若草学園の実践ブログblog

ハロウィンとご近所さん

2019/10/31

 

   ハロウィンと言えば、子ども達が仮装して「トリック・オア・トリート!」と楽しそうにお菓子を貰う姿を思い浮かべます。教育機関や療育事業所などでも、行事として取り入れている所もあるのではないでしょうか。現代では民間行事として浸透していますが、ハロウィンの起源はご存じでしょうか?

 

 

   ハロウィンは、古代ケルト民族のドゥルイド教で行われていたサウィン祭が起源と言われています。古代ケルトは11月1日が新年とされており、10月31日の夜に先祖の霊が家族に会いに戻ってくると信じられていました。しかし、悪霊も一緒にやって来てしまい、現世の人間や作物に悪さをすると言われていました。そこで人々は、魔除けの焚火や仮装をし、悪霊を驚かせ追い返してしまおうと考え付いたのが始まりだったそうです。仮装をした子ども達が家を訪れる時は、明かりがついている家に行くことが決まりとなっているそうです。

 

 

 

   私も小さい頃は町内会の活動で、近所の家を他の子ども達と訪問し、ハロウィンを楽しんだ記憶があります。私は自治会など地域の活動を通じて、違う学校の子ども達と友達になることが出来、休日などに楽しく遊んでいました。今思えば地域の活動は、子ども達との交流の場になることや、地域の方々に顔を覚えていただく、良い機会になっていたのだと感じています。現代では、介護保険など国が定める多種多様な制度に加え、登校時間の見守り活動や独居高齢者宅への安否確認など、様々な地域での活動(資源)が増え、安心して過ごすことのできる環境が進化してきています。その反面、近年は近所付き合いの希薄化が指摘されています。地域資源は有限(人、物、時間など)であるため、カバーしきれない場面もあります。地域の目があれば、近所の方の小さな異変に気付くこと(「毎朝、玄関先を掃除していたお婆さんの姿が、最近見られないけど、どうしたのかな?」「登校時、元気よく挨拶してくれていた子が、最近下を俯いて元気がない様子だけど、どうしたのかな?」など)ができ、お年寄りから子どもまで、より安心した生活を実現するためにも、地域との繋がりが必要だと感じています。自身が支える側としてだけでなく、支えられる立場になった時のことも考え、地域との繋がりを構築し、支え合い、寄り添い合えるような地域つくりが出来れば良いなと思います。

                                                                                                                                                           相談員 光武

 

子ども達の素敵な笑顔(≧▽≦)

2019/10/30

先日、菊池郡市特別支援学級学習成果発表会の

なかよしフェスタに参加させていただきました。

 

なかよしフェスタ1週間前ごろから

子ども達から「あと○○日で、なかよしフェスタだ♪」と

とても楽しみにしている様子や

「今日もなかよしフェスタの準備だったばい」と

事前準備を頑張っている様子が

とても伝わってきていました\(^o^)/

 

子ども達からのお話や表情を見ていると

目標に向けて、頑張っている様子が感じ取れました。

 

 

なかよしフェスタ当日

会場に入るとたくさんの人でとてもにぎわっていました✨

こんなに大勢の中で、ましてや知らない人もたくさんいる中で

子供たちは、どんな表情をしているんだろうと思いながら

中に入っていくと…

 

 

 

普段は、大きな声を出すことが苦手なお友達が

看板を掲げ、大きな声で呼び込みをしていたり

初めての人となると,緊張してしまうお友達が

ゲームの受付をして、説明をしたり

計算が苦手なお友達が

計算機を使ってレジをしたりと

それぞれが、自分の役割を自信もって

取り組むかっこいい姿を見ることができました!

 

普段の見れない子ども達の姿を

見ることができました☆彡

準備や練習の段階から、とても頑張っていたからこそ

自信をもって楽しむ子ども達の表情だと感じました。

 

 

なかよしフェスタでの子ども達は

自信にあふれた表情で

沢山の笑顔が見られました(≧▽≦)

 

 

今回の頑張っていたことを、

おひさまでも「頑張ってたね」「かっこよかったよ!」

とフィードバックして

また、大きな自信へとつながってくれるといいなと思います。

 

 

おひさまで頑張っている様子や成長を見れることも嬉しいですが

おひさまの外での頑張っている様子、成長を見ることができ

とてもうれしく思い、子ども達の楽しんでいる笑顔に

ほっこりとした一日でした(^O^)/

 

 

 

 

放課後等デイサービス おひさまぷらす

島 一大

 

パンパカパーン

2019/10/29

障がい児・者への理解・啓発を目的として、社会への共感を得るため、障がい児者・家族からの作文を募り発表会を開催します。

作文のテーマは、「ありがとう」とし、障がい児者本人から両親、お世話になった人への感謝の思いをメッセ-ジにして贈るという目的で各支援学校の生徒達が作文を書き・応募したそうです。

応募した中から、最優秀賞・優秀賞が選ばれるそうです。

 

ナント・・・・若草学園から

最優秀賞1名:高等部2年・男子

優秀賞1名:高等部1年・女子

が選ばれ、スタッフ驚きと同時に凄く嬉しかったです。

 

高等部2年の男の子は小学2年から入所しています。

高等部1年の女の子は小学4年から入所しています。

若草学園で生活してきた中、本児たちなりに色んな葛藤があったと思います。

ですが、作文として、

・自分の気持ちを書く事が出来るようになったこと。

・感謝の気持ちを持つ事が出来る様になったこと。

・自分の気持ちを文章で表す事が出来たこと。 

・自分の姿が移り変わって行く事を自覚していること。 に感動しました。

 そして、スタッフみんなで支援出来た事がよかったな~(*^_^*)っと思いました。

 

12月7日(土)くまもと県民交流館パレア10階 パレアホールにて表彰式・作文発表会があります。

熊本県・熊本市の教育関係の方々から新聞社の方・TV局の方々も来られるそうです。

緊張もあるかと思いますが、胸を張って・大きな声で「ありがとう作文」を読んでね~!!

        フレー!  フレー!

