏休み明けの登校に不安を感じることがあるかもしれません。

こんな時だからこそ、子どもたちの見えない心の表れに気づけるように、ふとした瞬間のしぐさ、表情や言葉などに気を付けながら接していきたいと考えています。

まだまだ猛暑が続くことと思いますが、熱中症に気をつけながら心と体のケアに努めていきたいものです。

放課後等デイサービス

おひさまぷらす 

田島 秀一

 

 

 

 

ドライブスルー

2020/08/22

お盆期間も新型コロナの影響で外へ出る機会がなく、何かできないかということで、今回は昼食をドライブスルーで購入し、ドライブをしてきました。

事前にマクドナルド・モスバーガー・ケンタッキー・CoCo壱番屋から食べたい店を選び、おおよそのメニューを決め出発しました。

お盆のお昼時ということもあり、一番の心配は待ち時間…、早く食べたい気持ちもありますし…。皆さん経験がある方はわかると思いますが、大人でもいつまで待てば良いかの見通しが立ちにくいと思います。そんな中でどのような方法で伝えようかと考えていましたが、いざその時になると

「やっぱり多いねー、みんな食べたいもんねー」「あとあの車とあの車が行けば自分達!」と自分で自分を納得させる落ち着いた姿に少し拍子抜けでした(「まだー!?」や「早くー!!」となった時の対策ばかり考えてたので(;^_^A)。一番の目的である一緒に外出を楽しむ!ということを再認識しました。

 

ドライブスルーの経験がない子・したことはあるけど…と自信なさげな子・したことある!と自信満々な子とそれぞれでしたが、詳しい子がまだイメージしにくい子に対して教えたり、この組み合わせがおススメ!と教え合いをしている姿もあり、私たち職員も新たな発見のある行事でした。

必ず経験や場数を踏めば良いということではありませんが、少なからず今後の彼らの人生でプラスになる経験を…という思いで今後も行事を考えていきたいです。

入所部 後藤

今年の夏

2020/08/21

 短い夏休みも終盤となりました。今年の夏は例年にない酷暑となっています。

毎日熱中症についてのニュースを目にし、私自身も気をつけなければならないと感じます。今年はコロナの影響によりマスクをつけての生活で、のどは渇いていなくても熱中症や脱水症状が起こることが増えているそうです。熱中症の予防としてこまめな水分補給と休息を取る、ストレスをためないなどの熱中症にならないようにする環境作りをする工夫が必要とされています。

 

 先日子どもたちがプールで遊んだことを楽しそうに話してくれました。コロナの影響で外出がしにくいため、久しぶりの外遊びでストレス発散になったのではないかと思いました。暑い中冷たいプールでの遊びで身体を動かしモリモリと食事をとる姿を見て運動の大切さを感じてくれたのではないかと思いました。

 

 私自身もですが子ども達が体調を崩さないように栄養のある食事提供を行えるように頑張っていきたいと思います。

 

入所部 厨房 米口

家庭と一緒に

2020/08/20

お盆休みもあっという間に終わり、夏休みもあとわずかですね。

残暑も厳しい上に、新型コロナウイルスもまだまだ心配な日が続いていますが…しっかり休息を取り、自己免疫を高めながら乗り切っていきたいですね!

 

今年度の春の面談は新型コロナウイルスの影響で、保護者の方とは書面でのやり取りとなりました。

この状況でなかなか話が出来る機会が少ない中、担当者会議や送迎時、保護者の方とお話をする中で家庭での様子を聞くことが出来ます。

夏休みに入って兄弟喧嘩が増えた、生活リズムが崩れている、就学に向けての不安など様々な悩みや困り感も聞くことが出来ます。

その悩みや困り感に寄り添いながら、家庭で出来ることはないか?をスタッフで話し合い、家庭で使える支援グッズを作成し、お渡ししています。

今回はあるご家庭にお渡しした家庭支援グッズを紹介します。

 

①準備物カード

就学に向けて忘れ物をしないか心配とおっしゃっていたOくんのお母様。

家庭での困り感として

・出かける前におもちゃなど自分で持っていくものをバッグに準備をしても、いざ出かけ先に到着してからそのバッグがないことに気付くことがある

・おひさまの準備はお母様がしている。小学生になって学校の準備を自分で出来るのか心配…。

・持ち物の管理が苦手

ということで、「まずは小学生に向けておひさまの準備を自分で出来るように少しずつ練習していきましょう!」と提案させて頂きました。

そこでお渡しさせて頂いたのが、準備物カードです★

おひさまのバッグに入れるものが各項目ごとに明記されています。

 

入れたら左側のマジックテープをつけると…好きなキャラクターが登場!

