最近、子どもの成長を感じたので書きたいと思います。
学園の入所部を利用している小学生の女の子Mちゃん。
先日乗った事のない自転車にチャレンジ。
補助輪ありでしたが、とても緊張しながら一漕ぎ一漕ぎしっかり踏みしめて進み、運動場を一周する頃には、「できた~」と笑顔で報告してくれました。
そして、楽しくなったようで「もう一周してくる!」と自転車を楽しんでいました。
実はMちゃんは、出来ない自分が「いやだ」と思っているような部分がありました。
以前何かの話の流れで職員の髪の毛で「三つ編み」をしようという話になりました。
Mちゃんは「え~」と言いながら一度はチャレンジしようとしたものの、やり方がわからない、上手く出来ないと
「もうヤダ!したくない!!」
と言って布団の中に潜り込み、泣いてしまった事がありました。
「別にしなくてもいいけど、練習すると出来るようになるかもしれないよ?」
と声をかけると「いやだ!できないもん」と大泣き。
「Aちゃんも初めは出来なかったけど、何度もチャレンジをして上手になったんだよ。
始めは誰でも出来ないのが当たり前なんだから」
と話をしていると次第に布団から顔を出してきたMちゃん。
「・・・私も(三つ編み)やってみていい?」
と少しやる気になったようで布団から出てきました。
それからは、お友達に教えて貰いながら職員の髪の毛で練習を重ねること数回。
直ぐに上手に出来る様になりみんなから「上手じゃん!」と褒められて、満面の笑みを見せてくれました。
あのころから少しずつチャレンジを繰り返し、できなくても「だって初めてだもん」
と言いながらもできなくても大丈夫ということを受け入れているように感じて、
嬉しくなりました。
今後も色んな事にチャレンジして、出来なかった経験も体験していくかと思いますが、
大丈夫だよと見守り、出来た時には、一緒に喜んでいきたいと思います!
入所部 藤本絢