              入所部 橋本

幼稚園お弁当

2019/10/28

今回は、幼稚園のバス旅行のお弁当の紹介です。

学園での普段の食事でも

もりもり食べてくれる年長さんの女の子用に作成しました。

おにぎり、から揚げ、ウインナー、卵焼き

マカロニ、枝豆、ミニトマト、ゼリーの入ったお弁当です。

かわいいものが大好きな女の子なので

ウインナーはカニさんに、卵焼きはハートにしてみました。

 

幼稚園から帰ってくると、食堂へ「ごちそうさまでした!」と

空のお弁当箱を持ってきてくれました。

園児への朝食提供をおこないながらのお弁当作成になるので

凝ったおかずばかりは、なかなかできませんが

子どもたちが弁当を喜んでくれるように作っているので

空のお弁当箱を見ると、とても嬉しくなります。

しばらくは各学校、行事が続きお弁当の日が増えてくるので

子ども達に喜んで貰えるようにみんなで意見を出し合って頑張りたいと思います。

 

 

                                 厨房  前薗

1人1人に合った支援とは?

2019/10/27

一人ひとりに合った関りって難しいですよね?

今回は、食事についてお話したいと思います。

おひさまに4月から通っているH君。おっとりしていて、優しくて、とても可愛い男の子です。

でもでも、じっくり関わり、H君の中に飛び込んでみると、何とも不思議な世界に連れて行ってくれます♪

H君は、利用開始からしばらくは、席にも着かず、全く給食に手をつけませんでした。

私たちは、みんなと同じように机の上に給食を並べ、「おいしそう!」など給食に意識が向くように声をかけ続けました。数週間して、席に着く様になり、チラッとのぞき込んだりする様になりました。

とにかく「待つ事」を大事にして関わりました。

しばらくたったある日、スプーンにご飯をのせて口元に運ぶと「パクッ」と食べてくれたのです!

みんなに「すご~い!」と褒められてニコニコでした。

それからは、白ご飯だけはすすんで食べてくれる様になりました。

さあ、次は食べることの出来る食材を増やしていく支援へと進もうとしていた矢先・・・

またまた「食べない!」モードに後戻り💦そんな時は必ず、前の支援に戻る様にしています。(人間、1度できても

気分や体調、ちょっとした環境の変化によって出来ない時もあるからです。私も今日だけは、がんばれな~いって時ありますもん。)

「おにぎりにしよっか?」とラップを持ってきて、目の前で「おにぎり♪おにぎり♪に~ぎにぎ♪」と歌いながら

作ると「たべる~!」と興味をもってくれたので、ホッとしました。

もう食べないモードにはならないかな?と思っていると、最近またやってきたのです💦

どう関わろうか?

とにかく何かやってみよう!

おにぎりをラップで包み、その上にアンパンマン・ショクパンマン・カレーパンマンのイラストを描きました。「これを食べて、ママにアンパンマン達をみせようか?」と言うと「ママ~!」とママを思い浮かべてワクワクしているのが表情から伝わりました♪ラップはイラストが分かる様にきれいに畳んで巾着の中に直し、持ち帰りました。

今も昔もママって特別なんですよね~💛

そんな気持ちも支援にプラスしてこれからもスタッフで話し合いながら、関わっていきたいと思います。

そして、今は次のステップへと進んでいるH君。

その支援方法については、まだ秘密です💛

一人ひとりに合った支援とは、やっぱり「心に寄り添う事」から始まるんだな~♪と、H君との関わりを通してまたまた勉強させられました。

乳幼児期に、丁寧に心に寄り添ってもらった経験は、覚えてはいないでしょうが、きっと大きくなった時に、生きる力となって子ども達を助けてくれます!そう信じています!

だから日々、どんな支援が良いのか?スタッフで楽しみながら作戦会議をするのです♪

明日もどんなドラマが生まれるのか楽しみでしかたありません(*^-^*)

 

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業   江藤

「学園の秋祭り」

2019/10/26

 先日、若草学園拠点の秋祭りが開催されました。

多くのお世話になっている保護者様や子どもたちの兄弟、おひさまを利用している保護者様、そして地域からもたくさんのボランティアや祭りを楽しみに来てくださいました。

秋祭りに来ているみんなが喜んで1日を楽しんだことと思います。

秋祭りでは、子どもたちをひきつけるイベントやお腹を満たす露店がたくさん出店し、中でも射的ゲームは子どもたちの長蛇の列で大賑わい。子どもたちも楽しい時間を過ごせたことと思います。           

  入所部:家入

2019/10/25

 令和元年10月12日、いきいき茨城ゆめ大会2019と称して第19回全国障害者スポーツ大会が開催される予定でした。開会式には皇族の方も参列し挨拶を述べられるとの事でしたが、台風19号接近に伴う影響の為中止となりました。台風の影響で中止になったのは他にもあり、イベントやコンサート、ラグビーワールドカップの試合など様々でした。テレビの報道で中止の案内もありましたが、私が見る限りでは全国障害者スポーツ大会については中止の案内はありませんでした。

 

実は、私の息子がこの全国障害者スポーツ大会に役員の一人として参加する予定でした。選手の皆さんと一緒に10月10日に現地入りしたものの、大会が中止となった事で翌日に帰る事になりました。命を守る行動でしたが選手の皆さんは、この大会の為に日頃から勝利に向かって練習に励みモチベーションを上げていた事と思います。競技が行われない事で意気消沈している選手の皆さんをフォローする大変さを息子は経験したようです。息子自身も初めて役員として参加する事で期待感もあったようで、他県からもたくさんの方が現地入りし大会開催を望んでいる様子を見て、機会があればまた参加し、開催された大会を見たいとの気持ちになったようです。

 

 

2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。パラリンピックの出場を目指し日々トレーニングを重ねているアスリートの方々は、普段鍛えている息子でも到底敵わないほどだと聞いています。パラリンピックが注目され、私を含め皆さんが熱狂して観戦して欲しいと思っています。もっともっと障害者スポーツに関心を持ってもらえたらと思いました。

                                                                                                            相談員 山田

研修を通して学んだこと

2019/10/24

10月19日施設職員スキルアップ研修がありました。午前は感覚統合・午後は身体を実際に使った研修でした。

特に印象的だったのが、「体の発達段階が重要なこと」でした。

人は産まれてから立って動くまでに①寝返り前②寝返り③ずりばい④四つんばい⑤高ばい⑥膝立ち⑦立位の過程があります。

この発達段階が、現在の立って動くことに繋がる重要な要素になってくるということです。

【例】走るのが苦手な子がいるとします。

ずりばい(ワニ歩き)で体幹と下肢の交互運動を行います。その次に膝立ちでペンギンの動きを真似します。ゆっくり・早い動作で練習を重ねていきます。そうすることで骨盤の動きや骨盤周りの筋肉が鍛えられて走る動きを少しずつ意識してもらいます。次に立ってから走る動作を取り入れていくことで基本となる動作が身についていくという事です。

 