入れたもの、入れてないものも明確ですし、好きなキャラクターでやる気アップを目指します★

(これはポケモンバージョンです♪)

 

まずはお家の方と一緒に確認しながら準備を行って頂きます。

準備物カードを使用しながら少しずつ準備する習慣を付けていき、就学に向けて力をつけていってもらえたら嬉しいです♪

 

②歯磨きカード

周囲の事が気になり、なかなか歯磨きに集中できないTくん。

家庭での困り感として

・歯磨きをしていても色々な物が目に入り、集中できない

・歯磨きの途中でおしゃべりし、止まらない

・歯磨きがあまり好きではない

ということで、「歯磨きの手順書を使ってみませんか?」と提案させて頂きました。

普段の療育の中でも使用している手順書を今回は日替わりで好きなキャラクターに替えられるようアレンジしました♪

 

Tくんの好きな「アンパンマン」と「みいつけた!」のキャラクターに(^^♪

キャラクターを替えられることで「今日は誰と歯磨きしようかな♪」と歯磨きを楽しみにしてもらえたらいいなと(^^♪

 

 

苦手なことも少しの工夫で楽しみながら「やってみよう♪」とチャレンジする中で「出来た」経験を積み、自信や意欲に繋がると嬉しいです♪

そして何よりそのグッズを通して、家庭での楽しい時間になって頂けたらいいなと思っています♪

 

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 宇藤

 

 

 

 

 

 

おやつ作り

2020/08/19

 入所の子ども達と、夏休み恒例のおやつ作りをしました。今年は、コロナウイルス感染症の流行で、食に関係することにも、今まで以上に気を使わないといけない状況ですが、子ども達の喜ぶ顔を見たいと思い、色々ネットで探してみました。そこで探したのが、簡単に出来るチョコレートケーキ。マグカップを使い、自分で作って自分で食べる!コロナ対策にももってこいです。

マグカップやレンジを使う為、少人数で順番に作る事にしました。少人数ずつ作ると気になるもの・・・。しかし、「順番でみんな出来るから待っててね」と言うと、自分の順番が来るのを楽しみに待っています。そして、マグカップも色んな種類があり、「一つずつ取って」と伝えると、特に小学生など、「これがいい」「僕も」などと競うようになりがちですが、譲れたり、じゃんけんしたりと相手のことを思って決める事が出来ています。どんな美味しい物ができるのかなという期待の方が勝っているのでしょう。「すごいな~」と褒めながら始める事にしました。

 

 

 材料は、オレオクッキーと牛乳。

  1. 大きめのマグカップにオレオ6枚程入れ、箸やフォークで細かく砕きます。
  2. 牛乳少量を混ぜ、固めに練ります。
  3. レンジに入れて1分加熱。

不思議や不思議!!マグカップの中でスポンジ状に固まって、濃厚なチョコレートケーキの出来上がり。お味もなかなかのもの。

 

 小学生も高校生も、男子も女子も・・・

「いったいどんなものができるのだろう?」から始まり、一生懸命クッキーを細かく砕き、牛乳を少しずつ入れながら「この位かな?」といい感じに混ぜ混ぜ。そしてレンジに入れて1分、熱々の湯気が出るチョコレートケーキの完成です。恐る恐る口に運ぶと、不思議な不思議な美味しさが。皆どの子も一口入れると満面の笑みです。「でしょ?でしょ?おいしいでしょ?」とこちらも笑顔とガッツポーズ。「めっちゃ美味しい」「先生すごーい。どうやって考えたと?」「簡単に作れるから、今度お家でも作ってみる」などなど、嬉しい声がたくさん聞かれました。

 

 コロナ禍の中、短い夏休みですが、楽しい夏休みの思い出がまた一つ出来たかなと思います。夏休みの楽しみも色々考えながら、コロナや猛暑に負けず、元気に過ごして欲しいと思います。

 

 

入所  松村

丁寧な子育て

2020/08/18

皆さんは、このお盆休みをどのように過ごされたでしょうか?