実際に体験しながら研修を受けていたので「なるほど~♪」と勉強になりました。

 

外に出てからは施設にある遊具を使っての研修でした。運動場には、ブランコ・すべり台以外に講師の方が考えて、施設にある一輪車やポール、コーン、ボール、バケツ等を使って、主に上肢を鍛えるための設定で道具が置かれていました。職員全員運動場に広がり、「先生たちがイメージする遊びをやってください」と講師の一言で実際に体を動かしてみました。

 

ここでは「遊び方」が重要なポイントです。遊びはたくさん答えがあります。講師の方は、コーンとポールの上を飛ぶだけではなく、その下をくぐったりポールを交えてその間を通ってみたりと予想以上の遊び方があることを学びました。

 

学んだ後は(インプット)、実際に子ども達と遊んでみましょう(アウトプット)♪

身体を使い体験してとても勉強になった一日でした☆

 

 

若草児童学園 通所部

放課後等デイサービス おひさま

田島

 「研修会で気付いたこと」

2019/10/23

先日白川園の児童部研修会が行われました。

勤務が3年目未満は講習会

勤務が4年目以上はグループディスカッション

というかたちで行われました。

 

保育園や幼稚園など普段あまり関われない

白川園の先生方と色んな話ができ、とても貴重な体験をしました。

 

その中で色々な悩みや長年関わってきたからこその知恵

そしてそれぞれの思いに触れる事ができ

自分のふるまいを振り返るいい機会になったと思います。

 

たとえば、自分の都合のいい様に話をしてしまうお子さんがいたとします。

その行動はなんでそのような行動にでるのかな?

対応はどうしたらいいんだろう?

と議題に上がりました。

 

・その子は褒められたいんじゃないのかな?

・もっと自分を見て欲しいんじゃないのかな?

と、愛情を求めている事が多いという意見がでました。

たしかに、小学生になっても自分に都合のいい様に話をしてしまう子ども達を見ていると

「見て見て、他の人より僕がこれをしたんだよ」

「聞いて聞いて、周りが騒いでいて、僕は止めたんだ!」

と僕を見て、話を聞いて、と注目して欲しがっているように感じます。

 

対応については

話をしてきた時は、

・まずそうなんだねと受け入れてはどうか

・受け入れることや、認めることで、その子の愛情を満たしてあげる

そうやって何より大事な大人との信頼関係を築いくと、安心して何でも話ができるようになるんじゃないかな

という意見が出ました。

 

私は、自分の行動を振り替えり、時々受け入れる前に「本当に?」と疑った発言をしている自分に気が付きました。

 

表面上の言葉や行動だけで対応してしまうのではなく

その裏に、その子の思いに寄り添う必要があったんですよね。

頭ではわかっていたのに行動に出来ていなかった・・・と反省しました。

 

でも、自分の行動を客観的に見つめて直していくと言う事はかなり難しい事です。

人間なので感情的にもなってしまいます。

でも、この気付きがあったことや、子どもが本当に求めている事を考えること。

そのことをちゃんと考えていこうと思うことが、何より大事なんだと思います。

 

そして、ちゃんと子どもの気持ちを受け入れる事が出来た時は、

「よしよし、ちゃんと受け入れられたね」

と次からも受け入れられるように、自分を褒めてあげたいと思います。

大人も褒めてもらいたいんです。

だから、自分で褒めてあげる。

子どもも自分も大切に、楽しくいきたいものです。

 

他にもたくさん話をして、たくさん笑って、色んな学びを得ました。

人と話をする、情報交換をすることは、自分の世界を広げる素敵な事だと思いました。

 

今回の研修を今後に生かしたいと思います。

 

もう一つ「へ~!」と思った知恵を一つ。

オムツかぶれなどしたときにお茶の出し殻(飲んだ後のでOK)をといて、そのぬるま湯や水を使って拭いてあげたり、洗ってあげるといいそうです^^

 

 

 入所部 藤本絢

両立

2019/10/22

 私事ですが、今月子どもが2歳の誕生日を迎えます。約1年間育児休業を頂き子育てに専念し、職場復帰をしました。今月で復帰して丸一年になります。

 

復帰した当初は仕事と子育ての両立が難しく、「なんでこんな事も出来ないんだろう」

と落ち込むこともありましたが、その度に上司や同僚・家族に助けてもらい、仕事に関しては少しずつ感覚を取り戻しながら業務にあたってきました。

 

今年度は総務としての役割や体制など変化もありましたが、産休・育休を頂く前よりは自分自身成長できたのかなと感じています。

 

 ただ、以前ブログで書いた“資格取得に向けての勉強”がなかなか進まずにいるので、スキルアップのため、また少しずつ頑張っていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

入所部 総務 宇都宮

目配り・気配り・思いやり

2019/10/21

今回の台風19号により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、全ての被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。

今回の台風19号は、日本の広い範囲で想像を超えるような被害をもらたせました。あの日、台風から離れた大津町でさえも、かなり強い風を感じました。

天災は無いに越したことはありませんが、いつ誰に起こってもおかしくありません。

こういう時こそ思いやりの気持ちを持ち、助け合うことが大切ですよね。

熊本地震の時、皆さんはどれだけの人に助けられ、どれだけの人の言葉に救われましたか?

私が住んでいる地域では一週間程、水も電気も止まりました。朝から近くの湧水を汲みに行き、生活用水として使い、夜は車中で過ごしました。普段通勤として通っていた道は無くなり、片道40分だった通勤時間は1時間20分に。往復で約3時間程。携帯の電波も通じない、雨が降れば霧で視界が悪くなる道を、約4ヶ月程通いました。慣れない生活や不安もあり、正直、何度も心が折れそうになりました。

でもおひさまに行けば、大好きな子どもたちに会える、先生たちに会える楽しみがある、そのことを励みに私は乗り越えることが出来ました。

時間が経つうちに通れる道も増え、以前通っていた道は復旧するまでにあと数年かかりますが、以前と通勤時間も変わらなくなりました。生活も元通りになり、当たり前に感じていたことが、実は当たり前ではなく有難いこと、幸せなことなんだと感じました。

 

おひさまには目につく場所に【目配り・気配り・思いやり】が掲示してあります。

 

 

 

写真は冷蔵庫に貼ってあるものですが、目につきやすい場所に掲示してあることで、ふとした時に目に入り、意識することが出来ます。

人と関わる職業は、より目配り・気配り・思いやりが大切になってきます。

普段から意識することで、子どもたちの小さな変化にも気付ける力に繋がっていきます。

「髪切ったね!似合ってるよ」「大変そうだね。手伝うよ?」「体調悪いんじゃない?大丈夫?」等、大人同士でも些細なことにも気付いて声をかけてもらえるだけで、心が軽くなったり、温かくなることってありますよね。

目配り・気配り・思いやりが出来る人になりましょう!と言われるより、自分で意識して動く方が力になるように思います。

これからも【目配り・気配り・思いやり】を大切に過ごしていきたいと思います。

 

先ずは被災地の被害状況が把握され、一日も早く復旧・復興が進むことを願っています。

私も自分に出来ることを見つけていきたいと思っています。

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 宇藤

スポーツの秋

2019/10/20

ラグビーワールドカップ盛り上がってますね!今日は夕方からテレビにかじりつきます(*^^)v

 

スポーツで盛り上がっているのでスポーツの話題を・・・

 

10/6に菊池市総合運動公園で行われた施設親善スポーツ大会に男子はフットベース、女子はミニバレーで参加をしてきました!

大会まで、子ども達主体でポジションや打順決め、土日や下校後の時間を使って練習を重ね、夜の余暇時間にはルールや戦術の確認…と慌ただしい日々の中でできることを行ってきました。

フットベースに出場する園児で前日の練習で負傷した園児もおり、不安ななかで当日を迎えました。しかし、いざ試合が始まってみると練習でうまくいかなかった連携がうまくできたり、必死なプレーでファインプレーを見せてくれたりと大活躍な様子に応援する職員もヒートアップ!

結果は1勝1敗となり、決勝には進めず悔しい思いをしましたが、さすがの子ども達!すぐに切り替えて「来年は勝つぞ!」と意気込んでました。大人より切り替えが早い・・・(笑)

女子のミニバレーは健闘し見事3位!!

 

子ども達の負傷等はありましたが、スポーツ特有の空気感や場の雰囲気を肌で感じ、園児・職員ともに得るものがあったようで結果オーライかな!?と自らに言い聞かせてます(^^♪

 

若草学園 入所部

後藤 恭兵

 

秋祭り

2019/10/19

10月12日に秋祭りが開催されました。

 

厨房では朝早くからお祭りの準備をしていると、朝ごはんを食べに来た子どもたちが

「先生、今日楽しみにしていた」や「頑張ってください」などたくさんの声をかけてくれました。

準備に追われている中このような子どもたちからの声掛けは私たち職員にとって頑張る活力に変わると感じました。

 

販売準備ではなかなか鉄板の火力が上がらなかったり火がつかないなど様々なアクシデントがありましたが、無事に皆さんに提供することができました。

販売中は直接地域の方と交流したり、準備したご飯を美味しそうに食べる姿を見ることができ、頑張ってよかったとやりがいを感じることができました。

 

 

 

今回のお祭りを通して、地域の方と子どもたちのつながりを直接感じることができました。

少しずつ地域との交流が少なくなっている今の時代ですが、このように地域の方と一緒に何かを共有することは大切であるなと感じました。

地域の方、子どもたちに還元することはできたかなと感じる一日になりました。

                       

厨房 米口

「自立に向けて」

2019/10/18

 支援学校高等部では、自立に向けて実習期間を設けてあります。春と秋に行われ、若草児童学園入所部でも、今現在実習に通っている子ども、また、11月の実習に向けて準備を進めている子どもと、気ぜわしくなってきました。それぞれ支援学校によって時期は違いますが、実習先決めから、事前挨拶、通勤練習、反省会と、一連の流れの中、生徒、保護者、学校の先生、学園とが協力して進めていきます。

学校にて事前学習で実習について学んだ後、事前挨拶では、挨拶の仕方や質問の内容等、緊張しながらも自分で頑張る姿があります。知らない場所で仕事を経験するという貴重な体験をしながら、明らかに成長して行く姿を目の当たりにする事ができます。数回の実習を経て、働く事の厳しさと楽しさ、人との関わり、社会人とは・・・などということを少しずつ学んでくれているようです。

先日、実習初日、帰園する時間になってもなかなか戻って来ず、学校からも帰着連絡がないと電話をもらい、それからしばらくしてやっと帰ってきました。理由は寄り道していたようで、あれこれ言い訳をしています。学校と学園とからこってり絞られましたが、本人はケロリ!!まあ、これもいい経験でしょう。失敗をして覚えて行くことはたくさんあると思い、温かく見守っている所です。次の日はバッチリ帰園してきました。

 

11月からは次々に実習に行く子ども達。不安と緊張と期待と、色々な思いを抱えて行くでしょうが、どんな経験も無駄な経験はありません。たくさん学んで、たくさん失敗して、たくさん自信をつけて・・・そんな実習になるよう、私達職員もしっかり見守りサポートしていきたいと思っています。

 

今現在、今年の3月に支援学校を卒業した1人が、色んな事情で学園にしばらく残る事になり、敷地内のエールハウスで自立訓練をしています。自炊をしながら仕事に通い、自立する為の練習をしているのです。家計簿をつけながら、お金の使い方の練習、買い物も自分でしながらの自炊、洗濯掃除ももちろん自分で全てやっています。難しい面も見られますが、頑張っている部分もたくさんあります。出来ていることをしっかり認め褒めながら、実際自立して困らないようしっかりサポートしている所です。

 

社会の厳しさは、実際に社会に出てみないとわからない部分もありますが、学園で入所中にできる色んな経験をさせながら、自立に繋げていきたいと思います。それが私達の使命だとも考えています。未来のある子ども達!がんばれ~!!