私は、ほぼステイホームの毎日でしたが、

久しぶりに子ども達とゆっくり過ごせました。

 

8月13日には、朝から小学1年生の息子が

「今日は、おしゃれしよう!」と言いながら着替え始めたので、

どこも行かないのに何で?と思って理由を尋ねたところ

「だって…今日は、ひいじいちゃんに(お墓に)会いに行くから♡」

との返答が…(笑)

お墓といっても、家のすぐ裏手の、ほぼ敷地内にあるお墓なんです。

毎年、当たり前のようにしている鐘楼さんお迎えのお墓参りも

子どもにとっては、いつもと違う特別なことなんだなぁ〜と感じ、

仏壇に向かって静かに手を合わせる子ども達の後ろ姿を見ながら、

この日本の文化や風習をしっかり伝えないといけないなぁと

思ったところでした。

 

 

さて、療育は「丁寧な子育て」と言われていますが、

「丁寧な子育て」とは何かを考えた時、

私は毎回、ある利用者さんとそのご家族を思い出します。

 

私が新卒で初めて就職した、知的障がい者入所更生施設で出会った

ダウン症の男性(40代後半~50代)の利用者さんです。

(私は通所部門でしたので、在宅で通って来られていた方です。)

 

この方は、ご両親と自宅で過ごされていましたが、日中は私が勤めていた

施設に通所されていました。

こだわりも強く、頑固な一面もありましたが…

感性豊かで素直な方でもありました。

 

その方は、日頃は無口で自分のこだわりもあるため、

皆と同じタイミングで行動出来ないこともあったり、

施設の外周をお散歩する時に、皆が同じ方向で進むのに

一人だけ毎回、逆回りでお散歩するような方でした!(笑)

しかし、その方は…

玄関で靴を脱いだら、毎回、必ず靴を揃えられるし、

トイレに行ったら、必ず手を洗って、自分のズボンから

ハンカチを取り出して手を拭いておられました。

(人に言われなくても、自分でされていました。)

また、ご飯の前には手を合わせて「いただきます」

食べ終わったら「ごちそうさま」を言われる方でした!!

 

発達に関しては、個人差はあるものの、ダウン症という特性上、

ゆっくりとした成長をされてきたこと、

その利用者さんが、現在は70代位のはずなので、

福祉サービスや周囲の理解も少ない時代に生まれ、

ご両親も手探り状態で子育てをしてこられただろうことを思うと、

きっとご両親は、その方が小さい頃から

丁寧に(時には厳しく)、諦めずに…

一つ一つ教え続けてこられたんだろうなぁと思います。

そして、このご両親だったからこそ、利用者さんのこの素晴らしい姿

(スリッパを並べる、手を拭く…等、当たり前のことを当たり前にする姿)が

あるんだなぁと深く感動しました。

あの時の思い(感動)は今でも消えません。

むしろ、出産し、子育てをしている今だからこそ、このご両親の姿に

深い感動(尊敬)を感じています。

 

私の子ども達も特性があり、保育園の頃から、現在に至るまで(現在は、小学生)

療育にも通っています。

しかし、障がい(特性)のあるなしに関係なく、

子どもが将来、社会に出て困らないように、

人と上手く付き合っていけるように…

社会のルールやマナー、社会で生きていくために必要な力は、

今!この瞬間に!親である私が!(関わる人が!)

しっかりと伝えていく必要がある!ということを教えて頂いた、

親としてあるべき姿(丁寧な子育て)を見せて頂いた…

忘れられない利用者さん(ご家族)です!!

 

日本の素晴らしい文化や風習、伝統を伝えることも大事ですが、

まずは…

おひさまに来てくれている子ども達や我が子に、

日々の生活の中にある一つ一つのことを

丁寧に…(子どもが分かりやすいように、具体的に伝える)

諦めずに…(子どもが嫌がっても、まだ納得できなくても…諦めず)

(いつかは分かってくれる、いつかは出来るようになると信じて…)

伝え続けていきたいと思います!