 

入所部 松村

リフレーミング♪

2019/10/17

 私たちは、すべての物事を、その人独自の視点で見ています。この物事を見る視点のことを「フレーム」と言い、そして、このフレームを変えることを「リフレーミング」と言います。リフレーミングを行うと、同じ物事であっても、受け止め方、感じ方が変わってきます。

 

 例えば、コップに半分の水が入っている時に、その水を見て「あと半分しかない」と考えるのか、「まだ半分も残っている」と考えるのかで、大きく受け止め方が違います。仕事で失敗をした時に「失敗した…」と考えると、気持ちが沈んでしまいますが、「次に生かすために良い経験をした」と考えると、前向きな気持ちになって次への行動がしやすくなります。このようにリフレーミングを行うと、物事に対する解釈が変わり、気持ちがスゥーッと軽くなったり、それまでは気づかなかった可能性を引き出したりすることが出来ます。

 

 子どもがリフレーミングを活用することで、自分のよさに気づいたり、自分の短所も自分の一部だと受け入れたり、自分を理解したりすることができたとの研究結果もあるそうです。

 

私たちが子どもと関わる中でも、「5分間しか座っていられない!」と受け止めるのではなく、「5分間は集中して座っていられるんだ!じゃあ、その5分間でどんな取り組みが出来るか考えよう!」と考えると、前向きな関わり方ができますよね♬

よく「褒めるところが全くない…」と言われる保護者の方もおられますが、当たり前のことを当たり前にしていた時【例えば、いつも靴のかかとを踏んでいるのに、その時はかかとを踏まずにちゃんと靴を履いていた時】も褒めるポイントなんです!これが、頭では分かっていても、我が子となると「出来るんだったら、いつもやってほしい!」と欲張ってしまいます…(-_-;)

 

 「大人が変われば、子どもが変わる」

 

以前受けた研修でこの言葉を耳にしました。大人が考え方、関わり方を変えると子どもも変わってくる…というものです。我が子となると、どうしても欠点ばかりに目がいきがちで、ポジティブに考えられませんが、このリフレーミングも毎日のトレーニングで、出来るようになるそうです。

 最近は、インターネットで検索すると「子育てネガポジ変換表」など、沢山の言葉をポジティブに変換している表が出てきます。それを見て、私にはなかった発想だなぁ~と感心させられます。この表を見ていると、子どもだけでなく、大人にも変換できる部分がたくさんありました。

大人になると褒められる経験って減ってきます。大人なので、やって当たり前、出来て当たり前になってくるからです…。でも、そのコツコツ頑張っているところに感謝の言葉をかけてもらったり、褒めてもらえるって嬉しいですよね。

私の事業所では、ちょうど今、(10月)に上司との人事考課面談があります。4月から9月までの仕事に対する自己評価を行い、それを基に上司と面談を行い、上司が評価するというものです。自分の評価がどうなのか…不安で気になるところではありますが、面談の際に、頑張っている部分を直接褒めてもらって評価してもらえる(自分を認めてもらえる)のって、とっても嬉しい気持ちになります。そして、「今後はこのような事を期待している」というアドバイスや目標設定も行いますので、次の半年後に目標達成できるように頑張ろう!という気持ちになってきます。

『自分を認めてもらえるってこんなに嬉しいことなんだ!』と改めて感じる場面です。研修で一緒になった事業所の方は、「会議の時に円になって座り、右隣の人(同僚)の良い所を見つけて伝える!」というものをしているとのことでした。私も一緒に仕事をする仲間に対しても、関わっている子ども達や周りの人全てに対して、リフレーミングの視点で見つめ直し、子ども達の為にも、まずは大人が(自分が)ポジティブになっていきたいと感じました。( 基本的にはネガティブな性格ですので…(-_-;) )

 

その為にも、相手を変えようとするのではなく…「自分が変われば、周りが変わる!」という気持ちで、毎日のトレーニング…(考え方の変換)を行う!!

ということをやっていきたいと思います。宣言してしまうと、やるしかないので…自分を追い込みながら頑張ってみようと思います💦

 

「リフレーミング」

ぜひ、この言葉をインターネットで検索してみて下さい。新たな気づきが生まれるかもしれません✨

 

児童発達支援センターおひさま 河瀬

【秋の収穫】

2019/10/16

 

 

先日、秋祭りがありました。熊本地震後は職員中心に縮小したお祭りが中心だったのですが、今回は4年ぶりに地域の方にもボランティアとして参加して頂きました。

私はジュース販売を担当し、地域のボランティアの方と一緒に販売しました。

ボランティアの方は元若草学園職員であり、久しぶりに会う子ども達に「わぁ~大きゅ~なったね~」「もう何年生になったね~?」とたくさんの交流や「ステージのダンス上手だったね~誰から習ったと~?」など、たくさんの「ほめ言葉」を頂き子どもたちはとっても嬉しそうにしていました。

自分の子どもの頃のことを思い出すと、その当時、何かあるとよく親戚が集まり、宴会が始まります。お吸い物準備や箸置きを配ったりなど、お手伝いをした記憶があります。

子どもながらに大人と話をしたり、その中で同じような「ほめ言葉」をたくさん頂いていたような気がします。今思えば、「自信」となり、愛されている実感があり、成長する源になったものと思います。

 時代の流れや家族の形も変わりつつありますが、親戚で集まる機会など少なくなったように思います。集まりの中での「学び」「褒められる」ことなど大事なことではないでしょうか。このような場で褒められることは同じように成長するための源になると信じています。

 当事業所では、日頃の行事1つ1つが「本当に子どもたちに寄り添い、意味があることなのか」意識しながら計画を行っています。

 

 今回の「秋祭り」実りある収穫が出来たのではないでしょうか。

 

         入所部 総務 大田黒美和

 

 

 

思いを伝える言葉

2019/10/15

日差しはまだきつい時がありますが、秋の風を感じる時が多くなりました。おひさま猫のおもちとあずきもひんやりした風を感じるのかマットの上で4本の足をお腹や胸の下に入れてまぁるくなって座るようになりました。

さて、最近受けさせて頂いた研修の最後に記入するアンケートで「今回の研修で印象に残った言葉は何ですか?」と訊ねられました。今までの研修のアンケートでは「今日の研修はお役に立ちましたか?」「どんなことに気付きましたか?」等の質問はありましたが「印象に残った言葉は何ですか?」と訊ねられることは今までなかったので新鮮に感じました。「印象に残った言葉は・・・」と振り返るうちに気になる言葉が浮かび、その言葉をきっかけに講演の内容を整理することが出来ました。講師の先生が、聞いている人の印象に残る言葉を発言されているのは、その言葉に伝えたい思いを乗せられているからだと思いました。

ところで、最近印象に残った言葉は「伝える力」です。人に自分の思いや考えを伝えるのには伝え方にひと工夫必要だという事でした。「何回も言ったのに。」「言っても言っても通じない」と思うより「何と言えば良かったのかな?」「私の思いを知ってほしい。」「どんな言い方が相手に伝わるかな・・」と思いながら言葉を工夫して使っていくことで「伝える力」が培われるのだと思いました。

日頃の療育では「自分の気持ちを言葉で伝えよう」と言っていますが、まさに「伝える力」を必要としていると思います。言葉を発するだけでは思いは相手に伝わらない、自分なりの一工夫が必要になるのだという事を感じました。大人に比べて使える言葉が少ない子どもたちは、自分の気持ちを伝えようと身振り手振りと表情や感情も加わえて一生懸命伝えようとしてくれます。自分の思いを必死に伝えようとする時に「伝える力」が培われていくのだと思うと子ども達との言葉のやり取りは丁寧にしていきたいとあらためて思いました。