これが、「丁寧な子育て」ということではないかなぁと、改めて感じました。

 

 

 

児童発達支援センターおひさま 河瀬

 

新しい生活様式

2020/08/17

 

 

お盆もあっという間に終わり、メディアでは毎日暑さとコロナウィルス発生の状況のことを耳にし、前のように、数字を聞いても驚かないようになってきました。

私毎ですが、今年は特別な夏でした。いつもなら当たり前のように実家に帰省していたのですが今回はそうもいきません。本当にこれで良かったのか・・あとで後悔しないか悩んでいるのも今日この頃です。ただ、これまで何でもない時こそ出来るだけ、実家に帰ったり、あまり会えない兄弟が帰ってくる時は常に会えるように調整してきましたので、その貯蓄は大きく良かったと思っています。きっと首を長くして待ってくれている祖父母も分かってくれていると思います。プライベートでは検定や研修を受けたりしてきましたので、今となってはそれも貴重な経験となりました。「時は金なり」という言葉を意識し、思いたったら出来るだけ多少無理しても行動に移してきたところもありましたので、ひしひしとその言葉の重みを実感しているところです。今回は即行動と行きませんが、早く落ち着き、日常が戻ってくれることを祈るばかりです。

 今後はさらに「特別な秋」「特別な冬」になると覚悟し、家族、職場の仲間と笑顔で乗り越え、慣れてきたら「新しい生活様式」も「特別」という言葉がなくなり普段の日常となることへ期待しています。仕事の取組み方も新しい様式等、時代に沿ったものが出てきているので変化に対応できるように余裕が持てる働き方をしていきたいです。

 

            若草学園 入所部 総務

            (白川園 法人本部)

                大田黒 美和

 

理解して支援する

2020/08/16

 

 コミュニケーションについて考えたとき…、身近な所では、おひさまに住んでいる猫のあずきとおもちのことが浮かびます。

おひさまの先生達やたくさんの子ども達と上手く共生しているなぁーと、感心します。(ついつい2匹の話題になってしまいます。)

 おひさまが休みの時は、入所部の先生や子ども達がお世話をしに来てくれるので、慣れない相手とも上手く良くコミュニケーションを取っているのだろうと思います。たのもしささえも感じます。共生するためには、お互いが気持ちよく過ごす事で、そのためにはお互いを知る事が大切だと思います。

 2匹は得意なこと、苦手なこと、好きなこと、嫌いなことが違います。自分の思いをアピールする姿も違います。「同じ日に生まれた兄弟なのに・・。一緒に生活している猫なのに・・。」と思うこともあります。

 あずきの得意なことは時間に合わせて人間と関わっているところです。(個人の感想です。)「なんだか絡んでくるな~」と思っているとおやつの時間だったり、一緒に遊ぶ時間だったり、お隣の部屋に遊びに行く時間だったりするので感心します。もっといろんなことを伝えてくれているのだと思うのですが「はいはい、ちょっと待ってね。後でね。」とつい後回しにしてしまうので申し訳なく思います。

 あずきは、人と積極的にコミュニケーションを取ろうとしますが、おもちはあずきの行動を見ながら後からひょっこりついてきておやつをもらったりします。「おやつが貰えるならいいもん。」と思っているかのようです。

 遊ぶ時も後から入ってきます。おもちが積極的にアピールする場面は、誰かがドアを開けようとする時に勢いよく後ろからドドドっと追いかけてきてドアの前に寝そべったり、誰かが掃除機やコロコロ(粘着テープ)を持って掃除をしていると「オレもして~」と言わんばかりに手足をびゅーんと伸ばして目の前に寝そべる時です。

 ブラッシングが大、大、大好きなおもちは、掃除機もコロコロも同じだと感じているようです。そんな時は、あずきはどっかに逃げていきます。ブラッシングや音のする掃除機は嫌いなようです。相手の「好き・嫌い」「得意・苦手」を考えながら付き合うことの面白さを感じます。「猫の仕草と気持ち」についてはインターネットにも書かれています。猫の事をより理解することができるかもしれません。