若草学園 通所部

放課後等デイサービス おひさまぷらす

           吉田広子

「令和から始まる・広げよう!明るい輪!地域の輪!」

2019/10/14

今年最大級の台風接近の中、ぎりぎりまで開催が危ぶまれた若草学園秋祭りが、12日無事行われました。

当日も怪しい雲行、風にひやひやしながら最終準備をスタッフ一同で悪戦苦闘していました。そこへ力強いボランティアさんの方々が登場され一気に会場も活気づき祭りは始まりました。

~令和から始まる~「広げよう!明るい輪!地域の輪!」というスローガンの元

入所の子ども達も心待ちにしていた秋祭り、思い思いの仮装をして食バザーやゲーム・金魚すくい等楽しめました。

自主的に練習してきたダンスも本番に強いと自称していただけに感動しました。観客の方も「すごいですね、誰が教えられたのですか?」と聞いて来られました。

そして、最後のお楽しみ抽選会の時間です。

子ども達の視線は、景品にくぎ付けでステージに上らんばかりの勢い、真剣なまなざしで集中して番号を聞いていました。次々と番号が呼ばれ、当選者は、大喜びです。

 

最後の自転車まで行かない時間に一人の男の子が大泣きしていました。その理由は、

「あたらんだった~」「あれがよかった~」としきりに言って「園長先生に言うもん」等

景品への思いを切実に訴えていました。大きなくまのぬいぐるみです。それがほしかったようでスタッフに「園長先生に言っとくからね」となだめられながら涙を拭いていました。あたらなかった矛先が、なぜか園長に?

抽選会をそこまで真剣に楽しんで?くれ、うれしく思う反面切なくもなりました。

「来年こそは!」とはずれた皆さんは思われている事でしょうか?

台風も心配された秋祭りでしたが、みんなで楽しみ、笑い、子ども達にとっても秋の素敵な思い出になった事でしょう。

無事に終える事が出来たのも計画・準備・実行と全職員で力を合わせ知恵を出し合い、成功させようと思う気持ちが一つになったことです。そしてそれを支えていこうと腰を上げて頂いた地域の方々、足を運んでいただいた観客の皆様のおかげです。心より感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございました。

                             入所部 山下

 

学び多き、人生。

2019/10/13

先日、夜中11時に電話が鳴りました。

しばらくお会いしていなかった高校一年生の発達障がいのある息子を持つ母子家庭のお母さんからの電話でした。

「息子が、家出をしました。」

「今回は、ちょっと訳が違うようです・・・どうしたらいいでしょうか」と不安げな声。

 

私は、「とにかく、警察に連絡をしてください。」と伝え、本人が行きそうな所や、何と言って出て行ったのか、その日着ていた服装と色、所持金、自転車なのか歩いてなのか、普段の行動範囲等々を確認しながら、コンビニやカラオケボックス、公園等を見回りながら、歩いて探していたお母さんと合流しました。

 

私の車で探し回りながら、お母さんといろいろな話をしました。

原因は、「スマホ」でした。                             

                                     

 

「私の育て方が悪かったのでしょうか…、もう、どうしていいのか分かりません」

「高校生になったので、お祝いにと思ってスマホを持たせたんです。」

「最近は、夜更かしがひどく、朝起きれず学校への行き渋りもあり、スマホゲームやSNSで知り合った見知らぬ男性といつまでも交信していたり、母親の呼びかけにも暴言を吐く始末で・・・それで頭にきて、スマホを叩いたらヒビが入ってしまったんです・・・それで、出ていきました。」

 

同じような案件での相談が多くあります。

今は、どこの家庭でも起きそうな出来事なのではないかと思います。

 

親心でプレゼントしたスマホが、ゲームへの没頭やSNSを通して見知らぬ人との接触で、子どもの生活リズムを乱したり、親への逆切れに至ったり、子どもの身を危険にさらされることもあります。

スマホは、今やなくてはならない必需品でありながら、使い方を間違えると、人生すら狂わすきっかけになってしまいます。

スマホの請求で、月に10万使ったことが分かって初めて発覚した事例もありました。

 

今回のケースは、朝6時過ぎ、とぼとぼと歩いている所を母親が発見。大事に至らずに済みました。

母子で警察へお詫びに行き、そのまま帰宅。そして、寝ずに歩いていた時の本人の気持ちと、寝ずに探していた時の母親の気持ちをお互い冷静に話し合う事を約束しました。

親子であっても、どちらが正しいとか間違っているのではなく、人は人との関係で認め合い、理解し、折り合いをつけ、共有する時間の大切さを感じました。

 

客観的な視点で寄り添う相談業務では、ケースを通して学ぶことが多くあります。

まだまだ人生の折り返し!?半人前の50歳!!学び多き人生を楽しんでいます!!

                                      相談支援センターいちばん星 伊豆野良栄

 

なくなる仕事・なくならない仕事

2019/10/12

2015年に株式会社野村総合研究所と英オックスフォード大学のマイケルA.オズボーン准教授及びカール・ベネディクト・フレイ博士との共同研究により、国内601種類の職業について、10年後~20年後、今ある職業の約49%が人工知能やロボット等で代替することが可能であるとの推計結果の発表があったことは、多くのメディアを通して、また、週刊誌等でも報じられていることは皆さんもご承知のことと思います。

 ちなみに、この研究により発表された、『なくなる仕事・職業、なくならない仕事・職業』の一覧は下表のとおりです。

【なくなる仕事・職業の一覧】

なくなる仕事

IC生産オペレーター

こん包工

電子計算機保守員(IT保守員)

一般事務員

サッシ工

電子部品製造工

鋳物工

産業廃棄物収集運搬作業員

電車運転士

医療事務員

紙器製造工

道路パトロール隊員

受付係

自動車組立工

日用品修理ショップ店員

AV・通信機器組立・修理工

自動車塗装工

バイク便配達員

駅務員

出荷・発送係員

発電員

NC研削盤工

じんかい収集作業員

非破壊検査員

NC旋盤工

人事係事務員

ビル施設管理技術者

会計監査係員

新聞配達員

ビル清掃員

加工紙製造工

診療情報管理士

物品購買事務員

貸付係事務員

水産ねり製品製造工

プラスチック製品成形工

学校事務員

スーパー店員

プロセス製版オペレーター

カメラ組立工

生産現場事務員

ボイラーオペレーター

機械木工

製パン工

貿易事務員

寄宿舎・寮・マンション管理人

製粉工

包装作業員

CADオペレーター

製本作業員

保管・管理係員

給食調理人

清涼飲料ルートセールス員

保険事務員

教育・研修事務員

石油精製オペレーター

ホテル客室係

行政事務員(国)

セメント生産オペレーター

マシニングセンター・オペレーター

行政事務員(県市町村)

繊維製品検査工

ミシン縫製工

銀行窓口係

倉庫作業員

めっき工

金属加工・金属製品検査工

惣菜製造工

めん類製造工

金属研磨工

測量士

郵便外務員

金属材料製造検査工

宝くじ販売人

郵便事務員

金属熱処理工

タクシー運転者

有料道路料金収受員

金属プレス工

宅配便配達員

レジ係

クリーニング取次店員

鍛造工

列車清掃員

計器組立工

駐車場管理人

レンタカー営業所員

警備員

通関士

路線バス運転者

経理事務員

通信販売受付事務員

 

検収・検品係員

積卸作業員

 

検針員

データ入力係

 

建設作業員

電気通信技術者

 

ゴム製品成形工(タイヤ成形を除く)

電算写植オペレーター

 

(引用元:野村総合研究所, 日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に, 2015)

 

 

【なくならない仕事の一覧と特徴】

なくならない仕事

アートディレクター

児童厚生員

バーテンダー

アウトドアインストラクター

シナリオライター

俳優

アナウンサー

社会学研究者

はり師・きゅう師

アロマセラピスト

社会教育主事

美容師

犬訓練士

社会福祉施設介護職員

評論家

医療ソーシャルワーカー

社会福祉施設指導員

ファッションデザイナー

インテリアコーディネーター

獣医師

フードコーディネーター

インテリアデザイナー

柔道整復師

舞台演出家

映画カメラマン

ジュエリーデザイナー

舞台美術家

映画監督

小学校教員

フラワーデザイナー

エコノミスト

商業カメラマン

フリーライター

音楽教室講師

小児科医

プロデューサー

学芸員

商品開発部員

ペンション経営者

学校カウンセラー

助産師

保育士

観光バスガイド

心理学研究者

放送記者

教育カウンセラー

人類学者

放送ディレクター

クラシック演奏家

スタイリスト

報道カメラマン

グラフィックデザイナー

スポーツインストラクター

法務教官

ケアマネージャー

スポーツライター

マーケティング・リサーチャー

経営コンサルタント

声楽家

マンガ家

芸能マネージャー

精神科医

ミュージシャン

ゲームクリエーター

ソムリエ

メイクアップアーティスト

外科医

大学・短期大学教員

盲・ろう・養護学校教員

言語聴覚士

中学校教員

幼稚園教員

工業デザイナー

中小企業診断士

理学療法士

広告ディレクター

ツアーコンダクター

料理研究家

国際協力専門家

ディスクジョッキー

旅行会社カウンター係

コピーライター

ディスプレイデザイナー

レコードプロデューサー

作業療法士

デスク

レストラン支配人

作詞家

テレビカメラマン

録音エンジニア

作曲家

テレビタレント

 

雑誌編集者

図書編集者

 

産業カウンセラー

内科医

 

産婦人科医

日本語教師

 

歯科医師

ネイル・アーティスト

 

(引用元:野村総合研究所, 日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に, 2015)

 

ここで、注目したいのは、野村総合研究所の調査で分かった、なくならない仕事の特徴だと思います。その特徴は、芸術や哲学、人文学というような抽象的概念を扱うもの相手の感情を読み取るというような、いわゆる社会的なコミュニケーションを必要とする職業がなくならない仕事であると言われています。

AIは脳科学の発展とともに進化していますが、脳科学で分かっていることは実はとても少ないため、抽象的な思考をAIで模倣できるようになるには非常に長い年月がかかるとも言われています。

 

先日参加したセミナーでも同じような話題が中心でした。その中で特に印象に残ったフレーズがあります。

『気配』を感じることができる人になる。=『気配り』のできる人になる。

私は、これまでの20数年の福祉経験の中で、常にこの気配を感じるということを大切にし、相手のちょっとした変化に気付けるよう努力してきました。そして、これからもこの気配を感じることを意識しながら仕事を続けていきたいと思っています。

 若草学園の標語の中に『目配り・気配り・思いやり』という言葉があります。これは出来ている、出来ていないということを数字として図ることができない難しい事なのですが、人と関わる仕事をする上での原点であると考えていますし、このことを追求していく事が『専門職としての質を高めていく』ということにつながると信じています。

 

なくなる職業一覧の中にも、AIでは代替することのできない部分があるのではないかと思います。

これまでの既成概念にとらわれるのではなく、新しい発想・柔軟な発想で、私たちは子どもの発達支援・自立支援の在り方を追求していく必要があるのではないかと考えています。

 

児童発達支援センターおひさま  河野 光輝

うれしいこと♡

2019/10/10

新1年生は小学校に入学してから、早くも半年が経ちました。

そんな、おひさまぷらすのAくんは、初めの頃は放デイに来て、隙を見てはきらきらクラス(前年度までA君が在籍していた)の先生に会うために走って行くことがよくありました。そんな時は「活動が終わってから行こう」とお約束をして、活動に参加していました。

そんなA君も最近では教室から出ていくこともほとんどなくなり、他のお友達と遊んだりすることが出来るようになりました。

 

先日、放デイが始まる前に学校にお迎えに行きました。その車内で、とても話が弾みルンルンで来所したA君。

車内で楽しかった事を覚えていたようで、活動が始まる時にA君が「一緒に居て!」と私の手を握ってくれましたので、一緒に活動に参加することにしました。

活動をしておやつも終わりフリータイムの時間は外で鬼ごっこをすることになりました。ジャンケンをして私が鬼になると、A君が近寄ってきて、手を出し「タッチして」と言ってくれました。えっ?良いの?何で....??と思いながら様子を見ていました。

すると他のお友達や先生を追いかけて行き、また私が鬼になると、また私のところに来て鬼を代わってくれていたのでした。

そんな場面を見て、私にも慣れてきてくれたんだなと思うのと同時に、優しい面があることを知り、日ごろ見えなかったところを見ることが出来て、とても嬉しくなりました(≧▽≦)

 

これからも、たくさん子どもたちの色々な顔を発見していき、子どもの成長を感じていきたいと思います。

 