 おひさまで生活するおもちとあずき、おひさまで仕事をする私達、おひさまで学んだり遊んだりする子ども達、

おひさまに来てくれる色んな人たち、皆が気持ちよく過ごすためにお互いを理解することに気を配ることが共生に繋がるのだと思います。

 前置きが長くなりましたが、自閉症の人の支援を学ぶ時に「理解して支援することが共生の為の支援を可能にする。その人の世界に入り込むほどのよき理解者になってほしい。」という話があった。その人の特性を理解したうえでそれぞれの機能や能力をできるだけ十分に発揮しながら、地域社会での生活に適応していく事ができるように支援することが、その人の自立につながるのだと思います。私たちは、支援をする上で学ぶことは限りなくありますが、根気よくコツコツ学んでいくことで子ども達に不安や戸惑い、混乱、苦痛を与える事のない支援に近づけられるのではと思います。

 支援する人が「理解して支援する。」という事を色んな場面で意識しながら実践していくことで、生涯にわたる支援につながるようにと思います。

放課後等デイサービスおひさまぷらす  吉田広子

「まっいいか!」

2020/08/15

猛暑・コロナ禍の中、子ども達は夏休みを迎えています。

例年にない工夫が必要な毎日が続いています。

公園や買い物への外出を自粛している状況の中、宿題・ゲーム・運動・プール・趣味の作り物などをしてなんとか一日を過ごしている子ども達です。

この状況は、学園の子ども達だけではなく家庭で生活している子ども達も大人も工夫しながら頑張っている日々だと思います。

 

さて、子ども達との遊びの中、特に勝ち負けが結果として出てくる遊びがありますね。

たとえば、じゃんけんやくじ引き、競争など。

どうして子どもは、負けるとこの世の終わりのように悔しがり、泣いてすねて、楽しいはずの遊びも暗い雰囲気になってしまいます。

こんな時どうしたものか?と考えながら気が収まるまで時間をかけて説得したり、違う遊びに切り替えたりと色々思考錯誤をしていました。

切替える事が難しい子ども達は、きっとつらい経験として残るのでしょう。

 

そんな時、あるネットの情報で「そういう事か」と納得する記事を目にとめました。

子どもとの遊びでじゃんけんをして初めは、わざと負け「まっいいか」を何回か繰り返し、

今度からは、普通にじゃんけんする事にし当然、勝ったり、負けたりする状況が発生します。

その時、勝った時は喜んでみせ、負けた時は「まっいいか」と大人がリアクションを変え、子どもが負けた時に悔しがったら「まっいいか」じゃない?と促しながら、そうだった「まっいいか」だったと自分のなかで消化出来る様な関わりをすることも一つの方法であり、そのことがすべてではない、他の選択肢もあるんだと学ぶ機会にも成り得るという事が記載されていました。遊びを楽しくする方法は、色々あると思いますが「たのしかったあ」と心から笑顔を見せてくれるよう私達も工夫し、この自粛生活を乗り切っていきたいと思います。

 

                               入所部 山下

新しい相談支援

2020/08/14

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、外出自粛が求められるようになって、地域へ出向く相談支援の活動も難しくなってきました。

 

子ども、高齢者、障がいのある人(身体障がい者、視覚障がい者、聴覚障がい者などを含む)、社会的に弱い立場にある人達の支援の中には、直接的な触れ合いや近い距離の中で展開されるものも少なくありません。

テレワークが推奨されている今、インターネットを使った相談活動は珍しくなくなってきました。  相談支援センターいちばん星でも、リモートでの担当者会議を実施していくように、これから動き出そうとしているところです。

 

これから5年後、そして10年後、さまざまな相談支援業務はどのような姿になっているでしょうか。リモート相談が当たり前になっているかもしれませんし、今はまだ使われていない新たな機器が登場しているのかもしれません。

ご利用者さんの歩き方や息づかい、家庭生活の様子など、直接見ることで、分かり得ることも多くありますし、私たち相談員としては最も大切にしていきたい部分です。

           

時代の流れとともに変わっていく新しい生活様式の中、変化に対応していくことが求められています。新たな相談様式を前向きにとらえ、ご利用者さんに寄り添い、心の懸け橋になることを忘れずに相談業務を行っていきたいと思います。

                      相談支援センターいちばん星   伊豆野 良栄