 

 

 

                                若草学園 通所部

                      放課後等デイサービス「おひさまぷらす」

                                     緒方 

 

自分で出来ることを増やす

2019/10/09

10月に入り、朝晩と肌寒くなって、すっかり秋らしくなりましたね(^^)/

 

日々、子どもたちの支援をしていく中で、嬉しいことがありました。

 

小学3年生のS君は、朝から起きるのが苦手で着替えや朝ご飯を食べることが、

自分で出来ず、保護者にしてもらっていました。

S君とお話をして、自分で起きる、自分で着替える、自分で朝ご飯を食べるの中で

どれか1つでも出来るようになろうと目標を決めることにしました。

S君自身もしないといけないこととわかっていましたが、してもらえると思い、

きっかけがなかったようでした。

 

そこで「自分で着替える」と目標を決め、

出来た日はカレンダーにシールを貼ることにしました。

 

始めは、週に1~2回でした。

S君は「月曜日は無理」「できんもん」等弱音を吐くこともありました。

保護者にも協力して頂き、

「1回も出来なかったのが、2回も出来るようになった」等小さなことでも評価し、

伝えていくことで、次第に出来る回数が増えました。

シールでいっぱいのカレンダーを見て、視覚的にもS君の自信に繋がり、

今では、毎日自分で着替えることが出来ています。

 

何事も始めから出来るようになったわけではなく、一人一人が頑張りたい、やってみたいと

思う気持ちを大切にし、「頑張って良かった」「やってみて良かった」と思えるよう、

これからもお手伝いをしていきたいと思います。

 

面談も始まり、たくさんのお話を聞き、一緒に子ども達の成長を共有できる時間にしたいと思っています。

 

 

  放課後等デイサービスおひさま 服部

 

制服を着てみよう♪

2019/10/08

きらきらクラスでは、制服を着る練習を行っています✨

 

“制服を着る”の中には、ポロシャツのボタンを留める、ボタンのホックを留める、シャツを入れる、襟を整える、靴下を履く…等と色んな作業があります。(たっくさん…😵💦)

そして、体育がある日は、休み時間の中で着替えを済ませなければいけません。

なかなか大忙しで、苦手意識を持たれるお子さんもいらっしゃるかもしれません。

まずは、スナップボタンから練習を始めたり、着脱が難しい時は少し大きめのサイズで練習をしてみたり、どのような工夫がお子さんに合うのか保護者の方々にもお伝えして、少しでも安心して就学を迎えられるように練習を始めています。

 

制服を着る前に、まず学校の様子🏫を写真や絵本を通してみんなで見てみました👀

 

教室の中に、一人ひとりの机、大きな黒板、、みんな興味津々✨

 

次の写真に移ろうとすると、

A君が「それなぁにー?」と教卓を指差して言いました。

「先生用の机だよ!」と伝えると、「へぇー😄✨」と。

 

私は子どもたちに直接的に関わる机や黒板の説明はしていましたが、教卓のことは触れていませんでした。

でも、みんなにとってはなんだろう?と思うことで、このやり取りを通して、子どもの目線になることの大切さを改めて実感しました。

私が何気なく思っていたことも子ども達にとっては知りたいことだったのだと学びました✨

 

今回のお友達は、それなぁに?と自分から発信することができましたが、中にはなかなか伝えられないお友達もいると思います。

そのサインにも気付けるように、みんなの目線に立ち、少しでも安心できて、分かりやすく伝えていけたらと思います。

 

 

就学まで半年…少しでもみんなの自信に繋がるよう支援していきたいと思います✨

 

 

 

児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 守田

 

「遊びから学ぶこと」

2019/10/07

 最近は携帯型ゲーム機が普及したことにより、ひとりで遊ぶ子供たちが多いようです。しかし、この遊び方では体全体をつかった運動や人との関係、感情を育てる「遊び」にはつながらないと思います。私たち職員は遊びなどの活動を通して、子どもたちに人との関係や社会性を学んでいけるようにサポートしていますが、このスキルを身につけていく過程が中途半端だとトラブルのもととなってしまうことがあります。

 あるとき、Aさんが同じ部屋で遊んでいたBさんのおもちゃを黙って取ってしまったことがありました。そのとき私はAさんに、「貸して」といってから借りるようにと伝えました。しばらく遊んでいると今度は、Aさんが「貸して」といってCさんからおもちゃを借りようとしているのですが、そのお友だちは「いや」というのでAさんは怒ってトラブルとなっているようでした。そこで私は、このおもちゃは「Cさんが使っているから使い終わるまで待とうね」といい、使い終わってからそのおもちゃを借りる事ができました。また次の遊びの時にAさんは、Dさんが遊んでいたおもちゃが置いてあるのを見つけてそれで遊ぼうとしましたが、戻ってきたDさんは未だ使おうとしていたためトラブルになりました。そのため私は、AさんにDさんが使っていなくても「いいよ」というまでは勝手に使ってはいけないことを伝えました。

 このことから、Aさんは、貸し借りの仕方が理解できていなかったのか、その時は目の前にあったおもちゃで遊びたい気持ちが強かったのか、はっきりとしたことは分かりませんが、ここでAさんは最初に、「貸して」と言えば貸してもらえること、次に、「使い終わったもの」なら借りてもいいこと、最後は、相手が「いいよ」といわれることで貸してもらえること、このように借りるという場合にはいくつかの段階があることを知ることができたのではないかと思います。このことから、この段階を踏んだ貸し借りの仕方が理解できていればトラブルは回避出来たのではないかとも考えられます。また、ここで大切だなと思った事がもう一つあります。それは、貸してもらう子だけでなく、貸す側の子のことです。「貸して」と言われても、「どうぞ」と言いたくない場合もあるのではないか、例えばお気に入りのおもちゃで遊んでいる子が、「貸してと言われて(先生も一緒だと特に)」盗られたという感情をもつこともあるのではないでしょうか、ですから、「どうぞ」と言わないことが悪いことだと思わせないように、貸す側への配慮も必要ではないかと思います。遊びの中で社会的スキルを身につけるには、いくつかの段階がありますが、それを子供たちに知ってもらい、理解してもらいながら、子ども達の様子をよく見て、どの段階まで分かっているのか 、どの段階が分からずにトラブルとなっているのか、同時に気持ちよく貸せるにはどうしたらよいかなど考えながら、分かりやすく伝えていけるように心掛けていきたいと思っています。

 

若草学園 通所部 

放課後デイサービス「おひさまぷらす」

 治部田 均